2019年06月02日

プラネタリウム「大活躍!小惑星探査機はやぶさ2」

20190602akashi.jpg 明石市立天文科学館、6月のプラネタリウムは「大活躍!小惑星探査機はやぶさ2」。

 前半の星空紹介+後半の今月のテーマ解説という構成はいつもどおりながら、後半部分で全天周映像をメインにしたのは明石では珍しいというより初めてかもしれません。
# 投影機の真北の席は「ちょっと見えにくい」と案内されます。これもまた明石では珍しい。

 上映されるのは、これまでの運用や取得したデータに基づいて描かれた全天周映像「リュウグウパック」。これは「HATYABUSA -BACK TO THE EARTH-」や「HAYABUSA2 -RETURN TO THE UNIVERSE-」を作成してきた上坂浩光さん率いるLiVEが、はやぶさ2のミッションを追うようにリリースしている短編作品です。
 全天周映画を一本作るとなると、相当の長い時間がかかってしまうので、なるべくリアルタイムに近い形ではやぶさ2のミッションを紹介できるよう、節目節目ごとに公開され、各地のプラネタリウムのはやぶさ2番組に取り入れられています。

 今回の明石では「リュウグウ到着」篇と「タッチダウン」篇が使われていているようです。
 はやぶさ2はリュウグウに1年半弱滞在する予定で、現在進行系で探査が進んでいるので、1ステップごとに情報が出てきます。リアルタイムの情報を知ることができる素晴らしさはあるのですが、全体をつかみにくい状況でもあります(贅沢な話ですが)。

 今回は「リュウグウパック」で、リュウグウ到着後にはやぶさ2がやってきたことを、一連の流れとして見ることができます。映像は上坂さんの手によるものですから、迫力満点で考証もばっちり。繰り返す降下運用、そして緊迫のタッチダウンの瞬間に震えろ!(震えた)。

 直近のインパクタによるクレーター形成実験以降は、リュウグウ到着前に作成されたミッション紹介動画になりますが、こちらはほぼ予定通りに成功したため、リュウグウ表面の描写以外は今見ても違和感はありません。

 ローバーの投下やクレーター形成実験の観測画像は、解説の中でJAXA公開の画像が紹介されます。この辺のフォローはさすが生解説。
 解説の担当者ごとに少しずつポイントが違うお話が消えるのはいつも通り。時間が許せば複数回、投影をご覧になられると面白いと思います。

 写真は2階のロビーに展示されているリュウグウの模型。スケールは1/10,000ですから、1cmが100m。それほど大きな天体でないのが分かります。実際のリュウグウは炭素質でほとんど真っ黒なので、塗りたい……
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 明石市立天文科学館
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