2018年11月08日

司馬遼太郎記念学術講演会「司馬文学における人と城」

 大阪大学で開かれた「司馬遼太郎記念学術講演会」に参加してきました。
 司馬遼太郎でなぜ阪大? と思ったのですが、司馬の母校の後身の大阪外語大学は阪大に統合されていたのでした。知らなんだ。
 講師が城郭研究で各メディアで活躍中の千田嘉博先生ということで、申し込みました。演題は「司馬文学における人と城」。大阪ですし「城塞」の大坂城とか、あるいは中世城郭でどこか選んでくるかと思ったのですが、まさかの幕末。箱館戦争の二股口の戦い(二股陣地)と五稜郭と周辺の砲台。作品は「燃えよ剣」です。確かに箱館戦争でいちばん土方歳三が生き生きしていたのが二股口の戦いだとは思うけど、稜堡築城の話になるとは思いっきり搦手を突かれました。
 ただ千田先生の経歴を聞くとドイツに学んだ経験があるとのことで、西洋城郭にもお詳しいのは納得。西洋城郭に発展史を交えて、五稜郭を始めとする幕末の築城の歴史的位置づけなど、興味深いというか面白いお話でした。

 講演に先立って、阪大の学生によるビブリオバトルが行われました。司馬遼太郎の小説に限定して、5人の学生が作品の魅力を語ります。私としては新選組血風録を読み返したくなったのですが、会場の投票で「花神」を押した学生がチャンプに。参加者の年齢構成等を見て、一番ウケがいいのではないかとは思ってました(なにせ私より若いのは学生を除くと片手に足るかどうかくらいという)。「花神」は未読のままなので、いずれ読んでみたいです。

 考えてみれば司馬遼太郎も没後20年以上が過ぎ、今の学生は存命の時代を知らない人ばかりです。
 昭和どころか平成もだんだん歴史の一コマになりつつあります。
posted by ふくだ at 23:48| Comment(0) | お城
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