2020年01月24日

麒麟がくる・第1話

 「麒麟がくる」 第一話録画視聴。
 吉田鋼太郎の松永久秀がよい。奸雄のイメージが強い人物ですが、迫力も貫禄も十分な現実主義者でちょっとコミカル風味。この久秀が実力主義の道三を評価して、美濃を好きだというのがいい。堺での別れ際も爽やかで好きになっちゃいそうです。

 三淵藤英は知らない人物ですが、幕府の奉公衆ですし、谷原章介をあてるからにはそれなりの重要人物になるはず。むしろ知らない人物にスポットが当たるのは面白い。

 光秀との関わりが深くなる斎藤道三(利正)。一代で美濃を乗っ取ったと人物とされてきましたが、近年の研究では美濃乗っ取りは父子二代に渡っての事業とされていて、それも劇中の台詞に反映されています。初回はがめついだけの人のように描かれていますが、元は京の油売りの家ですから、それもまたあり。戦国武将としての本領は次回以降じっくり描いていくのでしょう。

 斎藤義龍は織田信長視点からは悪役になりがちな人物ですが、伊藤英明を持ってきたからには小悪党には終わらないはず。実際、生前は美濃侵攻を企む信長の前に幾度となく立ちふさがって苦汁を飲ませ続けた実績があり、道三との確執をどう描くかも期待が持てそうです。

 織田信長は染谷将太。チラ見だと優男ぽいのですが、どうなるんだろう。光秀よりはずいぶん年下なので、化けていく過程を楽しむことになるのでしょうか。

 明智光秀は前半生が分からない人ですが、第一話はつかみとしては及第点。
 斎藤道三と織田信長のいわば「国盗り物語」に寄り添う話になるはずなので、安心感を持って見ていられそうです。

 一方、画面の派手さには目を疑いました。空の色も草の色も彩度を最大限に振り切ったような色の濃さ。そして登場人物の衣装の派手なこと。主要人物より民衆の衣装のほうが鮮やかなくらいで、あの時代の庶民の麻の服ってあれほど鮮やかに染まるのか。洗濯だってままならない時代に鮮やかさが保てるのか。もしや『平清盛』で「画面が汚い」といわれた反動なのでしょうか。
 大河ドラマも「劇」ですから、演出の意図でああしているなら、止めはしません。話が面白ければいいのです。でも彩度はもう少し調整してほしいなあ(ぼそ)
posted by ふくだ at 23:45| Comment(2) | 読書録・映画録
この記事へのコメント
今年は『真田丸』以来久しぶりに大河を見る予定です。
ここのダイジェストも楽しみにしています。

「本能寺の変」については、余湖さんが掲示板で論考「本能寺1〜5」を連載しています。本能寺の変について以上に、この変にまつわる疑問提示の部分が秀逸だと思いました。過去のドラマの思い出話も面白いです。
https://6127.teacup.com/yogo/bbs?
Posted by かすてん at 2020年01月26日 10:27
好き勝手に書いてるだけですので、楽しみにされるとか恐れ多いです(大汗)

本能技の変は呉座勇一先生が陰謀説が成り立ちようもない旨、著書に書かれていました。目の前に現れた好機に後先考えずにやっちゃったという他ないのでしょう。
明智光秀は人物叢書も出ているのですが、かなり古いのですよね。未読なので押さえておかねばならぬとはおもっているのですけれども。

大河ドラマ、私は「独眼竜政宗」からの若輩者(ぉぃ)でございまする。
Posted by ふくだ at 2020年01月27日 08:33
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