2019年09月27日

トキナーAT-X 11-20 F2.8 PRO DX

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 検討していた広角レンズはトキナーAT-X 11-20 F2.8 PRO DXを選びました。
 天体メインなら明るいレンズが最有力と思いながらも値段で二の足を踏んでいたのですが、折よく中古の出物があったので思い切りました。

 F2.8とこのクラスでは随一の明るさですが、手ブレ補正はありません。
 例えば投影前後のプラネタリウムドームの中など光量が十分でないところは、F値が暗くても手ブレ補正のあるレンズと撮影時の歩留まりに大きな差はないように感じます。そもそも私、ボケを活かすような写真は撮れませんし。
 フィルター径は82m径。ニコンの大きなレンズは77mm径のものが多いので、これまで揃えたフィルターが使えません。とりあえずソフトフォーカスフィルターだけは買い足しました。
# 揃えたといっても、ソフトフォーカスと日食撮影用のNDフィルターだけです。

20190926_00003.jpg
冬のダイヤモンド。
2019年9月26日03:54(兵庫県洲本市)。
NikonD5500(HKIR改造)+トキナーAT-X 11-20 F2.8 PRO DX →13mm/F2.8開放、ISO3200 露出30秒。

 圧倒的に存在感を放つのが星空の撮影。
 評判通り像はシャープで、開放でも視野周辺まで極端な像の崩れはありません。
 最近の星野写真は星座をかたどる星が分かるようソフトフィルターをつけて輝星を大きく表現するのが流行りですが、むしろソフトフィルター無しで隅々までびっしり星で埋まったような写真を撮りたくなる描写です。

 ここ数年間で少しずつ機材を買い足してきましたが、決して勢いに任せているわけではなく、それなりに計画的なのです。
 手軽な機材で気軽に撮影、撮影中はたっぷり星空を眺め倒す。基本的にこの路線に合わせて装備を整えてきました。
 もちろん背中を押される勢いやタイミングはありますけどね。
 あとはポータブル赤道儀をお迎えすれば計画終了なのですが、ポラリエの新型も気になりますし、これはさていつになることやら。
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2019年09月20日

AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

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 諸般の事情で標準ズームレンズを買いました(中古)。
 これまで使っていた「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」(写真右)を数度の落下事故に合わせてしまいました。Webで修理見積もりを取ったのですが、中古屋さんを覗いたら、修理するより安く同等品の「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」(写真左)が並んでいて、即決でした。

 「AF-S」から世代が一つ新しくなって「AF-P」。主な変更点はAF駆動モータが超音波モーターからステッピングモーターに変更されたこと。AF音が静かになったことが売りですが、普通に使ったらAFが作動しているかどうか全く分からないくらいほど音がしません。故障かと思ってレンズに耳を近づけて確かめたほど。

 コストダウンも図られていて、「AF-S」にはレンズに付いているAF/MF切替スイッチや、VRのON/OFFスイッチが省略され、カメラのメニューから切り替えるようになっています。キットレンズなので普通はAFもVRもONにしっぱなしで使う人が多いのでしょうが、天体撮影はAFもVRも切るのが基本なので一手間増える印象。
# 手順を確認しておかないと、いざというとき困る。

 キットレンズの標準ズームは軽くてよく写るので、とりあえず旅行に持っていくのに良いのです。今後は大切に使います。
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2019年09月19日

広角レンズ検討 その2

 カメラ屋さんや中古屋さんを回って実機に触ってきました。

 ニコン10-20mm f/4.5-5.6Gはやっぱり軽い。旅行に持っていく際に荷物を軽くするならこれ一択。メインが天体用途じゃなければこれでよかった。
 ニコン12-24mm f/4G以降の製品はいずれも400〜500g台といきなり重くなります。12-24mm f/4Gは純正だけあってカメラに付けたときのバランスもよく、操作感も違和感ないのがさすが。もともとの造りの良さを感じます。
 シグマ10-20mm F3.5 EX DC HSM、操作感は可もなく不可もなく、無難な印象。
 タムロン 10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLDはスペック上は440gと他のレンズより若干軽いのですが、カメラに付けた上での差は特に感じません。操作感は可もなく不可もなく、AF/MFや手ブレ補正の切り替えスイッチは大きめで操作しやすい。
 トキナー AT-X 116 PRO DX IIのみ、カメラにつけてのテストはせず。AF/MFの切り替えはフォーカスリングを前後にスライドさせる方式で、少々慣れが必要そう。
 トキナー AT-X 11-20 PRO DX、フォーカスリングは上記と同様。いろいろ言われているAFの速度は風景撮影なら問題なし。
 サムヤンの2機種はニコンFマウントのものが置いていませんでした(Zマウントはあった)。手に持っただけですが、ずっしり感はあります。
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2019年09月16日

広角レンズ検討

ニコン シグマ タムロン トキナー サムヤン
名称 AF-P DX Nikkor 10-20mm f/4.5-5.6G VR AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED 10-20mm F3.5 EX DC HSM 10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLD AT-X 116 PRO DX II AT-X 11-20 PRO DX 10mm F2.8 ED AS NCS CS(APS-C MF) 14mm F2.8 ED AS IF UMC(フルサイズMF)
焦点距離 10-20mm 12-24mm 10-20mm 10-24mm 11-16mm 11-20mm 10mm 14mm
F値 F4.5-5.6 F4 F3.5 F3.5-4.5 F2.8 F2.8 F2.8 F2.8
画角 109°-70° 99°-61° 109.7°-70.7° 108.44°〜60.2 ° 104°- 82° 104.32°-72.42° 109.5°
最短合焦距離 0.22m 0.3m 0.24m 0.24m 0.3m 0.28m
手ブレ補正 3.5段分 (なし) (なし) 4段分 (なし) (なし) (なし) (なし)
フィルタサイズ 72mm 77mm 82mm 77mm 77mm 82mm (不可) (不可)
質量 約230g 約465g 520g 440g 550g 560g 580g 550g
発売年 2017 2003 2009 2017 2012 2015
新品価格
中古A品
中古AB品
中古B品
\29,775
\25,980
\24,980
\23,880
\110,983
\38,980
\34,980
\30,880
\45,128
\32,980
\30,980
 
\56,209
\41,980
\39,980
\37,880
\44,694
\38,800
\36,000
\33,000
\63,909
\48,980
\46,980
 
\53,100


 
\45,450


 

※新品価格はニコン・シグマ・トキナーはAmazon、タムロンはキタムラ、サムヤンはヨドバシ(ポイント還元未考慮)、中古価格はキタムラ(2019年9月中旬)。

 一眼デジカメ(APS-C)の広角レンズを検討中。主な用途は星野・星景写真の撮影で、昼間も撮るかもしれません。中古も視野に入れますが、古いものは外して現行機種に絞ります。フルサイズ機の超広角レンズもAPS-C機に使えますが、大きく重く高価になるので基本的には外します。ニコンFマウントは各メーカーからそれなりに出揃ってます。

 ニコン10-20mm f/4.5-5.6Gは2017年発売の新しいレンズ。Fは暗めですが、手ブレ補正を効かせて暗所での撮影に対応。プラ部品を多用してキットレンズ並みの230gの軽さと新品でも3万円前後の実売価格。手軽に広角の世界を楽しんでほしいというコンセプトが明確で、昼間の写真ならまずはこれで十分。一方で星の写真に開放F4.5はちょっと暗め。最近の一眼デジカメは高感度でもノイズが少ないのでISO6400程度に上げれば天の川が分かる程度にはきっと(推測)。

 ニコン12-24mm f/4Gは2003年発売の古めのレンズですが、当時から評判の良い製品。新品はともかく中古で価格がこなれているのが魅力。F4通しは上記の10-20mmより少しだけ星空に有利。一方、広角端が2mm長いのは画角で10°の差になります。

 シグマ10-20mm F3.5 EX DC HSMはF3.5通しで上記2つのニコン純正品より明るい。スペック上は突出した項目がない反面、全般的にバランスが取れている印象。

 タムロン 10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLDはズーム域が広く、手ブレ補正あり。望遠側が標準ズームと被りますが、ふだん広角側メインの撮影をしているなら、カメラにつけっぱなしの一本として使えそう。

 トキナー AT-X 116 PRO DX IIは通しF2.8の明るさだけで魅力的。周辺の画質も良好な一方で逆光に弱いとの評判。ニコン純正10-20mmが昼間の撮影向けなら、こちらは星空向けに特性が偏ってるレンズ。

 トキナー AT-X 11-20 PRO DXは上記11-16mmの後継。周辺像や逆光耐性も改良されたとのこと。一方でAFの速度や精度に課題との評判。やはり星空向けには申し分ないのですが、値段も高めで中古の出物も少ない。

 サムヤン10mm F2.8 ED AS NCS CSはAPS-C用の単焦点レンズ。MFなので実質星空専門。明るく安価で人気のサムヤンですが、ニコンFマウントは他マウントより高価な設定で、価格的な優位が薄いのが残念。あと出目金レンズでフィルターが使えない。

 サムヤン14mm F2.8 ED AS IF UMCはAPS-C用の単焦点レンズ。こちらもMF、フィルター不可。サムヤンレンズの定番で、実は最初に検討していたのはこれ。フルサイズ対応なのでAPS-Cだと画質のいい部分だけ使えるのですが、もう少し短いほうがありがたい。


 吉田隆行さんのサイトに星景写真におすすめのレンズというコーナーがあり、2009〜2017年途中までに天文雑誌のフォトコン掲載の星景写真に使われた上位のレンズを集計されています。
 星景写真は画質勝負のフルサイズ機が有利な分野で、APS-C機の登場機会は少なく、集計期間から最近のレンズはランクに上がらないのですが、トキナー AT-X 116 PRO DX IIが7回(2014-2015)、サムヤン14mm F2.8 ED AS IF UMCが6回(2016)、シグマ10-20mm F3.5 EX DC HSMが5回(2013年)の実績あり。天体写真には明るいレンズが有利という身も蓋もない結果です。

 ふだん使い(軽いほうがいい)と天体(明るいほうがいい)のバランスをどう考えるかだなぁ。

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2019年08月11日

テレコンビノ「宙ガールの双眼鏡」 その2

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 このテレコンビノは、ヒノキの板でテレコンを固定しています。白木なので保護のためにも何か塗ったほうがいいと思ったのですが、すでに光学系が組み込まれている状態なので、揮発性の溶剤を含んだ塗料は避けたい。ということで、柿渋を塗ってみました。

 普通の柿渋は臭いがあるのですが、最近は濾過して臭いのもとを取り除いた「無臭柿渋」があります。これを調達して使ったのですが、確かに臭いがなく、塗った後も元のヒノキの香りを感じるくらい。
 いきなり渋い雰囲気を醸し出しました。

20190806teleconbino006.jpg20190806teleconbino007.jpg
 使い勝手を考えてハンドストラップをつけました。
 もともと接眼側の板にストラップ穴が開けてあったのですが、そちらは埋めて、対物側に開け直しました。このほうが使用時に顔と干渉する心配がないかと思ったのですが、見栄えは元の穴のほうがよかったかも。ストラップの革の色を柿渋の色に合わせています。
 ケースは百均ショップで扱っているペットボトルカバーが使えるかと思って探したのですが、レンズの径が大きいため、収まりませんでした。、ハクバのレンズ入れが大きさぴったりだったので、これを転用。
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テレコンビノ「宙ガールの双眼鏡」

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 「テレコンビノ」は、カメラレンズの焦点距離を伸ばす補正レンズの「テレコンバーター」を2つ並べてつくったビノキュラー(双眼鏡)です。
 笠井トレーディングの「ワイドビノ」を代表とする広視界低倍率のガリレオ式望遠鏡で、多くの星座の主要部分がまるごと見える広い視野と、肉眼よりも1〜2等級は暗い星が見える集光力で「肉眼をドーピングしたような」眺めを楽しめるというものです。

 「宙ガールの双眼鏡」は久万高原天体観測館の藤田さんが自作されたもの。同館で行われている女性天文ファン向けのイベントで使われることからこの名がついています。私の手元にあるのはニコンのコンパクトデジカメ用テレコンTC-E2を2つ並べたもの。よりリーズナブルなケンコーのテレコンを並べたものもあります(こちらはレンズの入手が難しくなってしまったそう)。

 2018年5月に同館を訪問した際、これを覗かせて頂いて、素晴らしい見え具合に感動。その場で制作をお願いしたのでした。

 それがこのほど到着。9日の未明に早起きしてしまったので、早速、実際の空でテストです。
 4等星がギリギリ見える空で(神戸ではまずまず上等)、5等台前半の星まで見えました。たかが1等級のようですが、見える星の数は倍以上になります。
 倍率は公称2倍ですが、星空の見え方は等倍感覚。視野はペガススの四辺形が余裕で収まる広さ(オリオン座の主要部分も入るはず)。最微等級が上がるのと視野の広さで、街中でも星座が面白いようにたどれます。

 ヒアデス星団がとてもきれいに見えてびっくりでしたが、すばるやアンドロメダ銀河は意外にふつうな印象。暗い星が見えるようになっても、解像度は肉眼の見え方なので、星雲星団よりも星野を楽しむための機材なのです。それが楽しくて、テストのつもりが、気がついたら30分くらい空を見上げてました。

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2018年12月17日

BORG中川さん退社

 「BORG」ブランドでおなじみのトミーテックの天体望遠鏡事業を支えてきた中川昇さんが12月15日で同社を退職されたとのこと。

https://www.tomytec.co.jp/borg/world/blog/

 BORG製品との付き合いは18年ほどになり、ほぼ主力鏡筒として使ってきました。
 天文趣味を再開してから20年になりますが、この間、国内の天体望遠鏡業界は撤退する業者が相次ぎました。写真では銀塩からデジタルへの転換という大激動。

 その中でBORGは後発のメーカーながら、次々と新製品を送り出し、膨大なパーツ群と相まって、独自の存在感を発揮していました。またネットでの情報発信に力を注ぎ、ブログの更新も楽しみでした。
 ここ数年は以前より更新頻度が減り、体調を崩されている旨も記されていましたが、退社の一報はやはり驚きでした。
 個人的には天体写真の大先達である中川さんにBORGで撮影した作品を見て頂きたいと思っていたので、在籍されている間に叶わなかったのは少々心残り。

 BORG事業は継続とのことですが、「常に新しい」というメーカーとしての魅力は持ち続けてほしいものです。
 中川さんの新天地での活躍もお祈りいたします。
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2018年11月29日

自宅PCのSSD換装

 自宅PCのHDDをSSDに換装しました。
 現在自宅で使っているノートPCは2016年1月末に購入したもので、ほぼ3年近く使用しています。
 本体の記録メディアは1TBのHDD。2016年当時はSSDがぼちぼち普及し始めていましたが、大容量のものはまだ高価で、とりあえず従前どおりにHDDを選択したのでした。

 最近になってバックグラウンドでWindowsのサービスが常にディスクのアクセスを繰り返すようになり(ウイルスやマルウェア対策関連)、起動にも時間がかかり、ログイン後もHDDが落ち着くまで数分を要する状態に。
 HDDのアクセスが頻繁になると体感速度が目に見えて落ちるので、検索して不要なサービスを止めるなどしたのですが改善しません。これは根本的に手を打たねばということで、HDDをSSDに交換しました。

 OSのインストールから始めるのは面倒と思ったのですが、現在はフリーソフトで起動ディスクまるごとクローンを作れます。HDDと同容量のSSDを用意して、クローンを作成し、PC本体のHDDとSSDを交換。電源を入れるとそのまま圧倒的なスピードで起動。こんなことならもっと早く交換するのでした。

 参考にしたのは下記のサイト。
HDDからSSDへの交換例(Inspiron 17 5000シリーズ-5759) - ストレージ

 紹介されているフリーソフト"EaseUS Todo Backup Free"のバージョンが違うなど、若干の差はありましたが、ほぼ紹介されている手順通りで作業が完了しました。

 ……と、いうほど甘くはなかったのです実は。


 HDDからSSDへのクローン作成中に、PCがフリーズ。Ctrl+Alt+DELも効かず、仕方がないので電源長押しで強制再起動……しません。電源は落ちたのですが、起動しない。えっ!? もしかしてWindows壊れた!?
 コピー取るだけでしょと思っていたので、OSのリカバリディスクは作成していなかったのです(購入時にもついていなかった)。データのバックアップは別にとってあるとはいえ、リカバリディスクがないところからの環境再構築なんて考えたくない。マジか。

 祈るような思いで再度、電源ボタン長押しをすると、いつもの数倍の時間をかけて何とか起動。
 もう一度、いちから手順を繰り返してようやく成功したのでした。
# なぜそこで立ち止まってリカバリディスクを作らなかったのかと思います。恐えぇ。

 クローン作成の時間は3時間くらい。
 交換したHDDは特に不具合もないので、そのままバックアップ用に回そうと思います。
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2018年11月08日

D5500IR改造

 少し前からサブカメラの検討をしていました。
 結局、現在使っているNikonD5500をもう一台、中古で調達。これをハヤタ・カメララボさんのIR改造に出しました。

 性能はもう一世代前のD5300でも十分でしたが、暗闇で操作するには使い慣れた機材に合わせたほうがよいとD5500を選択。ただノーマル機とIR改造機が同機種だと、普通の撮影時にうっかり取り違えたら悲劇です。
 IR改造機はノーマル機より赤い光に強い感度を持ち、カラーバランスが大きく赤寄りになります。言うならば天体写真専用機で、一般撮影で使うのは厳しいのです。

 取り違え事故を未然に防ぐため、中古ではレッドのD5500を選びました。ここまで色が違えば、まず間違えることはない。D5500のブラックはつや消し黒ですが、レッドは思いっきりグロス(つやあり)の深い赤。これはこれでカッコよくて、レッドを一般撮影用に残そうかと本気で迷いました。でもしかし、赤い星雲狙いなら赤い機体だよねと、結局はレッドを改造に。

 改造の可否と納期は予めメールで問い合わせていたのですが、予定より一週間ほど早く上がってきました。たまたま間のよいタイミングだったのか、新月期に間に合わせてくださったのか、何れにせよありがたい限りです。

 しかし、まさか自分が改造デジカメまで手を出すことになろうとはな。
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2018年10月17日

サブカメラ検討

 星雲・星団の直焦点撮影、8分露出の16コマ合成となると総露出時間は128分、私は予備で2コマ撮っているので、合計146分かかります。
 ビクセンAP赤道儀とM-GENオートガイダーの相性がよく、インターバルタイマーをセットすると露出終了までほぼ手がかかりません。

 一天体撮影するのに2時間半となると、一晩で撮れるのは2天体か3天体。撮影中はたっぷり時間があり、もともと観望が好きなので、ドブソニアン望遠鏡や双眼鏡で空を眺めています。が、時間はあるからもう一台カメラを用意して、星景や星座の写真を撮ってもいいなと思いました。
 惑星の移動の様子など、手軽な記録写真としても面白いです。

 現在、直焦点用に使っているのはニコンD5500(2015年発売、2017年購入)。こちらは昼間の写真を撮るのにも使っています。
 家にはD5000(2009年発売、購入)があるのですが、さすがに古さが否めず、高感度側はISO1600からノイズが乗り始め、今の水準では夜の撮影は厳しい。

 だったらここ数年の機種のボディだけ中古で買うのもいいか。
 ということで相場です。ニコンのエントリーモデル一眼デジカメのD3000系列。

機種名D3200D3300D3400D3500
発売年2012201420162018
画像処理エンジンEXPEED3EXPEED4
撮像素子2,472万画素/有効2,416万画素2,478万画素有効2,416万画素2,472万画素/有効2,416万画素2,478万画素有効2,416万画素
RAW12ビット(圧縮)
質量455g410g395g365g
レリーズ有線対応無線のみなし
スマホ連携等なしBluetooth
ローパスフィルターレス
イメージセンサークリーニング機能ありなし
タッチパネルなし
バリアングル液晶なし
撮影枚数540枚700枚1200枚1550枚
中古相場2万円代前半〜2万円代半ば〜3万円前後〜新品5万円代前半〜

 画像処理エンジンが旧世代のD3200は外すとして、D3400/3500はケーブルレリーズが付かないなど、意外な盲点があります。イメージセンサーのクリーニング機能を外しているのもびっくり。軽量化してバッテリーの持ちをよくする一方で(100g近く軽量化して撮影枚数は3倍近くになってるのはすごい)、初心者が使わない機能はバッサリ切り捨てる方向性が明確です。
 天体用途はケーブルレリーズでないと困る場面もあるので、この系列だとD3300になりそうです。
 しかし今さらタッチパネルなしの操作は慣れるのに時間がかかるかも。

 と思って考えたのです。

「直焦点用には中古のデジカメを調達して赤外フィルター改造して、星景や星座は今のD5500で撮ればいいんでないか」

 改造の素体としては、機能面で制約の多いD3000系列は避けたい。あとRAWで保存する際、D3000系列は12ビット圧縮ですが、エントリークラスの上位機D5000系列だと14ビット圧縮になります。改造機は天体写真専用でRAW画像を加工するのが前提なので、より階調を確保できるD5000系列から選ぶこととなります。

機種名D5200D5300D5500D5600
発売年2012201320152016
画像処理エンジンEXPEED3EXPEED4
撮像素子2,471万画素/有効2,410万画素2,478万画素有効2,416万画素
RAW14ビット(圧縮)12/14ビット(圧縮)
質量505g480g465g470g
レリーズ有線対応
スマホ連携等なしWifi/GPSWifiWifi/Bluetooth
ローパスフィルターレス
イメージセンサークリーニング機能あり
タッチパネルなしあり
バリアングル液晶あり
撮影枚数500枚600枚820枚970枚
中古相場2万円代半ば〜3万円代前半〜4万円前後〜5万円代前半〜

 D5000系だと旧世代機D5500の中古相場は4万円から。機能的にはD5300でも十分で、タッチパネルの有無以外は後継のD5500/D5600とカタログスペックはほぼ同じ。それだけにD5500を使っている自分は、タッチパネルの有無で混乱しそう。多少の価格差であれば操作系を合わせておいたほうが運用時に楽です
 ということで、D5500を調達して、これを改造すると追加費用が4万円ほどで、合わせて8万円ほどの出費になります。
 しかしこうなるとサブカメラという値段ではなくなってくるような。

 なんかどこかで道を間違ってないか私。お手軽に星景や星座の写真を撮る方向性はどこいった。

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