2015年02月24日

さよならコスモサイン(掛け時計)

 シチズン・コスモサインは星座早見盤をあしらった時計です。ただあしらったというだけではなく、実時間に合わせて星座早見が回転するという優れもの。
 1980年代後半に腕時計と掛け時計が発売されました。腕時計はモデルチェンジを繰り返しながら販売されてきたので、天文趣味の方なら目にされた方も少なくないと思います。

 掛け時計は文字盤がΦ50cmもあるような大きなサイズのものが発売されて、今でも公開天文台で動いているのを見かけることがあります。その後1994年にΦ36cmクラスに小型化した(といっても普通の掛け時計の大きさ)バージョンが登場。我が家にあるのはこのタイプです。
 最初のバージョンは星座早見の恒星がスペクトル別に色分けされていましたが、小型版は単色になった代わりに夜光塗料印刷がなされています。

 小型版といえども星の数は5.7等星以上の約3,000個を0.1等刻みで大きさを変えながら印刷しているこだわりようで、星雲・星団もメシエ天体はもちろん主なNGC天体クラスまで記載してあります。

 惜しむらくは星座早見の機能を優先したためか、針が細く、時刻を読みづらいこと。
 時計としてどうなんだそれ。とツッコみたくなりますが、それは承知の上で手に取るアイテムでしょう。

 購入後、10年くらいは動いていたのですが、やがて遅れが出始めて、電池を取り替えても直らず、最後は止まって部屋のオブジェと化してしまいました。
 部屋にエアコンを付けるまではかけっぱなしにしていたので、実働約10年に静態保存2年というところ。

 壁から下ろしたあともいつか修理に出そうとしまっていたのですが、メーカーに問い合わせたら既に部品がなくて修理不能とのお返事。残念。
 文字盤の星座早見の補正は2038年まで対応しているので、あと20年以上は「持つ」はずなのですが、機械的に壊れてしまったのではどうしようもありません。

 掛け時計のコスモサインは1994年に出たこれが最後で、残念ながら後継機がありません。
 他メーカー製で星座柄の掛け時計はあるのですが、文字盤の背景デザインとして固定されていて、星座早見の機能が付いているものはないようです。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(16) | 機材
この記事へのコメント
部品作って直してくれる所があるはず。
ただ、高額かもw
Posted by かずみ at 2015年02月25日 10:54
これの大きいほうを持っていました。
確か,友達から結婚祝いに何が良いか聞かれて,掛け時計が無かったので,どうせ貰うなら,コスモサインが良いと……

聞くところによると,結婚祝いのために友達から募ったお金が余ったそうです。そんなに高価なものではなかったのですね。

でも,やはり大きかった。
新婚の狭いアパートでは,ひときわ目立ちました。

そして何年か使った後,震度5の地震を食らって落下,大破。

涙を飲んで処分しました。

壊れたときには既に,製品ラインナップから消えていました。
Posted by なかを at 2015年02月25日 11:24
かずみさん>
この時計、星座早見を回す部分が特殊で、24時間で一回転ではなくて、23時間56分4秒で一回転してます。
一日4分のずれが季節ごとに見える星座が違うことに繋がるのですが、そのぶん普通の時計よりも余分な機構を組み込んでいるので、部品を作るとなるとますます高額になりそうです(^_^;
元より高くなっちゃうと元も子もないのですが見積もりくらい取ってみましょうかねぇ。

腕時計版はASTRODEAという名前で後継品が販売されていたのですが、こちらも今は絶版になっています。CAMPANOLAコレクションでコスモサインが作られているのですが、
http://campanola.jp/lineup/cosmosign/571231.html
もはや手が出ないお値段です。
Posted by ふくだ at 2015年02月25日 21:46
なかをさん>
大きい方だとたしか50cmくらいあったはずです。
お値段も4万円弱くらいだったような。
地震で大破とはなんとも残念な……(涙)

私の家にあるのは後に廉価版の位置づけで開発されたもので実売2万円を切っていました。

アストロデアのサイトも中身はほとんど消滅しているのですが、web.archive.orgに開発者の上原さんの手記が残っています(写真がないのと、なにより完結せずに終わっているのが惜しい)。
https://web.archive.org/web/20080206102207/http://www.astrodea.jp/story/index.html

これの30話に出てくるのがうちのタイプですね。
なかをさんの家にあったのは12話に出てくる初代だと思います。

初代の八角形タイプも復刻版というかアップデート版が出ていたようですが、これもページが残っているだけで販売は終わっていそうです。
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/starlight.net/seizaclock/clockprice.html
508mm×508mmって改めて巨大ですよねえ。
Posted by ふくだ at 2015年02月25日 22:01
あら!あれそんなやつだったのか。
まあ、壁掛けで。
Posted by あぴ at 2015年02月26日 13:46
あぴさん>

高いところにかけてたので文字盤に星が描いてあるとは気づかなかったかもしれません。
目線よりちょっと上くらいの高さにかけておけばよかったかも。

星座早見盤が回らなければ↓こんなのも出ています。
http://www.astroarts.co.jp/shop/showcase/luminous_const_clock/index-j.shtml
ネットで検索するともっと安く出てるところもあります。
星図はあくまでデザインですが、電波時計ですし、時計の実用品としては悪くないかも。
Posted by ふくだ at 2015年02月26日 18:52
いえ、星図だってのは知ってました。
でも、動くとは知らなかった。
それこそ、よくある針だけが動くものかと思ってたの。
それは動いているところを見たかったわ。
Posted by あぴ at 2015年02月28日 23:25
あぴさん>
あ、なるほど。
でも動いているといっても一日一回転ですから、10分見つめていても2度くらいしか回らないんですよ。
「動いているところ」という実感はなかなか持てなかったかもです。
Posted by ふくだ at 2015年03月03日 01:09
はじめまして。

コスモサインが動かなくなったそうですが、古い製品ですので修理が出来ないのが残念です。

私の所にこれと同じものが、眠っていましたので、よろしかったらお送りしたいと思います。
大事に使っていただける方に飾ってもらえればと思いますが、如何でしょうか。
但し、いかんせん古いので、新品同様とはいきませんのが……。

詳しいことはメールにてお願いいたします。
Posted by ねぎし at 2015年03月24日 18:15
ねぎしさん>

いらしゃいませ。
お申し出ありがとうございます。
それでは別途、メールにて。
Posted by ふくだ at 2015年03月28日 06:51
引っ越し祝いにと、当時、時計店の店長だった方から頂いたのが、コスモサインでした。13年目に動かなくなり、店長の片腕さんに無理言って修理を依頼。部品がなんとかなるとのことでしたが、次に止まった時は諦めてと、手元に戻ってきました。アルカリ電池じゃないと休憩してしまいますが、現役続行中です。
Posted by みかのぞみ at 2016年07月09日 13:38
みかのぞみさん>

いらっしゃいませ。
コスモサイン、修理を経て現役続行とはすばらしいです。
長く家にあるものは、愛着もありますし、住んでいる人とともに時と歴史を刻むので、これからもずっとずっと頑張って動いてくれることをお祈りしております。

我が家のコスモサインは明石市立天文科学館の展示室で第二の人生を歩んでいます。
現在はねぎしさんにお譲り頂いた2代目が稼働中です。
Posted by ふくだ at 2016年07月10日 20:47
はじめまして。私も昔同じコスモサインを買い、同じような症状が出て同じように止まり、
同じようにいつか修理したいと思いそのままになっています。

http://minkara.carview.co.jp/userid/17200/blog/28977609/

時計なんて時間が分かればいい、ぐらいに思っているのですがこれは別。
いつか復活させたいです。
Posted by はる at 2016年10月22日 12:06
はるさん>

いらっしゃいませ。
ブログ拝見いたしました。ご自身で修理に挑まれるとは何たる豪の者!
私は世の中の平均よりは手先が器用な自信がありますが、さすがに時計に手を出そうと思ったことはありません。針がきちんと動くところまで戻されただけでもすばらしいです。

それにしても、コスモサインは思い入れを持って使われている方が多いのですね。
いつかこうした時計が再販されると嬉しいです。
Posted by ふくだ at 2016年10月23日 23:34
はじめまして

先日、私のところのコスモサインも突然に止まってしまいました。
すごく気に入っていますので、なんかとな治したいと思っています。

いろいろと試行錯誤の末にムーブメント内の電気的な駆動部?の交換で直りそうなところまでたどりつけました。
交換に使用したのは、ダイソーの壁掛け時計のものです。
まだ仮組みの段階ですが、なんとかうまくいってほしいものです。
Posted by えび at 2019年06月18日 21:37
えびさん、はじめまして。

ご自身で時計の修理にチャレンジされるとは、すばらしいです。
ムーブメントを自分でどうにかしようとは思いつきませんでした。

ぜひぜひうまく進むことをお祈りいたします。
Posted by ふくだ at 2019年06月20日 00:56
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