2020年07月11日

コスモプラネタリウム渋谷

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 上京最後の訪問地はコスモプラネタリウム渋谷。15時の「Starry Music Special Edition〜music by ACIDMAN〜」と、17時の「レッドフロンティア〜火星に挑む冒険者たち〜」を見てきました。
 「ACIDMAN」は村山さんの解説。前回、村松さんの解説で見たときは音楽と星空と映像を足して割らずに盛り付ける大盛りな投影を楽しみましたが、村山さんは音楽の雰囲気に合わせてお話される感じでゆったり浸れました。同じ素材で味付けが違って両方美味しいのはさすがです。

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 「レッドフロンティア〜火星に挑む冒険者たち〜」は今回が初めて。火星探査の歴史を振り返りつつ、現在打ち上げ準備中の「Perseverance(パーサヴィアランス)」を紹介。同計画に携わる小野雅裕さんが監修とナレーション。
 予告編にあるから書いちゃいますけど、冒頭のアトラスVの移動シーンが大迫力。ロケットのファンならこれを見るためだけに行っていい。
 小野さんのメッセージがすごく素敵で、その後で迎える火星の星空が心に沁みます。「明けの地球」があれほど愛おしく感じるものだとは。

 冒頭の投影機の写真、じつは普段と違う方向を向いて朝を迎えています。永田さんによって現地解散してしまったのですけど、渋谷のドームはどこでもドア装備だったのか(^_^)

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 早いものでコスモプラネタリウム渋谷も2020年で開館10年になります。さいきん月日の経つ速さを実感してばかりですが、そもそも2010年ははやぶさの帰還があり、明石の天文科学館は開館50周年で、いろいろ盛りだくさんの年だったから、そこから10年の区切りがたくさんやってくるのです。

20200711shibuya010.jpg 投影の合間にロビーの窓から虹が見えていました。ふだん高いところから虹を見ることはないので、建物の前に七色の帯が見えるのが新鮮。

 その街の空に虹がきらめき、星がかがやく。

 村松さんが声をかけてくださって、その時ロビーにいたみんなで眺めたのですけど、昼でも夜でもワイワイ空を眺めるっていいですね。
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企画展「切り絵で描く星物語」(天文・科学情報スペース)

 三鷹市の「天文・科学情報スペース」で7月19日まで開催中の企画展「切り絵で描く星物語」を見に行きました。三鷹といえば国立天文台ですが、天文台は隣の武蔵境駅からバスが出るので、三鷹駅で降りるのはたぶん初めてです。

 作者の小栗順子さんは、2015年に明石市立天文科学館で開催した特別展『紙の宇宙博 2015』でご一緒したことがあり、ジャンルは違えど紙で宇宙を表現する「紙仲間」と勝手に思ってます。11日はご在廊の予定ということで時間を合わせての訪問。

 私がつくっているのは縮尺を統一した宇宙機のスケールモデルで、題材を忠実に再現するために調査と型紙と工作精度を上げることに時間を割くのですが、小栗さんの切り絵はテーマや題材を作者が咀嚼して表現するもので、感性が作品に反映される部分が大きく、アプローチがずいぶん違います。時には下絵なしでいきなりナイフを入れるそうですから恐れ入るばかりなのですが、華麗な文様や植物や鳥たちは無から出てくるものではなく、きっとひらめきの引き出しをたくさんお持ちなのだと思います。

 なので創作のお話を伺うのがとても楽しいのですが、他のお客さんに作品の説明をされる中で「この作品どうやってつくったんだっけ」と私に話を振るのはどう考えても間違ってます(汗)。

 今回の出品作の中では「Life in space」が心に留まりました。以前も拝見した作品ですが、2つの作品を一枚のフレームに収めての展示で、見え方が変わってとっても新鮮。

 私も最近、宇宙ものはつくっていなかったのですが、何かやりたくなってきます。こういうワクワク感を得てしまうと、時間がいくらあっても足りなくなります。どうしよう。
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かわさき宙と緑の科学館

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 かわさき宙と緑の科学館(川崎市青少年科学館)へ行ってきました。
 前回の訪問が2015年5月なので、5年ぶり。プラレアリウム33箇所巡りの最初の訪問地でした。この間はレアなプラネタリウムを組み合わせて旅程を組んでいたので、なかなか足が向かなかったのですが、川崎のプラネタリウムは関東でも好きなところの一つです。

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 投影機のメガスターIIIは大平技研のメガスターシリーズのハイエンド機。川崎の仕様もあるのだと思うのですが、パッと見はどこがすごいのか分からないくらい自然な雰囲気の空を映し出します。星はたくさん出ているのですが肉眼で見える範囲の等級差の表現が適切なのでしょう。今の目で見ると赤い星はもう少し赤みが欲しいかなというくらいで、明けの明星に回った金星の強烈な明るさとか、光源がLEDではない輝き。

 昨今の事情で投影は35分間の「今夜の星空解説」。若手の方だったと思うのですが、初々しい語り口ながら、お話の内容が丁寧で正確なのはさすが川崎というところ。

20200711kawasaki004.jpg 展示は地学と生物分野を中心に川崎の自然を紹介する内容で、政令指定都市にしては小さな規模の科学館ながら、地域の自然にテーマを絞ってうまくまとめています。地域ネタの地学の展示があるのが個人的にはポイント高いです。
 ガイドブックもたくさん出しているので、面白いものがあったら連れて帰ろうと思ったのですが、このご時世で見本誌が撤去されてまして、それはまた次の機会に。
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2020年07月09日

板橋区立教育科学館

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 板橋区立教育科学館のプラネタリウム。
 投影機は五藤光学のGM-II Space、1980年代後半の投影機なので、星の色は電球色の懐かしい雰囲気。ドーム径は18mの水平式で、一方向型の座席配置。

 通常の一般投影は約50分ですが、2020年7月現在は今夜の星空生解説に絞って30分間の投影。
 時間的な制約からか、夕暮れなしでいきなり夜空からのスタート。オーソドックスで聞きやすく丁寧なお話をされていたなという印象で、これをさらっとこなすのは実はすごい。
 途中で土星と木星がぐわっとズームで拡大投影されたのはちょっとびっくり。昭和末期の投影機でそういう機能が装備されているのですね。

 体験型の展示の多い地下展示室は閉鎖中で、2階だけさらっと見てきましたが、こちらは昆虫や岩石の標本とか昔の理科室みたいに並んでいます。手作りの説明が結構いい雰囲気。
 あとですね、カメがですね、ちゃんと水槽の中にいるんですけどね、割と派手目の模様で一瞬ヘビっぽく見えまして、廊下で大声を上げてしまったのはここだけの話(汗)。
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2020年07月08日

気象科学館

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 港区立みなと科学館と同じ建物内にある気象科学館を見学。というよりも、同じ建物に気象庁も入っているのです。
 気象庁の広報施設的な意味合いが強く、気象災害や地震や火山のシミュレーターがメインの展示。災害に備える内容が多いのは昨今の大規模災害の多発に対応したものなのでしょう。
 実際に水槽を使った津波のシミュレーターが、波浪と津波の違いを水の動きで分かりやすく説明していて面白かったです。2〜3回繰り返して見てしまいました。

20200708kisho02.jpg 大きなモニタを使って予報官の仕事を体験するゲーム。私は全問正解でしたが隣の席の子どもは苦戦していました。
 あんがい難しい?
 最後は無事にクリアできましたけど(ほっ)。

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 観測器具の紹介や、富士山レーダーのIEEEマイルストーン銘板。私はこういう展示のほうも面白いと思ってしまいます。なんならアメダス観測所一式置いて頂いても(^_^)
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港区立みなと科学館

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 2020年6月15日にオープンした港区立みなと科学館を見学してきました。

 プラネタリウムは15m径の水平式ドームに、投影機は五藤光学のオルフェウス。恒星の色や明るさの差をうまく再現していて、小さいながらもよく出来た投影機です。
# 五藤のケイロンIIIとオルフェウスの星空の雰囲気は、新しい世代という感があります。

 見た投影は「港区の時刻と星空散歩」。前半が港区の名所案内的な全天周映像で、区外在住の身からすると神宮外苑(の一部)とかお台場とか、こんなところも港区だったのかと地理感覚を塗り直すところから驚き。東京タワーと増上寺と泉岳寺を持ってるだけでも十分に引きが強いです。あと日本経緯度原点も港区なのですね(何度も行ってるのに)。

 夕方の投影も空きがあるということで、「HAYABUSA2〜REBORN」も見てきました。既に大阪市立科学館の学芸員スペシャルでロング版を見ていたのですが、みなと科学館はショート版の投影で、これはこれで話がまとまった編集でよかったです。

 星空案内も日本経緯度原点から始まるのが面白くて、地図好きとしてはそれこそ日本の経緯度の原点なのですが、元は国立天文台の前身の東京天文台が三鷹に移転する前にあった場所。「科学館から歩いて15分ほどなのでぜひ足を運んでみてください」ってそんなに近い場所なのか。
 港区と星空をつなぐ点でもあるわけで、こうした地元の話題を紹介していくのは素敵だと思います。

20200708minato02.jpg 展示はVR的な映像を多用した体験型の設備が多く、スタッフの方々が解説などのサポートに付く形。
 個人的に面白かったのは展示室中央の「みなと・クエストMap」で、大きな港区の地図にプロジェクションマッピングで地形や交通など様々なテーマに沿った主題図を描き出すもの。
 本来は利用者が自由にタッチパネルを操作できるところを、今回はスタッフがリクエストに応じながらの操作。このおかげでガイド付きの展示案内のようになり、一緒に見ていた方が科学館の場所に立っていた小学校の卒業生だったりして、歴史の話題や地形の話題などいろいろ話が広がって楽しい時間でした。
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2020年06月26日

福岡市科学館

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 福岡市科学館は2017年に開館したばかりの新しい施設です。
 まずお目当てはプラネタリウム。真新しい水平式ドームに広がるコニカミノルタ・Infinium Σの精細な星空。私はコニカミノルタの天の川の表現が好きなのですが、投影機の表現力を存分に引き出している印象です。
 プログラムは「宙語り 2020夏『彗星の旅』」。彗星の起源から太陽系外から飛来したボリゾフ彗星まで、彗星の話題を丁寧に押さえたつくり。
 投影の最後にこれまで出現したいろんな彗星の写真――これは公募したものだそうです――が、紹介されるのか素敵です。ハレー彗星以降の彗星は半分以上見てる気がします。

20200206fukuoka_sci04.jpg 科学館の展示はプロジェクタを駆使したいかにも最新の雰囲気。基礎科学を理解することより、科学と技術が世の中のどんな所と繋がっているかにポイントを置いた感じ。

 サイエンスショーはよく練られていて楽しかったです。演者のテンションが高いのは、Youtubeなどの動画に寄せているのでしょうか。それでも筋は外さないのがさすがです。写真を出すとネタばれになるので、我慢がまん。

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 若田さんが名誉館長ということで、プラネタリウムのロビーにISS長期滞在の関連展示がありました。
 中でもT-38タロン練習機で使ったヘルメットが最高にかっこいい。私、NASAのロゴはワームロゴが好きなのですけど、これはミートボールロゴでなくてはいけません。

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2020年06月25日

宗像ユリックスプラネタリウム

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 ツァイス投影機巡りの2013年以来、7年ぶりの宗像訪問。
 久しぶりにZKP4投影機の星空を見ました。音楽中心のリラクセーションプログラムの鑑賞でしたが、星空案内もあり、何よりたっぷりと満天の星に浸れるので、プラネタリウムの星空を味わうにはむしろピッタリの内容でした。

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 映し出す星を肉眼で見える6等星までに絞った投影機。星像は今風にシャープですが、微光星の映り具合など、どことなく明石に似た雰囲気があります。これぞツァイスの星空。近年の投影機はどのメーカーも実際の星空の雰囲気をよく再現しているのですが、それでもメーカーごとの色合いがあるのが面白いです。

 解説も音楽も心地よく耳に届いて、すっかりリラックス。強行軍のあおりでうっかりすると自主プラ寝たリウムになりかけましたが、だいたい頑張りました。時に勢いのある曲も混ぜて変化をつけた選局をしてあるのも、気分を転換するアクセントになっていて、よく分かってらっしゃる。

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 ロビーに展示してある旧投影機の五藤光学GX-AT。この星空も一度見に来たことがあるのでした。

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 プラネタリウムのロビーには明石市立天文科学館のカレンダーを貼って頂いています。並びが天体望遠鏡400年と元素周期表と宇宙図で、なんというかすごい絵になっていました。

 ケースの中には渡辺教具製作所の大きな星座早見盤が展示されていますが、隣に宗像ユリックスのオリジナル星座早見盤も。星座早見盤は緯度・経度で少しずつ差があるので、お土産としても面白いのです。だいたい見かけたら購入しているので、宗像のものも当然すでにお迎えしたものだと思っていたのですが……帰宅後に確認したら、なかった。えっ!? あれ!? ま、まあ、いずれまた訪問する機会もあるでしょう。
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ゼンリンミュージアム

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 地図の博物館「ゼンリンミュージアム」。住宅地図で有名なゼンリンが運営しています。
 以前は「ゼンリン地図の資料館」という名称で地図好きには知られた存在でしたが、開館日が平日のみというハードルの高い設定で、ついぞ訪問が叶わぬままでした。2020年6月より展示も拡充し名前も新たに再出発したものです。



 展示は大きく3章に分かれています。
 中でもメインは「第1章 世界の中の日本」。
 西洋の地図に描かれた日本の姿を通じて、世界の中での日本の位置付けを探るのがテーマです。

 日本が西洋に紹介されるのはマルコ・ポーロの『東方見聞録』が最初ですが、「黄金の島ジパング」という形で半ば伝承の域にあるものでした。
 西洋で最初に日本が単独で描かれた地図はポルドーネ『日本図』(1528)ですが、全くの空想で島が一つと中に都市が一つ描かれただけのもの。

 その後1543年のポルトガル人来航を経て、日本は実在のものとなり、宣教師や南蛮貿易の商人によって次第に日本の姿が詳しく描かれるようになります。
 1595年のオルテリウス/テイシェイラ『日本図」では本州・九州・四国の3島がある程度の正確さで描かれ、わずか50年余りの進歩に驚かされます。

 ゼンリンミュージアムの目玉の一つが、ブランクス/モレイラ『日本図』(1617)。
 作者のモレイラは宣教師ヴァリニヤーノ(天正少年遣欧使節の仕掛人)に随行して鹿児島から京都に入っており、道中で天測による緯度計測を行ったようで、西日本に関しては南北の位置関係も正確さを増しています。東日本は実測が入っていないので歪みは大きくなりますが、上洛していた諸大名から情報を得て、地名家名が多く盛り込まれています。蝦夷地も描かれて、この時期の日本図の到達点ともなるのですが、この地図は未刊行に終わり、試し刷りと思われる一部が世界で唯一現存しています。

 これがゼンリンミュージアムの収蔵品。2020年6月現在、スタッフの解説は原則お休み中なのですが、「この地図だけは」と説明して頂きました。

 この時期の地図はカトリックの宣教師たちが本国への報告書に添付する目的で編集されているため、地名にキリスト教関係のものが多く採用されています。例えばモレイラの『日本図』には"Acaxi"として明石が掲載されていますが、これはおそらくキリシタン大名の高山右近が城主だったため。
 また多くの地図に石見銀山が掲載されていて、日本の銀が西洋世界の耳目を集めていたことが伺えます。

 このあと日本はオランダ以外の西洋諸国との国交を絶ち、西洋の日本図はしばらくの間、退化していくことになります。

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2020年06月20日

大阪市立科学館「HAYABUSA2 〜REBORN」

20200620osaka.jpg 大阪市立科学館にて初鑑賞。
 もともと3月5日からの上映予定だったのが、装填まで終わった直後に臨時休館となり、5月後半に幕が開いたものの大阪府内向けの制限付き上映。そのまま5月末の終映を迎えてしまいました。
 今回は週末夕方の「学芸員スペシャル」枠で、約42分間のロングバージョンを上映。大阪では22分間の超ショート版がかけられていたので、ロング版は関西初上映となります。
# プラネタリウムは一回が40〜50分くらいの枠で、全天周映像枠を全部使うか、星空解説と20〜30分程度の全天周映像を組み合わせる形が多いのです。

 「はやぶさ2」の小惑星探査計画は、打ち上げ→地球スイングバイ→小惑星到達→探査・試料採取→地球帰還、と基本的には「はやぶさ」初号機の流れを踏襲しています。
 しかしながら、数々のトラブルに見舞われた初号機(ダメ出しも試験機の役目ではあるのですが)の経験を活かして、はやぶさ2では探査機の冗長性が強化され、小惑星への滞在期間も「行って帰る」初号機の3ヶ月から、「近傍探査を行う」ために1年4ヶ月が確保されました。

 イトカワ以上に岩だらけというより岩しかなかった小惑星リュウグウ。事前の想定を遥かに超える難関となった試料採取のタッチダウン。しかしながらはやぶさ2は、入念な準備を経てこれを成し遂げます。

 続いてのクレーター形成実験は今回初挑戦、そして2度目のタッチダウンも難易度の高いものでしたが、これも成功。なんと逞しい探査機となったことよ。

 はやぶさ初号機は工学試験衛星として開発されたので、最初から小惑星探査機として開発されたはやぶさ2は、まさにはやぶさの成果を受け継ぐ計画です。目標も行って帰るS型小惑星から、太陽系創成期の有機物が期待されるC型小惑星へ。

 はやぶさ初号機の物語は、2010年の帰還で終わるのではなく、2020年のはやぶさ2の帰還こそがゴール。そしてその長い旅路も、まもなく一つの区切りを迎えようとしています。

 はやぶさ2は、まだ旅の途中で、個人的に感情が湧くのはおそらく帰還後のことだと思います。今はまず、無事の帰還を願うのみ。
 帰還カプセルを投下したはやぶさ2は、地球圏を離脱し、さらなる旅を続けることになりますが、それはまたあとの話。

 それにしても宇宙の広さと私たちに与えられた生命の時間の短さよ。
 はやぶさ2の旅立ちから6年、はやぶさの帰還から10年、そしてはやぶさの旅立ちから17年。
 それで見た未知なる星はようやく2つに過ぎません。
 私たちはあといくつの航海を見届けることが出来るのでしょうか。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | プラネ/天文台/科学館