2011年08月06日

オルゴール赤道儀 MusicBox EQII

 「オルゴール赤道儀 MusicBox EQII」を購入しました。
 赤道儀は日周運動を行う星を追尾するための装置。大きな望遠鏡を載せるものから、カメラ一台を載せる小型のものまで各種あります。星空の撮影に絞った小型のものは、遠征時に便利なのでポータブル赤道儀とも呼ばれます。

 最近の赤道儀は動力源に電気モーターを使うのが一般的ですが、「MusicBox EQII」はゼンマイ駆動。オルゴールのゼンマイを利用して、載せたカメラを動かします。
 先代の「MusicBox EQ」が2010年夏頃に紹介され、「星ナビ」などでも取り上げられて話題になっていたのですが、実売2万円前後という値段もあり、すぐに手を出す気にはなれませんでした。そのうち作例がネット上でも紹介されるようになり、広角〜標準レンズで数分のガイドは十分こなしている様子が分かりました。

 届いたのは7月末でしたが、悪天候が続き、まともな試写が出来ません。8月4〜5日の晩にかけ、神戸はひさびさの好天、かつ透明度に恵まれた空となり、夜中に近所の駐車場に出かけて撮影してみました。
 8月5日00:54(神戸市垂水区)NikonD5000+18mm/F5.6,ISO400,露出2分,追尾撮影。上記の写真はアンシャープマスク処理をかけています。

 左写真が画像中央部の切り抜き、右写真が画像左下隅の切り抜き。共にピクセル等倍です。わずかに流れているような気もしますが、実用上は問題ない範囲です。

 「50mm標準を4〜5分程度」の追尾精度が謳い文句ですが、28mm相当の2分追尾なら余裕というところでしょう。

 以下、使い勝手。

 極軸合わせは、赤道儀本体に素通しの穴が空いていて、その中央に北極星を合わせる方式。穴の径が5mm強で、覗き易いとは言えず、明るい神戸の空で北極星を導入するのはちょっと苦労しました。二、三度合わせるうちにコツがつかめてきますので、慣れれば大丈夫かな。

 実は当日10枚ほど試写したうち、半数程度にガイドミスが。帰宅したあと調べたら、雲台の取り付け部のネジが緩んでいたのが原因でした。家を出る前にチェックすれば防げたはずですが、普段は見ないもんなぁ。増し締めしたのでしばらく大丈夫とは思います。

 そして気になるオルゴール。曲目はキラキラ星。
 夜中の住宅地で鳴らしていると、さすがに周囲の目(耳?)が気になります。
 赤道儀から10mほど離れると「ん? 何か鳴ってるのかな?」という程度の音量なので、実用上は迷惑をかけるほどでもなさそう。でも撮影中に駐車場に車が入ってきたときは、さすがに恥ずかしかったです。夜中に一人で空にカメラを向けながらキラキラ星を聞いている姿って、ちょっとねぇ。

 ただ音そのものは、赤道儀が動いている確認にもなりますし、一曲30秒程度なので撮影時間の目安にもなります。
 ゼンマイを巻き上げたばかりは動作が不安定なので、1分経過してから撮影を始めるようマニュアルにあるのですが、これも曲が2回リピートしてから撮影を開始すればよいので、その点でも便利。

 オルゴールの櫛歯の部品を外せば無音に出来ますが、それは味気ないし不便なので、なにか音を小さくできる工夫をしたいと思っています。

 あと小型なつくりの分、振動には弱そう。これはコンパクトさとトレードオフなので仕方ないところ。電池が要らないのも軽量化に寄与していますが、これは何かと忘れっぽい私にはありがたいです。

 いろいろ楽しみが増えてきます。
posted by ふくだ at 15:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 機材
この記事へのコメント
いいーですねー! 私も欲しいのですが、実売2万円前後というお値段なので買えません(^^)
オルゴールは曲がいろいろ選べるといいんですけれどもねぇ。
Posted by kawashima at 2011年08月06日 19:18
私も随分迷って、まだ買ってません。
当分は手動ですね(^^;。
kawashimaさんの希望する曲って何だろう?

次の報告を期待します。
Posted by Terry at 2011年08月07日 00:46
赤道儀のモータードライブを自作する技術をお持ちのkawashimaさんには、もはやゼンマイ仕掛けなど不要なはずです(^_^)

オルゴールのユニットは、Sankyoというメーカーの18弁タイプということで、これっぽいです。
http://www.orgel-honpo.com/SHOP/31Z401A.html
中身(推定)はこちら。
http://www.orgel-honpo.com/SHOP/31SX01A.html

リンク先の左メニューに試聴コーナーがあって、山ほど曲目があります。腕に覚えがあればオルゴールユニットを交換するのもありかもしれません。ギアの調整が恐ろしく大変そうなので、私は手を出そうとは思いませんが(^_^;
Posted by ふくだ at 2011年08月07日 00:54
Terryさん

私も昨年の初期型が出た頃から気にはなっていたのですが、IIになってずいぶんデザインも洗練されたので、思い切りました。

ポータブル赤道儀もTOASTあたりから活況を呈していますが、特に急がないのであればビクセンのポラリエ(POLARIE)が出るのを待っても良い気がします。
東山さんのブログにCP+2011参考出品時のレポートがあります。
http://www.itaime.com/itaime/2011/02/cp2011sxpborg-5.html

このクラスのポタ赤は、アイベルのCD-1やタカハシのスカイパトロール、そしてTOAST-Proなど廉価版から高級機まで出そろっていますが、いずれも本体重量1.5kg程度で、それに電池が加わります。

オルゴール赤道儀は本体重量0.6kgで群を抜いて軽いのも、購入の決め手でした。自由雲台つけてカメラを載せると、見た目にバランスが悪いですが、さてどうなることやらです。
Posted by ふくだ at 2011年08月07日 01:30
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