2020年01月29日

姫路科学館企画展「はりまの星、日本の星」

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 シゴセンジャーを見て、午後は姫路科学館へ移動。
 目的は企画展「はりまの星、日本の星」。展示の内容については福原さんが詳しくまとめてくださっているのでこちらを。
企画展「はりまの星・日本の星」(姫路科学館)|この街の空にも星は輝く

 姫路科学館の企画展示室はそれほど広大というわけでもないのですが、いろんな方のお話を聞きながら見ていたら1時間くらいでは全然足りません。日本と西洋の天体観測の歴史を概観する導入部から日本の星の名前につなげていく構成が絶妙。図録がほしいくらい充実した内容でした。

 プラネタリウムは一般番組とCDコンサートの回を見学。
 「星空解説はないですよー」と言いながら、曲に合わせた天文ネタをいろんな趣向でドームスクリーンに織り込んで魅せるのはさすがの安田さん。とっても楽しい45分間でした。
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2020年01月19日

倉敷科学センター

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 友人たちと連れ立って倉敷科学センターへ行ってきました。目的はプラネタリウムです。3本続けて見ました。サザエさんか。

 倉敷のドームはパネルの継ぎ目が全く見えないもので、そこに映し出されるケイロンV投影機の星空も極めて自然な雰囲気。個人的には五藤光学研究所よりコニカミノルタの投影機のほうが馴染んでいるのですが、このケイロンVはほとんど非の打ち所がありません。
 また全天周映像を映し出すプロジェクタも鮮明で、階調を保ちながらもコントラストのメリハリもあり、軍を抜いたと言ってもいい高画質。五藤・ケイロンVの星空も全天周映像の画質も、現時点の最高峰の一つだと思います。
 癒やし系混じりの柔らかな語り口の三島さんと、方言も混じって飾らぬ雰囲気の石井さんの解説も、お二人のタイプが全く違って楽しい。

 最初に見たのは、「『はやぶさ2』小惑星リュウグウへ」。リュウグウパックが無茶苦茶鮮明で、上坂作品のファンならはHORIZONともども倉敷へ足を運んで損はありません。記者会見の場面など上手く折り込んだ構成で、地球帰還を前にはやぶさ2のミッションを振り返るのにちょうどよい内容です。

 次に見たのはLiVE作品「HORIZON」。映像が綺麗な上に、倉敷はドームの高さが低めで、スクリーンが近いので臨場感が半端ありません。ハッブルが天文台のドームで観測しているシーンなど、プラネのドームが天文台に化けたのではないかという雰囲気。これまで3回か4回見た作品ですが、全てのシーンが新鮮で改めて感動しました。

 3本目の「新しい宇宙」は2019年春のリニューアルのお披露目デモ的な内容で、投影機やシステムが好きな人にはどこが変わったのか、どこが新しいのか、どこが見どころなのか、美味しいところをつまみ食いできる内容。後半に星空案内が入るので、どの機能を使っているのか確かめながら投影を楽しむことができます。
 地上の景色を映し出す「デジタルスカイライン」が星空以上に気合が入っている勢いで、備讃瀬戸の船は動く、瀬戸大橋を渡る車も動く、そして橋を渡る電車の種類まで分かる(2階建てグリーン車をつないだ快速「マリンライナー」)。屋外の冷たい風が吹いてきそうな臨場感で、それがまた星空の臨場感を増す効果を醸し出しています。

20200119kurashiki006.jpg 私以外は倉敷初訪問のメンバーということで、常設展示も一通り見学。
 いろいろ見どころは多いのですが、H-Uロケットの第一段エンジンLE-7、新天体観測の大先達・本田實さんを紹介するコーナー、そして大正年間に倉敷に落下した富田隕石は天文ファンとして外せません。

 ただ企画展の中川達夫さんの写真展をじっくり見る時間が取れなかったのは残念。駆け足で見た中では劔岳と渡月橋の作品がお気に入りです。また機会があればゆっくり見てみたいです。
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2020年01月03日

葛飾区郷土と天文の博物館

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 2020年のプラネタリウム初めは葛飾区郷土と天文の博物館。
 16時からの上映は「シンフォニー・オブ・ユニバース 第3番」。探査機による太陽系探査にスポットを当てた内容で、デジタルプラネタリウムを突き詰めたキレッキレの演出。
 冒頭のフィンランディアに合わせて太陽系をグワーン、クィッと振り回しまくる場面で、「何だこれ!?」とビビりました。リアルタイムで走らせてるとは思いませんよ、あれは。 宇宙/星空と音楽を合わせるプラネタリウムは多々ありますが、だいたいはヒーリングプログラムの枠なので、葛飾のぶっ飛び具合は群を抜いています。

 正月3日ということで、公共施設のプラネタリウムは軒並みお休み中。そんな事情もあってか、数少ない開館中の葛飾には、示し合わせたわけでもないのに見知った顔のお客さんがたくさんいて、投影終了後はそのまま新年会と相成ったのでした。
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2020年01月02日

茨城県自然博物館

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 2020年の博物館初めは茨城県自然博物館。
 駐車場が満車で、びっくりするくらいの盛況ぶり。もっとも広い施設なので、中は人であふれることはないのですが、せっかくの正月開館、賑わいがあるのは何よりです。

 企画展は「宮沢賢治と自然の世界 ―石・星・命をめぐる旅―」。
 文学者として知られている宮沢賢治ですが、生前は営農指導を目的とした地質学での活動が多い人です。

 宮沢賢治の作品、それほど読んだことないのです、実は。
 星好きには『銀河鉄道の夜』のおかげで好感度がとても高い人ですが、他に読んだものといえば、教科書に載っていた『注文の多い料理店』と『永訣の朝』。『雨ニモマケズ』も教科書に載っていたか。あとは『グスコーブドリの伝記』と『セロ弾きのゴーシュ』『貝の火』『よだかの星』くらい。それでも学術に足を踏み込んだ形で自然の世界を盛り込んだ作品群に、どことなく親近感を覚えるのかもしれません。

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 『気のいい火山弾』という短編に出てくる火山弾。火山弾に気のいい奴がいるというセンスに脱帽するしかありません。

20200102ibarakishizenhaku06.jpg そして、こ、このクリームはヤバい奴です。 おちゃめな展示があるのは素敵。

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2019年12月31日

プラネタリウム訪問リスト2019

20190801kochi145.jpg これまでに訪問したプラネタリウムをまとめました。累計で95館です(休止・閉館したものも含む)。
 2019年度の初訪問は、コニカミノルタプラネタリアTOKYO、あすたむらんど徳島プラネタリウム高知みらい科学館高崎市少年科学館プラネタリウムの4館。

 掲載館は「プラネタリウムデータブック2015年度版」(日本プラネタリウム協議会)のリストを元にしており、掲載順も準じています。

 表記は下記の通りです。
・館名(ドーム径座席形式/投影機システム)初回訪問日
・☆は投影を見た投影機。
・初回訪問日は分かる限り記していますが、思い出せないものも少し残っています。
・[Z機巡り]は全国カールツァイス・プラネタリウム巡り(2013.4〜2014.4)の参加館。7/7(2013.10.9達成)。
・[プラレア33]は全国プラ「レア」リウム33箇所巡り(2015.5〜2018.7)の参加館。33/33(2018.5.5達成)。

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2019年12月15日

広島市こども文化科学館

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 広島市こども文化科学館(ネーミングライツで5daysこども文化科学館)のプラネタリウムを見てきました。
 投影機はコニカミノルタMS-20AT。惑星投影棚の両端に恒星投影球のついた、昔ながらの投影機です。

 ところがこの投影機、光源をLEDにして恒星原板も作り直す、大胆なリニューアルを実施。
 星が白くシャープになり、シリウスのギラつき具合もいい雰囲気。最新の投影機と遜色ない素晴らしい星空を映し出します。MS-20の底力を引き出すようなリニューアルです。

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 写真では原色に近い青に写っている投影機ですが、実際に見た印象ではもう少し落ち着いた青です。
 同じくMS-20を使っていた神戸市立青少年科学館とはドーム径も同じなので、なんだか懐かしい雰囲気。でも映し出される星空は最新のプラネタリウムそのもの。

 番組は星空ツアー「今夜の星空と『月と海のふしぎな関係』」。
 今宵の星空案内のあとは、干潟の生き物の紹介がたっぷり。科学館の裏の元安川も潮が引けば干潟が現れるし(汽水域でシジミが採れる)、もともと広島は江戸時代以来、干潟を干拓して土地を作った街。そして潮の満ち引きは月と太陽あってのもの。

20191215hiroshima146.jpg ところで私の座った席は「機械がジャマで見えづらい」と案内されてました。
 そういえばこの写真も投影機がスライドの邪魔をしていますが、プラネファンとしては投影機が大きく見えるのは素敵なので、全く気にしていませんでした(^_^ゞ

 プラネの座席はどこに座ると見やすいか、慣れていないと(というか慣れていない人が普通)分かりにくいので、自由席の場合はこうした案内、ありかもしれません。
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広島市江波山気象館

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 1987年まで広島地方気象台として使われた建物で、現在は広島市江波山気象館として気象をテーマにした科学館になっています。
 建物は1934年に竣工した鉄筋コンクリート造。

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 RC造というとそっけない建物のような印象を受けがちですが、この旧広島地方気象台は瀟洒な建物。1934年といえば世界恐慌の直後で日中戦争の始まる前ですが、これだけの建物をつくる基盤はあった時期なのですね。
 屋上の観測塔の手すりや建物内の階段。

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 掲揚柱を支える根本や玄関の庇の柱など、細かい意匠がいちいち凝りまくっています。
 あちこちに花崗岩風の石材が使われているのですが、よく見ると花崗岩ではありません。花崗岩が砕けた真砂土をセメントなどで固めて、表面を研ぎ出したものです。

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2019年12月01日

京都市青少年科学センター INIFINIUMγII-Kyoto 特別投影

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 京都市青少年科学センターのプラネタリウム、コニカミノルタINIFINIUMγII-Kyotoが23年間の役目を終え、引退しました。

 もう一度見ておこうと2週間前に行ったのですが、楽しい投影だったので名残惜しくなり、最終日の特別投影についつい申し込んでしまったのでした。

20191201kyoto04.jpg プラネタリウムといえば元々は恒星を投影する丸い球体に、歯車の組み合わせだけで惑星の動きを再現する惑星投影機がついたものでした。見た目には2つの球体を連ねたダンベルのような形で明石市立天文科学館の投影機がこのタイプです。
 1980年代半ばから恒星球と惑星投影機を分離して、惑星の動きをコンピュータで制御する投影機が登場。地球を離れて他の惑星から見た星空の再現も可能で、見た目は1つの球体が鎮座する形。京都市青少年科学センターのINIFINIUMγUはこちらのタイプです。
 現在ではビデオプロジェクタでドーム全体にCGによる星や映像を映し出すデジタルプラネタリウムも普及しましたが、INIFINIUMγUの設置当初はまだまだ発展途上。何十台ものスライドプロジェクタを駆使した職人芸のような演出を行う時代でした。

 この日の最後の投影は15:45の回。そしてこれがINIFINIUMγII-Kyotoの最終投影となります。
 担当の本部さんは投影機の導入段階からプラネタリウムに携わり続けた大ベテラン。プラネタリウムのロビーには開演の30分以上前から大勢の人々が集まり、遠く関東から駆けつけたファンや他の科学館で天文を担当されている職員やメーカーの方々の姿もあります。

 客は満席に近い入り。
 投影は南側正面に立った本部さんのあいさつからスタート。本部さんは投影機を「3号機」と呼びます。京都市青少年科学センターは1969年の開館で50年の歴史を持ちますが、プラネタリウム投影機はこのINIFINIUMγIIが3代目。つまり館のプラネタリウム3号機。
 そしてINIFINIUMγIIに「Kyoto」の名を冠しているのは、スタッフが理想のプラネタリウムを求めて様々な要望を盛り込み、メーカーのミノルタもそれに応えて、京都向けの特別仕様機として完成した投影機ゆえ。

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2019年11月17日

京都市青少年科学センター

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 京都市青少年科学センターのプラネタリウム、引退間近のミノルタ・インフィニウムγUを見にきました。ほとんど10年ぶりですが、今回も星が好きな気持ちが伝わる楽しい投影でした。

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 プラネタリウムの入り口には歴代投影機の展示も。
 初代投影機と二代目投影機の恒星投影球。同じMS-15の型番ですが、これは別物でしょう(*'▽'*)
 二代目投影機には天王星投映機や超新星投映機も付いていたそうです。天王星は年周運動はしないようですが、つけていたこと自体がすごいな。いちおう肉眼で見えるギリギリの明るさではあるのですが、実際の夜空ではまず他の星と区別が付きません。

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  京都市青少年科学センターの展示物は全体的に古いというかレトロなものが多いのですが、科学の各分野の基本を押さえたものが多く、また古いながらも手入れがきちんとされているので、今でも通用するのがえらい。
# アトラクションみたいな体験型展示は陳腐化してしまうものも多いのです。

 なかでも最古の展示物、「2進数による数あて」。はい/いいえを6回答えると想定していた数を当てられるのですが、中の回路を見てみたい。1970年製作ですから、パソコンどころか電卓が普及する前の逸品。アポロの誘導航法のコンピュータですら今の水準では「ファミコン以下」という時代です(すでにファミコンが30年前か)。数字の表示部はニキシー管が未だに現役。昔のアニメのコンピュータってこれかというビジュアル。 @ms20funさんおすすめの逸品。

20191117kyoto165315.jpg 中に入れる「京都の夏」の部屋。あまりの蒸し暑さに、息が止まるほどかと思いました。
 「よく人が住んでるな…」とSNSに投稿したら思いの外に拡散。ヤバい、京都の人にぶぶ漬け攻めにされると思ったら、
 「京都の夏はこんなもんじゃない」
 「35度はまだぬるい、40度超えます」
 「真夏なら40度超えなくちゃ」
 「名古屋も暑いぞ」
 「まだまだ大丈夫(埼玉在住)」
とたくさん後押しの言葉を頂きました。そういえば私も夏の京都って行こうと思ったことがない……
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2019年11月07日

大阪市立科学館

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 午後から大阪市立科学館お出かけ。
 平日は午後一度だけのサイエンスショー。今回は「電池がわかる」。大阪のサイエンスショーは毎回面白いので、時間を合わせてでも見るのをおすすめします。電池といえば今年はリチウムイオン電池の当たり年(ノーベル化学賞受賞)。
 サイエンスショーの中で紹介されていた、常設展示のボルタの電池の模型とボルタが描かれたイタリアのお札も見てきました。単位がリラなのでユーロに切り替わる前ですね。10000リラだと5€くらい。日本だと5百円札の岩倉具視みたいなものか。

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 4階展示室にはチリで活躍中のアルマ望遠鏡の受信機(バンド4)の試作機も展示されています。リニューアルしてから展示室ゆっくり回ったことないので見逃していました。

20191107osaka05.jpg 3階に展示されている自転車。自転車のパーツと釣具で有名なシマノは堺の会社です。この自転車の変速機やブレーキなどのパーツ一式、最高級品のデュラエースだ……


 プラネタリウムは2連続。
 受付で「星空案内は内容かぶりますけどよろしいですか?」と確認して下さるのですが、解説の人が違うとお話の切り口が全く違うから問題ありません。
 今回は2回とも赤いポインターを使われていましたは、解説者はダークサイドなんだろうかと思ってしまう程度のSW脳。
 「天の川をさぐる」はフランス製の椅子に沈んでしまいましたが、「星空歴史秘話」はだいた見ていました。あれ、これ前回と同じパターン……

20191107osaka06.jpg 大阪市立科学館オリジナル星座早見盤。たしか大阪と明石で2分ほど時差があると記憶していますが、ちゃんと補正するのがさすが科学館。
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