2020年07月12日

ネオワイズ彗星(C/2020 F3)

 7月4日の近日点通過後、当初の予想を超えて明るくなり、天文界の話題をさらっているネオワイズ彗星(C/2020 F3)。梅雨のない北海道や既に梅雨の開けた沖縄では見事な姿が捉えられているのですが、本州は梅雨前線が活発に活動中。梅雨明けまで諦めるしかないかという天気予報です。

 GPV天気予報とにらめっこすると、12日未明は雲が少なくなり、もしかすると少しは晴れ間が期待できそう。ということで、出動しました。行かずに後悔するよりは行って後悔するほうがマシです。だいたいネタになりますけど。

20200712neowise03.jpg
ネオワイズ彗星(C/2020 F3)
2020年7月12日3時57分(兵庫県姫路市)
NikonD5500+NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR→85mmF5.6
ISO1600 露出6秒(固定撮影)※一部をトリミング

 井上さん、山名さんと現地で合流して観測体制に。
 私はミニボーグ60ED+AP赤道儀と、標準ズームでの固定撮影の2台体制。しかしながら月がうっすら見える程度の曇天で極軸合わせもままなりません。ただ雲は少しずつ薄くなり、ベガやデネブ、やがて東天のカペラや金星も見えてきます。もう少し晴れ間が広がればと思うのですが、ネオワイズ彗星の見える低空はなかなか雲が切れません。

 3時前には準備が完了して、待つこと1時間。雲間からほんのひととき、顔を出してくれました。
 10×42双眼鏡で尾が分かりました。肉眼で見ることは叶いませんでしたが、雲がなければ肉眼でも見えたと思います。

20200712neowise04.jpg
 彗星部分の拡大。クリックするとピクセル等倍になります。頭部が伸びているのは6秒間の日周運動。
 双眼鏡で見た雰囲気に近いです。幅の広い尾でしたが、私の目では分かれているようには見えませんでした。薄雲越しにダストテイルだけが見えていたのでしょう。

20200712neowise01.jpg
2020年7月12日3時48分撮影。
NikonD5500+NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR→85mmF5.6
ISO1600 露出6秒(固定撮影)

 こちらが最初に見えたときのもの。何枚か試写するうち、真ん中にぼんやり白いシミみたいなものが写って、最初はゴーストかレンズにゴミでも付いたのかと思いました。そのうち頭部も見えて彗星の尾が写っていたのだと分かりました。
 最初の何枚かは尾だと気づかぬうちに削除してしまいました。本当にゴミかシミだと思ったんですもの(苦笑)

20200712neowise02.jpg
 双眼鏡で確認したときは思わず声を上げてしまいました。
 雲間から薄雲越しに尾まで分かるのです。きれいに晴れていたら肉眼でも見事に見えたでしょうけど、これだけの雲量でよく雲の隙間に出てきてくれたものです。

 見えていたのは数分間……いや1分もあったかどうか。とてもミニボーグで狙う余裕はありませんでした。
 それでも一目見ることが出来て、本当によかったです。
posted by ふくだ at 08:33| Comment(0) | 星空観望
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