2019年04月17日

藤田美術館展(奈良国立博物館)

 奈良国立博物館の藤田美術館展へ行ってきました。お目当ては曜変天目茶碗です。

 お椀の中は星間分子雲がきらめいているというか、銀河の淵を覗き込んでいるというか、ただただ引き込まれそうになり、事象の地平面の縁から舞い戻ってきた気分です。

 窯の中の化学反応の偶然と必然が折り重なってできた模様なので、双眼鏡で拡大して見ても揺らめく光彩の鮮やかさは増すばかり。

 外側は淡くしか光を当てていないので、外周の窯変はおぼろげに存在が分かる程度。でも椀の内側には直上から光が当てられ、繊細で鮮やかな模様をしっかり味わうことが出来ます。

 平日とあってか混雑はさほどでもなく、入館待ちなし。曜変天目茶碗は特別に展示室を仕立ててあり、部屋の中央にガラスケースに納めて四方から見ることができます。ケースはロープで囲われ、その中の最前列で見るための待機列があるのですが、それも長くて5分ほど。つまりは余裕でじっくり堪能できました。

 ロープの囲いの後方からなら待機列に並ばなくても見られるのですが、茶碗の内側を見るには最前列から見るほかありません。とはいえ空いていたので6回並び直して見てきました。

 曜変天目ばかりに注目が集まっている感ですが、他の出展物も密度が濃く、なんだかんだと2時間ほど見ていました。さくっと見るなら1時間から1時間半くらいで十分だと思います。

 思いの他に時間を費やしてしまったので、このあとは東大寺だけ回って戒壇堂の四天王像を参拝して帰ってきました。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 博物館や美術館
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