2017年05月04日

コニカミノルタプラネタリウム「満天」

 コニカミノルタプラネタリウム「満天」へ行ってきました。2011年5月以来5年ぶり。
 投影機は2015年にコニカミノルタの新鋭機、インフィニウムΣに更新されています。輝星投影機による1等星の質感、特にシリウスのギラギラ感が見事。サッカーボール状に分割された恒星投影球の隙間が光る演出があって、SFチックな雰囲気です。私が見たときは赤く光って、なんだかゴジラみたいでちょっと怖かった(写真は投影後に許可を得て撮影)。



 ドーム最前方には「雲シート」と「芝シート」が設けられています。座席を一方向に並べた配置のプラネタリウムの場合、前方の席は空全体を見渡しにくいのですが、ゆったりできる席を設けてしてうまく付加価値をつけたと思います(こちらも投影終了後に撮影)。
 どちらか選べと言われたら、個人的には「雲シート」。なお私の見た回は両シートとも売り切れでした。

 見た番組は「宇宙に咲く星たちへ Songs by Superfly」。大雑把に言えば星と音楽のプラネタリウムを全天周映像を交えてパワーアップしたプログラム。Superflyは名前は聞いたことある、という程度でしたが、光学式投影機も全天周映像も両方活躍する内容で、まずまず楽しめました。ナレーションが大河ドラマ「おんな城主 直虎」で小野正次を演じている高橋一生で、どうしても侍姿の彼が思い浮かんで困りました。
 出てくる星空が晩秋の設定で、5月なのに何でなんだと思ったら、2016年9月から上映されているプログラムで、この5月21日が終映のもの。内容はよいだけに、8ヶ月流すなら途中で星空は入れ替えてもいいと思います。

 「満天」はオンラインのチケット販売があるので、予め券を購入しておくと時間を読めて便利。「雲シート」「芝シート」狙いの場合は予約でないと難しいかもしれません。なお席は一席単位の細かい場所までは選べませんが、ブロックごとの指定は可能です。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(2) | プラネ/天文台/科学館
この記事へのコメント
先月、「The MOON」を見たくて天空に行きました。満天ではやっていなかったので。
こちらのほうが新しく、傾斜ドーム。星の映り方は同じような感じです。
満天は1978年のオープン。光学式投影機は3代目になるのかな。内外装も含め、いろいろ手直ししていますね。

おそらく、この2館が、非教育系・エンターテインメント型のプラネタリウムのフロントランナーだと思います。積極的にタレントやアーティストを起用して、一般向けの娯楽性を意識した作り方をしていると思います。
ただ、映画と比べてしまうと、番組の演出も物語性も、やや物足りない。しかも、40〜50分のプログラムに、映画の前売り券以上の価格設定。
上映施設が限られているので、映画みたいな全国上映とか、使える制作費とか、どうしても制約があるので致し方ないのですが、コニカミノルタの2館を見ていると、どうしても「あと一歩」物足りないんですよね。

単館上映の映画館みたいな方向に進むか、ドーム外の施設を充実させて、ドームに入る前から星にどっぷり浸れるようなアミューズメント性を出すか……
Posted by なかを at 2017年05月09日 09:08
デジタルプロジェクターによる全天周映像の上映設備を持つ館が増えて、以前に比べると「全国上映」のハードルは下がってきたと思います。
(スライドプロジェクター時代は各館ごとに上映設備が違うので番組の「移植」自体が大変でした)

とはいえ上映施設はやはり少ない。
KAGAYAスタジオの「銀河鉄道の夜」でも11年間で累計上映館数が126館。ライブの「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」は8年間で累計65館。いずれも新番組で上映が始まった時は片手で数えるほどの館でのスタートですから、映画と比べたら桁が2つか3つ少ない。

日本国内のドームスクリーンのほとんどが科学館のプラネタリウムですから、非教育系・エンタメ系のプログラムの上映に対応できるところとなると、ごくごく限られた数になると思います。

その科学館のプラネタリウムですが、ここでは50分弱の上映時間内で生解説+全天周映像を組み合わせるのがスタンダードになっています。その場合の全天周映像の時間は長くても30分程度。
単品で30分の全天周映像だとさすがに短いと感じるのですが、それより長いと「売りにくい」プログラムになってしまう。
# 「銀河鉄道の夜」や「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」は40分前後の通常版と30分弱のショート版の2パターン用意されています。

少し考えただけでも制約だらけで大変なのだろうなとは思います。

「満天」は休日にしか行ったことないのですが、たいてい数回先まで満席状態で、今の路線はそれなりに支持されているのだと思います。演出や物語性については、ドームスクリーンを使いこなせる(光学式投影機も含めて)作り手がまだまだ育っていないのかなと。

個人的には複合文化施設に入っているプラネタリウムは、天文教育の縛りを緩めてもよいのではないかと思います。ミニシアターみたいな存在のプラネタリウムが各地にあっても面白いと思います。
Posted by ふくだ at 2017年05月09日 23:40
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