2019年04月21日

尼崎城のシャチホコのプラモデルを作る

 尼崎城のシャチホコのプラモデルという訳のわからない品物がこの世に生まれました。

 せっかく尼崎城の天守が出来たのだから、お土産にお城のプラモデルがあってもいいんじゃないという、出だしから方向性が明後日を向いた企画があり、うっかりクラウドファンディングに乗ってしまいました。
 私はもともと城好きで、工作も好きですから、こんな楽しそうな企画を放って置く手はありません。

 最初はプラモ一箱が返礼品のコースに応募していたのですが、模型を組み立てるワークショップの追加募集があり、都合もついたので参加することにしました。
 集まったみなさんとは面識がないのですが、こういう企画を面白がる人たちですから、始まる前から会話もはずんで打ち解けます。

 講師はモデラーのらいだ〜Joeさん。プロフィールを見たら全日本オラザク選手権(ホビージャパン誌主催)の金賞・銅賞受賞者とかすごいことがサラッと書いてあります。
 プラモデルには泥やサビをあえて表現して、質感を表現する技法があります。ウェザリング(汚し塗装)と呼ばれるのですが、らいだ〜Joeさんはこの第一人者。なるほど経年で風格が増すお城のシャチホコはウェザリングと相性がよさそうです。

 さて前代未聞のシャチホコプラモ、現物を見るにつけ、シュールさに笑ってしまいます。ただしディティールは素晴らしく、接着剤無しで組み上げるスナップフィットになっていて、パーツのつけ間違いが無いよう接続部も配慮されています。

 今回の講座では難しい道具は使わず、教えて頂いた技法も基本的には小学生でもできるようハードルが低くアレンジされています。けれども効果は目に見えててきめん。
# このあたりのさじ加減が絶妙なのが、らいだ〜Joeさんの素晴らしいところ。

 参加者の皆さん(大きなお友達)は子どもの頃に一度はプラモデルの道を通っていますから、本格的に取り組もうとすると塗装や細かい工作が大変なのを知っています。そこをお手軽な工夫でパっと飛び越えるのを目の前で見せてもらえると、いちいち目からウロコが落ちていきます。プラモを組むってこんなに楽しいんだなと再認識。

 「俺が塗ったとは思えん」「プラスチックに見えへん」「なんだこのかっこよさ」「もはや金属」「渋い」「重量感すごい」と、一工夫加えるごとに渋さがましていくシャチホコに、歓喜の声が飛び交います。
 ということで、出来上がったシャチホコがこれ。我ながらびっくりの重厚感です。

 ところで会場はお寿司屋さん。
 カウンター側は普通にお寿司屋さんですが、反対側の壁に設えた棚には膨大なガンプラ。よく見ると壁にはられているのはジオン軍と地球連邦軍の旗。尼崎の模型サークル「あまがさきモケモケ団」の団長さんとのことで、なるほど納得。いや、納得していいのか!? フリーダムだな尼崎。

 さて帰りに頂いた「1/24 尼崎城専用シャチホコ」。箱絵がガンプラ旧キットのパロディになっているのはリターン品限定とのことです。アマガサキ驚異のメカニズムで第二第三のご当地プラモが生まれることを期待してやみません。応援しちゃいます。
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2018年08月22日

デザインカッター NTカッター D-400 vs オルファ 10BS

 カッターナイフの話ついでに、もう一話。
 一般的に「デザインナイフ」「アートナイフ」と呼ばれる刃物のこと。固定した名称はないようで、私は「デザインカッター」と覚えましたし、それでも文具店では通じます。

 繊細な作業をするのに特化したナイフで、カッターナイフの刃先が60度ほどなのに対し、デザインカッターは30度か45度(30度が多い)。先が尖っているぶん、細かい切れ目を入れたり、切り抜きをしたりしやすくなっています。
 もう一つは全体の形状がペンに近い形になっていること。カッターナイフは直進安定性重視で真っ直ぐ切るのに向いていますが、デザインナイフは刃先の取り回しがしやすく、小回りを効かせやすい形です。

 最初に手に入れたのはNTカッターのD-400。上写真の手前の黒い軸のものです。
 私は学生時代に地理を専攻していたのですが、地理を学ぶということは地図をたくさん描くことでもあり、今ならパソコンで描画する図表ものも当時は製図ペンで仕上げていました。地図の「色塗り」はスクリーントーンを貼る時代で、そのスクリーントーンを切るためにデザインカッターが必要だったのです。
 大学構内の画材屋さんで売っていたのがD-400で、店頭にこれしかなかったのですが、これがまた定番品で、今に至るまで使い続けています。

 奥の黄色いほうがオルファの10BS
 こうした道具はいちど手に馴染むと、他の物に乗り換えようとはそうそう思わないのですが、とある事情でD-400を失って代替品を買わねばならなかったとき、近所の金物屋さんで扱っていたのがこれしかありませんでした。
 軸の太さはほぼ同じですが、オルファ10BSの方が大きな刃がついています。D-400の刃の幅4mmに対し、10BSは6mm。とはいえ私の場合、切る対象がほとんど紙なので、刃の大きさの違いはあまり影響がありません。
 当初は違和感を感じながら使っていましたが、程なく慣れてしまいました。

 プラモデルを作る人なら模型屋さんにタミヤのプラモ用の工具が並んでいるのを見たことがあると思いますが、実はそのうちナイフ系のほとんどがオルファのOEM製品です。
 10BSもほとんど同じものがタミヤからモデラーズナイフの名前で出ています。お値段も少し高めにですが、カラーリングがオルファオリジナルの黄色でなく黒系統になっていることと、モデラーズナイフは軸が多角形で転がりにくくなっているのが大きな違い。
 デザインナイフの何が恐ろしいって、うっかり転がして机から落とすと、刃先から床に突き刺さるように落ちていくのです。刃先が鋭角だけに人体に刺されば被害甚大。カッターナイフは「転がる」ってことがまずないですから。

 D-400のシンプルなデザインも気に入っていたので、こちらも後ほど買い直して、今では気分で使い分けています。

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2018年08月21日

NTカッター A-300シリーズ

 とある事情でカッターナイフを一本失ってしまい、代替品をお迎えしました。
 いつも使っているのはNTカッターのアイボリーのこれ。大抵の文具店に置いてあるので今まで商品名も知らなかったのですが、「A-300」という型番です。

 昔々は全プラスチック製のカッターナイフを使っていたのですが、学生時代にこのA-300を店頭で見かけて、まわりの品より少し高かった(といっても定価300円)のですが、なんとなく気に入って購入しました。

 刃周りは金属製でアイボリーのプラスチックで持ち手を成形しています。これが形といいバランスといいとても使いやすく、あとで追加で一本購入して、今の今に至るまで日常の事務作業からちょっとした工作まで、これでこなしています。
 上の写真だと目立ちませんが、プラスチック部分は既に経年で変色してます。カッターナイフは刃を入れ替えれば本体はずっと使えるものですから、平成時代の大部分はこれと共に過ごしたことになります。

 特に意識もせずに使っていたのですが、改めて調べてみるとその筋では定番中の定番。
 最近はオルファ社(カッターナイフ界の最大手)の製品が幅を利かせていて、ナガサワ文具センターの本店でさえラインナップの7割方はオルファ製品という状況ですが、それでもA-300は置いてあります。根強いファンがいるのでしょう。

 さて、そのA-300を買い足すつもりでいたのですが、うっかり視界に入ってしまったのが、ほとんど同じ形の「赤い奴」。上の写真だと深みのあるメタリックレッドが全く表現できていないのですが、とにかくカッコいい。即断でこれをお迎えしました。

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2018年06月06日

ニキシー管時計

 ニキシー管時計を入手しました。
 ニキシー管は液晶やLEDが普及する前に使われていた表示器で、ガラス管の中に数字や文字を表示するものです。かつては電卓に多用され、また私の子ども時代のかかりつけの病院の体温計がニキシー管の表示でした。

 以前に種子島宇宙センターで使われていたカウントダウンクロックの写真を見て、これいいなと思ったのですが、ニキシー管はすでに1990年代に製造が終了。現在出回っているのはデッドストックや製品に組み込まれたものを取り外したものです。

 ニキシー管時計は4年ほど前に一度調べたことがあるのですが、当時は完成品が3〜4万円からで、ちょっと手を出しにくい価格帯。自分でハンダ付けするキットなら海外製のものが1万円台半ばからありますが、私に細かいハンダ付けをする技量がありませんし、正常に作動しない場合のトラブルシューティングも自信がないので、そのままになっていました。

 最近になって完成品の値段も落ち着いてきて、えいやっと購入しました。
 見かけはレトロでも表示部以外は現代の時計ですから、GPSによる時刻補正機能やタイマーによる自動ON/OFF機能も付いた実用的なもの。

 使用しているニキシー管はロシア製のIN-14という製品で、おそらく現在もっとも入手しやすいものです。コストダウンのために数字の「5」は「2」を上下逆にしたフォントを使っていて(おそロシア)、その点は好みの分かれるところ。これより大きな管や小さな管だときれいな「5」のフォントのものがあるのですが、値段や大きさのバランスも考えると、このIN-14が落ち着きどころになりました。

 通電すると何のトラブルもなく点灯して、程なくGPS信号も補足して時刻も自動補正、そのまま正常に動いています。キットを組むのはハードル高いな、と思っていたのを考えると拍子抜けした気分。
 高電圧部もありますし、むき出しのままもよくないので、アクリルケースを用意して入れようと思っています。
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2018年04月29日

観測ロケットMOMO2号機 1/100ペーパークラフト

 インターステラテクノロジズ(株)の観測ロケット「MOMO」のペーパークラフトです。手前が2号機、奥が初号機です。

 インターステラテクノロジズは北海道大樹町に拠点を置くベンチャー企業で、液体燃料ロケットの開発を行っています。
 「MOMO」は高度100kmの宇宙空間到達を目指した観測ロケットで、2017年7月に初号機が打ち上げられましたが予定高度に到達せず、現在2号機の準備が進められています。当初は4月末の打ち上げを予定しましたが、バルブ駆動用の窒素ガスが漏れるトラブルがあり、機体改修のために夏以降に延期されました。

 ロケットの全長は10m、JAXAの観測ロケットSS-520とほぼ同じ規模ですが、SS-520が固体燃料ロケットなのに対し、MOMOは液体燃料ロケットです。インターステラテクノロジズは安価な輸送手段としての小型ロケットの開発を進めていて、将来的には小型人工衛星の軌道投入を目指しています。
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2018年04月15日

TOOGE 月のランプ

 TOOGE 月のランプをお迎え。
 橋本麻里さんのツイートで知っていたのですが、ポラリスで現物を見て、即、購入を決めました。

 大きさが直径20cm、18cm、15cm、9cmの4種類で、我が家にやってきたのはポラリスと同じ18cm。
 で、実物見て決めたはずなんだけど、届いてみると思ったより大きかった。シンプルな部屋だと18cm径で合うんだろうけど、我が家は割とゴチャゴチャしてるから、18cm径だと大きく感じてしまうのかも。これなら15cm径でよかったかもしれませんが(価格も半分くらいで済む)、まあ「思ったより小さかった」て思うよりはよいか。

 発光は白・黄の2種切り替えで、両色とも無段階調光可能。電源はUSB充電のバッテリーで、一度充電すると軽く一晩は持ちます。最も明るくするとライトの側なら本くらい読めそう(試してないけど)、月の形を楽しむだけなら暗くした状態で充分。

 点灯すると天文ファンの私が満足する程度に月なのですが、3Dプリントの樹脂の厚みで明暗を表現しているので、「月の海」の部分は厚く盛り上がり(実際の月の海は巨大クレーターなので標高が低い)、クレーターの形も明瞭ではなく(クレーターの縁を明るく見せるのにおそらく内側から薄くしているので、表面上は凹になっていない)、消灯時の造形は実際の地形とずいぶん違って教材的な月球儀としては使えません。
 あくまでライトとしての見栄えを追求した形状で、これはこれで面白いです。
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2018年02月03日

SS-520ロケット5号機 1/100ペーパークラフト

 SS-520ロケット5号機 1/100ペーパークラフト完成しました。
 型紙はこちらで公開しています(今後公開される写真などを元に修正することがあります)。
http://stelo.sakura.ne.jp/papercraft/ss520-5.pdf

 右写真は同スケール(1/100)のイプシロン3号機とSS-520 5号機。イプシロンも小型に分類されるロケットですが、SS-520 5号機は輪をかけて小さなロケットです。

 SS-520 5号機は2月3日に内之浦宇宙空間観測所より打ち上げられ、超小型衛星TRICOM-1Rの軌道投入に成功しました。
 実は2017年1月15日に4号機が超小型衛星の軌道投入に挑戦したのですが、失敗。今回は一年を経てのリターンマッチでした。

(追記)2月4日、イプシロン3号機とSS-520 5号機のペーパークラフト、明石市立天文科学館に「納品」してきました。
# 受注製作したわけでなく、作品を展示いただいているだけです(念のため)。

(追々記)2018年4月27日にSS-520 5号機が世界最小の軌道投入ロケットとしてギネス世界記録に認定されました。
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2018年01月23日

TOTOトイレペーパークラフト

 しばらく前に制作したものの紹介。
 TOTOがトイレのペーパークラフトを出しているのは知っていました。実際はトイレだけでなく住宅設備全般ですが、インパクトが強いのはトイレ。

 で、お土産で頂きました。型紙がA4判9枚に及ぶ大作。

 ウェブサイトでも無料でダウンロードできますが、売られているのは切り取り線に沿って予め型が抜いてあるもの。ペーパークラフトの作業で手間のかかる切り抜きがほぼ不要です。

 早速組み始めましたが、工作が雑になってしまったので、作り直し(手前)。型抜きの都合か糊代が少なく、曲線部をきっちり合わせるのが難しい。でも破損してもウェブサイトに同じパーツがあるのでプリントし直せば良いのが良いところ。
 それにしてもなんで日曜日の夜に一心不乱にトイレを組んでいるのだ私。

 トイレットペーパーまであります。
 トイレ本体の完成後は、脇のサイドボード様のものまで。

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2018年01月16日

イプシロンロケット3号機 1/100ペーパークラフト

 イプシロンロケット3号機ペーパークラフト完成。型紙は @mageshiman1025 さん作。

 1月8日に内之浦宇宙空間観測所へ行った時、ランチャーの整備塔に収まっていたのがこれです。打ち上げ10日前なので発射準備で射点付近は立入禁止でしたので、本物は見ていません。

 実機は1月18日に高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)を乗せて内之浦を旅立ちました。
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2018年01月06日

3D月球儀パズル

 明石市立天文科学館星の友の会の年間来館15回目の記念品。2017年度はKAGAYAさんの月球儀3Dパズル。組みますとも!

 パーツの裏面に番号が振ってあって、番号通りに組んでいけば完成します。でもあえて模様だけで組むのにチャレンジ。表側はいいのですが、裏側が手強い。残り5ピースくらいまで追い込んだのですが、どうしてもうまく繋がらず、番号を確認するとてんでバラバラのパーツが残っています。
 仕方ないので半分崩して番号を見ながら組み直しました。月の裏側はクレーターだらけなので、この小スケールの月球儀を模様だけで組むのは困難です。

 ということで完成。思いのほか手強かった。ふうっ。
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