2024年09月03日

三球儀キット

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 最近、工作らしい工作をしていなかったので、リハビリがてらにキットを組み立て。
 三球儀は太陽と地球と月の3つの球を配したもので、地球の公転と月の公転、それに伴う日月食や、地球の地軸の傾きによる季節の変化を表現するものです。

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 このキットは工具無し、接着剤無しで組み立てられるもので、おそらく小学生以上の想定。ただ接着剤を使わずにはめ込みで組む分、部品のかみ合いがきつめになっているパーツもあり、多少の工作経験がないと力具合が分からずに破損させてしまうこともあるやもしれません。予備パーツは入っているのは良心的。
 組み立て所要時間は計り忘れましたが、1時間はかからなかったと思います(なお世間の平均より工作慣れした成人)。

 値段の割にはよく出来ていて、組めばそれらしい雰囲気になります。太陽と地球と月はあとで色を塗った方が実感的でしょう。発泡スチロールの球なので、ポスカ辺りでじゅうぶん塗れます。

 再現されているのは地球の公転と月の公転。ただし周期は正確ではなく、地球の1年の間に月は4公転くらいしかしません(本来は12公転と約1/3回る)。また地球の地軸の傾きも再現されていません。
 機能についてはお値段なり(実売1000円台)というところでしょう。

 モーターが黄色いプラスチックのアダプタに入っているのですが、説明書と上下逆向きに付いていたので上下を入れ替え直しました。それ以外は特に調整もなく、拍子抜けするくらいあっさり回りました。
 子どもの頃にマブチモーターで遊んだのを思い出す動作音で、うるさいというほどではないのですが、常時回しっぱなしにはしたくない音量。
 動作確認ならこのスピードでよいのですが、月の満ち欠けなどを観察するなら、もう少しゆっくり回せるといいなと思います。ギアボックスを触るのは無理なので、安価なDCモーターのコントローラーを入れるのが良さそうですが、そこまでお金をかけたものかどうか(苦笑)

 ひとまず球体に色を塗るくらいまで進めて一区切りにしようと思います。
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2023年12月13日

T4ファージのガチャ

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 元町商店街の1丁目、T4ファージのガチャがあったので回してしまいました。高校生物で習ったんですよバクテリオファージ。

 頭みたいな部分にDNAが入っていて、脚のように見える部分で大腸菌に取りつきます。取りついた細菌にDNAを送り込んで、細胞内でガンガン複製して、ある程度の数になったら細胞膜を破って周囲にばらまかれます。見たことないけど本で読んだ。
 驚くべきはウイルスなんです、これで。無駄なく機能だけで成り立った姿。

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 実は冒頭の写真は11月7日に回したガチャですが、一ヶ月経ってまだ残っていたのでもう一度回してみました。今度は大腸菌に取りついてDNAを注入している場面を再現したものが出てきました。

20231107t4phage002.jpg それにしてもよくこれを商品化しようと思ったというか、よく企画が通ったものだと思います。どういう需要があるんだバクテリオファージの置物なんて。
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2023年09月27日

ZEISSプロジェクター&ミニチュアモデル(タカラトミーアーツ)後編

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 さてカプセルトイのツァイスU型。
 明石市立天文科学館のカールツァイス・イエナUPP23/3型投影機と近い形でもあり、少し手を加えれば明石の投影機の模型になるのではないかと、お月見ナイトミュージアムのついでに眺めてきました。

 ところが見れば見るほどカプセルトイのU型と明石の投影機がそっくり。UPP23/3型って、こんなにU型に近いんだっけ。
 ということで改めて、大阪市立科学館に展示されているツァイスU型と明石で稼働中のUPP23/3型を比べてみました。両方とも近所ですから写真はたくさんあります。

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 上が大阪のU型、下が明石のUPP23/3型。これは……似ている。ぱっと見で区別つかないだろこれ。
 とはいえ、ご近所でしょっちゅう見ていますから、雰囲気の違いは分かるのです。U型の方が少しゴテゴテしていて、UPP23/3型の方が少しスッキリした感じ。

 模型で比較できるような大きな違いは、北天側の恒星投影球に付いている彗星投影機。ドナティ彗星を映すもので、今ではあまり使う機会がありません。これはU型の方が大きい。
 ただしカプセルトイでは省略されていて、判別ポイントにはなりません。

20230927model2_3.jpg もう一つ目立つ違いは緯度変化のスリップリング(電気接点)。U型はむき出しですが、UPP23/3型はカバーに覆われているので、スッキリとかつ大きく見えます。
 カプセルトイではUPP23/3型同様のカバーの付いた形状で造形されています。

 細かいところに行くと、南天側にある歳差運動のモーター、明石のUPP23/3型では写真の手前側に付いていますが、大阪のU型は反対側に付いています。
 カプセルトイでは両側にモーターを現す円筒形の凸部がついています。推測ですが、金型の原型を製作する際に左右対称につくったのかもしれません。

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 こちらは別アングルから。北天側の黄道赤道投影機の下にある年周運動のモーター、U型は三つ円筒が連なっていますが(カプセルトイでは省略)、UPP23/3型は円筒一つ。

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 恒星投影球、左が大阪U型、右が明石UPP23/3型。
 UPP23/3型は恒星を投影するレンズの間に、銀色の網で覆われた放熱口のような穴がいくつも付いています。
# この違いは @8oooooji さんに教えて頂きました(U型にないのは見落としてました私)。

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 カプセルトイの年周運動モーターは、U型の三連モーターが省略された造形で、UPP23/3型に近い雰囲気。
 また恒星投影球にはUPP23/3型にある放熱口のような穴が突起としてモールドされています。

 ということで、U型とUPP23/3型はとってもよく似た形ながら、カプセルトイはUPP23/3型に寄せた造形になっています。明石市立天文科学館に足繁く通って馴染んでいる身としてはちょっと嬉しい。

 カプセルトイをより実際のU型に近付ける改造をするなら、@緯度変化のスリップリングカバーを削り込んで小さくして、A恒星投影球の廃熱口のようなモールドを削り落とし、B歳差運動のモーターを片方削る。あたりでしょうか。きれいに削るのは大変ですが、新規パーツを足すよりはまだ難易度が低い。このカプセルトイ、実はU型とUPP23/3型のコンパチブルキットなのかもしれません。
 三連の年周運動モーターは、部品を作るところから始めねばならないので、ここは無理しなくてもよさそう。

 またカプセルトイのU型をさらにUPP23/3型に近付けるなら、U型と反対側の歳差運動のモーターを削る。実機ではここに「JENA」の銘板があるので、シール等を貼り付けて再現するとなお完成度が高くなりそうです。

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2023年09月26日

ZEISSプロジェクター&ミニチュアモデル(タカラトミーアーツ)前編

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 2023年は近代プラネタリウムが生まれて100周年。ということで世界中で様々な関連行事が開催されています。
 何がどうなったのか、カプセルトイ、いわゆるガチャガチャにもプラネタリウム投影機が登場しました。タカラトミーアーツの「プラネタリウム100周年記念 ZEISS プロジェクター&ミニチュアモデル」です。

 プラネタリウムのファンもいろいろいますが、基本はドームに映し出される星空や、解説や、全天周映像が好きということで、投影機の模型を欲しいというのはかなりの重症です。

 投影機の立体物ですが、まず需要が少なくて商業ベースのプラモデルにはなりえません。
 ペーパークラフトにしようにも球面やトラスなど、紙工作の苦手な造形がてんこ盛り。五藤光学がクロノス投影機ペーパークラフトの型紙を出していたのがおそらく唯一の例です。一方で紙に穴を開けてピンホール式で星を映し出す工作はたくさんありますが、投影機の模型というよりは小さいながらも投影機そのもの。
 最近はフルスクラッチでつくったり、3Dプリンタで出力する人もいるのですが、一品物やごく少数の制作です。

 そんなレアもののプラネタリウム投影機がカプセルトイになるというのですから、全国のプラネタリウムファン(の一部)に激震が走りました。
 しかも近代プラネタリウムの元祖と言えるツァイスI型と、日本初のプラネタリウムとして輸入されたツァイスU型。ツァイスU型でプラネタリウムの基本的な機構が完成され、以降のプラネタリウムの多くもこの形を踏襲しています。冒頭写真の右側がツァイスT型、左側がツァイスU型です。

20230921plane_gacha002a.jpg カプセルトイは5種セットで、1種がツァイス1型のプラモデル、4種がツァイスU型でこちらは内部にプロジェクターが仕込んであります。外見は同じですが投影できる写真が「はくちょう座」「オリオン座」「さそり座」「赤道黄道」の4種あります。ちなみに1つ500円となかなかパワフルなお値段設定ですが、お値段なりの価値はあると思います。

 そしてこちらがツァイス1型投影機のプラモデル。現在の投影機とはずいぶん姿が違いますが、納入先のドイツ博物館があるミュンヘンの緯度に合わせた設計で、恒星投影球が一つしかなく、天の南極付近の星空は映せません。

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 このプラモデルの部品総数は65点(一部組み立て済み)。同じパーツを延々と組み付ける恒星投影球の組み立ては修行といってもよいでしょう。
 接着剤なしで、パーツをはめ込んでいくことで完成するスナップフィットモデルですが、どうしても穴のきつい部分やゆるい部分があります。はめ込みが緩いところは接着剤で固定(一箇所だけ使用)しましたが、ABS樹脂なので通常のプラモ用接着剤は対応していません。抜け落ちさえ防げればよいので、手元にあったセメダインスーパーXで固定してしまいました。

 組み立ての留意点ですが、ニッパーを使うとパーツを綺麗に切り出せます。小さなニッパーがなければ爪切りでも可。すこし余裕を持って切って、バリはカッターナイフで丁寧に削ります。パーツの切り口などプラが白化した所は黒ペンで塗ってやると目立たなくなります。このペンは筆ペンなど水性ペンでOK。

 腕に覚えのある人は惑星投影棚のトラスをくりぬくとよいかもしれません(Twitterで見た……すごい)。

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2023年07月08日

ナノブロック・ビクセン天体望遠鏡ポルタUA80Mf

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 ナノブロックビクセン天体望遠鏡ポルタUA80Mf@keistellaさんの配信を見ていて、うっかりポチってしまいました。

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 発売日は7月8日でしたが、販売店が余裕を見て発送したのか、宅配便屋さんが順調に運んでしまったのか、近所の天文科学館の悪役博士が日付変更線を引いてしまったのか、7月7日の晩に到着しました。
 星に縁のある七夕の夜だし、のんびり組むとしますか。それにしても、箱が意外に大きくてびっくり。

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 開封したら、ブロックが予想以上に小さいのにびっくり。最少部品は4mm×4mm×5mm。
 これはピンセットが欲しくなりそう。でもピンセットを使うと部品を弾き飛ばしやすいんですよね。とりあえず今回は指先で組もう、そうしよう。

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 説明書通りに進めると、経緯台から組むことになります。
 これがむっちゃポルタ経緯台になっています。組んでいる途中は何だか分からなかったのですが、微動ハンドルまで再現してあります。すごい。ビクセン/ポルタUの円形のロゴマークはシールで再現。
# ちなみにポルタ経緯台持ちです、私。
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2023年06月07日

2023年05月02日

やまつみ「三瓶山」

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 紙で作る山岳立体模型「やまつみ」。島根県にある三瓶山のキットは、三瓶自然館サヒメルでしか扱いのない希少品。5年越しに手に入れた逸品を一週間かけて積み上げました。

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 制作過程はTogetterにまとめたのでそちらをご覧ください。

やまつみ「三瓶山」(Togetterまとめ)

 いろいろ記事にしていないものを溜め込んでいるので、ちょっと省力化で紹介。こういうのは組み立てるのに全力を挙げているので、後になってから文章にする気力を起こすのが大変。模型誌の制作記事など、記事にする前提でつくっているとはいえ、凄いと思います。
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2022年12月08日

ゼンリン マグカップ/神戸

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 住宅地図で知られるゼンリンは地図柄のグッズも扱っていて、小倉と福岡に実店舗「マップデザインギャラリー」があります。
# ゼンリンは小倉に本社があり、地図好きには知られるゼンリンミュージアムも小倉です。

 以前は文具中心だったような記憶があるのですが、最近は雑貨全般に展開していて、地図柄のマグカップも扱っています。オンラインストアの案内が流れてきたので何となく眺めていると、あるやん、神戸柄。2種あったので両方ポチっと。

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 ベージュの方は「街まち」というシリーズで、ポップなイメージ(らしい)。
 描かれているのはメリケンパークからハーバーランドの神戸の港エリアが中心。端から端だとポートターミナルからJR神戸駅までの、神戸の一番おいしい部分です。

 ピンクの方は「和まっぷ」というシリーズで、こちらは和風のイメージ(らしい)。
 描かれているのは三宮から元町の神戸の中心市街地。端から端だと生田川ランプから県庁の少し西側まで。神戸のもう一つの顔である北野異人館街を入れる案もあったでしょうに、あえて中心市街地を選んでます。

 単に色違いかと思っていたのですが、両方ともギリギリ被らない範囲設定になっているのが心憎い。
# 正直に白状すると、届いてから範囲が違うのに気付きました(^_^ゞ

 マグカップはローテーションで使っているのですが、期待のエース級で先発入り確定です。
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2022年02月05日

ホームスター at 星カフェSPICA

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 星カフェSPICAロゴ入り新型ホームスターを星カフェSPICAに連れていきました。

 我が家にホームスターが来たら星カフェSPICAのオーナーにサインお願いすると公約してましたので、これでミッションコンプリートです。 keisukeさんありがとうございました。
# 「マイプラネタリウムを持ち込んだお客さんははじめて」と言われてしまった。

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 このために今日一日、プラネタリウム背負って歩き回っていたのでした。
 神戸市博で大英博物館のミイラの間を抜け、大阪市立科学館のドームでinfiniumΣの星空を浴び、最後にバーカウンターに持ち込まれて星を映し出すとか、どんな経験値の投影機だ。

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2022年01月22日

星カフェSPICAのロゴ入りホームスター

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 セガトイズの家庭用プラネタリウム「ホームスター」のツイッターアカウント @HomestarJapan が企画していた星カフェSPICAのロゴ入り新型ホームスターのプレゼントキャンペーン、我が家を選んで頂きました。今年いちばんビックリしました。

 そりゃ当ったら嬉しいなとは思っていましたけど、当選者2人の枠に入るとは普通は思わないです。当選通知のDMが来た時には、本当かどうか翌日まで寝かせて本物のアカウントかどうか確認してからお返事しました。

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 2005年に世に出た初代ホームスターは、それまでピンホール式が主流だった家庭用プラネタリウムにレンズ式で精細な星空を映し出して、ヒット商品となりました。

 今回の新型ホームスターは、星像の良像範囲が広くなり、実質的なピントの調整範囲も広い。基本性能が一段と上がってます。

 新たについた星の瞬き機能は、チカチカというよりは蛍が明滅するようにフワフワという感じ。リアルというより雰囲気を楽しむものという印象。瞬き用の原板の星数は9000個で、天の川が映る原板より少ないのですが、実際の空にはこちらの方が近いと思います。今のところ瞬き機能を活かして使用しています。

 流星は初期のホームスターより速くなったような気がしますが、それほど明るくないので気付きにくいかもしれません。これはまあ前からオマケみたいなもの。

 BGM付きを奏でる機能が付いたのは地味に嬉しい。虫の音・波の音・川の音がそれぞれ2パターンずつと3種のヒーリング音楽がプリセットされています。私はだいたい虫の音と波の音のどちらか。川の音だとなんとなく家のどこかで水が流れているような気がして落ち着きません(感想には個人差があります)。
 BGMは購入した状態のまま入れ替えることは出来ないのですが、冬の使用を考えると焚き火の音などあると嬉しいです。星見のときに焚き火をすることはないのですけど、気分だけでも暖かくなるような気がします。

 これだけしっかり星を映せるなら、以前の上位機種に合わせて販売されていたカラーの原板の新しいものも期待したいところ。実際に星を見る人だと控えめな色付けを好むと思いますし、部屋の雰囲気作りなら彩度高めの方が好まれそうだし、どの辺でバランス取るのか難しそうです。

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