モニュメント「1.5先年のエネルギー」。設置されているのは福井県三方郡美浜町郷市13-8。
若狭国吉城歴史資料館からの帰りに何やら小さな公園のような区画と看板がありました。
覗いてみたら古墳でした。城から歩いて帰ってきただけなのに、古墳まで出てくるとは油断も隙もありません。6世紀初めに作られた獅子塚古墳ということで、全長32.5mの小型の前方後円墳。夜なので墳丘に登るのは遠慮しておきました(というか登れるのかどうかも暗いので分からなかったというか)。
古墳の隣にあったのは冒頭のモニュメント。見るからに宇宙や地球と関係ありそうな形です。
獅子塚古墳の築造年代の1500年前に合わせて、地球から1500光年にあるデネブの光跡をかたどっているそうです。実際に眺めていると、なるほどデネブの光跡なのは合っていそう。
モニュメントがあるのはやたら大きな建物の敷地。町役場かなと思ったら関西電力でした。そんな大きな街でもないのになんで関電が……あっ、原子力発電所関係か。
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2025年12月06日
美浜三方散歩(11月22日・23日)
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2025年12月05日
三方五湖ネイチャークルーズ(11月23日)
三方五湖の北側、久々子湖から水月湖・菅湖を回る三方五湖ネイチャークルーズに乗船しました。前日に三方五湖レインボーラインの山頂公園でチラシを見かけて、出航時刻を調べたらバスと上手く合うので旅程に組み込みました。
出港地は久々子湖の北岸にある美浜町レイクセンター。遊覧船の乗船所とサイクリングステーションを兼ねた施設で、カフェもある休憩スポットになっています。
今回乗船したのは「Grebe」号。ほぼ同じ大きさの「Coot」号との2隻体制で、私が乗船した9:30出港便は一般客がGrebe号、団体客がCoot号と続行運航していました。
この船は電池推進遊覧船ということで、リチウムイオン充電池を積んでモーターで運航しています。言われてみれば内燃機関のエンジン船より静かかも。
何気に銘板を確認したら滋賀県大津市の杢兵衛造船所。え、滋賀県!? なんと琵琶湖産の船です。そういえば前にこの造船所、見たことあるわ。どうやって回航したのかと思うのですが、琵琶湖から川下りだと途中にダムがあるので、さすがに陸送だろうなあ。
この船は背が低く、桟橋から船内の階段を降りて船室に入ります。窓と湖面がむっちゃ近い。よく手入れされているのか、窓には水跡一つなく、眺望はよいです。
久々子湖はもっとも深いところでも水深が2.5mしかなく、場所によっては水深が1.5mを切るような場所も航行します。喫水はかなり浅いはず。
杭が円形に並んでいるのは「柴漬け漁」の仕掛けだそうで、食べ物の柴漬けではなく、山から採ってきた「柴」を束ねて湖に沈めて、集まってくる小魚を捕るのだそうです。
ていうか鳥が集まってます。鵜飼いの鳥っぽいなあと思いながら見ていたら、ガイドさんがウだと教えてくれました。
久々子湖はボート競争(いわゆるレガッタ)も盛んで、湖岸にいくつか艇庫がありました。そういえば美浜駅前の道の駅のモニタに町民レガッタの写真が大きく流れていましたが、本気でやってる行事なのか。赤白のポールはコースを示すもので、たしか1500mのコースがあるところを2000mまで伸ばす工事をしていると聞きました。
2枚目の写真は久々子湖が海につながる水路で、水路に架かる橋には船用の信号が付いています。海行きと湖行きの一方通行を切り替えながら運用しているのですね。
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出港地は久々子湖の北岸にある美浜町レイクセンター。遊覧船の乗船所とサイクリングステーションを兼ねた施設で、カフェもある休憩スポットになっています。
今回乗船したのは「Grebe」号。ほぼ同じ大きさの「Coot」号との2隻体制で、私が乗船した9:30出港便は一般客がGrebe号、団体客がCoot号と続行運航していました。
この船は電池推進遊覧船ということで、リチウムイオン充電池を積んでモーターで運航しています。言われてみれば内燃機関のエンジン船より静かかも。
何気に銘板を確認したら滋賀県大津市の杢兵衛造船所。え、滋賀県!? なんと琵琶湖産の船です。そういえば前にこの造船所、見たことあるわ。どうやって回航したのかと思うのですが、琵琶湖から川下りだと途中にダムがあるので、さすがに陸送だろうなあ。
この船は背が低く、桟橋から船内の階段を降りて船室に入ります。窓と湖面がむっちゃ近い。よく手入れされているのか、窓には水跡一つなく、眺望はよいです。
久々子湖はもっとも深いところでも水深が2.5mしかなく、場所によっては水深が1.5mを切るような場所も航行します。喫水はかなり浅いはず。
杭が円形に並んでいるのは「柴漬け漁」の仕掛けだそうで、食べ物の柴漬けではなく、山から採ってきた「柴」を束ねて湖に沈めて、集まってくる小魚を捕るのだそうです。
ていうか鳥が集まってます。鵜飼いの鳥っぽいなあと思いながら見ていたら、ガイドさんがウだと教えてくれました。
久々子湖はボート競争(いわゆるレガッタ)も盛んで、湖岸にいくつか艇庫がありました。そういえば美浜駅前の道の駅のモニタに町民レガッタの写真が大きく流れていましたが、本気でやってる行事なのか。赤白のポールはコースを示すもので、たしか1500mのコースがあるところを2000mまで伸ばす工事をしていると聞きました。
2枚目の写真は久々子湖が海につながる水路で、水路に架かる橋には船用の信号が付いています。海行きと湖行きの一方通行を切り替えながら運用しているのですね。
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2025年11月22日
ゴコイチバス(11月22日・23日)
JR敦賀駅・美浜駅から若狭五湖を周遊するゴコイチバス。4月末から11月までの土日祝限定の観光客向けの路線です。
三笠五湖の周辺は路線バスの本数が少なく、観光に合わせて使うのがなかなか難しい。2024年正月に来たときは三方駅から年縞博物館まではバスを使いましたが、帰りは2kmほど歩いて帰りました。
ということで1日6便、およそ1時間半刻みで運行されているバスはとてもありがたいのです。ついでに2日間有効のフリーパスがあるので、今回の旅行にはピッタリでした。2025年は11月24日までの運行で、ほんとギリギリのタイミング。
美浜駅10:24の便にやってきたのは小型バスの日野ポンチョ。三連休の初日で大丈夫なの? と思ったら、美浜駅に着いた時点で満席。えええっと、まさかの立ち席ですか。
運転席脇のドアの辺りに立っていたので、正面の窓から景色だけはよく見えたのでよしとしましょう。
三方五湖レインボーラインはカーブの多い山道ですが、運転が丁寧で立っていてもふらついたりすることはありませんでした。
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三笠五湖の周辺は路線バスの本数が少なく、観光に合わせて使うのがなかなか難しい。2024年正月に来たときは三方駅から年縞博物館まではバスを使いましたが、帰りは2kmほど歩いて帰りました。
ということで1日6便、およそ1時間半刻みで運行されているバスはとてもありがたいのです。ついでに2日間有効のフリーパスがあるので、今回の旅行にはピッタリでした。2025年は11月24日までの運行で、ほんとギリギリのタイミング。
美浜駅10:24の便にやってきたのは小型バスの日野ポンチョ。三連休の初日で大丈夫なの? と思ったら、美浜駅に着いた時点で満席。えええっと、まさかの立ち席ですか。
運転席脇のドアの辺りに立っていたので、正面の窓から景色だけはよく見えたのでよしとしましょう。
三方五湖レインボーラインはカーブの多い山道ですが、運転が丁寧で立っていてもふらついたりすることはありませんでした。
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三方五湖(11月22日・23日)
福井県の若狭地方、三方郡美浜町と三方上中郡若狭町にまたがる海に近い地域に連なる5つの湖が三方五湖です。それぞれの湖は水路で結ばれ、また海にも面していることから、塩分濃度や水深が異なり、様々な景観を呈しています。
年縞堆積物で知られる水月湖はこの三方五湖にありますが、年縞博物館そのものは三方湖のそばにあり、水月湖を見たことがなかったので出かけてきました。
三方五湖の湖はおよろ南から北へ、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖と並んでいます。
隣接しながらも深さと塩分濃度の違う湖が並んでいるので、それぞれに個性豊かな環境になっています。
海とつながり、流入河川のない日向湖はほぼ海水の湖。水深があるため海のように深い青で漁船や養殖筏が浮かんでいます。
久々子湖も海とつながっていますが、水月湖・三方湖を経て淡水の流入がある汽水湖。水深は浅く、淡い褐色を帯びた色合い。
水月湖とその入り江のような菅湖は深い汽水湖で、水月湖の底には年縞堆積物が横たわっています。静かでやや深めの青。
三方湖は5つの湖の中で唯一の淡水湖で、水深が浅いので明るめの青。
# 湖の色なんて空の色で変わってしまうのですけど。
この三方五湖の北側を巡るように観光道路の「三方五湖レインボーライン」が通じています。特に途中の梅丈岳の頂上は360度の展望があり、三方五湖から日本海まで眼下に一望できるスポットです。
公共交通機関勢には縁遠い場所ですが、2021年以降は冬期を除く週末運行の「ゴコイチバス」が走っていて、これで登ってきました。
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年縞堆積物で知られる水月湖はこの三方五湖にありますが、年縞博物館そのものは三方湖のそばにあり、水月湖を見たことがなかったので出かけてきました。
三方五湖の湖はおよろ南から北へ、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖と並んでいます。
隣接しながらも深さと塩分濃度の違う湖が並んでいるので、それぞれに個性豊かな環境になっています。
海とつながり、流入河川のない日向湖はほぼ海水の湖。水深があるため海のように深い青で漁船や養殖筏が浮かんでいます。
久々子湖も海とつながっていますが、水月湖・三方湖を経て淡水の流入がある汽水湖。水深は浅く、淡い褐色を帯びた色合い。
水月湖とその入り江のような菅湖は深い汽水湖で、水月湖の底には年縞堆積物が横たわっています。静かでやや深めの青。
三方湖は5つの湖の中で唯一の淡水湖で、水深が浅いので明るめの青。
# 湖の色なんて空の色で変わってしまうのですけど。
この三方五湖の北側を巡るように観光道路の「三方五湖レインボーライン」が通じています。特に途中の梅丈岳の頂上は360度の展望があり、三方五湖から日本海まで眼下に一望できるスポットです。
公共交通機関勢には縁遠い場所ですが、2021年以降は冬期を除く週末運行の「ゴコイチバス」が走っていて、これで登ってきました。
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2025年11月16日
燃料電池バス
そういえば燃料電池バスに初めて乗りました。
名古屋市内で名鉄バスの運行している車両です。
他所の町で路線バスに乗るときは系統と行き先を間違いないようドキドキなので、バスに乗るときは車体の外観など全く気にする余裕はありません。
乗ってからしばらくして、外装も内装もやや丸みを帯びたデザインで、シートも一人ずつの個別の座席。何となく新しめの雰囲気のバスと気付きました。それでも車内に「FUEL CELL BUS」の表示がなければ燃料電池バスとは気が付かないところでした。
メーカー名などは確認しなかったのですが、外観や内装から、トヨタのSORAでないかと思います(検索した)。
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/21862392.html
乗り心地はEVバスとほぼ変わりません。街中だとバス自身の走行音もさることながら、路面の荒れもありますし、周囲の車の走行音もうるさいので、注意していなければ普通のバスと違いが分からないかもしれません。
ただ都市部だと走行距離はそんなに長くなさそうなので、水素ステーションを整備する必要がある燃料電池バスよりも、充電ステーションを準備すればよいEVバスの方が扱いは楽な気がするのですが、どうなのでしょう。
長期間の停電が発生したときのことなど考えると、燃料電池バスも併用するのはありなのかもしれません。
燃料電池バスは神戸市内でも走っているのですが、1台のみ(2025年11月現在)で路線も限られていて乗る機会がなかったので、名古屋で乗れたのは思わぬ体験でした(乗り物好き)。
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名古屋市内で名鉄バスの運行している車両です。
他所の町で路線バスに乗るときは系統と行き先を間違いないようドキドキなので、バスに乗るときは車体の外観など全く気にする余裕はありません。
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メーカー名などは確認しなかったのですが、外観や内装から、トヨタのSORAでないかと思います(検索した)。
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/21862392.html
乗り心地はEVバスとほぼ変わりません。街中だとバス自身の走行音もさることながら、路面の荒れもありますし、周囲の車の走行音もうるさいので、注意していなければ普通のバスと違いが分からないかもしれません。
ただ都市部だと走行距離はそんなに長くなさそうなので、水素ステーションを整備する必要がある燃料電池バスよりも、充電ステーションを準備すればよいEVバスの方が扱いは楽な気がするのですが、どうなのでしょう。
長期間の停電が発生したときのことなど考えると、燃料電池バスも併用するのはありなのかもしれません。
燃料電池バスは神戸市内でも走っているのですが、1台のみ(2025年11月現在)で路線も限られていて乗る機会がなかったので、名古屋で乗れたのは思わぬ体験でした(乗り物好き)。
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2025年11月09日
愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)
万博会場へ行ってきました。
2005年に開催された愛知万博こと2005年日本国際博覧会、通称「愛・地球博」の会場です。現在は記念公園になっていて、かつ近年はスタジオジブリのテーマパークになりつつあります。
日本で開催された6回の万博のうち、1985年のつくば科学博と2025年の大阪・関西万博は実際に訪問。1970年の大阪万博と1990年の大阪花博は跡地の公園に行ったことがあります。残る2ヶ所も行っておかねばならぬと重い腰を上げたのでした……と、そこまで思い入れがあるわけではなく、名古屋の今池から豊田市への移動にリニモを使ったら、途中に愛知万博の会場跡があるので降りたのでした。
行ってみて分かったのは、行ったこともない万博の跡地へ行っても思い入れも何もないのでした。
# 1970年大阪万博は日本史に刻まれたイベントなので、あれは別格。
公園の南の方に、当時、会場内を一周していた「グローバルループ」の一部が残されています。
愛知万博の会場は丘陵地帯にあるので、高低差が多く、パビリオンのあるエリアをつなぐように会場を周回するペデストリアンデッキをつくったということ。
夢洲の大屋根リングと似たようなものかと思っていたのですが、大屋根リングはリングの下こそ通路でしたが、リングの上は通路より大きな展望台というか、そのものが巨大な出展物でした。
当時の迎賓館が記念館として残されていて、1/1000の会場模型や、愛知万博の経緯や取り組みの解説パネル、パビリオンや当時の展示物の紹介などが展示されています。
芸術作品を持ってきて展示しているイタリア館、やっぱり学習的な展示をしていたドイツ館。20年経ってもコンセプトが一緒なのはつい笑いが出てしまいました。
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2005年に開催された愛知万博こと2005年日本国際博覧会、通称「愛・地球博」の会場です。現在は記念公園になっていて、かつ近年はスタジオジブリのテーマパークになりつつあります。
日本で開催された6回の万博のうち、1985年のつくば科学博と2025年の大阪・関西万博は実際に訪問。1970年の大阪万博と1990年の大阪花博は跡地の公園に行ったことがあります。残る2ヶ所も行っておかねばならぬと重い腰を上げたのでした……と、そこまで思い入れがあるわけではなく、名古屋の今池から豊田市への移動にリニモを使ったら、途中に愛知万博の会場跡があるので降りたのでした。
行ってみて分かったのは、行ったこともない万博の跡地へ行っても思い入れも何もないのでした。
# 1970年大阪万博は日本史に刻まれたイベントなので、あれは別格。
公園の南の方に、当時、会場内を一周していた「グローバルループ」の一部が残されています。
愛知万博の会場は丘陵地帯にあるので、高低差が多く、パビリオンのあるエリアをつなぐように会場を周回するペデストリアンデッキをつくったということ。
夢洲の大屋根リングと似たようなものかと思っていたのですが、大屋根リングはリングの下こそ通路でしたが、リングの上は通路より大きな展望台というか、そのものが巨大な出展物でした。
当時の迎賓館が記念館として残されていて、1/1000の会場模型や、愛知万博の経緯や取り組みの解説パネル、パビリオンや当時の展示物の紹介などが展示されています。
芸術作品を持ってきて展示しているイタリア館、やっぱり学習的な展示をしていたドイツ館。20年経ってもコンセプトが一緒なのはつい笑いが出てしまいました。
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リニモ(愛知高速交通)
「リニモ」こと愛知高速交通東部丘陵線に乗ってきました。
HSSTと呼ばれる磁気浮上式鉄道ですが、いわゆる中央リニア新幹線のような超高速鉄道ではなく、新交通システムに近い形でつくられました。車両の浮かし方も少し違って、電磁石の吸引力でレールに吸い付くように引っ張り上げています。ちなみに浮いているのはわずか8mmほどで、常時、距離を計測しながら電磁石の出力を調節しています。
2005年の愛知万博に合わせて開業しましたが、開発そのものは1970年代半ばから始まっていました。当時の主体は日本航空で、空港アクセス鉄道としての役割を期待されていました。
1985年のつくば科学博では会場に300mほどの軌道が作られ、乗客を乗せてのデモ走行が行われています。私も小学生当時にこれに乗っています。時速30km/hほどでソロソロと直線軌道を往復するだけでしたが、浮く感覚は全く分からなかったのは覚えています。
フィルムカメラの時代で写真は撮っていないのですが、当時の「搭乗券」は航空機のそれを模していて、車体の赤青のラインも当時の日航の飛行機の塗装に寄せたもの。日航が関わっているだけあるなあと思ったものです。
後にカナダ・バンクーバの万博や国内の地方博でもデモ的な走行が行われていましたが、2005年の愛知万博のアクセス路線として愛知高速交通東部丘陵線が開業しました(なお日本航空はこの間2000年にHSSTから撤退)。
とはいえ沿線に全く用事がなく、乗る機会のないまま今に至り、今回やっとこ乗車しました。
# ちなみに科学万博で走行した車両は愛知県岡崎市の岡崎南公園に展示されているそうです。
リニモの名古屋側の起点は藤が丘駅で、地下鉄東山線の藤が丘駅に接続しています。都心乗り入れでないのが微妙なところ。
地下鉄東山線の藤が丘駅は地上区間の高架駅なのに、リニモの藤が丘駅は地下駅です。何となく高架上を走っているイメージがあったので、乗り場が地下とは思っていませんでした。乗り換えの高低差はありますが、リニモの方が運行本数多くないので、慌てなくても乗れます。
科学万博以来、久方ぶりのHSST。
藤が丘駅を出る時、ドアが閉まったタイミングで、車体が浮いた感触がありました。ノンステップバスの車体の傾斜を復元する時の動きに近い感じ。よほど注意していないと分からない程度です。
他の駅は停車時間が短いせいか浮いたままのようで、終点の八草駅も折り返し線に入るのでやはり浮いたままのようでした。
発車後の動きは滑るようなスムーズさ(浮いているから滑ってもいない)で、揺れが少ない。
磁気浮上式だからなめらかに動くし、上下の揺れはほとんどなく、左右の揺れも少ない。前後方向は加減速でややカクカクしますが、これは制御プログラムの都合かと思います。いずれにせよ普通の鉄道に比べると格段になめらか。
加速もよいし、急勾配も平気で登るし、原理的に軌道が濡れてもスリップすることはないし、100km/h迄出るから速いし、全般的に新交通システムよりずっと洗練されてる感じ。
車体は新交通システムより一回り大きめ。ただ3両編成なので輸送力は神戸のポートライナーと同じくらいでしょうか。
ポートライナーとつい比較してしまうのですが、ポートライナーはタイヤで転がってる感ゴロゴロの乗り心地ですし、開業当初の軌道は震災の不等沈下でガタガタになりましたし、リニモに勝てるのはギリギリまで詰め込んだ運転密度とピーク時に運びきれないほどの乗客数くらいでしょうか。いいなあHSST。
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HSSTと呼ばれる磁気浮上式鉄道ですが、いわゆる中央リニア新幹線のような超高速鉄道ではなく、新交通システムに近い形でつくられました。車両の浮かし方も少し違って、電磁石の吸引力でレールに吸い付くように引っ張り上げています。ちなみに浮いているのはわずか8mmほどで、常時、距離を計測しながら電磁石の出力を調節しています。
2005年の愛知万博に合わせて開業しましたが、開発そのものは1970年代半ばから始まっていました。当時の主体は日本航空で、空港アクセス鉄道としての役割を期待されていました。
1985年のつくば科学博では会場に300mほどの軌道が作られ、乗客を乗せてのデモ走行が行われています。私も小学生当時にこれに乗っています。時速30km/hほどでソロソロと直線軌道を往復するだけでしたが、浮く感覚は全く分からなかったのは覚えています。
フィルムカメラの時代で写真は撮っていないのですが、当時の「搭乗券」は航空機のそれを模していて、車体の赤青のラインも当時の日航の飛行機の塗装に寄せたもの。日航が関わっているだけあるなあと思ったものです。
後にカナダ・バンクーバの万博や国内の地方博でもデモ的な走行が行われていましたが、2005年の愛知万博のアクセス路線として愛知高速交通東部丘陵線が開業しました(なお日本航空はこの間2000年にHSSTから撤退)。
とはいえ沿線に全く用事がなく、乗る機会のないまま今に至り、今回やっとこ乗車しました。
# ちなみに科学万博で走行した車両は愛知県岡崎市の岡崎南公園に展示されているそうです。
リニモの名古屋側の起点は藤が丘駅で、地下鉄東山線の藤が丘駅に接続しています。都心乗り入れでないのが微妙なところ。
地下鉄東山線の藤が丘駅は地上区間の高架駅なのに、リニモの藤が丘駅は地下駅です。何となく高架上を走っているイメージがあったので、乗り場が地下とは思っていませんでした。乗り換えの高低差はありますが、リニモの方が運行本数多くないので、慌てなくても乗れます。
科学万博以来、久方ぶりのHSST。
藤が丘駅を出る時、ドアが閉まったタイミングで、車体が浮いた感触がありました。ノンステップバスの車体の傾斜を復元する時の動きに近い感じ。よほど注意していないと分からない程度です。
他の駅は停車時間が短いせいか浮いたままのようで、終点の八草駅も折り返し線に入るのでやはり浮いたままのようでした。
発車後の動きは滑るようなスムーズさ(浮いているから滑ってもいない)で、揺れが少ない。
磁気浮上式だからなめらかに動くし、上下の揺れはほとんどなく、左右の揺れも少ない。前後方向は加減速でややカクカクしますが、これは制御プログラムの都合かと思います。いずれにせよ普通の鉄道に比べると格段になめらか。
加速もよいし、急勾配も平気で登るし、原理的に軌道が濡れてもスリップすることはないし、100km/h迄出るから速いし、全般的に新交通システムよりずっと洗練されてる感じ。
車体は新交通システムより一回り大きめ。ただ3両編成なので輸送力は神戸のポートライナーと同じくらいでしょうか。
ポートライナーとつい比較してしまうのですが、ポートライナーはタイヤで転がってる感ゴロゴロの乗り心地ですし、開業当初の軌道は震災の不等沈下でガタガタになりましたし、リニモに勝てるのはギリギリまで詰め込んだ運転密度とピーク時に運びきれないほどの乗客数くらいでしょうか。いいなあHSST。
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2025年10月19日
洛東散歩
京都テルサで行われるX線天文衛星XRISMの国際会議(の一般講演会)に参加するため、京都へ向かいました。
講演会は午後からのスタートなので、少し早めに出て洛東、つまり鴨川の東岸を散歩しました。鴨川の東というだけではとても長いエリアですが、今回は阪急京都河原町駅から南へ向かってスタートです。
鴨川を渡り、祇園の花見小路を抜けます。花見小路で交通整理している警備員がJRAロゴの入ったユニフォームを着ているのが不思議だったのですが、花見小路の南端、建仁寺の手前に場外馬券売場があるのでした。禅寺と花街の境界に公営ギャンブルがあるという混沌とした空間です。
八坂庚申堂。お堂にぶら下がっているカラフルな玉は「くくり猿」と呼ばれるお守り。願いを書いてぶら下げる習わし。ご覧の通りのカラフルさで、写真を撮る人たちでさほど広くない境内が大賑わい。
八坂の塔。京都の五重塔といえば、新幹線の京都駅からも見える東寺の五重塔か、洛東のこの八坂の塔がまず紹介されます。臨済宗建仁寺派の法観寺というお寺ですが、何度も火災に遭ってこの塔以外の主要な堂宇は失われてしまいました。
実は塔の内部を拝観することができ、二層目まで上がることが出来ます。一層目の内陣を見ることが出来る塔は他にもありますが、上層階へ上がれるのはちょっと珍しい。
塔の心礎は大きな石で、飛鳥時代のものと伝えられています。塔そのものは火災で3回焼失し、現在の塔は1440(永享8)年に室町6代将軍の足利義教の援助で再建されたもの。内部からは塔を貫く大心柱も見ることが出来ます。
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講演会は午後からのスタートなので、少し早めに出て洛東、つまり鴨川の東岸を散歩しました。鴨川の東というだけではとても長いエリアですが、今回は阪急京都河原町駅から南へ向かってスタートです。
鴨川を渡り、祇園の花見小路を抜けます。花見小路で交通整理している警備員がJRAロゴの入ったユニフォームを着ているのが不思議だったのですが、花見小路の南端、建仁寺の手前に場外馬券売場があるのでした。禅寺と花街の境界に公営ギャンブルがあるという混沌とした空間です。
八坂庚申堂。お堂にぶら下がっているカラフルな玉は「くくり猿」と呼ばれるお守り。願いを書いてぶら下げる習わし。ご覧の通りのカラフルさで、写真を撮る人たちでさほど広くない境内が大賑わい。
実は塔の内部を拝観することができ、二層目まで上がることが出来ます。一層目の内陣を見ることが出来る塔は他にもありますが、上層階へ上がれるのはちょっと珍しい。
塔の心礎は大きな石で、飛鳥時代のものと伝えられています。塔そのものは火災で3回焼失し、現在の塔は1440(永享8)年に室町6代将軍の足利義教の援助で再建されたもの。内部からは塔を貫く大心柱も見ることが出来ます。
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2025年10月13日
飛水峡(岐阜県七宗町)
飛水峡は飛騨川の上流部、岐阜県七宗町から白川町までの全長約12kmの峡谷。
かつての「日本最古の石」を含む上麻生礫岩は飛水峡の南端に近いところにありますし、日本最古の石博物館も飛水峡のほとりにあります。その上流側に入るといっそう峡谷らしくなります。
上麻生橋の上流あたりから。チャートの岩肌がたまりません。写真を拡大すると分かりますが、岩肌が全面しましま。放散虫などの化石が堆積したものですが、サンゴのような石灰質ではなく、二酸化ケイ素(結晶になると石英)なのでむちゃくちゃ硬い。硬いのですけど、川の水は砂礫混じりで流れてきますから、長い年月で削られてこうなります。
実はこの下に天然記念物になっている甌穴群がありますが、道路が広くなっている駐車スペースからは、草木の生い茂った断崖絶壁の下でほとんど見えません。ただ渓谷の風景はよい場所です。
飛騨川の対岸(西岸)に飛水峡ロックガーデンという場所があります。すれ違い困難な細い道の奥で、対向車が来たらほんと大変な道。
峡谷の岩の上を歩けるようになっていて、といっても道が整備されているわけではないので、歩きやすい岩の上を散歩(ときどきよじ登る)出来る場所という感じ。もう一面がこのしましまのチャートだらけで素晴らしい。放散虫の化石から三畳紀の中期から後期(2.5億年前から2億年前)に堆積したものと分かっているそうです。
飛水峡ロックガーデンの対岸(東岸)の甌穴。数は多くないのですが、それと分かる距離で観察出来ます。
ちょっとした窪みに石が入って、石が窪みにはまったまま水流でゴロゴロ転がりつつ窪みを掘り下げ、どんどん穴が大きくなるという、割と気の長い時間をかけて出来た穴です。
硬い岩でないとすぐに穴が大きくなって崩れてしまいますし、水流が激しくないと石がゴロゴロ転がってくれないので穴が大きくなりません。飛水峡はちょうど条件が整った場所だったというわけです。
それにしても惚れ惚れするようなチャートです。
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かつての「日本最古の石」を含む上麻生礫岩は飛水峡の南端に近いところにありますし、日本最古の石博物館も飛水峡のほとりにあります。その上流側に入るといっそう峡谷らしくなります。
上麻生橋の上流あたりから。チャートの岩肌がたまりません。写真を拡大すると分かりますが、岩肌が全面しましま。放散虫などの化石が堆積したものですが、サンゴのような石灰質ではなく、二酸化ケイ素(結晶になると石英)なのでむちゃくちゃ硬い。硬いのですけど、川の水は砂礫混じりで流れてきますから、長い年月で削られてこうなります。
実はこの下に天然記念物になっている甌穴群がありますが、道路が広くなっている駐車スペースからは、草木の生い茂った断崖絶壁の下でほとんど見えません。ただ渓谷の風景はよい場所です。
飛騨川の対岸(西岸)に飛水峡ロックガーデンという場所があります。すれ違い困難な細い道の奥で、対向車が来たらほんと大変な道。
峡谷の岩の上を歩けるようになっていて、といっても道が整備されているわけではないので、歩きやすい岩の上を散歩(ときどきよじ登る)出来る場所という感じ。もう一面がこのしましまのチャートだらけで素晴らしい。放散虫の化石から三畳紀の中期から後期(2.5億年前から2億年前)に堆積したものと分かっているそうです。
ちょっとした窪みに石が入って、石が窪みにはまったまま水流でゴロゴロ転がりつつ窪みを掘り下げ、どんどん穴が大きくなるという、割と気の長い時間をかけて出来た穴です。
硬い岩でないとすぐに穴が大きくなって崩れてしまいますし、水流が激しくないと石がゴロゴロ転がってくれないので穴が大きくなりません。飛水峡はちょうど条件が整った場所だったというわけです。
それにしても惚れ惚れするようなチャートです。
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2025年10月12日
名古屋ガイドウェイバス
徳川美術館の最寄りが大曽根駅なので、そういえばと名古屋ガイドウェイバスに乗ってきました。
バスが通る道路の両脇に高さ20〜30cmほどの低い壁(ガイドウェイ)をつくり、これに横向きの小さな車輪を当てて、ハンドル操作なしでバスを走らせるもの。日本で唯一、名古屋市内の大曽根駅からの路線が運行されています。
輸送量でいえば以下のような順番になります。
鉄道>新交通システム>路面電車>BRT/ガイドウェイバス>バス
路線バスとポートライナーのような新交通システムの中間の需要を狙ったシステムですが、また狭いところをターゲットにしたものです。
名古屋ガイドウェイバスは高架の専用路が整備されているので渋滞知らず。ただ海外のガイドウェイバスは通常の道路にバス専用路を整備する(バス専用レーン=ガイドウェイバス専用路になるような形)を想定しているのに対し、高架専用道は建設費が高く付きます。
休日夕方の時間帯で10分に1本の運行本数なので、運行本数も極端に多いわけではありません。ただ沿線にナゴヤドームがあるので、イベント開催時は時刻表にないバスを増発するそうです。
乗り心地は普通のバスといっしょ。全くいっしょ。知らずに乗ったら高架道を走る普通のバスに見えると思います。それでも実はこれ鉄道扱いだそうです。
ガイドウェイがある高架区間では運転士はハンドル操作を行わず、アクセルとブレーキだけで運転します。運転士さんがハンドルを回していないのを見るとふつうのバスではないのだなあと気付きます。
黒部立山アルペンルートのトロリーバスも鉄道扱いでしたが、あれは架線で集電するので少しは電車っぽく見えた一方、ハンドル操作をしているところはバスでした。
名古屋ガイドウェイバスの大曽根駅。鉄道扱いなのでバス停だけど「駅」なのですね。高架でバスの転回場まで作ってありますが、乗り場そのものは鉄道駅というよりバスターミナル。
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バスが通る道路の両脇に高さ20〜30cmほどの低い壁(ガイドウェイ)をつくり、これに横向きの小さな車輪を当てて、ハンドル操作なしでバスを走らせるもの。日本で唯一、名古屋市内の大曽根駅からの路線が運行されています。
輸送量でいえば以下のような順番になります。
鉄道>新交通システム>路面電車>BRT/ガイドウェイバス>バス
路線バスとポートライナーのような新交通システムの中間の需要を狙ったシステムですが、また狭いところをターゲットにしたものです。
名古屋ガイドウェイバスは高架の専用路が整備されているので渋滞知らず。ただ海外のガイドウェイバスは通常の道路にバス専用路を整備する(バス専用レーン=ガイドウェイバス専用路になるような形)を想定しているのに対し、高架専用道は建設費が高く付きます。
休日夕方の時間帯で10分に1本の運行本数なので、運行本数も極端に多いわけではありません。ただ沿線にナゴヤドームがあるので、イベント開催時は時刻表にないバスを増発するそうです。
乗り心地は普通のバスといっしょ。全くいっしょ。知らずに乗ったら高架道を走る普通のバスに見えると思います。それでも実はこれ鉄道扱いだそうです。
ガイドウェイがある高架区間では運転士はハンドル操作を行わず、アクセルとブレーキだけで運転します。運転士さんがハンドルを回していないのを見るとふつうのバスではないのだなあと気付きます。
黒部立山アルペンルートのトロリーバスも鉄道扱いでしたが、あれは架線で集電するので少しは電車っぽく見えた一方、ハンドル操作をしているところはバスでした。
名古屋ガイドウェイバスの大曽根駅。鉄道扱いなのでバス停だけど「駅」なのですね。高架でバスの転回場まで作ってありますが、乗り場そのものは鉄道駅というよりバスターミナル。
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