2018年07月09日

Sky-Watcher DOB 8" 2ndライト(7月9日)

 今回は横着せずに玄関の外に出しました。
 20cm鏡での土星は、眼視だとカッシーニの間隙が余裕で全周見えてます。衛星もたくさん見えます。予想以上の見え具合にちょっとびっくり。
 日本にドブソニアンが入ってきたのは前回のハレー彗星の回帰前後だったと思いますが、当時は低倍率での星雲星団観望用という印象が強いものでした。フリーストップの架台で高倍率で惑星観望をする発想がなかったのかもしれませんが、意外に手動での追尾も何とかなるものです。
# さすがに写真は厳しいですけど。

 M57はやっとこリングが分かる程度。高倍率に耐える惑星状星雲とはいえ、神戸の空ではコントラストが今ひとつ。これは空の暗い場所で見たい天体。

 アルビレオは背景に微光星がいっぱいで見事。街中観望でも口径が大きいのは素敵です。

 火星むちゃくちゃ明るい。シーイングもまともですが、模様らしい模様は見えず、極冠だけかろうじて判別できる程度。砂嵐がまだ収まっていないのでしょう。
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2018年07月01日

CANP2018(6月30日〜7月1日)

 西はりま天文台で開催された「CANP2018」に参加してきました。
 CAN(CCD Astronomy Network)のイベントで、Pは"Party"。1泊2日でデジタル天体写真のあれやこれやを語り合います。
 初回が1997年といいますから、歴史の長い集まりで(アマチュア天文の世界に冷却CCDが入ってきたのが'90年代前半)、今では撮像素子もCMOSやデジタルカメラまで広がっていますが、熱心な写真派のハイアマチュアが集まることには変わりありません。

 私も星見歴は長いとはいえ、天体写真となるとひよっこの部類です。今回は地元の開催ということで、少々背伸びして申し込みました。

 初日の13時半から17時まで、2日目も9時から12時までひたすら発表が続く中身の濃さ。加えて夜の部もあるわけです。
 が、発表者の皆さん、笑いを取りに来る方ばかりで、たしかにハイレベルな話ではあるのですけど、ぜんぜん堅苦しくありません。参加者名簿もどこかで名前を見たことがある大ベテランの方々が名を連ねているので、道を極めた修行者のような人が集まってくるのかと思いきや、みなさんフレンドリーな方ばかり。

 テーマは「天体写真の基本再確認」ということだったのですが、しかし「基本」のレベル設定が普段の私のはるか上。
 発表は面白かったのですが、内容は片っ端から右の耳から左の耳に抜けていないか私。

 そんな中でも面白かったのは、みなさんの試行錯誤の取り組み。ガイドミスを防ぐためにガイド鏡をどこに付けたらいいのかとか、AOは役に立っているのか否かとか、実践からフィードバックして次のチャレンジに繋げていかれる様子はすごいなーと思うと同時に、それを共有してみんなで前へ進んでいかんとする心意気で、すばらしいです。

 私の天体写真といえば一年かけて「大失敗はしなくなった」レベルなので、「よりよくする」ためにどんなことに取り組んだらよいのか、山ほど指針を頂いて帰ってきました。多くの枚数をコンポジットするとかダーク補正とかフラット補正とか、手順としては知っていたけど、何のためにやるのかをようやく理解したというところ。

 次の撮影の機会がますます楽しみになりました。
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2018年06月18日

星見行(6月16-17日)

 梅雨の晴れ間に突発的に出発。
 いつもの観測地は晴れているものの霧が深く、一時間ほど様子を見たものの回復の兆しがないため、近隣の別の場所へ移動。
 こちらは数年ぶりに足を運んだのですが、スッキリ晴れていて、移動の決断は正解でした。
# 観測地が携帯の電波が通じない場所のため、現地で情報収集できないのです。

 しかし突発的に出発しただけあって、忘れ物だらけ。
 ピント合わせのバーティノフマスクがない、オートガイダーM-GENの説明書がない、星図がない……

 ピントは一眼デジのライブビューで合わせました。D5500は拡大表示の倍率が高いので何とかなりました。旧機種のD5000の拡大率ではだめだったでしょう。

 M-GENはうろ覚えで操作したら大丈夫でした。キャリブレーション忘れそうになりましたけど。M-GENはいろいろパラメータを設定できるのですが、私は今の所、協栄産業がつけたマニュアル通りの設定で問題なく動いています。

 星図は……これはどうしようもなくて、場所を覚えている天体しかカメラを向けられませんでした。

 M16・M17。へび座の散光星雲で、上がM16「わし星雲、下がM17「オメガ星雲」。
 2018年6月17日00:25〜(兵庫県神河町)。NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO1600 露出6分×8枚合成 ビクセンAP赤道儀+M-GENにて追尾。
※クリックすると拡大画像を見ることが出来ます。

 夏の代表的な散光星雲で、40mmクラスの双眼鏡でもボーッと光る姿を見ることが出来ます。
 35mm判換算で567mmになりますが、2つの星雲を同一視野に収めるにはギリギリな感じ。

 同じ写真でM16周辺を切り出し。クリックするとピクセル等倍の元画像が開きます。
 視野の端の方ですが、星像はちゃんと点になっています。ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナーの組み合わせ、割と優秀です。
 レベル補正とトーンカーブだけ調整しましたが、アンシャープマスクをうまく使えば暗黒星雲の縁がもっとくっきり浮き出るのでしょうか。

 同じ写真でM17周辺を切り出し。クリックするとピクセル等倍の元画像が開きます。
 オメガ星雲とは別に「白鳥星雲」の名もありますが、白鳥のほうがふさわしい気がします。

 これまでは感度をISO6400とか3200として露出2分で撮影していたのを、今回は感度をISO1600まで落として露出を6分かけ、合成枚数は8枚としました。ノイズを減らして画面のざらつきを抑えるのが狙い。概ねうまくいったと思いますが、北アメリカ星雲は10分くらい露出をかけてもよかったかもしれません。

 夏至直前で夜が短く、3時過ぎには薄明が始まります。6分✕8枚だと1対象撮影するのに48分かかるから多くの対象を狙うわけには行きません。そもそも星図を忘れたから撮る相手が限られる(^^;
 結局、いつも狙っている対象ばかり撮ってきました。

 撮影している間は暇なので、地面に敷いたマットに寝転んで、天の川を見ていました。
 この時期となると薄明前に夏の大三角が南中するので、空を二分するような豪快な天の川になります。
 写真は写真として、天の川が見えるほどの星空に逢うことができるのが、一番の楽しみです。
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2018年05月21日

国際宇宙ステーション上空通過

 2018年5月21日(神戸市垂水区)。NikonD5500+16-85mm→16mmF4,ISO400。4秒露出を比較明合成。
 大阪湾上空を行く国際宇宙ステーション。瀬戸内の船、空の飛行機、宇宙を行く人類の橋頭堡。様々な光が交錯する初夏の夕暮れ。
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2018年04月22日

星見行(4月21-22日)

 一ヶ月ぶりに星見遠征。
 週末の天気が良さそうとのことで、急遽、友人と誘い合わせて出発しました。月齢5の月が日付が変わる直前まで残っていましたが、月没後は透明度もまずまずの良い星空でした。
 一人の遠征だとコンビニで夜食買って済ませちゃうのですが、アウトドア好きの友人がコーヒーやカップ麺を用意してくれたり、お菓子を用意してくれる友人がいたり、天の川の下でお茶会・お食事会の楽しい一夜でした。

 はくちょう座の北アメリカ星雲。
 2018年4月22日(兵庫県神河町)。NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO2000 露出8分×4枚合成 ビクセンAP赤道儀+M-GENにて追尾。

 今回から撮影機材にオートガイダーM-GENを加えました。今回はそのテストも兼ねての撮影。
 これまでAP赤道儀は400mm弱の焦点距離でだとノータッチ2分の露出が限界でしたが、これを大幅に伸ばすことが出来るようになりました。
 北アメリカ星雲はHα光を出しているので赤く写るのですが、D5500はHαの感度が低いせいか、赤い散光星雲がマゼンタ色調で写ります。もう少し露出を伸ばせば星雲が濃く写るのかもしれませんが、Hαの星雲の写りはそもそも赤外カットの改造デジカメには敵いません。はてさてどのあたりの描写を目指したものか。帰宅して寝る前に処理しましたが、背景の空がマゼンタ寄りになってしまったかも。

 2018年4月22日(兵庫県神河町)。NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO2000 露出8分×3枚合成 ビクセンAP赤道儀+M-GENにて追尾。

 こちらはM8・M20。南天は阪神〜姫路方面の光害が残り、コントラストが落ちますが、明るい星雲なのでまずます写ってくれます。
 北アメリカ星雲もM8・M20も、今回は処理の手数を少なくしていますが、もう少し追い込んでもよいかもしれません。
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2018年03月18日

星見行(3月17-18日) その3

 火星・M8・M20。
 3月20日前後に、火星といて座の散光星雲M8・M20が接近しました。
 ぜんぜん下調べしていなかったのですが、当日、星座早見アプリで火星の位置を調べていて「あれ、これだと同一視野で写るんじゃないかな」と気付いてカメラを向けた次第。

 撮影時にガスがかかってしまったため、コントラストが低下しましたが、ソフトフォーカスフィルターをかけたような効果となり、火星の色が分かりやすい写真になりました。

 2018年3月18日(兵庫県神河町にて)。NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO 6400 露出120秒×4枚合成 ビクセンAP赤道儀にて追尾。
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星見行(3月17-18日) その2

 おおぐま座の銀河、M81・M82。
 2018年3月17〜18日(兵庫県神河町にて)。 NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO 6400 露出120秒×12枚合成 ビクセンAP赤道儀にて追尾。
 中央部のみ切り出し。6cmの鏡筒でもM81の渦やM82の構造が写るのですね。赤緯が高い天体ということもあってか、ガイドエラーが少なく、合成枚数を稼げました。

 おおぐま座の惑星状星雲M97(ふくろう星雲)と銀河M108。 2018年3月18日(兵庫県神河町にて)。 NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO 6400 露出120秒×8枚合成 ビクセンAP赤道儀にて追尾。
 中央部のみ切り出し。ふくろう星雲の目玉がしっかり写ってくれました。

 ふたご座の散開星団M35。すぐ右下に散開星団NGC2158があります。 2018年3月17日(兵庫県神河町にて)。 NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO3200 露出120秒×4枚合成 ビクセンAP赤道儀にて追尾。
 10枚撮影したはずですが、ガイドエラーがあるものを弾いたら4枚しか残りませんでした。感度を抑えた分ノイズは少ないですけれども。
 散開星団は眼視だときれいですが、写真だと星雲や銀河に比べて地味な印象になります。ソフトフォーカスフィルターをかけて撮影するのもありかなあ。

 りょうけん座の銀河M51。2018年3月18日(兵庫県神河町にて)。 NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO6400 露出120秒×3枚合成 ビクセンAP赤道儀にて追尾。中央部切り出し。
 この日の撮影の途中で極軸を修正したのですが、それが裏目に出たのか、もしかすると赤経クランプを閉め忘れたのか、ガイドエラー多発。合成に耐える画像が少なく、ノイズ多めの画像です。それでも子持ち銀河の渦がしっかり写ったので紹介。


 おとめ座銀河団周縁部。2018年3月18日(兵庫県神河町にて)。 NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO6400 露出120秒×8枚合成 ビクセンAP赤道儀にて追尾。
 望遠鏡を適当に向けたらたくさん銀河が写っていました。カタログ番号の分からない銀河も数多く写り込んでいます。宇宙の深淵を覗いているようです。
 これはなぜかガイドがうまく行きました。
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星見行(3月17-18日)



 突発的に友人をお誘いして4ヶ月ぶりの星見行。
 関東平野育ちの私は雪道を運転する技量がないので、冬の間は北への遠征は控えていました。
 ガスがかかっていたせいか透明度はもう一押しというところでしたが、天の川はうっすら見えてくれる空でした。前半は風がなく、結露が凍る程度の気温でしたが、比較的過ごしやすかったです(あくまで「比較的」ですよ)。

 朝もやの木星・火星・土星・アンタレス(2枚めは説明を加えたもの)。
 この夏に大接近する火星が、まだ大人しい姿でいて座に潜んでいます。アンタレスとの対比がちょうど良い感じ。
 2018年3月18日5:11(兵庫県神河町)NikonD5500+ニッコール18mm F2.8D F2.8開放、ISO3200 露出15秒。ソフトフィルター(ケンコー PRO1D プロソフトンA(W))使用、いずれもリサイズ、トーンカーブ処理済。

 沈む冬の大三角。
 月明かりもないのに山の地肌がうっすら浮かび上がる明るさでした。
 2018年3月17日21:41(兵庫県神河町)NikonD5500+ニッコール18mm F2.8D F2.8開放、ISO3200 露出30秒。ソフトフィルター(ケンコー PRO1D プロソフトンA(W))使用、いずれもリサイズ、トーンカーブ処理済。

 友人が用意していたカップ麺やらコーヒーやら、むちゃくちゃ美味しかったこと。寒い中で身も心もあたたまるカップ麺があれほどに美味いものとは思いませんでした。
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2018年02月12日

第8回 星なかまの集い(速報)

 とりあえず速報。参加された方のツイートをひろったまとめを作ってあります。
 第8回 星なかまの集い 2018 - Togetterまとめ
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2018年02月04日

国際宇宙ステーションの太陽面通過

 2月4日に明石市近辺で国際宇宙ステーションの太陽面通過が見られました。
 天文科学館の敷地を中心線がかすめるように通過するということで、ほしとも天体写真部のメンバーで撮影に臨みました。
# 天文科学館の敷地内での撮影については事前に了承を頂いております。

 通過時刻は2018年2月4日14時34分13秒。動画で撮影し、静止画を切り出して合成しています。静止画のほうが解像度は高いのですが、時間分解能は動画のほうが高く(静止画だと秒間5コマくらいですが、動画だと秒間60フレームで撮れます)、動画のほうが成功率が高いと判断しました。
 当日は黒点がなく、ピント合わせは苦慮しましたが、なんとかなりました。

 ボーグ77EDII+1.4倍テレコンDG(D=77mm,f=714mm)+NikonD5500。マルミ100000NDフィルター使用。
 動画1920×1080:60p動画から書き出した26枚を比較暗合成、
 アンシャープマスク、トーンカーブ調整、トリミング。
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