
2012年は7月28日・29日の2日間、滋賀県彦根市の松原水泳場で開催されました。
関西圏のイベントなので、一度は見てみようと思っていたのですが、7月下旬から8月上旬の間に設定される開催日は、天文系の行事と重なることが多く、なかなか機会がありませんでした。
塩屋から5時台の電車に乗って、彦根に着いたのは8時過ぎ。大会ウェブサイトにはフライト時間は掲載されていないのですが、twitterで7時半に競技が始まったことを知ります。駅から会場まで3kmほど。歩くつもりでしたが、タクシーを拾って先を急ぎます。
# 1日目が7時半、2日目が6時スタート。神戸から始発で出ても間に合いません。最初から観るなら前泊必須。

タイムトライアルは、プラットホーム(離陸台)から沖合500mに設置したポイントまで飛んで、折り返してゴールまで戻ってくるまでの所要時間を競う競技です。テレビでの花形は距離を競う「ディスタンス部門」ですが、タイムトライアルは機体の操縦性、パイロットも体力に加えて腕を問われる複合的な競技。
湖岸から全行程が見えるのも、見学者には嬉しいところ。

水面が近づいてあわやと思う瞬間に、パイロットが気合を入れたのか、ふわっと高度が上がったり、あるいはそのまま力尽きてしまったり。知らずと手に汗握り、一機一機の動向に一喜一憂。
※ここまでの写真はクリックで拡大します。


観ていると、どの機体も、遠くまで飛んで欲しいと願うものです。

当然ながら、前の機体の回収が終わらないと次の機体が飛べないので、フライトの間はかなり間があきます。また風の条件が整うのを待ったり、芸能人や注目チームのフライトでは、インタビューが長引くこともあります。待ち時間はだいたい20〜30分、長い時は1時間近く間があきます。待ちきれずに「帰ろ〜」と駄々をこねる子どもの姿も。
会場の気温は午前中に30度を超え、昼には35度に達しました。暑さに注意をうながすアナウンスが頻繁に流れ、私もそれなりに対策は取っていたつもりでしたが、我慢できずに最後まで見ずに撤退。いい場面を見逃したのですが、体が限界でした。
# 私の経験上、まだ夏の高校野球の甲子園球場のほうがマシです。甲子園はスタンド下で涼めますから。


人力プロペラ機なら平らな場所からでも滑走して離陸できるはずですが、もともと滑空機のコンテストとして始まり、今でも滑空機のエントリーが一番多い歴史を継いでいるのでしょう。


このスタンド、床は金属むき出しなので、照り返しで強烈に熱いのです。10分くらい滞在していたのですが、すぐに限界が来て退散しました。
スタンドの西側にテトラポットの並ぶ護岸があり、そこが観戦スポットになっているようです。離陸からしばらくのあいだのフライトを真横から見ることができるので、詳しい人がたくさん来ている雰囲気。
またプラットホームのある南北の砂浜に沿って松林があり、こちらは木陰になるので、地元の人や家族連れがのんびり観戦しています。波打ち際はフライト前の機体の控え所にもなっているので、そこだけはピリピリした雰囲気が漂っています。見るからに華奢な機体なので、脇を通るのもはばかられる感じ。
そんなこんなの周囲の雰囲気を含めて、楽しいイベントでした。
放送は2012年8月27日(月)とのことです。お楽しみに!
一度は見てみたい。
しかし、そんなに苛酷な観戦なのか(笑)
ちょー羨ましい・・・・・
TVの様に画角は変わりませんが、我々には双眼鏡や望遠鏡がありますからねぇ〜(^。^)。
今年は研磨講習会にも参加出来ずで、土曜日に冷やかしだけ行ってきました。
ttp://www.japanaerospace.jp/index.html
面白いですよ〜。
でも日焼け止めと影を作れるものの用意は必須。
適度の休憩も必須。
曇っていたらまた違うかもしれませんけれども。
ディスタンス部門以外なら肉眼でも大丈夫ですが、双眼鏡があったほうが楽しめます(もちろん持って行きました)。
ちなみに望遠の写真は、ミニボーグ60EDに1.4倍テレコン付けた一眼デジで撮っています。歩留まりは悪いですが、MFでもなんとかなるものです。
2012年国際航空宇宙展ですね。
http://www.japanaerospace.jp/index.html
神戸空港とポーアイの国際展示場を使えば神戸でも開催できるような気がします。
でも日本の航空宇宙産業は、やはり中京地区が中心なのでしょうか。