2013年12月10日

さらばモスクワ放送

 ちょっとびっくりしたニュース。

・「『リアノーボスチ通信』と『ロシアの声』が『ロシア・トゥデイ』として合併」(2013.12.9ロシアの声/タス通信)
プーチン大統領はリアノーボスチ通信とラジオ局「ロシアの声」を廃止し、国際情報局「ロシア・トゥデイ」を開設する大統領令に署名した。この大統領令はクレムリンのサイトに公表されている。
(2013.12.9ロシアの声/タス通信)
  「ロシアの声(Voice of Russia)」はロシア国営の国際放送。日本のNHK「ラジオ日本」に相当します。
 旧ソ連時代は「モスクワ放送」という名前で、海外向けの放送を行っていました。

 中波帯(いわゆるAMラジオ)でも日本語放送があり、夜になるとラジカセでも聞けたので、面白がって聞いていた時期があります。他に、韓国のKBS、中国の北京放送、北朝鮮の平壌放送が中波の日本語放送をしていましたが、いちばん面白かったのがモスクワ放送です。
 ニュースでは「米ソ首脳会談」を「ソ米首脳会談」と読んでいて、なるほど国が違うとこうなるのかと思ったり。まだ冷戦が終わっていなかった時代なので、ソ連の人々のくらしや文化の紹介のコーナーが物珍しくもありました。
# 当時から断トツでつまらなかったのが平壌放送。延々と体制賛美を流していて、だれが聞くのかと。

 お便り募集の宛先がたしか赤坂のマンションの一室で、もしかしてKGBのアジトを兼ねているのではないかと子どもながらに意味不明な想像力を働かせ、なんとなく怖くて投稿できませんでした。今となっては懐かしい話ですが、冷戦時代のソ連ってなにか得体の知れないイメージがあったのですよ。

 何年か前に思い切って受信報告書を送ってみたら、クリスマスカードが届いてびっくりしたことがあります。

 ロシアの日本語放送は何らかの形で継続されると思いますが、こんな形で時代の区切りを迎えるとは。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(2) | Radio/流星電波観測

2010年10月21日

NHK大阪第一vs中国国際放送

 朝はもっぱら、ラジオを聴いています。
 7:00からはNHK大阪第一(666kHz)のニュース。ところがこれに混信してくる放送があります。

 聞いているうちに、中国国際放送局の日本語放送と判明。それにしても、周波数表にはNHK大阪第一とかぶるような局は載っていないのに、どうして!?
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2009年12月25日

ロシアより愛を込めて

 ロシアからエアメールが届いていたので、何かと思ったら、「The Voice of Russia」からクリスマスカードが届いていました。以前に受信報告書を送ったことはあったのですが、ベリカードはすでに頂いていたので、びっくりでした。
 消印はモスクワ(キリル文字なので自信がないけどたぶん)で、12月14日の投函。ちゃんと12月25日に配達してくれる郵便局もすてき。年賀状みたいな配慮をしてくれているのでしょうね。
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2009年06月14日

中波BCL その2

 前に一度記事にした中波BCLの続きです。

 使ったラジオは頂き物のビクター・RA-H7。シンプルながらしっかりとしたつくりで、おそらく高齢者を想定した商品。BCL狙いではありませんが、感度が良い上に、9kHzきざみの隣の周波数もきっちり分離してくれます(ダイヤル操作はそれなりにシビア)。内蔵バーアンテナだけで国内AM局の7割以上を受信できるとは思いませんでした。

 再び「経県」のサイトをかりて、この一ヶ月の成果を図示しました。5〜1の点数は受信状態を評価したもので、5が最良〜1が最低です(SINPOコードの総合評価)。

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2009年05月20日

中波BCL

 先週末から家にいることが多いのですが、ふと思い立って、家のラジオでどれくらいの放送局の電波が拾えるのか、試しています。

 BCL(Broadcasting Listners)という趣味にもなっていて、専用の高性能のラジオも市販されています。首を突っ込むと海外の短波放送を受信するのですが、今回の対象は中波、いわゆるAM放送。夜になると意外に遠方の電波が届きます。

 よくお世話になっている「経県」のサイトをかりて、15日からの成果(といってよいのかどうか)を図示してみました。5〜1の点数は受信状態を評価したもので、5が最良〜1が最低です(SINPOコードの総合評価)。


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2008年06月09日

その遅延、1.3秒

 携帯電話の時報は約0.2秒程度の遅れがあるとされています。日常生活にはそれほど影響がない範囲ですが、厳密な時刻測定が要求される観測には使えないとされています。
# 参考:せんだい宇宙館星食のビデオ観測の方法

 実際のところ、どれだけ遅れるのか試してみました。
 固定電話と携帯電話で117にダイヤルして、録音してみたものです。携帯電話はソフトバンクモバイルの3G、端末は811SH。
 ステレオ音声で左右のチャンネルに振り分けて録音できれば良かったのですが、あいにく我が家にあるのはモノラルマイク一本だけ。音が重なって聞き取りにくいのですが、大きな音が固定電話の時報、小さな音が携帯電話の時報です(画像は後で撮った写真を合成)。

 ちょっと! 0.2秒どころじゃありません。1秒以上遅れているじゃないですか。

 波形を取ると、だいたい1.3秒ずれています。予想外です。

 このあと自宅の固定電話と自分の携帯電話で通話して、自分の声がどのくらい遅れるかを試しました。こちらはきちんと測っていないのですが、感覚的に0.2秒くらい遅れます(固定→携帯、携帯→固定ともほぼ同じ)。おそらく音声信号を圧縮・解凍する過程で、この程度の遅延が出るのでしょう(それでもこれだけでは時報に1秒以上遅れが出る説明にはなりません)。

 検索してみたら平林純さんが8年も前に同じようなことを試されていました。
 hirax.net/携帯電話の同時性?
 8年前だとまだ2Gの時期ですが、記事の写真に写っているだけで6台ある携帯の時報がみなバラバラで、加入電話の時報とは最大2秒弱の遅れがあるとのこと。

 「携帯電話の時報は約0.2秒程度の遅れ」というのは理論値のようなもので、実際はそれ以上の差があるものだと思った方が良いのかもしれません。

 ああ、こんなことで日曜晩の時間をつぶしてしまいました。早く寝よう。
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2008年06月06日

電波時計がやってきた

 家電量販店で980円で売っていたので、買ってみました。
 基本的にはクォーツ時計なのですが、一日に数回、標準電波を受信して時刻を校正しているものです。クォーツだけなら一ヶ月に±30秒の精度が、常時±1秒以内となります。

 標準電波は長波の40KHz(福島)と60KHz(九州)で発信されています。AMラジオ放送は中波の531〜1602kHzですから、市販のラジオ受信機では聞くことはできません。続きを読む
posted by ふくだ at 00:09 | TrackBack(0) | Radio/流星電波観測

2008年04月05日

中国局、混信

 朝の出勤前は、NHKラジオ第一放送を聞いています。
 以前は大阪の民放FMを聴いていたのですが、出勤時間が変わってから、その時間帯の番組と相性が合わず、AMのNHKにしてしまいました。よけいなしゃべり抜きで、ニュースと天気予報と交通情報を聴けるので、実用的には違いありません。
# 関西の民放AM局のコテコテのしゃべりには、まだついていけません(苦笑)

 ところが3月末から、このNHK大阪ラジオ第一に混信が入るのです。しゃべりは日本語、放送内容はニュース。混信が起こるのは数分おきで、30秒から長いときは数分くらい聞こえています。
 よくよく耳を傾けていると、チベット暴動でダライ・ラマを批判し、北京オリンピックの準備の順調ぶりを伝える内容ばかり。どうも発信源は中国の大陸側のようです。
 しかし、ふつう、中波の遠方局が聞こえるのは夜です。太陽が出ている昼間は中波の電波を吸収する電離層のD層が出現して、近くの局しか聴けません。ところが混信は日の出から1時間は過ぎた午前7時過ぎに起こっています。8時過ぎに聞こえることもあります。なぜだ。

 先日、ついに「中国国際放送局」と名乗っているのを聴きました。ニュースの切れ目に曲名を言う部分がたまたま混信してきたのです。さっそく同局のタイムテーブルを見てみると、たしかに7:00-9:00まで日本語放送が行われています。が……周波数帯が違います。朝に中波の放送はありません。

 なぜだ。うーむ。
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2008年01月09日

流星電波観測あれこれ

 現在は観測休止中ですが、以前、流星電波観測(HRO)をしていた時期がありました。しし群の活動期は大いに盛り上がったHROですが、最近はちょっと落ち着いた感じです。
 HROは入門級の機材が比較的安価に手に入り、データの集計も空き時間に出来るので、私のような適当な人間でも、そこそこ続けることが出来ます。
 雰囲気としては、アマチュア無線の領域に近いところがあります。星好きで無線をやったことがある人なら、すっと入れると思います。

 Web上で手っ取り早く読むことが出来る解説は、まず簡単に、Astroartsの「流星電波観測」。
 http://www.astroarts.co.jp/special/leo2002/hro/index-j.html

 もう少し詳しい入門編として、流星電波観測プロジェクトの「流星の電波観測について」あたりがよいでしょうか。
 http://www.amro-net.jp/hro_j.htm

 観測結果を公開している方もいらっしゃいます。その一人のmasarukさんのサイト。流星電波観測のページの更新頻度は舌を巻くばかりです。これが大勢の観測者のデータとしてまとまったものが、流星電波観測プロジェクト内の「流星電波観測会報(RMOJ)」にあります。テキストファイルよりグラフを見た方が直感的かもしれません。

 冊子ではCQ出版社から2002年に刊行された「流星電波観測ガイドブック」が、絶好の入門書だったのですが、現在は絶版。入手が難しいのが残念です。現在では内容が古くなっている部分もありますが、手元に置いておいて損はない本です。

○メリット
・天候、昼夜を問わず観測可能。
・パソコンに繋いで24時間連続自動観測が可能。
・上記の点から、中学や高校の地学/天文部でも取り組みやすい。

○デメリット
・ノイズ(自然要因・人工要因)の影響を受けるので、365日24時間ベストな状態で観測できるわけではない。
 実は私が観測中段に至ったのも、自宅周囲のノイズが増えて、流星のエコーを捕らえるのが困難になったためでした。どこかアンテナ移せる場所ないかなぁ。
・集計は手動なので、さぼるとデータ画像が溜まって大変(最近は自動集計ソフトも登場したようです)。
・群流星と散在流星の区別がつかない。
・眼視やビデオなど、他の観測手段との単純な比較がしにくい。
・複数の観測点のデータを集計しないと有意な観測結果になりにくい。

 デメリットもいろいろありますが、それを補うだけのメリットがありまして、昼間の流星群のピークを捕らえる快感や、寒いふたご群もコタツの中で楽しめるお気楽さはHROならではです。
posted by ふくだ at 21:38 | TrackBack(0) | Radio/流星電波観測

2006年11月20日

流星電波観測、長期休業中

 しし座流星群の記事だったのですが、観測せずでした。

 実は今年(2006年)のしぶんぎ座流星群までは観測を続けていたのですが、観測地でのノイズがひどくなり、取ったデータがまるで解析できない状態でした。

 天候の影響を受けずに済む流星電波観測ですが、「雲」に相当するのがノイズです。自然要因では雷やEスポ、人工要因では様々な家電製品や電話回線や電線やその他諸々、様々なものがノイズを発しています。

 当観測地で拾ってしまっているノイズは人工要因、それも自宅外のものが原因と思われるので、今のところ対処の仕様がありません。おそらく改善される見込みもないので、自宅外の場所にアンテナを移設しないと観測再開は不可能だと思います。

 実は電波観測のアンテナを建てることが出来る、というのが今の家を選んだ決め手の一つだっただけに、残念です。

 何もしないのもさびしいので、他に何か手を着けてみようかとも思っています。街中でも出来そうなもの……変光星、星食、ほかに何かあるかなぁ?
posted by ふくだ at 22:04 | TrackBack(0) | Radio/流星電波観測