2020年05月22日

水星と金星の接近

20200522mave.jpg
2020年5月22日19時55分(神戸市垂水区)
NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO800 露出1/1.3秒

 5月22日の夕方に水星と金星が接近して見えました。
 接近と言っても見かけ上のことで、太陽系の中では全く離れた場所を移動しているのですが、地球から見ると最接近時に0度53分まで近づきます。ちなみに太陽や月の直径が30分前後ですから、双眼鏡なら余裕で、天体望遠鏡でも低倍率なら同じ視野に入る近さです。

 ということで前々から楽しみにしていたのですが、当日は朝の天気予報では晴れだったのに、午前中からどんより曇り空。午後になってもどんより具合は増すばかりで、すっかりあきらめていました。

 夕ご飯を食べてお風呂に入って(この時点でやる気ゼロ)Twitterを眺めていると、それでも雲の切れ間が出来始めた様子。ならばと西の空を見てみると、ずいぶん大きく空が見えています。

 ということならば、天体望遠鏡にカメラを付けて、双眼鏡と三脚担いで出動です。
 すでに地平高度は10度を切っていたので、家の近くでは無理。西空が見渡せる近くの高台まで登らねばなりませんが、ここしばらく散歩で坂道を歩きまくっていた成果で、体力的には全く余裕。

 あと少しのところで低空の雲が消えてくれなかったのですが、雲間からなんとか、見ることが出来ました。
 肉眼では金星だけでしたが、双眼鏡では水星もしっかり見えました。見えている時間が短かったので、撮影条件をいろいろ試す余裕がなかったのですが、撮れただけよしとしましょう。

 ミニボーグ60EDの焦点距離で金星の欠けた姿が撮れることは分かっていたので、最初から水星と欠けた金星を同時に写すことを狙いました。水星は視直径が小さすぎるので欠けた姿までは無理。水星が若干ぶれているように見えるのは、1/1.3秒での日周運動です。1/8秒だと止まって見えるのですが、今回は雲間から見えている雰囲気が伝わると思ってこちらの写真を加工しました。

 夕空の水星と金星は週明けくらいまでは双眼鏡で同一視野に見ることが出来ます。とくに水星はふだんなかなか探しにくいので、金星がそばにいる今がチャンスです。
posted by ふくだ at 21:35| Comment(0) | 星空観望
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