2018年11月25日

天体写真の物理実験的アプローチ勉強会

 タイトルからして重々しい勉強会に参加してきました。
 「天体写真の出来栄えを左右する⾼いS/Nのデータを得る⽅法について理論と実践から理解を深めることを⽬指します」ということで、用意されたスライドが97枚(最後は超高速で走り抜ける)、数式も遠慮なく出てきます。ただ基本的な考え方の解説に時間を割いてくださったので、自分なりに大づかみな整理はできたのではないかと思います。
# ↑数式見て直感的に理解できるほど数学の訓練をしていないので思うだけです(^_^ゞ

 天体写真を取る過程は、データを得る部分(撮影)と、データを処理する部分(画像処理)の二段階あります。今回はデータを得る部分でどんなノイズがどのようにどれくらい発生するのかを考察していこうという内容。
 講師の酒向重⾏さんは東大の木曽観測所(木曽シュミットのある天文台)でトモエゴゼンプロジェクトを率いている方で、観測装置の開発を専門にされています。天文学の観測は天体からの信号をいかに受けるかにかかっているので新たな観測装置の観察が学問の発展に繋がり、その部分で論文が書ける一つの分野になっているのだそうです。

 アマチュアがCCDを使うようになったのは1990年台以降と思うのですが、初期から取り組まれた方は理論的な考察を重ねながらプロセスを作り上げたのだと思います。しかし私のようにプロセスが確立された後に始めたものは、「よく分からないけどそういうもの」になっているところも多く、経験則で半ばおまじないのように手順を重ねていることもあります。

 自分のしている処理も、処理そのものではなく処理に使うデータの問題で「なるほどこれは理にかなっているのか」という部分もあれば、「やべえ、あれはノイズ増やしてるやんけ」という部分もあり。
 それと自分の機材の限界というか、出来ることを把握しておくこと。例示として一眼デジの一機種のデータが紹介されていましたが、なかなか衝撃的なものがありました。定量的な評価を自分で行うのは大変ですが、みんなでやったら面白いだろうなあ。

 きちんと消化して応用していくのは大変ですが、道筋の取っ掛かりは出来つつあるのではないかという気がしてきました。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 星空観望
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