2021年09月21日

中秋の名月2021

20210921chushu010.jpg お昼ごろは見事な青空が広がっていたのですけど、夕方には東の空に低い雲が張り付くようになりました。それでも西空は晴れていたので名月を見るくらいなら問題あるまい、と思っていたのですが、すっかり雲間の月を眺めることになってしまいました。

 もっとも目で眺めるだけなら多少の雲があるくらいのほうが風情がありますし、かなりの雲でも雲間からちょこちょこ姿を見ることができれば満足感があるのがお月見のいいところです。

 夕方から明石市立天文科学館のお月見ライブ配信があったので、まずはそちらを拝見。塩屋の空は雲だらけでしたが、少しお散歩に出た時に、雲間からスッキリお月さんを拝むことが出来ました。
 今回はスマホで気分だけパシャリ。

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 さて月見といえばお団子です。
 私の茨城の実家ではススキは供えてもお団子まで用意しなかったのですが、頭に描くイメージは積み上げた白玉団子です。なので神戸に引っ越してきて知人の家で餡を巻いた月見団子が出てきたときは、にわかに信じがたい思いでした。

 左写真は塩屋のミニコープで買った月見団子。ラベルを見たら京都のメーカーの製品だったと思うのですが、仕入れ担当の人がこの形のお団子と決めて発注しているわけですから、塩屋もこの形の月見団子の文化圏ということでしょう。
 右写真はジェームス山のイオンで買ってきた月見団子。大阪市西成区の長久堂製菓さんの製品。基本的に同じタイプ。

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 左写真は同じくジェームス山のイオンにて、大阪府富田林市の富田屋さんの製品。
 関東と関西のお月見団子が同じパックに入っているハイブリッド型。ただし丸いお団子にはただの白玉ではなく、中に餡が入っていました。
 右側はもはやお団子ではないのですが、愛媛県八幡浜市のあわしま堂のお月見カスタードまんじゅう。

 なお用意したお団子はすべて美味しく頂きました。もはやお腹いっぱい。

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2021年08月16日

ガリレオ衛星の消失(トリプル・トランジット)

 2021年8月16日00時41〜51分頃、ガリレオ衛星が木星の周囲から見えなくなる珍しい現象が起こりました。
 エウロパ、ガニメデ、カリストが木星面通過、さらにイオが木星の影に入って隠れてしまうのです。

 天気からして諦めていたのですが、ツイッターを眺めていたら兵庫県内の友人が写真を上げていたので、慌てて窓の外を眺めると、雲間から木星が見えているではありませんか。
 これは久しぶりに木星を見なければ、と慌てて望遠鏡を引っ張り出しました。実はこの時点でガリレオ衛星のことはすっかり忘れています。

 木星を視野に捉えたのが00:30頃で、すでにカリストとガニメデは木星面通過中、エウロパは木星のすぐ脇にいて、木星面にはガニメデの影が見えています。

 というのは後から調べて書いていることで、望遠鏡で覗いたときは「そういえばガリレオ衛星が見えなくあるの今日だった。ガリレオ衛星どれがどれだっけ!?」状態。

 ここで登場するのが名古屋市科学館の「木星の衛星の見え方(ガリレオ衛星)」
 http://www.ncsm.city.nagoya.jp/astro/jupiter/

 木星が雲に出たり入ったりしているうちに衛星が一つ見えなくなり(これがカリスト)、確認した時点ではイオが木星のすぐ西、本体の上に見えてるのはガニメデと思われる影でした。

 00:41〜00:42頃に、イオが木星本体から分離できなくなりました。時間がピッタリ区切れないのは、雲越しにとぎれとぎれに見ていて、気がついたときには見えなくなっていたから。

 ということで、この時に見えているのは木星本体とガニメデと思われる影だけです。
 影が落ちているおかげで、木星一人ぼっちという感じではなかったのですが、木星の周りにガリレオ衛星がないのは珍しいこと。

 予報では00:51分頃にカリストが出てきてガリレオ衛星の消失状態が終了します。
 断続的に雲間から見える木星。00:50頃に西の縁にコブ状の突起が見えるような気がしました。これはカリストの出現か。しかしシーイングの影響でコブ状に見えるものも大気のゆらぎなのか実際の様子なのか判別できません。せめて雲消えろー!

 カリストの出現前後から大きな雲に入ってしまい、出現をはっきり確認できたのは00:55〜56頃。カリストはガリレオ衛星の中では最も外側を回っているので、動きが比較的ゆっくりなのです。

 それにしても面白かった。ここまでマジマジとガリレオ衛星の動きを眼視で追いかけたのは初めてででした。

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2021年05月26日

皆既月食(曇天)

20210526moon01.jpg 日本で見ることが出来る3年4ヶ月ぶりの皆既月食。
 今回、西日本では月が欠けたまま昇ってくる月出帯食で、皆既に入るのは20時台。子どもでも見やすい時間の月食ということで期待されていましたが、まさかの5月半ばの梅雨入り。

 前日までの天気予報は晴れマークが付いていましたが、当日は昼間で所々に青空が見えていたものの、午後以降は一面の曇天。写真は夕方ですが、一分の隙もない雲。

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 天気が良ければ海際へ出かけようかとも考えていたのですが、体調も微妙だったので無理せず自宅から。

 いちおう自宅の窓から見えることは確認していたのですけど、それ以前の問題として雲だらけなので、ネット中継を眺めます。九州と四国は完全に雲に没し、本州も関東までは厳しい状態。仙台以北でようやく晴れ間が出て、北海道はだいたい大丈夫。いっぽう南の方は沖縄は晴れてる様子。

 パソコンの画面をテレビに繋いで、明石・ハワイ・名寄・釧路・沖縄の5窓中継。音声は地元明石の天文科学館の中継だけONにします。

 月食は、月に落ちた地球の影を見ているので、世界各地同時に進行します。ただ地球の影の縁は地球の大気の影響でぼんやりしているので、カメラの露出の違いで欠け具合は微妙にばらついて見えたりすることも……でもサムネイル画像にするとだいたい一緒だな。

 皆既食になると各地とも一斉に赤銅色の月になります。知識としては知っていても実際に確認できるとすごい。

 なお明石市立天文科学館の中継は一瞬たりとも月が出ることなく、スタッフのみなさんが明石海峡の映像を前に3時間半喋り倒してました。あれはあれですごかった。
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2021年05月03日

夕暮れの水星

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2021年5月3日19時11分(神戸市垂水区)
NikonD5500+AF-P NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR→55mmF5.6,ISO400 露出1/8。

 水星が西空に見えているということで、双眼鏡とカメラを担いで近所の高台へ。
 ついでに金星も西空に回っているということで、こちらも何だかひさりぶりです。

 ギラギラ輝く金星を期待したのですが、低空に薄雲がたなびいていて、双眼鏡で確認した上で肉眼でやっとこ見えるくらい。水星は空が暗くなってくると金星に比べて高度が高いぶん見やすかったのですが、それでも双眼鏡で場所を確認してからのお話。
 シリウスのほうが断然ギラギラと輝いていました。それでも肉眼で水星が見えるのはなかなか珍しいので、ちょっと嬉しかったです。
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2021年04月25日

野口さん星出さん搭乗のISS

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 野口聡一宇宙飛行士と星出彰彦宇宙飛行士の国際宇宙ステーション滞在が重なり、日本人宇宙飛行士が2人、同時に宇宙に滞在することになりました。2010年の野口さん・山崎さん以来11年ぶりのことです。

 自国で有人宇宙飛行手段を持つロシア・アメリカ・中国はまず別格。
 その他の国は現状、国際宇宙ステーションの参加割合で搭乗枠が決まり、日本は一人の宇宙飛行士を一年のうち約半年間送り込む枠を持っています。通常は他国の飛行士とチームを組むのですが、今回たまたま野口さんのチームと星出さんのチームの時期が重なってこうなりました。

 ということで、お二人の乗った国際宇宙ステーションのパスを狙ったのですが、レンズフードを忘れたのと近くの街灯がLED化されて明るくなったので、盛大にフレアが出てしまった写真となりました。
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2021年04月11日

星見行(4月10-11日)A

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M51子持ち銀河(りょうけん座)
2021年4月10日(兵庫県神河町)
NikonD5500(HKIR改造)+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO1600 露出6分×14枚合成
ビクセンAP赤道儀+M-GENにて追尾。
※大きな方は中央部1/2の部分(面積では1/4)だけトリミングしています。

 渦巻銀河に小さな銀河がつながっていることから「子持ち銀河」の愛称があります。口径20cmくらいの望遠鏡なら、空の暗い場所で淡いながらも渦巻の腕を見ることが出来ます。口径40cmなら淡いながらも渦の様子が分かり天体写真のような姿を楽しめます。
 最近では2011年に超新星が発見され、このときはさじアストロパークの103cm鏡で見る機会に恵まれました。

 撮影開始時には晴れていたのですけど、始終薄雲が始終通過する厳しい条件。27コマ撮影しましたが半分は雲がかかって使い物になりませんでした。
 それでもきれいな渦の様子がしっかりわかるのと、小さい方の銀河が意外に淡く広がっている様子も写っています。実際にすぐ近くにある2つの銀河の重力の相互作用の影響です。

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おとめ座銀河団東部(おとめ座)
2021年4月14日(兵庫県多可町)
NikonD5500(HKIR改造)+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO1600 露出6分×16枚合成
ビクセンAP赤道儀+M-GENにて追尾。

 おとめ座銀河団の東側、M58・M59・M60・M89・M90とメシエ番号のついた銀河が5つも写っています。メシエ天体を全て写真に収めようと思っているので、極めて効率の良い星野といえます。
 いずれの銀河とも街中では望遠鏡を使ってもかろうじてぼんやりした光斑が見える程度。

 けれども空の暗い場所で露出をかけると小望遠鏡でもM58やM90は意外に渦の形まで写っています。M58は棒渦巻銀河で質量も銀河系とほぼ同じくらいと想定されているそうですから、あちらから私たちの銀河系を見ると案外似たような姿で見えているかもしれません。おとめ座銀河団は私たちの銀河の北極方向にあるので、あちらから見ると銀河系はフェイスオン……渦巻の正面から見る形に見えるはずです。

 そして何より、視野いっぱいに多くの銀河が写って驚きます。視野の右端が先月撮影したマルカリアンの銀河鎖と重なるので、モザイク合成するとおとめ座銀河団の広がりが分かる写真になるはずです。

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星見行(4月10-11日)@

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「天の川をくぐる道」
2021年4月11日03:07〜(兵庫県神河町)
NikonD5500+トキナー11-20mm F2.8→11mm/F3.2,ISO3200,露出30秒 ポラリエUで追尾

 新月と週末が重なるタイミングに久しぶりの晴れ予報。意気揚々と出かけたのですが、夜半すぎまで薄雲がひっきりなしに飛来して、とても写真を撮れるような空ではありませんでした。気象庁的には晴れですし、眼視観望なら雲の切れ間を探して何とか……という空ですが、同じ天体を数十分も露光する天体写真はとても無理。

 日付が変わって1時半頃に雲が切れはじめ、全天が晴れたのは2時頃。お目当ての春の星座はすっかり西に傾いて、空は半ば夏模様です。
 最近開通した道の向こうに、天の川が天空の橋のように横たわっていました。

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「曇のち晴れところにより天の川」
2021年4月11日02:53〜(兵庫県神河町)
NikonD5500+トキナー11-20mm F2.8→11mm/F3.5,ISO1600,露出60秒 ポラリエUで追尾

 もくもくと天の川の暗黒帯が見えていますが、これは画像処理のたまもので、肉眼でここまでの天の川が見えるのはよほど条件に恵まれたときに限ります。私も昨年5月末の一度だけです。

 遠方の蛍光灯や水銀灯の影響で、低空の空は緑色に照らされることが多く、それを単純に補正すると赤みを浴びた青色の星空になってしまい、赤を引くと青い夜空になってしまいます。最終的にはニュートラルグレーになるよう調整するのですが、スマホの小さな画面で見るSNSでは青みがかった夜空の方が見栄えがいいので、あえてそのまま使うこともあります。これもそんな写真。後で時間があったらもう少し追い込みたい。

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「さそりの木立」
2021年4月11日03:15〜(兵庫県神河町)
NikonD5500+トキナー11-20mm F2.8→20mm/F3.2,ISO3200,露出30秒 ポラリエUで追尾

 こちらも最近開通した道路の側から。木立の向こうにさそり座が見えているのが面白くてカメラを向けました。

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赤い中三角

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「赤い中三角」
2021年4月10日21:03〜(兵庫県神河町)
NikonD5500+トキナー11-20mm F2.8→20mm/F4,ISO1600,露出30秒 プロソフトンA(W)使用
ポラリエUで追尾 ※一部トリミング

 この春限定、赤いベテルギウスに赤いアルデバラン、赤い火星の3つの星が夕空に三角を描いています。
 「赤い大三角」と言いたいところですが、すぐ側にある「冬の大三角」に比べると面積比で半分くらいの大きさなので、少し遠慮して「中三角」としておきましょう。
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2021年03月19日

夜空のスマイルマーク(月・火星・アルデバラン)

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「この街の空にも星は微笑む」
2021年3月19日23:09(神戸市垂水区)
NikonD5500+NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR→68mm/F7,ISO400,露出8秒

 火星とアルデバランが目、半月より少し欠けた月が口で、夜空のスマイルマークです。
 この日も夕方にISSの通過があったのですが、こちらは見るだけにして、西空から街を見守るようなスマイルマークの写真を狙いました。
 しかし月没が23時台とは。うちの近所は東が山、西も丘陵で地平線より高いところで天体の出没が起こるのですが、思ったより長い時間、月が頑張ってました。低空に霞が出ていた割には何とか月没まで見えていましたし、意外に条件は恵まれたのかもしれません。
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2021年03月18日

火星とアルデバランと月と国際宇宙ステーション

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2021年3月18日19:41〜19:44(神戸市垂水区)
NikonD5500+トキナー11-20mm F2.8→11mm/F4,ISO400,露出4秒×32枚合成
ケンコーPRO1DプロソフトンA(W)使用

 3月18日の夕方、火星とアルデバランと月がスマイルマークのように並びました。
 ついでに関西ではすぐ側を国際宇宙ステーションが通過していきます。
 これは見ておく他ありません。

 デジカメだと明るい星も点にしか映らないし、火星とアルデバランの赤い色も分かりやすいほうが面白いのでソフトフォーカスフィルターをかけました。
 結果、月の形が分からなくなって何だか分からない写真が撮れました。カメラのモニターでは月の形が見えていたので油断した。細かい処理はせずに全合成だけした写真を上げておきます。
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