2019年09月08日

六甲オルゴールミュージアム 特別展「星空とオルゴール〜銀河鉄道の旅」

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 六甲オルゴールミュージアムで特別展「星空とオルゴール〜銀河鉄道の旅」が開催されているので足を運びました。

 六甲山上は登山でこそ何度か足を運びましたが、諸施設はほとんど通り過ぎてしまうので、オルゴールミュージアムも見学するのは初めてです。

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 「オルゴール」と銘打ってはいますが、収集しているのはもう少し幅広く自動演奏楽器の全般。オルゴールも自動演奏楽器の一種と言えます。オルゴールと聞いてイメージするのはゼンマイ仕掛けのシリンダー式のものですが、音階を刻んだ円盤をセットして演奏するディスク式のものもあります。ディスクを交換すると演奏する曲を変えられるメリットがありますが、ほとんど家具のような大きさ。
 自動演奏楽器の中にはバイオリンを演奏するものや複数の楽器を演奏してバンドみたいな音を出すものまであります。

20190908rokko012.jpg 昔々は音楽といえば生演奏しかなかった時代、ジュークボックスのような使われ方をしたり、ダンスホールでの演奏に使われたそうです。今でこそ音楽は簡単に再生できるものですが、そうでなかった時代は、人間の代わりに機械に演奏させようという発想でこうした機械が作られたのです。
 エジソンが蓄音機を発明すると大掛かりな自動演奏楽器は終焉を迎えます。花開いたのは短い期間ですが、それだけにアンティークな雰囲気が見る人をひきつけます。

 この館で面白いのは毎時00分と30分に行われるオルゴールのコンサートも展示としていること。演奏を聞いてこそのオルゴール、演奏をさせてこその自動演奏楽器というわけです。00分のものは展示物の紹介を兼ねながらの20分間のプログラム、30分のものは特別展のテーマに沿った選曲の15分のプログラム。
 展示物の数自体は多い方ではないのですが、オルゴールのコンサートを聴いたら十分に満足できます。というか聴かずに帰ったらもったいない。複数の楽器を一緒に演奏する装置はモーターがぐるぐる回る音が聞こえるし、パンチカードを読みながら演奏するオルガンは手回しの速度で曲のテンポが変わるのも面白いし、もちろんオルゴールの音色も素敵。

 すっかり気に入って、レギュラーのプログラムを2回と特別展のプログラムを3回聴いてきました。

 ちなみに特別展「星空とオルゴール〜銀河鉄道の旅」のセットリスト。回ごとに演奏する曲目を変えているそうですが、この日の午後は2パターン。

〈その1〉
・宮沢賢治「星めぐりの歌」
・細野晴臣「北十字」 アニメ映画「銀河鉄道の夜」から
・モーツァルト「きらきら星変奏曲」
・ドボルザーク 交響曲第9番「新世界」第2楽章

〈その2〉
・細野晴臣「はれの日」 アニメ映画「銀河鉄道の夜」から
・賛美歌320番「主よ御許に近づかん」
・ヘンデル「メサイア」より「ハレルヤ」
・細野晴臣「銀河鉄道の夜」 アニメ映画「銀河鉄道の夜」から

 細野晴臣の曲は1985年のアニメ映画「銀河鉄道の夜」の劇伴曲です。ますむらひろしの漫画版を元にした映画で主要登場人物を猫として描いているのですが、これが全く違和感なく物語の世界を作り上げていて、あとでTVで放送されたのを見た私は「あのお話は猫の話だったんだっけ!?」と素で思い込んでしまったのでした。通しで見たのは一度きりなのですが、エキゾチックな音楽も印象的で、聴いた瞬間に「この雰囲気だ」と分かって、いつまでも聴いていたいくらいでした。

 はるばる山の上まで出かけた甲斐がありました。
posted by ふくだ at 23:46| Comment(2) | 博物館や美術館
この記事へのコメント
お人形の形のオルゴールも細かな動きがあったりして 美術品、工芸品としても素敵なものが沢山ありましたねー!
Posted by とも at 2019年09月10日 08:30
日本で言えばからくり人形の系譜に近いのでしょうけど、洋の東西を問わず、職人が本気だすととんでもないものを作り出しますね。
Posted by ふくだ at 2019年09月10日 21:58
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