2020年08月04日

潮岬

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 本州最南端・潮岬。
 もともと島だった台地に、陸から砂州が伸びて陸続きになった地形で、陸繋島と呼びます。
 有名なのは神奈川県の江ノ島ですが、北海道の函館山や博多湾の志賀島もこの地形。
 潮岬では砂州の部分に串本の市街地が広がっていて、その脇に漁港が開けています。

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 厳密な最南端は、南へのびる「クレ崎」という岩礁の突端ですが(右写真)、観光客が気軽に行けるのは海岸段丘上の展望台まで。このあたりの経緯度は、
 北緯33度26分10秒、東経135度45分44秒。
となります。

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 一帯は芝生の広がる気持ちのいい広場になっています。かつて旧海軍の望楼があったことから「望楼の芝生」とも。現在は隣の紀伊大島に航空自衛隊のレーダー基地がありますが、要衝なのは今も昔も変わりません。

 潮岬観光タワーのたもとに「本州最南端の郵便ポスト」があります。この一帯、なんでもかんでも「本州最南端」なので油断なりません。

 潮岬観光タワーは7階建て。もっとも中間階が封鎖されているので、実質は頂上の展望台部分だけの営業です。微妙に寂れた感がなくもないのですが、団体旅行が華やかだった昭和の残照と思えばそれもまた趣と言えるかもしれません。

 陸繋島の姿がわかるかと思ったのですが、潮岬の島の部分は東西4.5km・南北3kmと意外に大きく、南端に近いタワーからでは陸繋砂州の部分も見渡せません。もとより南が開けた太平洋の眺望を楽しむもの。
 ちなみに島を一周する道路の北側に陸繋砂州を見渡せるポイントがあるのですが、気付いた時には展望台の入口を通り過ぎてしまって惜しいことをしました。

 この縮尺の地理院地図では「潮岬」の表示が出てこないのですが、南端のクレ崎のたもとに「本州最南端」の碑があり、南西端の「御崎」に潮岬灯台があります。陸繋島全体が「潮岬」ということになります。
posted by ふくだ at 23:47| Comment(0) | 地図と地理と遠出
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