やっとこ土星を見ました。
20cmドブソニアンで、シーイングは良くなかったけど、お団子を貫通した爪楊枝みたいな細さの輪…というより線がくっきり。輪の傾きが0.37度で、輪には見えませんが、輪の存在自体は余裕でわかりました。
土星環の消失、前回の2009年は見てなくて、前々回1995年は13cm反射で見て輪が見えなかったのは覚えてます。最初こそ輪のない土星に「わっ!」と思ったけど、土星らしからぬ姿にすぐに見飽きてしまいました(苦笑)
星を見るようになって最初の土星輪の消失が1995年でした。えっと、土星1公転分経ったってこと!?
今日(2025.11.26)の土星。スマホでコリメート撮影したけど全く歯が立たず、動画で撮ってみたけど土星本体が面積比で2倍くらいに膨れ上がっています。
2025年11月26日
土星環の(準)消失
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| 星空観望
2025年11月22日
ゴコイチバス(11月22日・23日)
JR敦賀駅・美浜駅から若狭五湖を周遊するゴコイチバス。4月末から11月までの土日祝限定の観光客向けの路線です。
三笠五湖の周辺は路線バスの本数が少なく、観光に合わせて使うのがなかなか難しい。2024年正月に来たときは三方駅から年縞博物館まではバスを使いましたが、帰りは2kmほど歩いて帰りました。
ということで1日6便、およそ1時間半刻みで運行されているバスはとてもありがたいのです。ついでに2日間有効のフリーパスがあるので、今回の旅行にはピッタリでした。2025年は11月24日までの運行で、ほんとギリギリのタイミング。
美浜駅10:24の便にやってきたのは小型バスの日野ポンチョ。三連休の初日で大丈夫なの? と思ったら、美浜駅に着いた時点で満席。えええっと、まさかの立ち席ですか。
運転席脇のドアの辺りに立っていたので、正面の窓から景色だけはよく見えたのでよしとしましょう。
三方五湖レインボーラインはカーブの多い山道ですが、運転が丁寧で立っていてもふらついたりすることはありませんでした。
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三笠五湖の周辺は路線バスの本数が少なく、観光に合わせて使うのがなかなか難しい。2024年正月に来たときは三方駅から年縞博物館まではバスを使いましたが、帰りは2kmほど歩いて帰りました。
ということで1日6便、およそ1時間半刻みで運行されているバスはとてもありがたいのです。ついでに2日間有効のフリーパスがあるので、今回の旅行にはピッタリでした。2025年は11月24日までの運行で、ほんとギリギリのタイミング。
美浜駅10:24の便にやってきたのは小型バスの日野ポンチョ。三連休の初日で大丈夫なの? と思ったら、美浜駅に着いた時点で満席。えええっと、まさかの立ち席ですか。
運転席脇のドアの辺りに立っていたので、正面の窓から景色だけはよく見えたのでよしとしましょう。
三方五湖レインボーラインはカーブの多い山道ですが、運転が丁寧で立っていてもふらついたりすることはありませんでした。
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| 地図と地理と遠出
若狭国吉城歴史資料館(福井県美浜町)
国吉城は若狭と越前の国境の城で、戦国時代には若狭武田氏と越前朝倉氏の攻防の最前線でした。朝倉氏は何度も国吉城に挑みますが、その度に籠城戦を戦い抜き、ついに落ちなかった堅城です。
今回の旅行では予定に入れてなかったのですが、たまたま「若狭国吉城歴史資料館 ナイトミュージアム」のチラシを見かけて、これは行かねばならないと足を運んだのでした。
三笠五湖を周遊するゴコイチバスで「若狭国吉城口」というバス停があるので、ここで降りたらすぐかと思ったのですが、あくまで「口」です。バス停から資料館まで750m、たっぷり10分以上歩きました。昼間ならどうということはないのですが、知らない場所での夜道はちょっと大変。
ついでながら私が降りたバスが終バスだったので、運転手さんに「この後のバスはないけど大丈夫?」と心配のお声がけも頂きました。帰路は資料館から美浜駅まで3km40分を歩かねばならないのです。途中から国道を歩くので迷う心配は無いのですが、お城がぶら下がってなければ知らない夜道を3kmも歩こうとは思わないなあ。
そもそも何ゆえ夜間開館なのか不思議だったのですが、この資料館が江戸時代の庄屋宅を移築整備したもので、庭木の紅葉がとても綺麗なのです。
私が着いたときは片手で数えるほどの人しかいなかったのですが、帰路につく頃にはそれなりの方が登ってこられていて、なるほど納得したものです。
資料館は国吉城の解説パネルと立体模型、とくに立体模型は周辺の付け城の赤色立体地図の模型もあり、見ているだけで楽しくなります(写真は国吉城のもののみ)。
30分もあれば登れるそうなので、明日の朝早起きしてみるかとも考えたのですが、冷静に考えて麓まで往復80分に城の上まで往復60分、山上の曲輪を散策しだしたら3時間では足りなくてちょっと難しそう。
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今回の旅行では予定に入れてなかったのですが、たまたま「若狭国吉城歴史資料館 ナイトミュージアム」のチラシを見かけて、これは行かねばならないと足を運んだのでした。
三笠五湖を周遊するゴコイチバスで「若狭国吉城口」というバス停があるので、ここで降りたらすぐかと思ったのですが、あくまで「口」です。バス停から資料館まで750m、たっぷり10分以上歩きました。昼間ならどうということはないのですが、知らない場所での夜道はちょっと大変。
ついでながら私が降りたバスが終バスだったので、運転手さんに「この後のバスはないけど大丈夫?」と心配のお声がけも頂きました。帰路は資料館から美浜駅まで3km40分を歩かねばならないのです。途中から国道を歩くので迷う心配は無いのですが、お城がぶら下がってなければ知らない夜道を3kmも歩こうとは思わないなあ。
そもそも何ゆえ夜間開館なのか不思議だったのですが、この資料館が江戸時代の庄屋宅を移築整備したもので、庭木の紅葉がとても綺麗なのです。
私が着いたときは片手で数えるほどの人しかいなかったのですが、帰路につく頃にはそれなりの方が登ってこられていて、なるほど納得したものです。
資料館は国吉城の解説パネルと立体模型、とくに立体模型は周辺の付け城の赤色立体地図の模型もあり、見ているだけで楽しくなります(写真は国吉城のもののみ)。
30分もあれば登れるそうなので、明日の朝早起きしてみるかとも考えたのですが、冷静に考えて麓まで往復80分に城の上まで往復60分、山上の曲輪を散策しだしたら3時間では足りなくてちょっと難しそう。
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posted by ふくだ at 23:48| Comment(0)
| お城
福井県年縞博物館(11月22日・23日)
福井県年縞博物館に最初に足を運んだのは2024年1月6日。もうこの年の私的ベストミュージアムはここでいいのではと思うほどに感銘を受けたのでした。
「年縞」は一年ごとに降り積もった地層のことで、春夏秋冬で異なる堆積物が溜まることから一年ごとに縞ができる地層です。条件が揃わないと形成されないもので(例えば湖底に生物がいるとエサを採ったり巣穴を掘ったりで積もる側から地層が乱されてしまう)、水月湖は希有な条件の下で7万年分もの年縞が出来ています。
年縞を一枚遡るごとに一年前の花粉や微生物が積もっています。原理的には数万年前の植生ひいてはその植物が生える環境を正確な年代と共に復元することが出来ます。
最初に訪問したとき、日本に渡った現生人類を直撃した姶良カルデラの噴火が30078±48年前と数えられているのはたまげました。3万年前の出来事が誤差0.15%で定められてしまうなんて。
水月湖の年縞が世界に名を挙げたのは放射性炭素年代測定の較正に精度の高いデータを出したことですが、これは博物館の展示の大きなテーマの一つになっています。
水月湖の年縞は何度か掘削調査が行われていますが、2025年夏には「これが最後」という掘削が行われました。今回、行われていた企画展「水月年縞2025」はその時の機材や掘削されたコアを展示しているものです。
縦のパイプに入ったまま展示されているのは、水月湖の年縞の最上部。「地層」というとある程度は固まったものを想像しがちですが、実は水底の泥の堆積物なのでグニャグニャに柔らかい。そこに行けば行くほど重みで締まって硬くなるのですが、それでもサンプルを切断するのにテグス糸を引いて切っているくらいに柔らかな地層です。
アクリルに封入した年縞を手に取って見ることの出来る展示。厚さは5mmくらいかなあ。
年縞博物館に展示されている年縞は、巨大なプレパラート(顕微鏡で観察するときに対象をガラス板で挟んだもの)になっています。年縞を凍結乾燥させてアクリル樹脂を染みこませた後で、光を通すくらい薄く薄く削り出しています。背後から光を当てて展示しているので言わばステンドグラス状態。
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「年縞」は一年ごとに降り積もった地層のことで、春夏秋冬で異なる堆積物が溜まることから一年ごとに縞ができる地層です。条件が揃わないと形成されないもので(例えば湖底に生物がいるとエサを採ったり巣穴を掘ったりで積もる側から地層が乱されてしまう)、水月湖は希有な条件の下で7万年分もの年縞が出来ています。
年縞を一枚遡るごとに一年前の花粉や微生物が積もっています。原理的には数万年前の植生ひいてはその植物が生える環境を正確な年代と共に復元することが出来ます。
最初に訪問したとき、日本に渡った現生人類を直撃した姶良カルデラの噴火が30078±48年前と数えられているのはたまげました。3万年前の出来事が誤差0.15%で定められてしまうなんて。
水月湖の年縞が世界に名を挙げたのは放射性炭素年代測定の較正に精度の高いデータを出したことですが、これは博物館の展示の大きなテーマの一つになっています。
水月湖の年縞は何度か掘削調査が行われていますが、2025年夏には「これが最後」という掘削が行われました。今回、行われていた企画展「水月年縞2025」はその時の機材や掘削されたコアを展示しているものです。
縦のパイプに入ったまま展示されているのは、水月湖の年縞の最上部。「地層」というとある程度は固まったものを想像しがちですが、実は水底の泥の堆積物なのでグニャグニャに柔らかい。そこに行けば行くほど重みで締まって硬くなるのですが、それでもサンプルを切断するのにテグス糸を引いて切っているくらいに柔らかな地層です。
アクリルに封入した年縞を手に取って見ることの出来る展示。厚さは5mmくらいかなあ。
年縞博物館に展示されている年縞は、巨大なプレパラート(顕微鏡で観察するときに対象をガラス板で挟んだもの)になっています。年縞を凍結乾燥させてアクリル樹脂を染みこませた後で、光を通すくらい薄く薄く削り出しています。背後から光を当てて展示しているので言わばステンドグラス状態。
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| プラネ/天文台/科学館
若狭三方縄文博物館
若狭三方縄文博物館訪問。実は2024年の1月にここに来たことがありますが、その時は空調機器の改修で長期の臨時休館。隣の年縞博物館だけ見てきたのでした。
今や年縞博物館の方が取り上げられる機会が増えてきましたが、若狭三方縄文博物館も半地下のかっこいい建物。地下一階に縄文時代後期のスギの大木の株(埋没林だったもの)が展示されているのですが、建物が出来たあとでは搬入できないので、先に置いてから建物を作ったという曰く付きのもの。
三方湖畔の縄文遺跡としては鳥浜貝塚が知られていて、湿地帯の遺構のため木製品をはじめとする有機物が良好な状態で残っており、縄文人の生活の様子が塗り替えられたそうです(私が生まれる前から発掘しているので本で読んだ知識)。鳥浜貝塚の出土品の多くは国指定重文となり、指定を受けたものは福井県立若狭歴史博物館に収蔵されています。
水に浸かっていると腐りやすそうな気がするのですが、しっかり水没していれば空気を遮断した状態なので、有機物を分解する細菌がお仕事をしないのですね。
また鳥浜貝塚と隣接するようにユリ遺跡があり、こちらは多くの丸木舟が出土しています。
三方縄文博物館の展示室の冒頭がこの丸木舟で、9艘分も並んだ丸木舟は圧巻。鳥浜貝塚で見つかった2艘とあわせて11艘は同一地域の出土としては日本タイ記録。
そんなこんなで、漆製品から繊維製品から食べ物の残りまでたくさん出てきたおかげで、縄文人の生活の様子が豊かに復元されたのです。
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三方湖畔の縄文遺跡としては鳥浜貝塚が知られていて、湿地帯の遺構のため木製品をはじめとする有機物が良好な状態で残っており、縄文人の生活の様子が塗り替えられたそうです(私が生まれる前から発掘しているので本で読んだ知識)。鳥浜貝塚の出土品の多くは国指定重文となり、指定を受けたものは福井県立若狭歴史博物館に収蔵されています。
水に浸かっていると腐りやすそうな気がするのですが、しっかり水没していれば空気を遮断した状態なので、有機物を分解する細菌がお仕事をしないのですね。
また鳥浜貝塚と隣接するようにユリ遺跡があり、こちらは多くの丸木舟が出土しています。
三方縄文博物館の展示室の冒頭がこの丸木舟で、9艘分も並んだ丸木舟は圧巻。鳥浜貝塚で見つかった2艘とあわせて11艘は同一地域の出土としては日本タイ記録。
そんなこんなで、漆製品から繊維製品から食べ物の残りまでたくさん出てきたおかげで、縄文人の生活の様子が豊かに復元されたのです。
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| 博物館や美術館
三方五湖(11月22日・23日)
福井県の若狭地方、三方郡美浜町と三方上中郡若狭町にまたがる海に近い地域に連なる5つの湖が三方五湖です。それぞれの湖は水路で結ばれ、また海にも面していることから、塩分濃度や水深が異なり、様々な景観を呈しています。
年縞堆積物で知られる水月湖はこの三方五湖にありますが、年縞博物館そのものは三方湖のそばにあり、水月湖を見たことがなかったので出かけてきました。
三方五湖の湖はおよろ南から北へ、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖と並んでいます。
隣接しながらも深さと塩分濃度の違う湖が並んでいるので、それぞれに個性豊かな環境になっています。
海とつながり、流入河川のない日向湖はほぼ海水の湖。水深があるため海のように深い青で漁船や養殖筏が浮かんでいます。
久々子湖も海とつながっていますが、水月湖・三方湖を経て淡水の流入がある汽水湖。水深は浅く、淡い褐色を帯びた色合い。
水月湖とその入り江のような菅湖は深い汽水湖で、水月湖の底には年縞堆積物が横たわっています。静かでやや深めの青。
三方湖は5つの湖の中で唯一の淡水湖で、水深が浅いので明るめの青。
# 湖の色なんて空の色で変わってしまうのですけど。
この三方五湖の北側を巡るように観光道路の「三方五湖レインボーライン」が通じています。特に途中の梅丈岳の頂上は360度の展望があり、三方五湖から日本海まで眼下に一望できるスポットです。
公共交通機関勢には縁遠い場所ですが、2021年以降は冬期を除く週末運行の「ゴコイチバス」が走っていて、これで登ってきました。
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年縞堆積物で知られる水月湖はこの三方五湖にありますが、年縞博物館そのものは三方湖のそばにあり、水月湖を見たことがなかったので出かけてきました。
三方五湖の湖はおよろ南から北へ、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖と並んでいます。
隣接しながらも深さと塩分濃度の違う湖が並んでいるので、それぞれに個性豊かな環境になっています。
海とつながり、流入河川のない日向湖はほぼ海水の湖。水深があるため海のように深い青で漁船や養殖筏が浮かんでいます。
久々子湖も海とつながっていますが、水月湖・三方湖を経て淡水の流入がある汽水湖。水深は浅く、淡い褐色を帯びた色合い。
水月湖とその入り江のような菅湖は深い汽水湖で、水月湖の底には年縞堆積物が横たわっています。静かでやや深めの青。
三方湖は5つの湖の中で唯一の淡水湖で、水深が浅いので明るめの青。
# 湖の色なんて空の色で変わってしまうのですけど。
この三方五湖の北側を巡るように観光道路の「三方五湖レインボーライン」が通じています。特に途中の梅丈岳の頂上は360度の展望があり、三方五湖から日本海まで眼下に一望できるスポットです。
公共交通機関勢には縁遠い場所ですが、2021年以降は冬期を除く週末運行の「ゴコイチバス」が走っていて、これで登ってきました。
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| 地図と地理と遠出
2025年11月16日
名古屋市科学館
徳川美術館の国宝源氏物語絵巻展でどれほど時間がかかるか全く分からなかったので、午後は全くのノープランでした。歴史系の名古屋市博物館は長期休館中ですし、名古屋城へ行く気分でもないし、何気に名古屋市科学館のオンライン予約サイトを覗いたら午後の遅い時間のプラネタリウムのチケットが取れたので、科学館へ向かいました。
生命ラボの「アワビのひみつ」。実体顕微鏡でアワビの貝殻の観察をします。
まずは使い方の練習ということで、印刷したスケールを見たり、手持ちの何かということでお札を見てみたり。
インクジェットプリンターのインクの粒が見えたり、お札なんかは精細な印刷が見ていて面白くて仕方ありません。これで倍率が10〜30倍というのですから、実体顕微鏡も欲しくなります。訊いたら10万円越えるらしいので冷静になりました。
アワビの貝殻の断面も観察するのですが、真珠のような色の正体はとてもとても分かりません。
ということで走査型電子顕微鏡の出番です。
倍率を10000倍まで上げると、何やら積み重なったような構造がくっきり。炭酸カルシウムを積み重ねた構造と聞いてびっくりですよ。炭酸カルシウムなんてその辺にあるから高級感が薄いというか何というか(失礼)。
終わった後で走査型電子顕微鏡の仕組みを質問して、どうやって像を得ているのか今さら知りました。1点ずつ電子線を当ててスキャンしていたとは(なるほど走査型)。
そして次の時間は「にぼしの解剖」ですよ。
定員はそんなに多くないので、親子連れが多く参加しそうなら遠慮しようかと遠巻きに……うそです、近くで様子をうかがっていたのですが、定員に余裕がありそうだったので参加しました。
左の煮干しが右の標本になりました。
作業した時間は20分ほどですが、一心不乱に煮干しを解体していたので、途中経過の写真は一切無し。ピンセットも用意してあるのですが、全て手作業(ピンセットは力加減を間違うと組織を壊してしまうので手の方が間違いないらしい)。
煮干しなんて普通に食べてましたが、脊椎動物なんだなあとしみじみ。美味しいのは筋肉の部分なのでしょうけど、苦いとしか思っていない内臓がちゃんと内臓だった。
世の中の平均よりは手先は器用な方ですが、爪は割と深く切っているので、ここまで細かい作業だとちょっとつらい。この回は親子連れから外国の方まで参加していましたが、20分ちょいでみなさんだいたいここまで完成させていて、よく練られたプログラムだと思いました。
# 次から煮干しを見るたびに観察して、普通に食べられなくなりそう。
プラネタリウムはJWSTのお話しでしたが、この日は朝から動き回っていたので、星空案内の後半からJWSTの話の冒頭までスヤァっと行ってしまいました。
生命ラボの「アワビのひみつ」。実体顕微鏡でアワビの貝殻の観察をします。
まずは使い方の練習ということで、印刷したスケールを見たり、手持ちの何かということでお札を見てみたり。
インクジェットプリンターのインクの粒が見えたり、お札なんかは精細な印刷が見ていて面白くて仕方ありません。これで倍率が10〜30倍というのですから、実体顕微鏡も欲しくなります。訊いたら10万円越えるらしいので冷静になりました。
アワビの貝殻の断面も観察するのですが、真珠のような色の正体はとてもとても分かりません。
ということで走査型電子顕微鏡の出番です。
倍率を10000倍まで上げると、何やら積み重なったような構造がくっきり。炭酸カルシウムを積み重ねた構造と聞いてびっくりですよ。炭酸カルシウムなんてその辺にあるから高級感が薄いというか何というか(失礼)。
終わった後で走査型電子顕微鏡の仕組みを質問して、どうやって像を得ているのか今さら知りました。1点ずつ電子線を当ててスキャンしていたとは(なるほど走査型)。
定員はそんなに多くないので、親子連れが多く参加しそうなら遠慮しようかと遠巻きに……うそです、近くで様子をうかがっていたのですが、定員に余裕がありそうだったので参加しました。
左の煮干しが右の標本になりました。
作業した時間は20分ほどですが、一心不乱に煮干しを解体していたので、途中経過の写真は一切無し。ピンセットも用意してあるのですが、全て手作業(ピンセットは力加減を間違うと組織を壊してしまうので手の方が間違いないらしい)。
煮干しなんて普通に食べてましたが、脊椎動物なんだなあとしみじみ。美味しいのは筋肉の部分なのでしょうけど、苦いとしか思っていない内臓がちゃんと内臓だった。
世の中の平均よりは手先は器用な方ですが、爪は割と深く切っているので、ここまで細かい作業だとちょっとつらい。この回は親子連れから外国の方まで参加していましたが、20分ちょいでみなさんだいたいここまで完成させていて、よく練られたプログラムだと思いました。
# 次から煮干しを見るたびに観察して、普通に食べられなくなりそう。
プラネタリウムはJWSTのお話しでしたが、この日は朝から動き回っていたので、星空案内の後半からJWSTの話の冒頭までスヤァっと行ってしまいました。
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| プラネ/天文台/科学館
燃料電池バス
そういえば燃料電池バスに初めて乗りました。
名古屋市内で名鉄バスの運行している車両です。
他所の町で路線バスに乗るときは系統と行き先を間違いないようドキドキなので、バスに乗るときは車体の外観など全く気にする余裕はありません。
乗ってからしばらくして、外装も内装もやや丸みを帯びたデザインで、シートも一人ずつの個別の座席。何となく新しめの雰囲気のバスと気付きました。それでも車内に「FUEL CELL BUS」の表示がなければ燃料電池バスとは気が付かないところでした。
メーカー名などは確認しなかったのですが、外観や内装から、トヨタのSORAでないかと思います(検索した)。
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/21862392.html
乗り心地はEVバスとほぼ変わりません。街中だとバス自身の走行音もさることながら、路面の荒れもありますし、周囲の車の走行音もうるさいので、注意していなければ普通のバスと違いが分からないかもしれません。
ただ都市部だと走行距離はそんなに長くなさそうなので、水素ステーションを整備する必要がある燃料電池バスよりも、充電ステーションを準備すればよいEVバスの方が扱いは楽な気がするのですが、どうなのでしょう。
長期間の停電が発生したときのことなど考えると、燃料電池バスも併用するのはありなのかもしれません。
燃料電池バスは神戸市内でも走っているのですが、1台のみ(2025年11月現在)で路線も限られていて乗る機会がなかったので、名古屋で乗れたのは思わぬ体験でした(乗り物好き)。
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名古屋市内で名鉄バスの運行している車両です。
他所の町で路線バスに乗るときは系統と行き先を間違いないようドキドキなので、バスに乗るときは車体の外観など全く気にする余裕はありません。
乗ってからしばらくして、外装も内装もやや丸みを帯びたデザインで、シートも一人ずつの個別の座席。何となく新しめの雰囲気のバスと気付きました。それでも車内に「FUEL CELL BUS」の表示がなければ燃料電池バスとは気が付かないところでした。
メーカー名などは確認しなかったのですが、外観や内装から、トヨタのSORAでないかと思います(検索した)。
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/21862392.html
乗り心地はEVバスとほぼ変わりません。街中だとバス自身の走行音もさることながら、路面の荒れもありますし、周囲の車の走行音もうるさいので、注意していなければ普通のバスと違いが分からないかもしれません。
ただ都市部だと走行距離はそんなに長くなさそうなので、水素ステーションを整備する必要がある燃料電池バスよりも、充電ステーションを準備すればよいEVバスの方が扱いは楽な気がするのですが、どうなのでしょう。
長期間の停電が発生したときのことなど考えると、燃料電池バスも併用するのはありなのかもしれません。
燃料電池バスは神戸市内でも走っているのですが、1台のみ(2025年11月現在)で路線も限られていて乗る機会がなかったので、名古屋で乗れたのは思わぬ体験でした(乗り物好き)。
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| 地図と地理と遠出
徳川美術館 特別展「国宝源氏物語絵巻」
名古屋・徳川美術館の特別展「国宝 源氏物語絵巻」を見てきました。
紫式部の記した『源氏物語』は日本古典の名作ですが、これを絵巻物に仕立てたのが『源氏物語絵巻』です。
『源氏物語』が書かれたのは11世紀前半の藤原道長が権勢を振るった時代ですが、『源氏物語絵巻』の成立はそれから一世紀を経た12世紀前半と考えられています。およそ白河院・鳥羽院の院政期です。
かつて東京国立博物館で開かれた「日本国宝展」に『源氏物語絵巻』が出陳されていました。それでなくても教科書で見るような名品に圧倒されていたのですが、中でも『源氏物語絵巻』は千年を経てなお残る鮮やかな色彩が強く印象に残りました。古美術の絵画は写真で見る方が綺麗に見えたりするものですが、素人目にもびっくりするくらいに綺麗だったのです。
あれから幾年月。
徳川美術館の開館90周年記念展で『源氏物語絵巻』の全館一挙公開が行われるということで、名古屋まで出かけたのでした。
前の週も豊田市博物館の「深宇宙展」と、とよた科学体験館での上坂浩光監督の講演会に行ったばかりで、どちらか一週ずらしてくれたら一度で済んだものを、二週続けて愛知まで出かけることに。
徳川美術館も前回の企画展「尾張徳川家 名品のすべて」を見に行ったばかりで2ヶ月連続。
実は源氏物語絵巻の全巻公開は開館80周年時以来の10年ぶりで、徳川美術館の公式サイトには「過去の開催時には、展示室への入場まで最長で約3時間の待機列が発生」などと恐ろしいことが書いてあります。夕方に行って時間切れになってはいけないと、多少混むのは承知で朝一に出かけることにしました。
10時開館のところを9時に着いて、博物館の前には既に100人ほどの列。9時40分を過ぎた頃には入館が始まり、チケットを確認して展示室前のロビーまで移動します。館内で長時間待つことを想定してか、休憩場所(もちろん展示室外)では水分補給可という、博物館では異例のアナウンス。
少し繰り上げて09:57に展示室オープン。
徳川美術館は、新館の常設展示室→蓬左文庫展示室→本館展示室という流れになっていて、蓬左文庫展示室では企画展の「尾張家臣団」、本館展示室で特別展「国宝源氏物語絵巻」が開催されています。ふだんの徳川美術館なら一応の見学ルートはあるものの、行き来は自由ですし、再入場も可能。しかし今回は混雑を見越して一方通行で再入場も不可。
常設展示室は先月見たのでスルーして(常設の第5展示室に源氏物語の関連資料が展示されていたのでサッと見学)、蓬左文庫の企画展も涙を飲んでサッと通り抜け(絵図は好きなのでササッと見た)。
とにかく今回は「国宝源氏物語絵巻」に絞っての見学と定め、特別展の部屋にたどり着いたのは10:05でした。
展示は源氏物語の順番通りに絵巻が配置されていますが、最初が第15帖の「蓬生」(末摘花が出てくるところ)、続いて第16帖の「関屋」(空蝉が出てくるところ)から一続きの巻物になっている第17帖「絵合」の詞書の次は、第36帖の「柏木」まで飛んでしまいます。
国宝源氏物語絵巻は19面の絵が残っているのですが、光源氏の若い時代は2面、壮年期の柏木から御法までが8面、宇治十帖が9面と後半に偏っています。
「柏木」は悲劇的な場面が多いのですが、絵の状態もよく、光源氏が薫を抱き上げる場面は今回の特別展のキービジュアルにも使われています。
「御法」からは小康状態になった紫の上が明石の中宮を挟んで光源氏と対面している場面が描かれているのですが、現存している絵で紫の上が出てくるのがこの一枚。
「横笛」と「夕霧」には雲居の雁が出てくるのですが、拗ねてる場面だったり手紙を奪おうとする場面だったり、扱いが何というか、とても印象的。
宇治十帖では「橋姫」で薫が八の宮の娘の姉妹を垣間見る場面で、いかにもここから物語が動き出す感がよいです。
それだけに前半の華やかな部分が失われているのは惜しいことで、明石の御方や光源氏の六条院の場面はどのように描かれていたのだろう。もっとも顔で人物を判別するのは私には無理……
とかく絵ばかりが注目されがちな国宝源氏物語絵巻ですが、絵と絵をつなぐ詞書きも絢爛で、金箔銀箔を散らした料紙に見事なかなの書で物語が書き綴られています。正直、一行で一文字も判別できるかどうかですが、綺麗なのは素人でも分かります。
特に「鈴虫」から「御法」の辺りは散らし書きや細い筆致が入り交じって、読めないのですけど綺麗。あとで図録の解説を読んだら「鈴虫」を含む「柏木」から「御法」の部分は同じ人が書いたのだろうということです。
国宝源氏物語絵巻の詞書は5種類の筆跡があるそうで、さすがに全部は分からないにせよ、くせが違う書が混じっているのは分かります。
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紫式部の記した『源氏物語』は日本古典の名作ですが、これを絵巻物に仕立てたのが『源氏物語絵巻』です。
『源氏物語』が書かれたのは11世紀前半の藤原道長が権勢を振るった時代ですが、『源氏物語絵巻』の成立はそれから一世紀を経た12世紀前半と考えられています。およそ白河院・鳥羽院の院政期です。
かつて東京国立博物館で開かれた「日本国宝展」に『源氏物語絵巻』が出陳されていました。それでなくても教科書で見るような名品に圧倒されていたのですが、中でも『源氏物語絵巻』は千年を経てなお残る鮮やかな色彩が強く印象に残りました。古美術の絵画は写真で見る方が綺麗に見えたりするものですが、素人目にもびっくりするくらいに綺麗だったのです。
あれから幾年月。
徳川美術館の開館90周年記念展で『源氏物語絵巻』の全館一挙公開が行われるということで、名古屋まで出かけたのでした。
前の週も豊田市博物館の「深宇宙展」と、とよた科学体験館での上坂浩光監督の講演会に行ったばかりで、どちらか一週ずらしてくれたら一度で済んだものを、二週続けて愛知まで出かけることに。
徳川美術館も前回の企画展「尾張徳川家 名品のすべて」を見に行ったばかりで2ヶ月連続。
実は源氏物語絵巻の全巻公開は開館80周年時以来の10年ぶりで、徳川美術館の公式サイトには「過去の開催時には、展示室への入場まで最長で約3時間の待機列が発生」などと恐ろしいことが書いてあります。夕方に行って時間切れになってはいけないと、多少混むのは承知で朝一に出かけることにしました。
10時開館のところを9時に着いて、博物館の前には既に100人ほどの列。9時40分を過ぎた頃には入館が始まり、チケットを確認して展示室前のロビーまで移動します。館内で長時間待つことを想定してか、休憩場所(もちろん展示室外)では水分補給可という、博物館では異例のアナウンス。
少し繰り上げて09:57に展示室オープン。
徳川美術館は、新館の常設展示室→蓬左文庫展示室→本館展示室という流れになっていて、蓬左文庫展示室では企画展の「尾張家臣団」、本館展示室で特別展「国宝源氏物語絵巻」が開催されています。ふだんの徳川美術館なら一応の見学ルートはあるものの、行き来は自由ですし、再入場も可能。しかし今回は混雑を見越して一方通行で再入場も不可。
常設展示室は先月見たのでスルーして(常設の第5展示室に源氏物語の関連資料が展示されていたのでサッと見学)、蓬左文庫の企画展も涙を飲んでサッと通り抜け(絵図は好きなのでササッと見た)。
とにかく今回は「国宝源氏物語絵巻」に絞っての見学と定め、特別展の部屋にたどり着いたのは10:05でした。
展示は源氏物語の順番通りに絵巻が配置されていますが、最初が第15帖の「蓬生」(末摘花が出てくるところ)、続いて第16帖の「関屋」(空蝉が出てくるところ)から一続きの巻物になっている第17帖「絵合」の詞書の次は、第36帖の「柏木」まで飛んでしまいます。
国宝源氏物語絵巻は19面の絵が残っているのですが、光源氏の若い時代は2面、壮年期の柏木から御法までが8面、宇治十帖が9面と後半に偏っています。
「御法」からは小康状態になった紫の上が明石の中宮を挟んで光源氏と対面している場面が描かれているのですが、現存している絵で紫の上が出てくるのがこの一枚。
「横笛」と「夕霧」には雲居の雁が出てくるのですが、拗ねてる場面だったり手紙を奪おうとする場面だったり、扱いが何というか、とても印象的。
宇治十帖では「橋姫」で薫が八の宮の娘の姉妹を垣間見る場面で、いかにもここから物語が動き出す感がよいです。
それだけに前半の華やかな部分が失われているのは惜しいことで、明石の御方や光源氏の六条院の場面はどのように描かれていたのだろう。もっとも顔で人物を判別するのは私には無理……
とかく絵ばかりが注目されがちな国宝源氏物語絵巻ですが、絵と絵をつなぐ詞書きも絢爛で、金箔銀箔を散らした料紙に見事なかなの書で物語が書き綴られています。正直、一行で一文字も判別できるかどうかですが、綺麗なのは素人でも分かります。
特に「鈴虫」から「御法」の辺りは散らし書きや細い筆致が入り交じって、読めないのですけど綺麗。あとで図録の解説を読んだら「鈴虫」を含む「柏木」から「御法」の部分は同じ人が書いたのだろうということです。
国宝源氏物語絵巻の詞書は5種類の筆跡があるそうで、さすがに全部は分からないにせよ、くせが違う書が混じっているのは分かります。
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2025年11月12日
リュックサック更新
何年使っていたか分からないくらい使ってきたリュックサックを更新。
これまで使っていたリュックはポケットの配置が私の用途に上手く合っていて、底が擦り切れそうになったら布を当てて補修し、たぶん10年以上は使い続けてきました。機能さえ満たせば見栄えは気にしない性格。とはいえ写真で見るとよれよれっぷりにびっくりだよ。
褪色して訳の分からない色になってますが、元の色は紺でした。陽が当たらない部分と比較すると2枚目のような感じ(色合いもこちらの方が実際に近い)。
ただ今回、当てた布も貫通してしまい、ついに買い換えを決意。
その前のリュックは退色が気になったタイミングで買い換えたので現在は非常用持ち出し袋として第二の人生を歩んでいますが、今回は経年でそれなりな状態なので、このままサヨウナラだなあ。今どき穴が空くまで使うって酷使もいいところです。
新しいリュックは容量30Lで、衣類の少ない時期なら2泊分くらいの荷物は入ります。毎日の通勤にはオーバースペックですが、背負ってみて電車でも大丈夫とは思いました。
# ただデザイン的に山登りという感じではない。
これまで使っていたリュックはポケットの配置が私の用途に上手く合っていて、底が擦り切れそうになったら布を当てて補修し、たぶん10年以上は使い続けてきました。機能さえ満たせば見栄えは気にしない性格。とはいえ写真で見るとよれよれっぷりにびっくりだよ。
褪色して訳の分からない色になってますが、元の色は紺でした。陽が当たらない部分と比較すると2枚目のような感じ(色合いもこちらの方が実際に近い)。
ただ今回、当てた布も貫通してしまい、ついに買い換えを決意。
その前のリュックは退色が気になったタイミングで買い換えたので現在は非常用持ち出し袋として第二の人生を歩んでいますが、今回は経年でそれなりな状態なので、このままサヨウナラだなあ。今どき穴が空くまで使うって酷使もいいところです。
新しいリュックは容量30Lで、衣類の少ない時期なら2泊分くらいの荷物は入ります。毎日の通勤にはオーバースペックですが、背負ってみて電車でも大丈夫とは思いました。
# ただデザイン的に山登りという感じではない。
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