2019年09月22日

明石市立文化博物館企画展「城と明石の400年」

 明石市立文化博物館の企画展「城と明石の400年」
 明石城の築城400年に合わせて、明石築城から山陽鉄道(現JR山陽本線)の開通まで、明石の城下町の成立・変遷とそこに生きる人々を追った、力の入った企画展です。

 文化博物館の美術系の企画展は割とメディアに載りやすのですが、歴史系だとちょっと地味な扱いを受けがちな印象。今回はもポスターか置きチラシで知ったのですが、1階と2階の企画展示室をまるまる使った結構なボリュームの展示です。

 1階は明石城建設前の明石から明石城の城下町まで、明石城をテーマに絞った展示。多数の絵図や微地形復元の立体地図まで用いた展示で、城好きにはたまらない内容です。明石城は台地の突端を利用して築かれていますが、総構えも砂丘や後背湿地の微地形を活かして築かれていることなどが分かります。

 ちなみに明石新城築城の折に、塩屋も候補地になってたことも触れてありました。展示ではジェームス山の尾根に候補地を比定していましたが、その占地は納得。たまたま一緒に見ていた方とは「塩屋は要害かもしれないけど、城下町つくる土地がないから、無理」の見解で一致。世が世なら、うちが明石になっていたかもしれないのに惜しいことでした(でも日本標準時子午線は通らない)。

 2階では藩士や城下町の人々の暮らし。砲術・鉄砲方の黒田家の資料を展示しながらの藩士の仕事や暮らしぶりを少斯うするコーナーが面白かったです。よくあれだけ一括した資料が残っていたなとそちらにも感心。

 明治以降、明石城下の武家地に鉄道が通る様子や、櫓の保存運動など、今の明石市街や明石公園の成立につながる話題も面白かったです。機会があればもう一回じっくり見に行きたいです。
posted by ふくだ at 23:46| Comment(0) | 博物館や美術館
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