2017年04月24日

AP赤道儀導入 その4 星空デビュー

 AP赤道儀導入 その1
 AP赤道儀導入 その2 極軸望遠鏡
 AP赤道儀導入 その3 実地テスト
 AP赤道儀導入 その4 星空デビュー←ここ
 AP赤道儀導入 その5 378mm2分ノータッチは大丈夫
 AP赤道儀、暗夜の下での初使用です。
 最初に戸惑ったのは極軸合わせ。神戸ではそれこそ天の北極付近に見える星は北極星しかないのですが、光害のない空だと、極軸望遠鏡の視野にも星がたくさん見えすぎて、どれが北極星だか分かりません。これは経験値を積むしかなさそうです。

 さて撮影結果。
(共通データ)
2017年4月22日(兵庫県神崎郡神河町)ニコンD5500 ビクセンAP赤道儀にて追尾(ノータッチガイド)、いずれもリサイズ、トーンカーブ処理済。
※写真はいずれもクリックで拡大します。

 ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(口径60mm,焦点距離378mm,F6.3) ISO 3200 WB晴天 26:38〜 露出120秒×4枚コンポジット
 M8干潟星雲+M20三裂星雲。
 カメラのファインダーであっさり見えたので撮影してみました。miniBORG60EDでの撮影。ノータッチ2分露出で6枚撮影して、星が流れていなかった3枚をコンポジット。

 ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(口径60mm,焦点距離378mm,F6.3) ISO 6400 WB晴天 26:10〜 露出120秒×2枚コンポジット 画像中央部をトリミング。
 M27亜鈴状星雲。街中でも見やすい惑星状星雲です。
 天の川の微光星の中でノータッチ2分露出で4枚撮影して、星が流れていなかった2枚をコンポジット。2分露出の場合、歩留まり1/2というところです。

 ボーグ77EDII+1.08倍フラットナー(口径77mm,焦点距離551mm,F7.1) ISO 6400 WBオート 24:30〜 露出30秒×2枚コンポジット 画像中央部をトリミング。
 M13球状星団。
 こちらはBORG77EDII+マルチフラットナー1.08×DG(f=551mm)。焦点距離550mmでも30秒なら星が止まってます。この日は強風でこれ以上は露出を伸ばす気になれませんでした。もう少し粘ってもよかったかもしれません。

 ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(口径60mm,焦点距離378mm,F6.3)ISO 6400 WB晴天 26:10〜 露出118秒×1枚。
 網状星雲。2分露出で3枚撮影したのですが、うち2枚はシャッターブレと思われるミスで、使える画像が一枚だけでした。薄明の中での撮影で、元画像は背景の空が青くなっており、かなり強めのトーンカーブ補正で背景をニュートラルグレーにしています。@yat_raさんにご指導頂きながら撮影したのですが、眼視で見ることの難しい天体を写したのは初めてで、デジカメの液晶モニタにうっすらベールが写ったのを確認した時はちょっと感動しました。
 
 自宅近くでテスト撮影した時は極軸が合っていないと思われるガイドミスが出て、極軸望遠鏡の調整を追い込めていなかったのかと思っていたのですが、今回の撮影ではその心配は無用だと分かりました。追尾に失敗したコマの多くはシャッターブレや振動を拾ったようなブレ(風の強い日でした)で、対策を取ればミニボーグ60EDでも3分くらいはいけるかもしれません。

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2017年04月01日

AP赤道儀導入 その3 実地テスト

 AP赤道儀導入 その1
 AP赤道儀導入 その2 極軸望遠鏡
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 AP赤道儀導入 その4 星空デビュー
 AP赤道儀導入 その5 378mm2分ノータッチは大丈夫

 アルデバラン食に合わせてAP赤道儀を実際に使ってみました。
 見晴らしのきく公園や駐車場に移動しての観測ですが、ボーグ77EDII鏡筒を載せての徒歩移動+建物5階分くらいの標高差も思ったより余裕。これは軽量コンパクト化のメリット。出すのが億劫になってしまっては使う頻度も下がってしまいますから。
 そうそう、水平を出すために極軸体のアクセサリーシューに水準器を付けました。



 2017年4月1日19:28:11。ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(D=60mm,f=378mm)+NikonD5500。ISO1600。15秒露出。トーンカーブ処理済。下の写真は中央部分のピクセル等倍で切り出し。

 さて実写テスト。レンズはミニボーグ60EDにフラットナーを付けて焦点距離378mm。ノータッチガイドするには荷が重い焦点距離です。まずは15秒露出ですが、等倍切り出しだと微妙に流れているような……気もしないでもないですが、パッと見なら許容範囲。
# 撮影時にミラーアップ相当の露出ディレーモードに設定していなかったので若干のシャッターブレの可能性も。



 2017年4月1日19:38:58。ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(D=60mm,f=378mm)+NikonD5500。ISO200。180秒露出。トーンカーブ処理済。下の写真は中央部分のピクセル等倍で切り出し。

 さすがに3分露出になると盛大に流れます。
 南東-北西方向のズレなので、これは極軸の設定が甘かったということ。他の写真を確認したら時間を追うごとに南へずれているので、極軸を西に移動して微修正すればよかった。のですが、後から調べたことでそこまで気が回りませんでした。

 この感じだと100mmくらいならノータッチで3分いけるかな。
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2017年03月27日

AP赤道儀導入 その2 極軸望遠鏡

 AP赤道儀導入 その1
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 AP赤道儀導入 その3 実地テスト
 AP赤道儀導入 その4 星空デビュー
 AP赤道儀導入 その5 378mm2分ノータッチは大丈夫

 AP赤道儀には純正品の極軸望遠鏡PF-Lがオプションで用意されています。北極星と付近の星2つをパターン上の指定の場所に合わせる時角計算が不要なタイプ。自動消灯機能付きの暗視野照明が付いているなど高機能ですが、値段もそれなりで、メーカー希望価格が税別\28,000、実売価格が\24,000前後といったところ。

 AP-WM追尾撮影スターターセットでは全体の値段を押さえることもあり、ショップオリジナルの極軸望遠鏡を付けています。こちらは水平出しと時角計算が必要なオーソドックスなタイプ。

 価格差が8千円程度なのでどうしたものかと思って検索していると、純正品の極軸望遠鏡PF-Lの使用レポートがありました。

Vixen AP星空雲台を使ってみました(Telescope_Factory:2015.3.18)
Baader Hyperion 36mmでお気軽コリメート撮影-2(Telescope_Factory:2015.3.24)

 視野周辺部の収差で像が悪化する部分で恒星の位置合わせをするので、ちょっと見づらいとのこと。遠征時の空の暗い場所ならよいとして、神戸の自宅近辺で4等や5等の星を確認するのは厳しいかもしれません。今回はショップオリジナルの極軸望遠鏡を使うことにしました。

 さてこちらがその内容品。iOptron社製の極軸望遠鏡K-ASTEC社でカスタマイズしたものということで、極軸望遠鏡本体明視野照明装置、調整用のレンチが入っています。

 AP赤道儀への取り付けは赤道儀の極軸体にねじ込むだけで簡単。後で初期調整を行ないます。
 説明書には書いていないのが極軸望遠鏡のピント合わせ。景色とパターンの両方のピントを個別に調整できるようになっていますが、景色のピント調整リングは極軸体の内部に入ってしまう部分に付いているので、取り付け前に合わせておかねばなりません。

 私は取り付けた後で景色とパターンのピントがずれてることに気付いて(出荷時に調整していると思うのですが、個人の視度差もありますから)、どこで合わせればよいのか分からずに困りました。

 初期調整はマニュアル通りに。
 まずは極軸望遠鏡のパターンの垂直を決める作業。遠くの塔や建物を利用して鉛直方向を決めて、マークしておきます。

 次は極軸体と極軸望遠鏡の平行を調整する作業。景色を見ながら極軸体を回転させて、パターン中心と視野の中心がズレないように追い込みます。天体望遠鏡のファインダーを調整するのに近い要領。難しくはないのですが手間はかかります。とはいえ最初に合わせてしまえば後で狂うものではないので慎重に作業します。
# 参考:スカイメモSの極軸修正方法と極軸の合わせ方について(カメラde遊ingのブログ:2016.03.08)

 この段で気付いたのですが、この極軸望遠鏡はアイレリーフが短くて、メガネを掛けたままでは全視野を見渡すことが出来ません。メガネを掛けていてもパターン周辺は見えるので何とかなるとは思いますが、これは盲点でした。
 そういえば極軸望遠鏡はカタログにアイレリーフの情報は載っていないのが普通で、これは改善してほしいと思います。

 そういえばAP赤道儀は、水準器を置く場所がありません。三脚の上面は赤道儀を載せてしまうと水平な場所がないし、赤道儀本体にも平らな場所がありません。
 赤道儀を付ける前の三脚上面で水平を出すか、極軸体上面のアクセサリーシューを利用して水準器を付けるしかなさそうです。

 北極星の時角はスマホのアプリで表示できるので、これは難しいことはありません。

 極軸望遠鏡の明視野照明装置はAP赤道儀の赤緯体に収まるようになっています。取り付けもドライバー一本で
簡単。上手くつくったものです。
 照明装置のスイッチは赤緯体のカバーの内側で操作をしにくい場所。スイッチを入れっぱなしでも10年は電池が持つ(計算)とのことで、基本は点けっぱなし推奨という割り切った仕様です。
# 通電で電池が消耗するのと、経年で電池が消耗するのと、変わらないのかも。

 AP赤道儀の赤緯体にはスライド式のフタがついているのですが、この明視野照明装置を付けると、青色のボリュームの突起がカバーと干渉して蓋が閉まらなくなります。これは製品説明のサイトでも明記されているので事前に知っていましたが、せっかくの機能が使えないのでちょっともったいない気分。ここはサードパーティ製品ゆえの割り切りでしょう。
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2017年03月26日

AP赤道儀導入 その1

 AP赤道儀導入 その1←ここ
 AP赤道儀導入 その2 極軸望遠鏡
 AP赤道儀導入 その3 実地テスト
 AP赤道儀導入 その4 星空デビュー
 AP赤道儀導入 その5 378mm2分ノータッチは大丈夫

 というわけで、ビクセンのAP赤道儀を導入しました。
 協栄産業で販売している両軸モーター仕様のAP-WM追尾撮影スターターセット。「WM」は「W(Double) Motors」で両軸モーターのこと。赤道儀本体に三脚や極軸望遠鏡などをセットしたものです。

 私の用途なら日周運動が追尾できれば十分なので、赤経モーター仕様の「AP-SM(Single Motor)」で用が足りるのですが、両軸モータなら将来オートガイダーを使える拡張性を考慮しました。とはいえセット品で割安感があったのがAP-WMにした一番の理由。とはいえ天文関係で一度に6桁の買い物をするのはこの10年来なかったことです。


 開梱の儀。段ボール箱を開けると、まずは説明書など。その下にコントローラーとケーブルとウェイトシャフト。更にその下に赤道儀本体とバランスウェイト。

 説明書は赤経モーター仕様のAP-SMのものですが、両軸モーター仕様のAP-WMの補足説明が一枚付いてきます。説明書自体は分かりやすく出来ていると思います。

 星座早見盤とビクセンオリジナルの「星空ガイドブック」もセットされています。我が家の星座早見盤はこれで何枚になったことやら。「星空ガイドブック」は望遠鏡で使い方や観察方法を中心に編集されたガイドブックで、一通りのことは押さえてあって、まずまずよく出来た冊子だと思います。光景や倍率による見え方の違いを図解しているのは良い点。

 三脚は三段伸縮で、コンパクトに畳めます。短縮時の長さは60cm程度。
 面白いのはステーのてっぺんが赤道儀を固定するネジになっていること。分解するパーツが一つ減るので、よく考えられています。

 赤道儀の組み立てはどのメーカーも大差ないのですが、今回は電装系もありますし、説明書を確認しながら組んでいきます。

 ほどなく組み上がり。
 コントローラーのケーブルが一本でスッキリしていたり、クランプの位置も分かりやすかったり、GP赤道儀で使いにくかった点は改善されている印象。

 コントローラのケーブルが今や懐かしのシリアルケーブル(RS-232Cなどで使うもの)で、端子部が大きいのと接続時に手回しネジで固定するのはちょっと面倒。シリアルケーブルは信頼性が高く、観測中に不慮に引っこ抜けることを考えたら、この規格にした理由は分からなくもないですけれども。

 電源は家にあったモバイルバッテリーとUSBケーブルで給電しています。スマホ持ちの人なら予備のモバイルバッテリーはいくつか持っているので、それを流用できるのは便利。

 三脚はステーのあるタイプで、BORGの三脚のようにストーンバッグを付けてアクセサリー置き場にすることは出来ません。観測中に接眼レンズを置く場所は別途、用意することになります。モバイルバッテリーの置き場も考えないと。

 バランスウェイトは1kgのものが付いてきます。ファインダーを付けたBORG77EDにはウェイトが軽すぎて釣り合いが取れませんが、ミニボーグ系は余裕な感じ。ウェイトは買い足すことになりそうですが、それまではペットボトルに何か詰めて括り付けるなどで対応しようと思います。

 ひとまずはここまで。
posted by ふくだ at 23:47| Comment(0) | 機材

2017年03月11日

赤道儀導入検討中 その2

AP AP-WM PM-1 EQ-3 GOTO EQ-5 GOTO Advanced-VX
赤経微動 全周微動
歯数:144枚
全周微動
歯数:144枚
全周微動
歯数:144枚
全周微動 全周微動 全周微動
赤緯微動 全周微動
歯数:144枚
全周微動
歯数:144枚
全周微動
歯数:112枚
全周微動 全周微動 全周微動
自動導入 非対応 非対応 非対応 対応 対応 対応
極軸望遠鏡 別売 組込済 内蔵 -(PA付) 内蔵(PA付) 別売
モータードライブ 別売(両軸対応) 両軸付(PEC付) 赤経内蔵(赤緯非対応) 両軸付 両軸付 両軸付(PEC付)
電源 - DC5/6V(単三4本/USB) DC6V(単三4本) DC12V DC12V DC12V3.5A
搭載質量 約 6kg 約 5kg 約 5kg 約5.5 kg 約 9.1kg 約13.6kg 
本体質量 3.6kg(ウェイト別) 4.2kg(電池・ウェイト別) 5kg (ウエイト、シャフト別) 7.7kg
ウェイト 1kg 1kg 1.4kg 3.4kg+1.8kg 5.1kg+5.1kg 5kg
システム総重量 約7.5kg (約9kg) 約16kg 21.8kg 約21kg
その他 GP互換 GP互換
実売価格 68,000円
(三脚付86,700円)
三脚付148,000円 214,000円
(三脚付272,000)
三脚付79,800円 三脚付89,800円 三脚付95,048円

 検討中の機材のカタログスペックを並べてみました。
 こうしてみると、国産のビクセンAPやタカハシPM-1と、海外製スカイウォッチャーEQ-3 GOTO、EQ-5 GOTO、セレストロンAdvanced-VXではコンセプトが違うことがわかります。

 EQ-3はビクセンスペースギア赤道儀、EQ-5はビクセンGP赤道儀のコピー品、Advanced-VXも先代のAdvanced GTはGPD赤道儀のコピー品で、その発展系。
 EQ-3/EQ-5は両軸モーターを装備した自動導入機が主力。本体の作りはしっかりしているという人もいれば、粗さが目立つという人もいます。ギアの精度はモータードライブの制御でフォローして、実用上は問題ないレベル。というか電子化は国産品より進んでいる気もします。搭載重量の大きいEQ-5はオートガイダーと組み合わせて星野写真撮影に使われ、検索するとユーザーのレビューも多く見つかります(トラブル体験談もそれなりにある……解決はしているようですが)。
 EQ-3/EQ-5のオプションパーツはGP/GPDにも付けることが出来るので、これを利用してGP/GPDを自動導入機にする人もいるようです。

 ビクセンAP赤道儀はGP赤道儀の後継のような位置付けですが、何でも屋だったGPに比べて、軽量コンパクトな作りです。GP時代は20cmシュミカセまで載せたセットがありましたが、APでは13cm反射まで。ケーブル類もすっきりしてますし、ポルタ経緯台の延長で気軽に持ち出して使うことを意識しているのだと思います。
 電源がDC6Vなのは地味に大きな変化。GP系のDC12Vだと何kgもある大きなバッテリーを用意する必要がありますが、APは単三4本またはモバイルバッテリーからの給電も可で、荷物をぐんと軽くすることが出来ます。代償としてモーターの高速回転が出来ないため、自動導入には(公式には)非対応。割り切ったといえば割り切った感じ。

 タカハシPM-1赤道儀は同社のP-1赤道儀の後継的な位置付けですが、システム化され、オプションパーツを介してポタ赤や経緯台、片持ちフォークマウントまでの組み換えも可能。電源はDC6Vで単三4本。モータードライブは赤経のみで、APよりさらに割り切っています(PM-1の方が発売は早いです)。

 EQ-3やEQ-5は車に載せて移動して自動導入も活用しながらグイグイ振り回して使うのに対し、APやPM-1はお気軽観望や荷物量を押さえた遠征にも対応したシンプルな赤道儀ということになりそうです。

posted by ふくだ at 23:45| Comment(2) | 機材

2017年03月10日

赤道儀導入検討中

 基本は観望中心の星見趣味なので、望遠鏡が乗る経緯台は3台あるのに、赤道儀は1台もない我が家です。
# ポータブル赤道儀のナノトラッカーはありますが、望遠鏡はさすがに無理。

 とはいえ、星食や月食の撮影をする時は、やはり赤道儀があると楽です。経緯台だと視野が回転してしまうので、あとの処理が面倒。それと複数人での観望の時は天体を追ってくれる赤道儀のほうが楽。ということで、BORG77EDIIが載る程度の赤道儀の導入を検討中。

 自宅周辺でのちょっとした観測にも使いたいので、短距離を人力で運べる重さの機種にとどめたい。BORG77EDIIが載る程度とは思っていますが、これで星雲・星団の直焦点撮影は考えていません。ミニボーグの直焦点撮影くらいならありかなという感じ。

 国内の望遠鏡メーカーでこのクラスの赤道儀を作っているのはタカハシとビクセンくらい。
 タカハシはPM-1赤道儀というシステム赤道儀を出していますが、本体価格のみで20万円を越えてきます。
 ビクセンだとAP赤道儀。これもモータードライブを付けると10万円を越えてきます。両軸モーター付けて15万円前後のセット品がありますが、あと2万ちょい足すと上位機種のSX2赤道儀が買えてしまいます。AP赤道儀はGP2赤道儀と比べるとずいぶん値上がりして、軽量化したぶん搭載可能重量も減ったので、カタログスペックの比較だと損をしている印象。レビューも多くはないのですが、実際に使ってる人の評価はまずまずのよう。値段が値段なので使う人を選んでしまうのかも。

 海外メーカーだとSkyWatchetのEQ-3赤道儀EQ-5赤道儀あたり。自動導入機能付き(当然、両軸モーター)で10万円を切ってくるのですから、国産品は価格面では厳しい勝負です。大ざっぱですが、EQ-3がGPスペースギア赤道儀相当、EQ-5がGPDGP相当。というかGP/GPDスペースギア/GPの実質的なコピー品だよなこれ。
 セレストロンのCG-4赤道儀はこれまた見るからにGPのコピー品。安いです。ADVANCED-VXはGPD2より一回り大柄な印象(気軽な持ち運びは無理そう)。

 あとはポータブル赤道儀のオプションで小型屈折を搭載してしまうものもありますが、これもパーツを買い足すと10万円を超えてしまうものがほとんどですし、私の場合はあえてポタ赤を選ぶ理由もありません。

 はてさてどうしたものか。
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2017年01月26日

Nikon D5500 その3

 左がD5000+NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED、右がD5500+NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIです。
 本来ならD5000にも同等のレンズを付けて並べるべきですが、レンズキットの標準ズームは落として壊しちゃいまして、代わりに購入したのが「16-85mm f/3.5-5.6G ED」という次第。レンズキットの標準ズームより一枚格上で、特に広角域が16mmスタートなのは重宝するのですが、重量が485gと少し重めになります。

 D5500購入時にボディーのみでなくレンズキットにしたのは、この「18-55mm f/3.5-5.6G VR II」の軽さが魅力だったから。なんと195g。D5000に付いていた初代が265gだったので70gも軽量化されています。安物に見られがちなレンズですが、描写は価格以上に優秀との評価もあり、最短撮影距離25cmと近接撮影もこなせます。量産効果が働いての安さなのだろうと思います。

 もともと一眼デジカメは天体用途メインで購入しましたが、これなら普段のお出かけにも連れ出す機会が増えそうです。
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2017年01月24日

Nikon D5500 その2

 地平線まで晴れたらカノープスを撮りに出るつもりでしたが、残念ながら低空に雲が出てしまいました。
 ということで、D5500のお気楽試し撮り。ISO感度を最大の25600まで上げて、部屋の窓から手持ち撮影です。
 シャッター速度1/2だとさすがにブレるので、肩肘を窓枠に乗せての撮影ですが、星座の星が分かる程度には写ります。画質はノイズが乗りまくって無理がありますが、記録で必要なときにはこういう撮り方もできるということで。
 しかしこれを見る限り、M42は真っ白です。Hαの写りは期待しないほうがよさそうかな。

 もう一つはライブビューでのピント合わせのしやすさ。液晶モニタの解像度が、D5000の約23万ドットからD5500は約104万ドットまで向上しているので、ピントの山を格段に捉えやすいです。いままではピントを追い込んで最後の最後は半ば勘で決めていましたから。
# 最大拡大時に、倍率の色収差のにじみの色が変わる位置で判断していました。

 こんな写真でもjpegで元データは14MBにもなっていてびっくり。D5000の時は3〜5MBくらいだったのに。画素数が増えたから仕方ないとはいえ、これはHDDの容量を喰いそうです。

# 2017年1月21日22:03(神戸市垂水区)。NikonD5500+18-55mm→18mmF3.5、ISO25600。1/2秒露出。クリックすると元サイズから50%縮小(3000×2000pic)の画像が開きます。
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2017年01月22日

Nikon D5500

 Nikon D5500購入しました。
 これまで使ってきたD5000を入手したのが2009年7月ですから、7年半ぶりの機種更新です。
 D5000系列はニコンの中では入門機の位置付けで、順当ならば次のステップはD7000系列の中級機。これが良いカメラながら大きくて重い。私は気軽に持ち運べるカメラが欲しくてむしろマイクロフォーサーズ機を検討していたくらいで、結果的にD5000系列の買い替えとなりました。
 2016年末にマイナーチェンジ版のD5600が出て、前機種となったD5500は待てば待つほどジワジワ安くなるのですが、さらに数千円安くなるのを待つか、早く手元において早く使いこなすかで今の購入となりました。

機種名D5000D5500D5600 D7200 (参考)E-PL8
有効画素数12.3メガピクセル2416万画素 2472万画素 1605万画素
記録画素数(ピクセル)4288×28486000×4000 4608×3456
ファインダー視野率約95%約95% 約100% (別売りEVF)
ファインダー倍率約0.78倍約0.82倍 約0.94倍 (別売りEVF)
連続撮影速度最高約4コマ/秒最高約5コマ/秒 最高約6コマ/秒 最高8コマ/秒
ISO感度200〜3200100〜25600 200〜25600
動画1280×720/24p1920×1080/60p 1920x1080/30p
液晶モニター2.7型液晶・VA
約23万ドット
3.2型液晶・VA
(タッチパネル)
約104万ドット
3.2型液晶
約123万ドット
3.0型液晶・VA
(タッチパネル)
約104万ドット
大きさ(W×H×D)(mm)約127×104×80約124×97×70 約136×107×76 117×67×38
質量(本体のみ)約560g約420g約415g 約675g 約326g

 D5500はD5000と比べると本体重量で140gも軽くなり、ひと回り小さく、グリップも持ちやすくなっています。昼間なら片手持ちで撮影できるくらい(しませんけど)。
 発売時期で6年違うぶん撮像素子も様変わりして、記録画素も4288×2848から6000×4000へ精細化。ISO感度も200〜3200から100〜25600まで拡張されています。特に高感度域が素晴らしく、D5000では「常用ISO800、ちょっと我慢すればISO1600も可」だったのが、D5500は「常用でISO3200、いや6400もいけるかも」という感じ。暗闇で撮影することが多い星見人にとって、これは大きいです。

 D5500はバリアングル液晶モニタがタッチパネル化されました。どこまで使いこなすか分かりませんが、撮像画像を確認するのに便利かもしれません。モニタも大きくなって画素数も上がっています。
 光学ファインダーも若干倍率高くなって覗きやすくなりました(でも相変わらず視野率は100%ない)。

 あとはWi-Fi対応となり、スマホとの連携ができること。画像をスマホに転送するだけと思っていたら、スマホからシャッターを切ることができるので、万が一のレリーズ忘れの時にスマホをリモコンシャッターとして使えます。ただカメラとスマホをWi-Fi接続するのが両方で手間を踏まねばならぬのでちょいと面倒。
# 最新機種のD5600はBlueTooth接続にも対応して、この手間を簡便化しているのが改良点。

 いずれにせよ、使い倒す所存です。なおD5000もサブ機で手元に置いておきます。

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2016年11月10日

Nikon D5600発売と広角レンズと赤道儀

 ニコンの一眼レフデジカメD5600が発表されました。エントリークラスの上位機的な位置づけ。
 我が家の一眼デジは同系列の祖先のD5000。2009年の発売で、すでに丸7年使っています。
 ここ数年、ずっと「買い替えたい」と言いながら今に至っています。

 普段の持ち歩きを考慮して、一時はマイクロフォーサーズへの移行も検討していたのですが、2015年モデルのD5500が小型軽量にまとめてきたので、APS-Cのままでいいかと思い直しています。今のシステムがそのまま使えますし。
# かといってミドルクラスのD7000系列は重いので私の普段使いには向かない。

【比較】ニコンの一眼レフってどれを選んだらいいの?DX編(D7200・D5600・D3400)
【比較・情報】ニコンの上級エントリーモデル『D5600』最新情報まとめページ:D5500との比較

 発表されたばかりで詳細な情報はこれからですが、D5500とD5600はスペックに大きな変化はなさそうです。となると旧モデルになるD5500を狙うのも悪くなさそう。すでにレンズキットでも5万円台半ばにまで下がっているようですし。逆にD5600も大きな変化はない分、安心して使えるかも。値段がどのへんで落ち着くやら。

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