2016年05月07日

プラネターリアム銀河座

 東京都葛飾区立石にあるプラネターリアム銀河座。科学館ではなく證願寺という真宗大谷派のお寺にあります。
 檀家さん向けのお話の時にもプラネタリウムを使われることがあるそうですが、一般向けの投影があるのは、毎月第一・第三土曜日の15時から。月に2回しか投影で完全予約制となっています。

 表の通りからも天体観測用のドームが見え、ひと目であそことわかります。
 本堂の向かって右側にはトリケラトプス。なぜに恐竜。反対側にはライオンの石像がいます。探偵ナイトスクープ的パラダイス感ですが、お寺の雰囲気を損なうほどアクが強いわけではなく、あちこち眺めていると面白いものがいる感じ。
# 天体観測用のドームは存在感抜群ですけども。
 
 プラネタリウムは本堂の続きの建物内に設置されています。8m径の比較的小型のドームで、瓦葺の切妻屋根の中に収まっているので、外からはそれと分かりません。
 集合時間になると玄関にプラネタリウムの看板が掲げられます。本堂の前に三々五々集まってたお客さんが靴を脱いで中へ上がります。カップルで来られてる人たちもいましたが、どこでこのユニークなプラネタリウムのことを知られたのやら。

 投影機はペンタックスのコスモスター0型。同社が制作した試作機で日本に一台というより世界に一台しかない投影機です。
 基本的にはダンベルのような形のツァイス型投影機ですが、全体的に丸っこいデザインが可愛らしい。機械的な特徴としては、ギアで動く惑星投影機が天王星まで付いています(ふつうは土星まで)。ただし5等台なのでよほど注意して見ないとそれと分からないとか。開設が1993年で、投影機の製作はそれに先だって行われていたはずですから、ボイジャーが天王星・海王星を目指していた時期の名残りといえます。土星投影機の上にちょこんと天王星投影機が乗っています。
 またプロジェクターを設置して全天周のデジタルプラネタリウムにも対応。ステラドームプロが入っています。ハングル文字の星座名も見せて頂きましたが、何が何やらさっぱりでした。海外の方が平仮名や片仮名を見たらあんな感じなんだろうなあ。

 写真はありませんが、椅子は可動式ながら幅広でリクライニングの深い革張りのゆったりしたもの。

 解説員は男女ペア。女性の福田弥生さんは他の館でも解説されていらっしゃるということで手慣れたもの。男性の春日了さんはこのプラネタリウムの館長にして證願寺のご住職。やはりトークはこなれた雰囲気。
 2人のかけあいでラジオ番組のように解説が進み、「腐敗と発酵 恒星と惑星の関係」という謎めいたテーマでしたが、科学館でないプラネタリウムだからこそ、ユニークな切り口もあり。
 際立って個性的で面白いプラネタリウムです。

# プラレアリウム巡り 14/33
posted by ふくだ at 23:46| Comment(1) | プラネ/天文台/科学館
この記事へのコメント
銀河座のことを書いて頂きありがとうございます。
今日はNHK全国放送生中継が銀河座からあり、その後の問い合わせで遅くまでかかり、なにとはなしにPCを見ていると、こちらのブログが目に入りました。2016年で「腐敗と発酵」
正確な記載をありがとうございます。
Posted by 銀河座 事務 鈴木 at 2019年02月15日 00:46
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