2021年09月04日

ホームスターデュオ

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 しばらく前に頂き物のホームスターが我が家にやってきました。
 動かなかったら部品取りにしようと思っていたのですが、いざ通電すると、原版の回転音がやや大きいものの、完動品です。ただAC-DCアダプターが付いていなかったので、もともと家にあるホームスターと同時上映することは出来ませんでした。
 2台いっしょに上映したところで何の意味もないのですが、手元に機械があったら使ってみたくなるものです。人間とはそういう生き物です。

20210813homestar006.jpg シルバーが元から家にあったもので、2005年に発売されて割と早い時期に購入した最初期型です。
 青いほうが今回やってきたもので、どうやら現在「ホームスター Classic」として販売されているもの。
 ホームスターはラインナップがいくつかあり、
 通常品が[ホームスター(初代)]→[ホームスターPro][ホームスターPro 2nd Edition][ホームスターClassic]。初代からProでは、光源が明るくなり、光学系も改良されているのですが、Pro以降は基本的に付属する恒星原板の違い。
 上級機が[ホームスターEXTRA]。リモコンで指定日時の星空を投影できる本格派でしたが、既に終売。値段もすごくて確か実売7万円前後。ミニボーグが買える…… 星カフェSPICAのメインの投影機がこれです。
 廉価版が[ホームスターPure]→[ホームスターLite]→「ホームスターRelax」。こちらは日周運動の機能がない超シンプルなもの(Pureは手動で原板を動かせましたが、Lite以降は原板固定)。

 あとは映画などとのコラボでカラーバリエションや特別な原板を付けたりする限定品を展開していますが、基本はだいたい上記の通り。

 また最近、星の瞬きができる新タイプのホームスターも発売されました。Classicとの価格差も少ないので、長期的には切り替えるつもりかもしれません(推測)。

20210904homestar009.jpg ホームスターの電源はDC5Vを出力するAC-DCアダプターがあればいいのですが、そんなものは都合よく家にありません。
 かつては元町高架下に電源アダプターを山積みしている中古家電店があったのですが、それも今は昔。
 初代ホームスターは乾電池4本でも動くので、USB給電の5Vで電力的には問題ないはず。ということで、使ってないUSBケーブルを切断して、電源供給用の電線を剥いてテスタで出力を確認。うむ、大丈夫そう。あとホームスターに合うプラグが余っていたので、こちらもコードの被覆を剥いて繋いでスイッチオン。おーっ点いた点いた。あとはハンダ付けして絶縁テープを巻いて工作おしまい。

 夜になるのを待って2台打ちしたのが冒頭の写真です。右側が初代で左側が頂いたClassic。なるほど星像の明るさが段違いです。投影範囲の端のピントが甘いのは、撮影用に壁に過度に近づけすぎたためで、もう少し距離を取れば端まで合焦します。

 これで「おうちで星カフェSPICA」ごっこができます。もっともうちでは煎茶とほうじ茶とコーヒーしか出てきませんけど。
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2021年09月02日

プラモ尼崎城 at あまがさき観光案内所

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 阪神尼崎駅前の観光案内所にプラモ尼崎城の展示コーナーが出来たというので、ワクチン接種帰りに覗いてきました。
 尼崎のものづくりの企業を紹介するコーナーの一角で、お隣は金属精密加工のメーカーの展示です。

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 並んでいるのはランナー状態のプラモデルにその完成品、そして金型の実物大模型。金型の実物大模型は、原寸大写真を貼り付けただけの「はりぼて」なのですが、これが写真に撮ると化ける……

 ランナー状態のプラモデルにも詳細な解説が付いていて、「こういうところに気を使って設計するのか」と、組むだけの立場からは分からない視点が垣間見えて面白かったです。
 ねじりのある形状のパーツと金型を抜く方向の調整なんて、言われてみれば「なるほど!」です。でも組んでいるときには気にしないというか、組む側としてはパーツがスタートラインなので、スタートラインにつく前のことはあまり考えないんですよね。

 一方で組んでいる最中にパーツの合わせ方などよく考えてあるなあと感心することは多々あって、シャチホコプラモデルもスナップフィット(接着剤なしで突起をはめ込むだけで組みあがるプラモ)の突起が間違ったパーツが嵌らないように形状を変えてあるなど、小さいプラモながらよく練られていると思ったものです。
# この辺ですごいのは子どもからマニアまで相手にしているガンプラのバンダイ。

20210902ama_plamo005.jpg 柳田國男の生誕地でもある福崎町観光協会が販売している妖怪プラモデル、これまでは中国で生産していたのを、新型コロナ渦でやり取りが難しくなったことから、シャチホコプラモで名を挙げた尼崎チームに声がかかったそうです。"Made in Hyogo"の「鬼」のプラモデル、塗装次第でいくらでも楽しめそうです。
# なお我が家に積んだままのシャチホコプラモ2基ありまして(大汗)

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2021年08月20日

ペーパーパズル フタバスズキリュウ

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 こちらも大阪市立自然史博物館のミュージアムショップでお迎えしたもの。ティラノサウルスと一緒に購入しました。

 フタバスズキリュウは大長編ドラえもんの第一作「のび太の恐竜」で主役を張った「ピー助」のモデルです。映画公開当時、日本で発掘された大形爬虫類はこのフタバスズキリュウが唯一の存在でした。映画の印象もあって、フタバスズキリュウを含む首長竜は海で暮らす恐竜だと思っていたのですが、そもそも首長竜が恐竜と別の種類のグループだなんて、大人になるまで知りませんでしたよ!
# そういえばプテラノドンは空の恐竜で、魚竜も海の恐竜だと思い込んでいました。

 フタバスズキリュウの化石は国立科学博物館の実物も見ましたし、発掘地に近いいわき市石炭・科学館の骨格標本模型も見ました。なんなら産出地も見に行きました。子どもの頃に見た映画の刷り込みは恐ろしい。

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 パッケージを開けると、予め切込みを入れてある厚紙3枚。2枚が本体で、1枚は台座です。写真に入れ忘れましたが、紙くずを拭き取るクロスも入っています。もっともホコリになるような紙くずは出なかったので、クロスは使わずじまい。

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 台紙には予め切れ込みが入っているので、気長に指でグリグリ揺すっていると接続部が切れて外れてくれます。こうすると切れ跡がカッターで切り離すよりもきれい。ただ力を入れすぎるとパーツを折ってしまう危険があるので、微妙な加減を掴むのが苦手なら、ふつうにカッターで切ったほうが無難です。黒だからどのみち切れ跡はさほど目立ちません。

 組み立てもパーツの溝を組み合わせていくだけなので、部品の番号さえ間違わなければ難しいことはありません。接着剤なしでも組めますが、私は木工用ボンドでガッチリ固めながら組みました。

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 時間は測っていませんでしたが、2〜3時間といったところ。速さを競うものではありませんから、のんびり愉しめばよいのです。

 しかし首長竜というだけあって、バランスがおかしいのかと思ったほど首が長いです。上野の科博に展示されてる骨格は首をグイッと曲げていますが、まっすぐ伸ばすとこんなものか。

 台座の組み立ては要接着で、本体を安定させて飾るには台座と本体の接着も推奨です。この辺り、水中で暮らしていた生き物なので、紙の模型といえども、足というかヒレで全重量を支えるのは難しいのです。

 「のび太の恐竜」のフタバスズキリュウはすっかりのび太に懐いていましたが、こんな全長7mもあるトカゲの仲間を飼おうとしたら、エサ代だけで軽く破産しそうです。そりゃのび太も元の時代に返したくもなります。そういえば映画では、裏山で見つけた首長竜の卵の化石をタイムふろしきで戻したのですが、洪積層と沖積層しかない練馬区のどこから首長竜が……むかしむかしの大洪水で流されて埋もれたということにでもしておきましょうか。
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2021年07月20日

ペーパーパズル NEWティラノサウルス

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 大阪市立自然史博物館のミュージアムショップでお迎えしたもの。こうしたペーパークラフトを専門に作っている会社の製品で、ナガサワ文具センターでも見かけたことがあります。
 化石の実物を見たあとだとついつい手が出てしまいます。自然史博物館にティラノサウルスはいないのですが(そもそも日本にいなかった恐竜)、やはり男子的には最強恐竜をお迎えしなければなりません。

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 パッケージを開けると、予め切込みを入れてある厚紙一枚。それと紙くずを拭き取るクロスが入っています。
 ペーパークラフトではなく「ペーパーパズル」を名乗っているのは、接着剤不要で差し込むだけで完成する簡便さと、敷居の低さを訴求したいのかもしれません。

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 似たようなパーツが多いので、取り違えの無いよう説明書を見ながら慎重に組んでいく必要がありますが、組み立てそのものは難しくありません。
 胴体部を組むのに1時間ほど。私は木工用ボンドでがっちり固定しながら組んだので、接着剤無しで差し込むだけならもっと早く進むと思います。とはいえ細かい作業を1時間も続けると疲れてくるので、残りは翌日に繰り越し。

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 そして30分ほどの追加作業でT-REXが大地に立ちました。いやデスクトップに立ったと言うべきか。
 ティラノサウルスといえば昔はゴジラのように直立した姿の復元図でしたが、映画「ジュラシック・パーク」以降はしっぽを上げて俊敏に走りそうな復元図が一般的になり、最近は羽毛が生えた姿の復元図も見るようになりました。
 目に見えて研究の進展を感じられる分野の一つかもしれません。

 ところでこのティラノサウルスの骨格、黒一色もかっこいいのですけど、私の部屋だといろいろ小物が多くて埋もれてしまいがちです。いっそ白系統に塗り替えてしまおうかな。
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2021年07月04日

1/700 南極観測船「宗谷」プラモデル

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 南極観測船「宗谷」の1/700プラモデルを組みました。
 「宗谷」は初代の南極観測船で、1956〜62年まで6次にわたる南極への航海を行いました。昭和基地の開設や樺太犬のエピソードは映画「南極物語」の題材にもなっています。

 元々は第二次世界大戦前に北洋向けの貨物船として建造されたのですが、海軍に徴用されて測量任務を行う特務艦となり、戦後は引き上げ船を経て海上保安庁の灯台補給船、そして耐氷構造を買われて南極観測船に抜擢されます。南極観測を退いたのちは北海道で巡視船となり、1978年に退役しました。
 「宗谷」は現在もお台場に保存展示されていますが、この小さな船で6度も南極へ行ったのかと驚くばかりです。

20210704soya040.jpg シールズモデルのウォーターラインのキットにバルサ材で船底を足してフルハルモデル化。キットは第3次〜第6次を作り分けられるようになっていますが、タロ・ジロと再会した時の第3次観測隊の仕様で組みました。

 塗装のほとんどは水性塗料の筆塗り。軍艦の模型はほとんどグレー一色ですが、「宗谷」はとにかく塗り分けが細かく、これに全作業の7割を費やしました。どうやら南極観測船ぽく仕上がって良かったです。

20210704soya048.jpg 1/700の同スケールで戦艦大和と並べるとこの通り。宗谷の竣工は1938年、戦艦大和の就役は1941年ですから、実は大和より古い船だったりします。
 宗谷は戦時中、トラック諸島にも派遣されたので、横並びはともかく大和の近くにいたことはあるかもしれません。

20210704soya054.jpg 南極観測を退いた「宗谷」は砕氷能力を活かして北海道で巡視船の任に就きます。

 1978年に船齢40年を迎えて引退したのですが、巡視船の後継としてはヘリコプター搭載型巡視船「そうや」(今度はひらがなが正式名)が建造されました。
 その後「そうや」の設計を基にしたつがる型巡視船が海上保安庁の各管区に配属されるのですが、神戸港でおなじみの巡視船「せっつ」はつがる型巡視船の6番船。南極観測船の「ふじ」「しらせ」だけでなく、巡視船「せっつ」もまた「宗谷」の後継者なのです。

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2021年06月30日

五十里ダムペーパークラフト

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 五十里ダムは鬼怒川の上流、栃木県日光市にあるダムです。
 父の実家の最寄りのダムということで、子どもの頃には何度か連れて行ってもらったことがあります。父の実家は山の中ではないのですが、標高は300m近くあって、高校の地図帳だと低地の緑色ではなく、山裾の茶色で塗られている辺りです。平らな場所ですけど関東平野にはたぶん入ってない。

 近くの川に行くと、川沿いの道に「このサイレンが鳴ったらダムが放流するから逃げて」という看板が何ヶ所も立っていて、そういう場所なんだと何となく理解していました。集落は段丘上なので、河原にいなければまず大丈夫。

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 さて何をどう間違えたのか、国土交通省関東地方整備局の鬼怒川ダム統合管理事務所が、ダムのペーパークラフトを作ってしまったのです。
鬼怒川4ダムペーパークラフトが出来ました

 馴染みのダムがあるからには、建造しないわけにはいきません。
 しかしダムが湛えた水を紙で組むことになろうとは思わなんだ。水の塊を組み立てるって変な気分。

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 五十里ダムは重力式コンクリートダムで、直線主体の構造ですから組立自体はさほど難しくありません。アーチ式コンクリートダムの川治ダムのほうが難易度は高めです。
 この辺りは4つもダムが集中しているのですが、私は五十里ダムしか行ったことがありません。親からすれば「ダムはどれを見てもダムだから近いところでいいか」てな具合だったのかもしれず、その気持もわからなくはありません。

 南極観測船「宗谷」のプラモデルの息抜きに組んだので、折り目などは着色せず素組で完成させています。

 デフォルメはされていますが、1/2000の統一スケールという本格派。ダム湖の上にダムカードを差し込めるようになっています。放流パーツも付いてるプレイバリューです。

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2021年05月20日

折り紙

 引き出しの整理をしていたら折り紙が何袋か出てきました。一番古いものは、つくばに住んでいた頃の近所のお店の値札が貼ってあります。つまりは前世紀の遺物です。これは何かを折ってしまわねばなりません。

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 ということで、野辺山宇宙電波観測所のサイトで公開されている電波望遠鏡折り紙です。立体になっているのは全種類折りました。
 https://www.nro.nao.ac.jp/gallery/(ギャラリーの一番下にあります)

 左写真は折り上げてそのまま、右写真は要所を糊付けしたものです。慣れた人が折れば糊付けは不要かもしれないのですが、紙が重なるところや折り目や直線をきちんと出したい部分を糊付けすると、ピシッと角が決まってカッコよくなります。

 一つだけピンクなのは、最初に折ったときにうまく形にならずに、別の紙で折り直したためです。白の折り紙を使い果たしていたのでこの色に。朝焼けに染まる電波望遠鏡という設定でOK。

 それにしても折り紙のクリエイターの凄さに舌を巻きます。ペーパークラフトなら円筒や円錐や直方体など基本になるパーツを組み合わせていけば形になるのですが、折り紙の場合はどうやってこの形を折り出す方法を思いつくのやら見当がつきません。

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 こちらはユニット折り紙というもので、ユニットと呼ばれる部品をいくつも作って組み上げるものです。公民館などによく飾ってあるのを見ますが、作ったのははじめて。

 まずいちばん右は「八角箱」。折り紙8枚の組み合わせです。こういうものは小さいサイズに挑戦したくなりますから、折り紙を通常サイズと1/4サイズ、1/16サイズに裁断したもので大中小の3種類組みました。
 さすがに1/16サイズの折り紙だと紙の折り重なりの厚みなどで誤差がたまってきれいに仕上げるのが難しくなります。慣れるとその分を考慮しながら折れるようになるのでしょうが、二度三度作った程度ではまだまだ。

 中央は「くすだま」で、これは折り紙8枚の組み合わせ。やはり通常サイズと1/4サイズ、1/16サイズの大中小。糊なしでも何とか組み上がります。

 左は「大星型十二面体」。とんがった三角錐の頂点を結ぶと、正十二面体になっています。これは折り紙30枚の組み合わせで、通常サイズだと紙が足らず、1/4サイズ、1/16サイズだけ組んでいます。これは糊付け必須。同じユニットで「小星型十二面体」という形も組めるのですが、さらに30個も同型ユニットを折る気力がなく、ここまでで終了としました。

 個々のユニットを折るのはさほど難しい作業ではないので、グループでワイワイ楽しみながら作品をつくれるということで、公共施設に完成品が置いてあるのでしょう。

 しかしこれだけ作ってまだ折り紙使い切ってないんだよな実は。
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2021年01月20日

紙でつくる山岳模型キット しまつみ 「青ヶ島」

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 紙でつくる山岳模型キット「やまつみ」シリーズの中でもユニークな「しまつみ」を組んでみました。伊豆諸島最南端の青ヶ島です。
 島の大半をカルデラ火山が占めていて、カルデラの中心には大きく口を開けた中央火口丘もあります。初めて航空写真でこの姿を見たときは感動すら覚えました。
 二重カルデラと呼ばれることもありますが、中央火口丘の火口は直径250mほどでカルデラというには小さく、二重式火山くらいが妥当なところでしょうか。それにしてもきれいに閉じた外輪山ともども惚れ惚れします。

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 キットはベースとなる海面のアクリル板に、1mm程度のボール紙を積み上げていく形。
 すでに等高線に沿ってカットされており、裏面もシール状にのりが付いているので、台紙から剥がして貼って積み上げていくだけです。位置決め用の穴も空いていて、棒を立てて通していくことで、丁寧に作業すればズレることもほぼありません。

 立体地形模型でいちばん面倒なのは等高線に沿って厚紙を切っていく過程なので、これが済んでいるだけでものすごく省力化されたキットですが、容赦なく細かい等高線の切れ込みを再現しているので、台紙から抜くのも慎重さが必要ですし、中には1mm四方程度のパーツもあって気は抜けません。
 充分な満足感と達成感を得られる程度の作業量はあります。
 この「青ヶ島」は比較的小型でパーツの少ないキットですが、完成まで3〜4時間くらいかかったでしょうか。
# 過去に作った「六甲山」や「箱根山」はとても一日で終わる量でなく、1〜2週間かかりました。

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2020年11月20日

ファルコン9/クルードラゴン 1/100ペーパークラフト

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 ファルコン9ロケットはアメリカのスペースX社の主力ロケットです。第一段とフェアリングを回収、再利用できることが最大の特徴で、安価で安定したマーリンエンジンと相まって打ち上げ費用の大幅な低減を実現しています。
 ドラゴン宇宙船は貨物専用機として2010年に初飛行し、2020年から「クルードラゴン」と名付けられた有人型が実運用に入りました。2020年5月に有人試験飛行、そして11月に野口聡一宇宙飛行士も搭乗した実用第一便の打ち上げに成功しています。

 上写真の右側が打ち上げ時のクルードラゴンとファルコン9ロケット、左側が回収時の第一段ロケット。下においてあるのがクルードラゴン宇宙船です(マスキングテープのロールに乗せてあります)。
 型紙はいつものAXM Paper Space Scale Modelsさん。組んだのは9月ですけど紹介していませんでした。

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 ファルコン9の第一段はマーリンエンジンが9基装備されています。名前は第二次大戦時のスピットファイアやP-51マスタングに積まれた名機マーリンエンジンから取っています。
 量産効果で安く作れることと、例えば1基のエンジンが止まっても残りの8基の燃焼時間を延ばしてカバーできるといった冗長性の確保にもなっています。
 模型としては9基分のノズルを組むのがひたすら忍耐です。同じ作業の繰り返しはつらいのです。

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 しかし組み上がるとかっこいい。ノズルがいっぱい付いていると強そうで迫力があります。しかしロケットは立てて展示することが多いので、苦心の工作はあんまり見てもらえないのでありました。
 右写真は着陸脚で、第一段の下部にはこれが4本装備されています。打ち上げ時は本体にピタッと付いた形ですが、着陸の最終段階で花びらが開くように展開して本体を支えます。

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2020年10月14日

岐阜城 1/300 ペーパークラフト(ファセット)

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 岐阜城は9月25日に訪問。
 置き場所に苦労するので現存天守以外のペーパークラフトはなるべく控えようと思っているのですが、金華山ロープウェイのお土産売り場に飾ってあったサンプルが格好よかったので、ついついお迎えしてしまいました。

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 現在の岐阜城の祖は斎藤道三が築いた稲葉山城で、道三の孫の龍興の代に織田信長が奪取。斎藤氏時代の城郭を大改修して名を岐阜城と改めました。山麓に大規模な居館を設ける一方で、山上の郭群には信長の家族や人質たちが住んでいたといいます。

 難攻不落で名高い岐阜城ですが、実は何度も落城していて、軍記物でおなじみ竹中半兵衛の乗っ取りに始まり、織田信長の美濃攻略、関ヶ原の戦いでも西軍の最前線として信長の孫の秀信(三法師)が守っていましたが、あえなく落城しています。
 山上の曲輪は狭く収容できる兵力が限られる上に、水の手は雨水の溜水頼り。長期の籠城戦に耐えるのは難しそうです。

 関ヶ原後には徳川家康によって廃城とされ、岐阜城の機能は南に築かれた加納城に移されました。

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 天守は昭和の再建で、実は平べったい建物。長良川の北岸からは細い面を見るので、塔のように見えます。天守台も明治時代に最初の模擬天守を作る際に積み直されたと言われていますが、近年の発掘調査で付近から信長時代と推定される石垣の痕跡が見つかっています。もしかすると当時の規模を推定できるようになるかもしれません。

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 ペーパークラフトは天守よりも地形が本体。チャートの岩山に石垣を組んで無理くり曲輪と通路を作った様子が分かります。周囲の石垣はほとんどが信長時代に積まれたもの。

 ペーパークラフト型紙の地形もよく表現されているのですが、紙で表現されている岩に紙粘土とキムワイプを盛って100均のアクリル絵の具で着色。よりそれらしく仕上げてみました。
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