2017年06月04日

宇部市勤労青少年会館視聴覚教育センター

 九州・山口のプラレアリウム巡りの最終訪問先は宇部市勤労青少年会館視聴覚教育センター
 青少年向けの複合施設の上階にプラネタリウムがあります。投影は毎週日曜日の午後一回。投影機は五藤光学Venus S-3。1967年設置の古参機で、五藤光学製の現役投影機ではおそらく東京海洋大学のMars M-1(1965年設置)に次ぐもの。



 投影機の雰囲気も全体的にM-1に似ています。むき出しのスリップリング(日周軸と歳差軸の両方とも)や惑星投影機のON/OFFに使用している水銀スイッチが迫力です。水銀スイッチは最近は使われなくなっているもので、珍しいですねとお話したら予備品を見せてくださいました。
 現在は年に2回、五藤光学のスタッフがメンテナンスに訪問されているとのこと。維持する努力あってこそのご長寿投影機です。

 投影は14時から15時15分までの75分。プラネタリウムの投影は40〜50分程度のところが多いので、75分は突出して長い上映時間。すべて生解説でドーム径8mの小型館ということもあり、マイクも使わない肉声解説。「今月の話題」のようなテーマ設定はなく、客層を見ながらフリーダムにお話されているようでした。
# 宇部天文同好会が指定管理者の形で受けているそうです。

 プラレアリウム巡りはこれで33ヶ所中22ヶ所目となり、ちょうど2/3の通過点です。
 もともと全部は無理にしても2/3くらいは回れるかなと思っていたので、個人的にはひとまずの到達点。
 残り1/3はどうしましょうかねぇ。北海道3館と沖縄1館があるので大変なんだこれが。
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山陽小野田市青年の家天文館

 引き続きプラレアリウム巡りの一環で山陽小野田市青年の家天文館。山陽小野田市は山陽町と小野田市が合併してできた市で、青年の家天文館は旧山陽町側の施設です。
 山陽新幹線の厚狭駅は旧山陽町内にあります。また小野田市はかつての小野田セメント(現:太平洋セメント)の地元。

 青年の家は研修施設と運動施設があるのですが、研修施設は耐震補強が行われていないことなどから使用が休止され、現在は各種グラウンドや体育館の運動施設を中心に運営されています。

 プラネタリウムのある天文館は1966年の開設で、投影機のミノルタMS-10もこの時から使われ続けています。コニカミノルタ製の投影機としては現役最古。

 ちなみに日本国内に現存する古い投影機を並べると、
・国内最古(静態保存) 大阪市立科学館 ツァイスII型(旧大阪市立電気科学館) 1938年
・現役国内最古 明石市立天文科学館 ツァイス・イエナUPP23/3 1960年
・国産現役最古 東京海洋大学越中島キャンパス 五藤光学M-1 1965年
・コニカミノルタ現役最古 山陽小野田市青年の家天文館 ミノルタMS-10 1966年

 となります。
# そういえば全部回りました。

 青年の家天文館のプラネタリウムは常時公開がなく、年に8回程度(ウェブサイトによる)行われる天文教室の際に投影が行われています。通常は投影を担当できるスタッフが詰めていませんが、受付で申し出ると投影機を見学することが出来ます。
# 条件と都合が付けば団体投影も受け付けているとのこと。

 MS-10は現在も各地で稼働している小型プラネタリウム投影機の名機ですが、青年の家天文館の投影機は何処となく武骨なシルエットです。惑星投影棚のトラスが大きく、補助投影機の造作もゴツゴツした雰囲気。この後モデルチェンジを重ねながら洗練されていったのでしょう。

 解説台と解説台から見た投影機。MS-10は後にオート投影にも対応したMS-10ATに進化しますが、もちろんここはマニュアル投影のみ。 

 地平線のスカイラインはベニヤ板を切り抜いて黒く塗装したものが使われています。
 木製の椅子が同心円状に並んだドーム内は、レトロながら、きれいで良い雰囲気。
 末永く地域の天文普及のために動いてくれますように。
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2017年06月03日

福岡県青少年科学館

 プラレアリウム巡りの一環で福岡県青少年科学館を訪問。県庁所在地の福岡市でなく、福岡県第三位の人口を持つ久留米市にあります。
# 福岡市と北九州市は政令市なので、県の施設が久留米に来るのは何となく納得。

 投影機は五藤光学のCHIRONハイブリッド。全天周投影用のプロジェクタがレーザープロジェクタで、画像がキレイなのが売りです。KAGAYAスタジオの「オーロラの調べ」の投影を観たのですが、ずば抜けてすごいというわけではなく、私の目ではレーザーと通常のランプ光源の違いはよくわかりませんでした(誤解のないように書き添えると水準以上に十分きれいです)。

 福岡市青少年科学館のドームは傾斜角が30度。かなりの急傾斜で、全天周映像は足元まで広がります。この没入感はすばらしく、これで宇宙空間を飛び回るような映像を観てみたいところ。
 一方でプラネタリウムの方は、中央やや上に座った私の席からは北極星がスクリーンに見えないほどの傾斜っぷり。久留米は北緯33度19分だからぎりぎり映るはずなのですが、何かの影にはいってしまったのかもしれません。解説はちょっと大変そうです。
 でも中途半端な傾斜をつけるよりは、これくらい思い切ったほうが(全天周映像に振ったほうが)、特性を活かせて面白いかもしれません。
 プラネタリウムのエントランスに展示されている旧投影機。GSSにE-5。いずれも五藤光学製。

 展示は年齢層低めの設定。でも放電実験は気合が入りまくりで、空気を切り裂くバリバリの大音響に途中で退出した人もいる迫力。ガラス板を挟んだ放電はちょっとした見ものです。

 宇宙ロケットの模型がちょっと懐かし目。H-IIにはHOPEが乗ってるし、しれっとブランが並んでるし。

 探査機の模型が手作り風で、しかもよく出来ています。ベネラ10号なんて資料も少ないのによく再現されたな。
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北九州市児童文化科学館

 プラレアリウム巡りの一環で北九州市児童文化科学館を訪問。
 展示室の五藤光学L-2投影機(1970年納入)が「レア」の対象。
 五藤光学のプラネタリウム投影機は1959年に開発された中型機M-1が最初で、大型機のL-1、小型機のS-1〜S-3と、ラージ・ミドル・スモールの分かりやすい型番が付けられていました。
 大型機のL-1はアメリカのセントルイスに納入され、次に制作されたL-2が五藤光学国内初の大型機となります。五藤光学のサイトによると、L-1もL-2も一ヶ所ずつしか納入されなかったらしい。

 展示されているのは北天側の恒星投影球と惑星投影棚部分だけですが、それでもなかなかの大きさです。

 現行の投影機は五藤光学のG1920si型。こちらも1991年の導入で、すでに26年目のベテラン。恒星投影球のカバーが甲殻類の甲羅みたいで面白いです。
 投影機は投影終了後に許可を得て撮影(わざわざ照明つけてくださいました)。

 展示室の展示物はレトロそのもの。FM-TOWNSが未だに現役とは恐れ入りました。これも1991年の製品なので、すでに26年目。大事に使われているのでしょう。
# CD-ROMドライブが標準搭載されたパソコンとして、当時は画期的だったのです。

 リニアモーターカーの模型は宮崎実験線ぽい。九州の科学館だからこれはこれでよいと思います。

 エントランスのサターンVロケット模型。人類が月を目指した頃の余韻が残っているようです。
 この日は子どもの団体が来訪していて、館内はワイワイキャッキャと賑やかなでした。設備は古くても来た人が楽しめる雰囲気があるのは素敵なことです。
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2017年05月21日

井原市星空公園(旧美星水路観測所)

 井原市星空公園。元は海上保安庁の美星水路観測所です。

 「水路観測所」というと船の通り道の水深などを測っていそうですがさにあらず。
 海図を作るための基準になる測地、そして天文航法のために必要な天文航海暦を作成するための天体観測を行っていました。主に星食(月が公転とともに背後の恒星を隠す現象)の観測を行い、地球の自転速度や月の動きを調べていました。
 そんなわけで海から20kmも離れた標高500mの山の上に「水路観測所」が設けられたのです。

 業務自体は天体観測そのもので、海上保安庁水路部(現在は海洋情報部)は天文を仕事にできる数少ない職種の一つとして知られていました。むかしむかし、天体観測を仕事にできるなんて素敵じゃないか、と就職を考えて調べたことがあるのですが、当時の水路部は天測だけでなく、灯台の勤務も大切なお仕事。もちろん巡視船に乗るお仕事もあるわけです。
 関東平野の内陸で育った私には灯台勤務や巡視船乗組はあまりに未知の世界で、水路観測所に配属されなかった場合のことを考えると尻込みしてしまいました。もし神戸に育っていたら、海や船は身近な存在なので、おっかなびっくりすることもなかったかもしれませんが、今は昔。

 美星水路観測所の前身は倉敷水路観測所で、倉敷の光害の影響を避けて1983年に美星町へ移転し、以来25年に渡って天測を行ってきました。測地はやがて星食から人工衛星を利用したレーザー測量に切り替わり、美星水路観測所は2008年に閉鎖。また現在唯一残っている下里水路観測所(和歌山県)でも同年に天体観測業務を終了しています。

 立ち寄った道の駅で見かけた「美星牛乳」。パッケージが素敵ですが、ここに描かれている天文台が美星水路観測所です。
 もう一回り小さな200mlのパックを購入して、美味しく頂きました。
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美星天文台 & 美星スペースガードセンター

 岡山県井原市の一角にある美星町。合併前は岡山県小田郡美星町でした。
 読みは「びせい」。村内を流れる美山川(みやまがわ)と星田川(ほしだがわ)から一字ずつ取った町名です。訓読みの「みほし」でも可愛らしかったかも。

 名は体を表すというのか、星空のきれいな場所で、かつては海上保安庁の水路観測所(天文台)も置かれていました。1980年台末期からの地域おこしでこの星空を活用し、町立の天文台を設けたのが美星天文台です。
# 閉館直前に着いたので、ロビーの売店のみ見学させて頂きました。

 隣りにあるドームとスライディングループはNPO法人日本スペースガード協会の美星スペースガードセンター。何やら秘密結社の秘密基地のような名前と外観ですが、宇宙人を迎え撃つ施設ではなく、小惑星の衝突から地球を護るために、太陽系内小天体の観測を行っています。 2010年までに436個の小惑星と、C/2001 W2(BATTeRS彗星)を発見した実績があります。

 昔々のお話ですが、美星町が星の町おこしを始めた頃に開催されたフォトコンテストで、何気に写真を送ったら入選してしまったことがあり、星まつりのイベントの案内を頂いたことがあります。子どもの頃で、とても参加できる距離ではなく、後日に賞状をお送り頂いたのですが、いずれ足を運ばねばならぬと思っていました。

 もう一つは遠藤周作の「反逆」という小説。前半の主人公が荒木村重で、荒木に使える家臣の一人が美星町の山城の出身という設定。荒木村重の謀反の顛末はこの作品で初めて知ったのですが、少し縁のあった美星町が出てきたことも合わせて印象に残っていました。天文台の周囲は「中世夢が原」という歴史公園になっていて、そんな歴史も継がれているのかな、と。
# 城の名前は失念していましたが、帰宅後に調べたら小笹丸城でした。

 遙かなる美星町。思いもかけずに訪問できて、感慨深かったです。
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「はじめてのそら 〜望遠鏡が広げる君の世界〜」(岡山天文博物館)

 「はじめてのそら」は2010年につくばエキスポセンターの秋番組として制作された作品で、LiVEの上坂浩光さんが監督を務めています。
 上坂さんの全天周映像作品の中で唯一、未見のままの作品。岡山天文博物館で上映されている(〜2017.6.4)のは知っていたのですが、公共交通機関でのアクセスが難しい場所で、もう少し行きやすい場所で上映される機会があればと考えていました。

 が。「レンタカーシェアして見に行きましょう」とお声がけ頂き、トントン拍子に出かけることになってしまいました。
# 宇宙好きの方々の機動力と即応力にはただただ驚くばかりです。

 天体望遠鏡を初めて手にした時のいろはを紹介する作品で、望遠鏡の視野の描写が動きを含めてとってもリアル。
 星を好きになってから、見える世界を広げてきた軌跡を追体験するようで、また星空を見上げたくなる作品でした。

 月や惑星は探査機が素晴らしい写真を撮ってるのに、それでも自分の眼で見たいと思います。多くの天体は他の誰かが優れた機材で素晴らしい写真を撮っているのに、それでも自分で撮りたいと思います。手間暇かけて何やってるんだ私。
 好きなことに理由はないから仕方ないか、って思っていたのですが、作品の中に「宇宙を感じたい」という言葉が出てきて、身体をフッと駆け抜けていきました。そうか私は宇宙を感じたいから星を見てるのか。宇宙を感じたいから星を撮りたいのか。なにか大変なものを好きになったんだなと、気がついたらちょいと涙腺が緩んでいたりして。
 おじさん天文ファンが涙すると聞いてましたが、おじさんに限らずとも星が好きでいろんな経験をした人なら、あれやこれやを思い返してしみじみニヤニヤすること請け負います。星が好きになったばかりの人は、この先どんなステキな世界が広がっているのか、感じることが出来ると思います。

 内容が古くなる作品ではないので、他でも上映してくれるといいのにな。
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岡山天文博物館

 岡山天文博物館は岡山天体物理観測所のビジターセンター的な施設です。後に地元の鴨方町に運営が移管され、現在は合併後の浅口市の施設になっています。

 展示物の多くは開館当初からさほど更新されていないのではという年代物。恐るべきことにメンテナンスは行き届いていて、動く模型は動くし光る模型は光る状態を維持しています。老朽ではなくレトロな雰囲気で、もはや突き抜けて味がある状態。
 観測所で使用されていた機器類の展示も、オールドファンには懐かしさを感じさせます。このコンパレータ―、ニコンの古いロゴが入ってます。渋いねえ。
 地元天文同好会「岡山アストロクラブ」の天体写真展が開催されていて、この日はそれ目当ての来場者も多いようでした。

 宇宙開発の展示は「資料提供:東京大学宇宙航空研究所」。「おおすみ」の打ち上げの写真パネルがあるから1970年以降ですが、写真が完全にセピア色です。
# ついでに原町市の気球実験施設は茨城県じゃなくて福島県だ(茨城県鉾田市にも気球実験施設があったので混同されたのでしょう)。

 パロマー写真星図の実物をルーペで見る展示。パロマー天文台と欧州南天天文台の名前が並んでいて、「Palomar Observatory Sky Survey II」とあるので、1980年代に行われた第二次サーベイのもの。今はCCDカメラの時代ですが、当時は写真乾板ですものねえ。
 おとめ座銀河団のあたりをルーペで拡大すると、M100回転花火銀河がこの通り。星像もシャープですごい。

 手作りの「キューポラ」の実物大模型がなかなか秀逸で、中にはいって窓の外を見ると、写真だけならISS気分。こういうの好きです。

 プラネタリウムはミノルタMS-10(AT)とメディアグローブIII。
 浅口市の紹介の全天周映像から始まって、星空案内は今となっては珍しいオート解説。その後に「はじめてのそら」の上映というプログラム。ドーム径が小さいので、メディアグローブIIIの魚眼レンズ一台打ちでも輝度は及第点。ただ真ん中の投影機が視界を遮るので、座席を選ぶのがなかなかの難題。中央より後方、投影機の真北を避ければ大外しはないでしょう。
# 明石市立天文科学館の大きなツァイス投影機を見慣れてるので、MS-10が鎮座しているくらいは何ともないです。

 小規模な博物館で3回目の訪問ですが、毎回毎回楽しませて頂いています。
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岡山天体物理観測所



 国立天文台岡山天体物理観測所は1960年の開所(明石市立天文科学館と同い年)。
 山上にある口径188cm反射望遠鏡は、完成当時は東洋一と言われ、2004年に西はりま天文台のなゆた望遠鏡(口径2m)が完成するまで、長らく日本国内最大の望遠鏡でした。

 天文台の敷地は日中公開されていて、188cm望遠鏡もガラス越しにその姿を見ることが出来ます。
 2016年7月の特別観望会でこの望遠鏡を覗いたことがあるのですが、その時は夜間。また2006年11月に明石市立天文科学館の星の友の会で見学に来たことがあるのですが、この時は土砂降りの大雨。昼間にきちんとドームの外観を見るのは初めてです。

 しかし188cm望遠鏡のドームの大きいこと。そして造作がしっかりしていて存在感が抜群。
 中身がコンパクトな京大3.8m望遠鏡のドームの方が小さいくらい。京大3.8m鏡ドームは費用を掛けずに済む部分はローコストで押さえている感があるんですよね。限られた費用を有効に活用するという意味では、これはこれで今風です。

 今回は石田五郎さん著『天文台日記』を忍ばせていきました。
 岡山天体物理観測所を舞台に、天文台に務める天文学者の一年間を綴ったエッセイ。新幹線も岡山まで開通しておらず、東京からの出張は夜行列車という時代。観測手段は当然のごとく写真乾板で、あれやこれや当時に思いを巡らしながら、天文台での暮らしや観測の日々をワクワクしながら読み進めました。

 生まれ故郷の空気に触れて、どんなんだったでしょう。
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京都大学3.8m望遠鏡建設中

 岡山天体物理観測所の隣で、京都大学3.8m望遠鏡の建設が進んでいます。すでに望遠鏡を収めるドームは組み上がっている様子。
# 2016年7月時点では、まだドームを支える建物部分の骨組みだけでした。

 望遠鏡の製造・建設が正式に動き出したのは2006年のこと公式サイトはあまり情報が更新されていないのですが、当初の予定(2011年ファーストライト)より遅れはあるものの、着実に進んでいるようです。

 日本が持つ最大の望遠鏡は国立天文台ハワイ観測所のすばる望遠鏡(口径8.2m)。
 日本国内では兵庫県立大学西はりま天文台のなゆた望遠鏡(口径2m)、その次が国立天文台岡山天体物理観測所の188cm望遠鏡です。京都大学3.8m望遠鏡が完成すると、新たに国内最大の望遠鏡となります。
# 一般公開が行われている望遠鏡としては、西はりまのなゆたが引き続き日本最大(というか世界最大)の予定。

 口径3.8mの主鏡は18枚の鏡を組み合わせた分割鏡で、将来の大型望遠鏡建設へ向けての技術開発を睨んでの計画。隣接する岡山天文博物館に主鏡の大きさを示すモデルと、主鏡に使われる低膨張のガラス材が展示されています。

 ドーム手前の白い大きなテントの中で望遠鏡の組み立て・試験が行われていて、天文博物館内ではライブカメラで様子を見ることが出来ます。

 望遠鏡の模型も。スケールは1/20で、隣りにある188cm望遠鏡の模型と合わせてあるのがさすが。
 望遠鏡全体の大きさだと188cmの方が大きいんだなこれが。建設時期にほぼ60年の差がある望遠鏡ですが、短焦点の鏡を精度良く磨いて制御する技術と、経緯台でもコンピュータ制御できちんと星を追尾する記述が確立したから、ここまでコンパクトになるのです。

 観測が始まるのが楽しみです。
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