2020年06月21日

部分日食

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2020年6月21日16:41(兵庫県明石市・明石公園)
NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3)
ISO800 露出1/30 ND100000フィルター使用

 6月21日の夏至に合わせるように部分日食がありました。
 台湾では金環日食になり、事情が許せば渡航計画を立てたところですが、もはや飛行機も飛んでいない状態で、国内で見ることとなりました。

 @yat_ra さんが事前にロケハンしてくださり、明石公園なら明石城の櫓と絡めて面白い写真が撮れそうということに。

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 当日は朝こそ晴れていたのですが、昼には全天に雲が広がり、時折、薄日が差す程度のお天気。
 日本海側が好天だったので、晴れ間の見える所までの移動も考えたのですが、日食は雲越しでも太陽さえ見えればいいので、何も見えぬことはあるまいと明石にとどまりました。

 食が始まっても雲が切れることはなく、日食メガネを通すと太陽が「円ではない」ことは分かるのですが、輪郭がはっきり見えないので、それほど実感が湧きません。
 それでも食が進むと、欠けた部分が大きくなっていくのは分かるという、何とも微妙な見え具合。

 明石市立天文科学館でYoutubeの中継をしていたので、スマホを接続して最大音量で流しておきます。聞き慣れた井上館長やシゴセンジャーの声、時折はさまれる駄洒落に、いつもの通常運転の安心感。

 とはいえ、1kmも離れていない場所ですから、空の様子は同じで、こちらが曇りなら中継も曇り。
 ときおり沖縄や倉敷、思い出したように台湾の中継も繋いで、特に台湾はちょうど金環食になったタイミングで見ることが出来ました。

20200621nisshoku02.jpg
2020年6月21日16:51(兵庫県明石市・明石公園)
NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3)
ISO800 露出1/30 ND100000フィルター使用

 いちばん写りが良かったのがこれ。食の最大の15分ほど前です。
 眼視でも条件の良いときはこんな雰囲気でした。欠けているのは十分わかるのだけど、輪郭ははっきり見えないという、そんな感じ。この後は雲が厚くなり、むしろフィルターを外さないと写真も撮れなくなりましたが、最後まで雲が切れることはありませんでした。

 今回は連続撮影を狙いたかったのですが、雲が多いのは分かっていたので、拡大撮影用にminiBORG60EDとAZ-GTi経緯台のセットも持っていき、結果的にこちらがメインとなりました。

20200621nisshoku04.jpg
2020年6月21日16:05〜17:20(神戸市垂水区)
NikonD5500+NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR→30mmF6.3,ISO800 露出1/2〜1/30秒 背景は日食開始前に撮影。撮影は18:10まで継続しましたが、写っていないので合成せず。

 連続撮影は、撮るだけ撮っておくかという状態でしたが、案の定、太陽は雲の中へ消えてしまいました。太陽の形が分かる程度の薄雲なら頑張って露出調整するところですが、ご覧の通り太陽の輪郭がわかるコマがほとんどない状態。
 背景も普通の明るい景色で撮影したのですが、太陽が淡くしか写っていないので、太陽が消えないように空の明るさを合わせたら月夜のような風景に。連続撮影はとにかく天気が持たないと成立しないので、条件面の難易度が意外に高いのです。

 今回は最初から期待できる状況ではなかったので、構図もザクッと決めてしまったのですが、これだと食が終わる前に巽櫓に太陽が突っ込んでしまったかも(苦笑)

 日本では次に見られる日食は2023年4月20日午後の部分日食ですが、見える地域は太平洋岸の一部に限られ、東京・名古屋・京阪神・山陽・九州北部といった人口密集地域はことごとく外れています。沖縄以外は食分0.1にも満たないので、条件はあまり良くありません。

 その次となると2030年6月1日まで待たねばならず、つまり多くの人にとっては今後10年間は日食の空白期間となります。ここまで間があくのもちょっと珍しいかも。ちなみにこの日食は2012年5月の金環日食の1サロス後で、北海道で金環日食となります。

 10年後か……(遠い目)
posted by ふくだ at 23:47| Comment(0) | 星空観望
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