2020年06月21日

日食撮影覚え書き

 今回の部分日食撮影のテクニカル、と書くには恥ずかしいあれこれ。
 一部、日食の記事から引っ越した内容もあります。

20200621plan01.png 今回は前日までは良好な天気予報だったので、食の全経過を連続撮影で撮るつもりでした。
 ロケハンは前日のうちに済ませていて、前の晩にステラナビゲーターでカメラの画角を確認。本当は順番が逆ですけど、気にしません(気にしろ)。
 ちなみに画角は30mmがベスト。分かりやすく28mmでOKでしょう。

 連続撮影がうまく行かない場合に備えて、望遠撮影も準備。鏡筒は使い慣れたminiBORG60ED。太陽像はさほど大きくないのですが、食の経過を追う程度なら十分。明石公園までは公共交通機関移動なので、小さくて軽量なのは大切。
 ついでにピントも前の星見の時に無限遠で固定したまま触っていないので、そのまま撮影可能。本当は温度変化でピントが若干動くので、合わせ直したほうがいいのですけど、雲が多いと合焦位置が分かりにくいですから。

20200621plan02.jpg20200621plan03.jpg
 手持ちのNDフィルターはND100000は77mm径と58mm径の2枚。
 miniBORG60EDはどちらも装着できるように変換リングを用意しているのですが、連続撮影用のカメラレンズが問題です。標準ズームのAF-P 18-55mmに58mm径が着くと思っていたのですが、あれ!? 合いません。
 AF-P 18-55mmは55mm径、以前使っていたAF-S 18-55mmは52mm径。思い込みって怖いですねぇ。

 一瞬青ざめましたけど、世の中段ボールとガムテープがあればなんとかなります。77mm径フィルターを径の近いAF-S 16-85mmに被せることにしました。なんでもっと前に確認しなかったんだ(思い込みだって)。

 撮影はタイマーレリーズに任せて楽をするつもりでしたが、雲が多いので露出が決められません。
 ここは±2段のオートブラケティングで撮影。
 ただし3枚撮って5分待機みたいな器用な設定は出来ないので、シャッターを切ってから1秒後に幕が下りる「露出ディレーモード」と組み合わせて、タイマーレリーズは5分ごとのバルブ4秒露出、その間にカメラ本体はオートブラケティングで1秒おきに3枚撮影という芸当で乗り切りました。
# シャッター動作のタイムラグもあるので1秒多くする必要あり。

 miniBORG60EDを載せたのはAZ-GTi経緯台。太陽の1スターアライメントでしたが、最後までよく追尾してくれました。専用アプリ「Syn Scan Pro」で制御するのですが、起動時は太陽に向けられないようリミッターが掛かっており、「設定→アドバンスド→太陽観測」で解除しなければなりません。どのメニューに入っているか分からず、探しまくりました(大汗)
 追尾を始めた後は、途中で視野の中心に太陽を戻すために3回ほど微修正しましたが、修正なしでも視野から外れることはなかったと思います。

 海外遠征をしない限りは次回、10年後なので、備忘録として残しておきます。
posted by ふくだ at 23:46| Comment(0) | 星空観望
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