2018年12月09日

野外天体観測会 2018年冬

 明石市立天文科学館星の友の会の野外天体観測会に出かけてきました。夏冬に一度ずつ企画されるのですが、今回は西はりま天文台にお世話になりました。
 天気予報は初日の8日は曇り、夜半からは雪。とはいえ、出発前は青空が見えていたので、撮影のできる機材を担いでいきました。

 基本は現地集合ですが、公共交通機関利用者は明石駅に集合して一緒に行動。
 途中で新快速が遅れて姫新線の乗り継ぎがあわやという一幕もありましたが、なんとか佐用駅にたどり着き、タクシーに分乗して西はりま天文台に到着。麓から頂上まではメインルートが夏の台風の被害で使えないままで、裏道からの登りでしたが距離はこちらが短いようです。

 天文台に着いたのち、オリエンテーションの後、昼間の星の観望会。すっかり青空が広がってこと座のベガを60cm望遠鏡で眺めました。テラスでは太陽観察をしましたが、無黒点無プロミネンスの大人しい太陽。
 一区切り着いたところで宿舎のグループ用ロッジにチェックイン、夕食はいつものよせ鍋(これが美味しい)。

 19時半からの「なゆた望遠鏡」での観望会は、土曜日は宿泊者と事前申込者。新月を迎えたばかりの土曜日とあって100人近くはいらしていたようです。この日は西はりま天文台で企画した天体写真教室に続いて申し込まれていた方もいて、顔見知りの方もちらほら。
 既に「日本最大」の称号は京都大学せいめい望遠鏡に譲ったなゆた望遠鏡ですが、常時観望会に使われている望遠鏡としては相変わらず最大と言って良いでしょう。この日の観望天体は、火星と青い雪玉星雲(NGC7662)・二重星団h-χのh星団。
 火星は強風下で、大気の揺れが激しく、欠けた姿がなんとか分かる程度の姿。青い雪玉星雲は惑星状星雲の丸い形がほのかに青く色づいて見えます。h星団は視野いっぱいに星がバラけて見えます。贅沢をいえばM42など圧倒的集光力で派手に見える天体も味わってみたかったのですが、この時期の夕方ではまだ高度が低すぎたでしょうか。なにはともあれ、ここまで天候に恵まれたのは何よりです。

 なゆた望遠鏡の観望会のあとはグループロッジに戻って、ロッジの前の広場に機材を広げます。大きなものでは45cmや40cmのドブソニアンもあり、ちょっとした星まつりのよう。
 大口径で見るM42は圧巻ですし、銀河も「しみみたい」ではなくエッジオンや渦巻きの形がわかります。

 ここ数年は撮影機材を持ち込む人も多く、あちこちに三脚が立ちます。
 コンパクトデジカメなど比較的お手軽な機材も多く、私のAP赤道儀+ミニボーグ60EDが撮影組の最重量級。追尾撮影する人もポラリエなどのポータブル赤道儀のユーザーが目立ちます。
 ウィルタネン彗星がやはり人気で、青緑の姿は比較的簡単に写るので、多くの人が撮影に挑戦していました。

 低空は雲が残り、カノープスは残念ながら望めず。
 それでも夜半まではおおむね晴天が続き、充実した星見タイムを過ごせました。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 明石市立天文科学館
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