2019年10月10日

京都国際マンガミュージアム

20191010kyoto054.jpg 京都国際マンガミュージアム。
 小学校の廃校を利用した施設で、ミュージアム(博物館)と銘打ちながら図書館的な役割も色濃く担っています。蔵書30万冊のうち5万冊が開架で、敷地内で自由に閲覧できます。一方、残りの25万冊は閉架で登録者のみ閲覧できる資料用。
 開架図書は貸本屋さんから寄贈されたものだそうで、保存資料と上手く棲み分けてます。

 常設展示はよく練られた内容ではありますが、漫画の歴史と技法を紹介するにはスペースが足りていません。と感じてしまうのは、世代的に漫画が子どもの頃からあって当然の時代に育ったからでしょうか。とはいえ展示スペースを広げると書架や企画展示のスペースが割を食うことになるし、考えた末の配置なのでしょう。

20191010kyoto057.jpg 特別展では末次由紀『ちはやふる』の原画展をやってました。競技かるたを題材にした作品で全巻読んでる好きな漫画ですから、これはラッキー。一枚一枚に作者のコメントが付いているのですが、初期の頃の作品は耐候性の低いインクで描いてしまったので、既に退色しているものもあるそうです。それも含めて作品の歴史ということ。
# 写真は作者の再現アトリエから机上の様子。どんな画材を使ってらっしゃるのかなと。

 館内至る所に開架の本棚と椅子があって、どこでも座って漫画が読めるので、むしろこちらが主目的の来館者が多そうです。
 漫画は新刊絶版のサイクルが早く、一般の図書館に収蔵されている作品が少ないので、旧作を読むのは意外に難しいのです。近年は電子書籍やオンデマンド出版で旧作入手のハードルは下がりましたが、本棚に並んだ本を手にとって選べる環境は代えがたいものがあります。
 年間パスポート6,000円ですが、近くに住んでればすぐに元が取れそう。
posted by ふくだ at 23:46| Comment(0) | 博物館や美術館
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