2019年12月22日

映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』

20191222katasumi001.jpg 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』見てきました。泣いたりはしませんでしたが、見終えた直後より、あとになってからのほうがジワジワと感情が湧き上がってくる、そういう映画。嘘です。途中で2回ほど泣きました。

 2016年の『この世界の片隅に』で描かれたのは戦時下を生きる人々のくらし。今作は尺が伸びた分、よりコミックの原作に切り込んだ解釈で、個々の登場人物をより深みを持って描いています。主にカバーされたのは遊郭の女性にまつわるエピソードですが、それ以外も細かい場面が随所に足されています。なんで分かるかって? 前作は8回も映画館で観たからだよ!

 映画『この世界の片隅に』では、コミックで描かれていながらも映画では外されたエピソードを「なかったことにしない」ために織り込まれていた場面がいくつもあるのですが、その前後が描かれたことで、いくつもの場面がいきなり深い意味を持つものとなり、人間模様すら違った風景に見えてきます。原作読んでいない人はびっくりするんじゃないかな。

 原作を知っている人にはびっくり感の代わりに、増えた尺の使い方と解釈の深まりに舌を巻くと思います。
 前作の評価が高かっただけに、観客が求めるもののハードルは上がりまくっているはずですが、難なくクリアしてきた感。たぶんもう一度は観に行きます。

 ちなみに映画の長さは168分、つまり2時間48分。予告編を入れるとほぼ3時間。中身の長さは感じず、18:35開始回の終演時に時計を見たら21時半近くで、いつの間にそんな時間が経ったのかとびっくりしました。一方で生理的に膀胱が限界を迎えかねない長さで(水分控えていったけど最後は少し我慢した)、上映前のトイレは必須、ぜったい。

 『さらにいくつもの片隅に』はクラウドファンディングに参加したのですが、エンドロールにあるはずの名前、探すのは早々に諦めました。エンドロールに添えられた絵で物語が展開するので、そちらに目が行ってしまうのです。まあ名前はパンフレットに載ってるので、それで充分。

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 映画館の物販で戦艦大和のプラモデルが売っているという話を聞いたのですが、本当でした。
 いや劇中に出てきますけどね、大和。近年の艦船模型は超絶に細かいので、未経験者が手を出すのは危険です。でも知らずに買う人はいないよね。
 劇中の艦船だと重巡洋艦青葉も印象的なんですけど。

 しかし松浦晋也さんが絶句してた「明日の米の配給延期になりました」のバインダー、どういう層が買うんだろう……
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 読書録・映画録
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