2017年09月17日

自転車列伝 ブリヂストン「トラベゾーン ツーリング」

 自転車は以前から好きで、高校通学で使っていたブリヂストン「ロードマン」以来、ずっとスポーツ用自転車に乗っています。そんなこんなで昔々の自転車のお話。

 自転車ツーリングを夢見て乗ったのがブリヂストンの「トラベゾーンツーリング」、1990年代の前半から半ばに乗っていました。

 「ランドナー」という車種で、太めのタイヤで多少の悪路も走破でき、頑丈なフレームにキャリアを付けて沢山の荷物を運べ、細かく分解して輪行(電車などで自転車を携行移動すること)も可能。悪天候時の走行に備えて泥除けも標準装備。長距離を走るのでドロップハンドルが基本。

 現在のスポーツ用自転車は、舗装路を高速巡航できるロードバイクと、悪路走破に特化したマウンテンバイク(MTB)、そして両者の中間的存在のクロスバイクに再編され、ランドナーはすっかり影が薄くなっています(それでもいくつかのメーカーは製造している)。

 「トラベゾーン ツーリング」は、クロモリフレーム(いわゆる鉄フレーム)でコンポはサンツアー(種類は不明)。変速は前3段後6段の18段、ダブルレバーでインデックスなし(当時はこれが普通)。
 フロントキャリアは標準装備で、後づけでリアキャリアを付けていました。

 こちらがブリヂストン1989-1990年のカタログに掲載されていた「トラベゾーン ツーリング」。私が乗っていたのはもっと後の時期ですがモデルチェンジはないようで、同一のものです。

 カタログ写真と少し印象が違うのは、途中で改造してしまったから。輪行時に泥除けが傷んでしまうので、リアの泥除けは撤去(リアキャリアが泥除け兼用)。フロントの泥除けもフォークのところで切断。前照灯は乾電池タイプのものをハンドルバーに付けました。
 フロントに荷物を積むとハンドル操作が重くなるのを嫌ってほとんど使っていなかったフロントキャリアも撤去。イメージチェンジでバーテープを赤系に巻き替え、トップチューブにワンポイントで蛍光赤を入れました。

 冒頭の写真は箱根峠を登っている最中。この自転車でつくば-東京-京都の旧東海道走破ツーリングをはじめ、あちこちへ日帰りや1泊2日のツーリングをやってました。しかし、ひどい荷物の積み方をしているものです。

 つくばから神戸に移る時に廃車にしたのですが、こちらに持ってきて手入れすればもっと乗れたなあと今になって思います。

# カタログ写真は「それはユーラシアから始まった」さんの「ブリヂストン 1989・1990年 カタログ 2(2014年11月04日)」から引用しました。
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2017年09月14日

映画「劇場版 タイムスクープハンター」

 ビデオにて視聴。
 NHKで放映されていた「タイムスクープハンター」の劇場版。
 「歴史上の名もない人々の生きざまを記録するジャーナリスト」の設定で、様々な時代の教科書に乗らないような出来事をドキュメンタリー風のドラマで再現して人気を得た番組。
 時代劇は例えNHKの大河ドラマであっても、現代人に受け入れやすいような設定の改変が行われています。たとえば女性。明治以前の女性の既婚者はお歯黒・引眉をするのが普通でしたが、一般的な時代劇ではそこまでやりません。そこまでやっちゃうと感覚的に変と思ってしまうからです。

 ところがタイムスクープハンターはその辺りもきっちりやる。庶民はドロドロに汚すし、服装も下々の人だともうちょい隠せと思うくらい布が少なかったりします。もちろん娯楽作として事件も起こればスリリングな展開もあるのですが、さじ加減が絶妙でした。

 劇場版ということで、みたいなと思いつつ、上映期間を過ぎてしまった作品。
 後からネットの評価を見ると、5点満点の2点台後半から3点程度という微妙な評価。

 うーん、どうしたものかと思ってみたら、いやいや、面白かったです。
 導入部での設定の説明が最小限なので、TVシリーズを見ていた人ならすっと入っていけると思うのですが、そうでない人には作品世界に入れるかどうかがまず壁になってしまったのかも。

 本編はタイムスクープハンターの世界そのまま。TVシリーズのエピソードとのつながりも盛り込まれて、タイムスクープハンターファンのための映画という感じ。これはこれでありだと思います。
 TVシリーズも傑作なので、未見の方はぜひ。
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2017年09月13日

WOWOWドラマ「大空港2013」

 ビデオにて視聴。
 WOWOWで放映された三谷幸喜監督・脚本の映画。
 最初から最後までノンストップのコメディーで、登場人物すべてが素直じゃない(けど極悪人でもない)。
 主人公が関わった一家全員が秘密か何かの事情を抱えているのですが、しかしこの家族どうなるんだろう。意外に仲良くやっていくかもしれないとも思えちゃう。

 三谷幸喜は大ファンてわけではないのですが、ハズレを引いたことはないです。好きだなあ。
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2017年09月12日

映画「舟を編む」

 ビデオにて視聴。
 国語辞典の編纂に携わる人々を描いた映画で、タイトルは辞書を言葉の海を渡る船に見立てたものです。

 物語のスタートは1995年。まだPHSが珍しかった時代。
 なんでまた中途半端な過去が起点なのか、あとから思い知ることになりました。
 国語辞典の編纂は大変な年月のかかる作業で、三省堂の「大辞林」は編集開始から発行まで28年かかったといいます。劇中で編纂される「大渡海」は十余年。

 二十代前半で就職して六十代で退職するとして、職業人としての人生の大部分を割く仕事になります。
 長い期間のことですから、辞書の編集部も去る人あり、来る人あり。
 今どきここまで長いスパンの仕事ってなかなかないですから、まずそのことに圧倒される思いでした。

 映画の中では一エピソードとして紹介されていましたが、辞書の紙も専用の用紙を開発するのです。あれだけのページ数ですから、薄くて、裏写りせず、しかもめくりやすく、目が疲れない色合い……なんだこの厳しい要件は。

 松田龍平が面白いのと(あまちゃんのミズタクといい、ちょっと変わった人をやらせるとほんとうまい)、あと宮崎あおいが可愛いです。

 国語辞書で印象深いのは三省堂の「新明解国語辞典」と岩波の「広辞苑」。
 「新明解」は小型の国語辞典で、中学の国語の先生に勧められて購入。高校時代まで使いました。まさか後になって用例の面白さで注目されるとは思いもしませんでした。あの国語の先生、新明解のファンだったのかもしかして。中高生の時期を共に過ごしたので、人生で一番引きまくった国語辞典です。
 「広辞苑」は大学入学時に購入。入学祝いに頂いたお小遣いで買ったのですが、中型国語辞典の押しも押されぬスタンダードで、本棚に並べて、一端の学徒になった気分になったものです。「広辞苑」は第五版の外箱が藤井旭さんの銀河の写真をあしらったデザインで、今から思えば買っておけばよかった。
# 現在は第六版です。およそ10年に一度改定されているのでそろそろ第七版の時期かも。

 今となってはネットの検索で辞書の言葉を引けるので、紙の辞書を引く機会も激減しました。ただ形は変わっても辞書は辞書。今もどこかで次の辞書を目指して改定作業を進めている人がいるのです。

 辞書すごいわ。
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2017年09月11日

映画「清州会議」

 ビデオにて視聴。
 三谷幸喜の小説版は読んだのですが、これは映画のほうが圧倒的に面白い。
 大泉洋の羽柴秀吉がいい。「真田丸」の前にすでにこれだけの演技をしていたのですね。

 清州会議に関わったメンバーのうち、柴田勝家は後に秀吉に敗れて自刃。織田信孝も秀吉に攻められて自刃。その秀吉も天下は取るものの子の秀頼の代で滅亡。織田嫡流の三法師は関ヶ原で西軍に与して改易、継嗣がなく断絶。

 丹羽長秀は秀吉の下で越前若狭加賀を領する大大名となるものの、子の長重の代に謀反の疑いをかけられ大減封。さらに関が原で西軍に与して改易されますが、陸奥白河10万石の大名として復帰。のち二本松10万国の大名として幕末を迎えます。
 池田恒興は後に小牧・長久手の戦いで戦死、子の輝政は後に姫路に封され、現在の姫路城を築きます。子孫は後に岡山藩と鳥取藩に封され、西国の大大名として幕末を迎えます。
 滝川一益は賤ヶ岳の戦いで柴田勝家に与して失脚。子孫は徳川の旗本となります(池波正太郎「真田太平記」の主要人物の一人として登場します)。
 「バカ殿」織田信雄は秀吉に改易され、関ヶ原でも西軍に与したとして改易され、その後も豊臣家に仕えますが、大阪の陣の前に徳川に付いて生き延びます。現在残る織田家の子孫は信雄の系統です。

 なんというか、諸行無常です。
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映画「超高速! 参勤交代」

 ビデオにて鑑賞。
 参勤を終えて帰参したばかりの小藩が、5日で江戸に参勤せよと無理難題をふっかけられるお話。
 2014年の邦画興行収入19位とまずますヒットした作品で、なるほど傑作。

 あとで調べたのですが、湯長谷藩も殿様の内藤政醇も老中もみな実在の藩で実在の人物。もちろん物語は架空のものですが、面白い設定をしたものです。

 娯楽作だからツッコミは野暮というものですが、元茨城県民として突っ込まざるをえないのは、湯長谷藩のあるいわき湯本から江戸に上るなら、山道なんぞ通らずに普通に水戸街道を通るのが一番早いぞ!
 だいたい牛久や藤代の近くにあんな深い山や渓谷があるか!
 あそこまで白々しく地理無視してくれるといっそ清々しく面白かったです。

 しかし江戸市中で譜代大名と公儀隠密が市街戦て。あまりの無茶苦茶さに笑いが止まりません。
 これくらい振り切っちゃえば、振り切った方の勝ちですわ。

 唯一惜しむらくは挿入歌。タイアップなんだろうけど作品の雰囲気と繋がらないJ-POPなのがもったいない。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 読書録・映画録

2017年09月10日

自転車導入

 自転車を買いました。
 鳥人間コンテストを描いた「トリガール!」という映画を見て、なんだか自転車に乗りたくなり、新調した次第。本当はクロスバイク(ロードとMTBの中間的な街乗り向け自転車)を買うつもりでいたのですが、気がついたらロードバイクを連れ帰っていました。

 ネットで下調べして見定めていたクロスバイクが折悪しく品切れ。で、なんとなく隣のコーナに置いてあったロードバイクが目に入ったのです。

 試しに跨がらせてもらうと、これがよいのです。もちろん家の周りでの普段使いならフラットハンドルのクロスバイクのほうが楽ですが、いったん国道2号線に降りてしまえば、これはロードバイクの世界。
 現代のロードバイクはブレーキレバーがシフトレバーも兼ねているので、ドロップハンドルでも取り回しが楽になっています。これなら近所で乗るのも大丈夫。

 メーカーのビアンキは正直にミーハーです。小柄ながらめっぽう山道に強かったマルコ・パンターニという自転車選手がいて、彼が乗っていたのがビアンキでした。いつか自分も空色の自転車に乗りたいなと思っているうちに、いつの間にやらビアンキはオシャレな自転車ブランド扱いされるようになっていてなんじゃそりゃ。
# パンターニが活躍していた頃は自転車屋にいってもMTBの方が幅を利かせていた時代だったな。

 ビアンキのロードでもアルミフレームの"VIANIRONE7 PRO"というエントリーモデル。一眼デジカメに例えれば、ニコンのD3000系やキヤノンのKissデジに相当。コンポーネントも廉価版のシマノ・クラリス。カメラに例えれば標準ズームのキットレンズを付けた状態。
 ちょうど2018年モデル入荷前の端境期で、2016年モデルが安くなっていたのも後押し。

 これまで乗っていたロードに比べるとびっくりするくらいキビキビ走って気持ちいいです。久々に自転車に乗るのが楽しくなりました。
# 前のロードはクロモリフレームとはいえ18年も乗ったので、それは寿命というもの。
posted by ふくだ at 23:46| Comment(0) | 雑記録

2017年09月03日

星の友の会例会(2017年度第2回)

 2017年度第2回例会。
 前半は会員発表2件。トップバッターは八木さんの星空案内用の資料解説。
 続いて私の「プラレアリウム巡り 北海道の旅」。8月25〜27日の北海道レポートです。
# スライドが上手く送れなくてオチの写真が先に表示されたり……まあいいか。

 後半がメインイベント、8月21日の北米横断皆既日食報告。
 発表は春田さん、小西さん、伊藤さんの3人から。その他、例会に参加されていた方でも10人近く渡米されていました。

 ハイライトはプラネタリウム通常投影の合間を縫っての、全天周魚眼による皆既日食投影。井上館長が伊藤さんにカメラを託して撮影したもので、ドーム全天に地上の風景を含めて皆既日食の様子が映し出されました。
 私自身、二度の皆既日食を体験しているのですが、なかなかの臨場感です。音声もステレオで撮れているので、あちこちから声が上がる様子も再現。プロジェクタの光量とコントラスト比の限界で、太陽の輝きは表現しきれないのですが(これは仕方ない)、観測している皆さんと地上の様子はとても良い雰囲気でした。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(2) | 明石市立天文科学館

2017年09月02日

映画「トリガール!」

 映画「トリガール!」観てきました。

 鳥人間コンテスト経験者のライター、大貫剛さんが好意的な評を書かれていたので、ならばと思い立った次第。

 まずまず面白かったです。
 主人公の女性はパイロットとして将来有望な身体能力を発揮するのですが、それは高校3年間片道20kmの通学路をママチャリ漕いで通いぬいたゆえ。私も高校時代は片道22kmの自転車遠距離通学やってたので、その時点で主人公に共感しちゃいます。もっとも私2・3年次は原付免許を取ってバイク通学でしたけど。

 ノリは比較的軽めなのですが、筋の通った映画になっています。後半のフライトシーンも飽きさせない面白さ。
# 追記)これみて自転車乗りたくなって、一週間後にロードバイク買ったとさ。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 読書録・映画録

2017年08月31日

花北観望会の歴史(2003-2017)

 年に3〜4度、姫路市の水上公民館(旧称:花の北公民館)で行われている花北観望会。
 以前に「花北観望会の歴史(2003-2008)」という記事をまとめましたが、今回は2016年12月に増補した記事の、さらに増補版です。

 もともとは2003年の火星大接近を契機に、JR播但線野里駅近辺で道端観望会としてスタートしました。翌2004年からおよそ季節ごとの企画となり、2008年半ばから野里駅前の水上公民館の行事となって現在に至っています。14年目ですから木星が一周りしてお釣りが来る歳月です。

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posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 花北観望会