2020年08月25日

星見行(8月24-25日)

 8月後半になってしばらく天候が安定していました。24日は月齢5.5で月没は22時過ぎ。ここを過ぎてしまうと次の新月期まで空の暗い場所での星見の機会はありません。ということで出かけてきました。

 最初は淡路島の柏原山へ向かったのですが、山頂に着いてみると空は晴れているものの、絶えずガスが押し寄せてきます。どうやら海を渡った南風が諭鶴羽山地にぶつかって雲が湧いている様子。天気予報を見ても夜を通じて南風が収まる様子はなく、いったん設置した機材を片付けて撤収しました。
# 柏原山は落石などで道が荒れていて、慣れていない人は避けたほうがよいです。

 下山して由良の生石公園へ移動。東に和歌山の光害が残るのは地図を見て察していましたが、だいたいその通り。とりあえず機材をセットしますが、断続的に雲が流れてくる天気で、まあこういう夜もあります。

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「紀淡海峡を行く国際宇宙ステーション」
2020年8月25日03:51〜(兵庫県洲本市)
NikonD5500+トキナー11-20mm F2.8→11mm/F2.8,ISO3200,露出4秒×56コマ

 明け方にISSの通過があったので狙ってみました。左手前の赤灯は友ヶ島灯台、奥の灯りは和歌山市街。

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2020年08月24日

つくばエクスプレス開業15周年

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 2005年8月24日につくばエクスプレスが開業しました。早いもので15年です。
 実は開業当日たまたま茨城に帰省していて、神戸に戻るのにつくばエクスプレスに乗ったのでした。開業当日に撮影した写真があるので引っ張り出します。

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 私の郷里の坂東市(旧岩井市)からもTXの開業に合わせて守谷駅行きの路線バスが開業しました。運行は関東鉄道バス。
 右側は坂東市の原口バス停の時刻表。当時は平日12本の運行でしたが、2020年現在は7本まで減便されました。守谷駅周辺の駐車場を利用したパーク・アンド・ライドの利用が多いのです。
 同じバス停の水海道駅行きは平日16本運行していましたが、こちらは現在すでに廃止されています。
 このほかJRバスと関鉄バスが共同運行していた猿島・岩井〜東京駅の高速バスもピーク時で平日20往復走っていましたが、こちらも2016年に廃止されてしまいました。
 TXの盛況の影で、地味に地域のバス路線は淘汰されています。

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 左写真は開業当日の守谷駅外観。関東鉄道常総線とつくばエクスプレスの接続駅で、常総線が地上、TXが高架駅になっています。

 守谷駅の北側には引き上げ線があり、守谷止まりの列車が折り返して上りホームに入れるようになっています。ちょうど上り2番ホームから引き上げ線へ列車が入るところです。

20050824TX開通_013.jpg 守谷駅ホーム。左の4番線に停まっているのが交直両用のTX-2000系、右の3番線は直流専用のTX-1000系。つくばエクスプレスは守谷駅以南は直流、守谷駅以北は交流電化で、守谷駅の北側に交直切換のデッドセクションがあります。つくば駅まで行けるのは交直両用の車両のみです。

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 川崎重工兵庫工場製の車両に当たりました。茨城を走る神戸生まれの車両に乗って神戸に帰ろうというのですから、なんだか不思議な気分です。

 車内の路線表示。
 TXは守谷〜みらい平間のデッドセクション通過時も車内照明は点灯するようになっていました。当時の常磐線車両は照明が消えていましたから、ずいぶん進歩したと思ったものです。実はTXもこの路線表示だけはデッドセクション通過時に消灯されるので、これを見ていると交直切換の瞬間が分かります。誰に聞いて覚えたんだこんなこと。

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posted by ふくだ at 18:33| Comment(2) | 地図と地理と遠出

2020年08月22日

SLIK ライトカーボンE74三脚

20200822tripod001.jpg 新しい三脚を購入しました。
 カメラ用に使っている三脚は2つあるのですが、2つとも元は天体望遠鏡用の三脚。

○Berlebach Report8023
 独メーカーの木製三脚で、スポッティングスコープ用にKOWAで扱われていたもの。テレビューのF2経緯台やケンコーのKDSマウントII経緯台を乗せて、8〜10cm級の屈折望遠鏡を乗せてきました。
 頑丈ですが三脚だけで2.9kgの重さ。収納高が68cmあるのでリュック収納は無理。木製三脚は振動吸収に優れていると言われますが、今どきのカメラ三脚ではまず見かけません。
 一度これを担いで須磨の山に登ろうとしたのですが、しんどくて途中で引き返しました。

○SLIK 5230F改
 BORGのSWIIセットの三脚を、カメラ雲台が付くよう遊馬製作所で改造してもらったもの。素体はSLIKの5230F三脚です。
 比較的軽い割には丈夫ですが、背が低いのが欠点。空へ向けるには問題ありませんが、エレベーターを伸ばしても1m程しかないので、展望台などの柵があると視界を遮られてしまいます。2段伸縮のため収納高が55cmあり、小さなリュックには入りません。
 H-IIB9号機の撮影時はこれを担いで旗振山へ登りましたが、背が低いので現地で苦労しました。

Berlebach/KOWA
Report8023
SLIK/BORG
5230F改
SLIK
ライトカーボンE74
段数324
材質アルミカーボン
収納高680mm550mm470mm
伸長1,250mm810mm1,310mm
全伸長1,680mm1050mm1,635mm
重量2,900g1,700g1,255g
雲台取付ネジ1/4in1/4in1/4in

 家の近所や車での遠征時は特に問題なかったのですが、元が望遠鏡用ということでいずれも運搬には不便。なんとか運べるSLIK 5230F改も高さが足りないので、改めてカメラ三脚を調達することにしました。
 検討した結果、お迎えしたのはSLIKのライトカーボンE74です。

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posted by ふくだ at 23:45| Comment(2) | 機材

2020年08月18日

星見行(8月17〜18日) その2

 この日の八塔寺は、基本的には好天に恵まれたものの、ときおり薄雲が流れてくる天候。
 困ったことには雲の流れが遅く、いちど目的の天体にかかってしまうと30分くらい抜けてくれません。眼視で見えない天体を手動導入して構図を決めた後に雲が来ても、他の天体を撮ってからもう一度と再導入というのはそれなりに面倒です。南中前後で撮影したいこともあり、雲が抜けるのを待つことにしたのですが、けっこうやきもきしました。

 観望用には久しぶりに20cmドブソニアンを持っていきました。最近は周りの星仲間に30〜40cm級のドブソニアンを見せて頂く機会が多々あり、20cmだと「まぁこんなもんか」という印象になってしまうから、贅沢にも困ったものです。
 M8、M20、M27、M57、M34、h-χ、M45、NGC7293を観望。NGC7293はリング状の姿は分かりませんでしたが、存在は確認できました。一方で網状星雲の観望にも挑戦したのですが、こちらは確認できませんでした。

20200818rasen.jpg
NGC7293・らせん星雲(みずがめ座の惑星状星雲)
2020年8月18日01:02〜(岡山県備前市八塔寺)
NikonD5500(HKIR改造)+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO1600 露出6分×14枚合成、総露出時間84分
ビクセンAP赤道儀+M-GEN追尾(ディザリング)
DDSにて合成(ダーク補正有、フラット補正無)

 見かけの大きさは全天で最大級の惑星状星雲です。大きく淡いので、眼視で見るのは難しいのですが、写真写りはよい天体です。
 みずがめ座とはいえ、みなみのうお座に近い南天低くにあるので、南に街明かりの多い瀬戸内では光害の影響を受けやすい天体です。八塔寺は南天が比較的暗いので狙ってみたのですが、ちょうど南中前後に薄雲がかかってしまい、もし条件が良ければもう少し淡い部分も写せたかもしれません。この日は夜でも気温が24度あり、カメラのノイズも厳しい条件だったと思います。

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 こちらは同じデータから中央の1/2(面積では1/4)をトリミングしたもの。
 6cmの鏡筒にしては頑張ったほうかな。
 
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網状星雲 NGC6992-5、NGC6960(はくちょう座の超新星残骸)
2020年8月17日22:35〜(岡山県備前市八塔寺)
NikonD5500(HKIR改造)+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3)
ISO1600 露出6分×16枚、総露出時間96分
ビクセンAP赤道儀+M-GEN追尾(ディザリング)
DDSにて合成(ダーク補正有、フラット補正無)

 はくちょう座にある超新星残骸。「網状」の網は頭を覆う薄布のベールのこと。英語表記では「Veil Nebula」なので、日本語の愛称も「ベール星雲」でよいような気がします。言われてみればベールも網みたいなものかもしれませんが、網と聞いたら漁師の網や網戸の網のほうが先に思い浮かんでしまいます。

 天の川の中にあるので全面星だらけ。DSSのフラット補正の細かいパラメータ設定が分からないので、いっそフラット補正抜きで処理しているのです。ミニボーグ60EDとマルチフラットナーの組み合わせは、フルサイズをカバーするほどのイメージサークルがあるので、APS-Cなら周辺減光の影響を受けにくいのです。とはいえ、全面が星だらけのこういう対象だと周辺減光が少し気になりますね。

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星見行(8月17〜18日)

20200817hattoji001.jpg
「天の川に寄り添う木星と土星」
2020年8月17日21:24〜(岡山県備前市八塔寺)
NikonD5500+トキナー11-20mm F2.8→11mm/F4,ISO3200,露出44秒
ビクセン・ポラリエU赤道儀で追尾。
トーンカーブ補正,Nik Collection/Color Efex Pro4 ディティール強調+コントラスト

 ここ数日、天気が安定しているので八塔寺へ。2月以来なので半年ぶりです。
 平日なので人は少ないかなと思っていたのですが、まさかの貸し切り。
 夏は距離の近い兵庫県の中部に出かけることが多いのですが、南に大きな街のない八塔寺は南天が暗いのです。一方で日付が変わるまでは東に赤穂や相生・姫路の光害が残ってしまいますが、天頂付近はまずまず。ただ距離は往復200kmを超えて、しかも半分以上は下道なのがちょっと大変。

 この日は #星空の連帯ということで、21時に合わせて木星・土星を見上げようというSNSの企画があったのですが、ちょうどその頃、観測地に着いて機材の準備の真っ最中。一通りセットしたあとで撮影したのが冒頭の写真。

20200818kitajuji.jpg
「木漏れ星の北十字」
2020年8月18日01:04〜(岡山県備前市八塔寺)
NikonD5500+トキナー11-20mm F2.8→20mm/F4,ISO3200,露出15秒
固定撮影,トーンカーブ補正

 ちょこっと森の端に近づいたら、ちょうど木々の間から、北十字が顔を出しているのが見えました。固定撮影で天の川が写るこのレンズ、お迎えしてよかった。

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2020年08月16日

星見行(8月15〜16日) その2

20200815m22_50s.jpg
M22(いて座の球状星団)
2020年8月15日21:34〜(兵庫県神河町)
NikonD5500(HKIR改造)+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3)
ISO1600 露出6分×14枚、総露出時間84分
ビクセンAP赤道儀+M-GEN追尾(ディザリング)
DDSにて合成(ダーク補正有、フラット補正無)、中央の1/2(面積では1/4)をトリミング

 この日は空の透明度こそよかったものの、地表付近はガスがかかっていて、撮影対象を星団にしました。
 M22は天の川の中にある球状星団で、双眼鏡でも簡単に存在が分かります。
 背景が微光星でびっしりにぎやか。

20200815m15_50s.jpg
M15(ペガスス座の球状星団)
2020年8月15日23:37〜(兵庫県神河町)
NikonD5500(HKIR改造)+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3)
ISO1600 露出6分×14枚、総露出時間84分
ビクセンAP赤道儀+M-GEN追尾(ディザリング)
DDSにて合成(ダーク補正有、フラット補正無)、中央の1/2(面積では1/4)をトリミング

 ペガスス座の馬の鼻先にある球状星団で、こちらも双眼鏡でも簡単に存在が分かります。ガスのためか背景の空が明るくカブってしまい、セルフフラット処理をしています。

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星見行(8月15〜16日)

20200815tonomine001.jpg
2020年8月15日21:35〜
NikonD5500+トキナー11-20mm F2.8→11mm/F4,ISO800,露出181秒
ビクセン・ポラリエU赤道儀で追尾。
トーンカーブ補正,Nik Collection/Color Efex Pro4 ディティール強調+コントラスト

 ほしとも天体写真部の有志で、天体写真の撮影会を行いました。
 20時半に現着した時は、上空に雲が残り、地上にもガスが出ていましたが、もともと夜半から回復する天気予報。実際は22時頃には快晴となり、ガスもほとんど気にならないくらいになり、夏から秋の天の川が頭上に横たわる星空となりました。

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2020年08月07日

JR東海全線完乗

20200815noritsubushi.png
 学生の頃から18きっぷであちこち出かけていたので、それなりにあちこちの鉄道に乗っているのですが、今回の紀伊半島一周でJR東海の路線を全線乗車しました。

 旅行中は忘れていたのですが、紀勢線の新宮駅→多気駅が最後に乗り残した区間。多気駅に着いた時に盛大に喜ぶべきだったのですが、乗っていた電車が鹿と接触して乗り継ぎが危なくせわしなかったので、帰宅してから「あそこで完乗だったのか」と気がついた次第。

 JR全線乗れるとは思っていませんが、島根から山口にかけての山陰は全く未踏のエリアなので、あの辺りは行ってみたいなと思います。
 一方で北海道は飛行機移動になるので、まあ無理だろうなあ(そもそも路線の多くが維持不能でなくなりそう)。
 大人になると金で時間を買うようになっちゃいますものね。

会社 営業キロ 乗車キロ 未乗キロ 乗車率
JR北海道 2400.51 747.0 1653.5 31.119%
JR東日本 7191.1 4712.0 2479.1 65.525%
JR東海 1970.8 1970.8 0 100.000%
JR西日本 4887.3 3486.6 1400.7 71.340%
JR四国 855.2 477.0 378.2 55.776%
JR九州 2273.0 1863.1 409.9 81.967%
6社合計 19577.9 13256.5 6321.4 67.712%
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紀伊半島一周後半

20200806singu001.jpg 紀勢本線で紀伊田辺から新宮までお世話になったのが、右側の青緑色の電車。105系という電車で国鉄時代の生き残り。天井から扇風機がぶら下がっています(冷房も後付で付いてます)。
 以前は奈良あたりでよく見かけたのですが、紀勢線が最後の活躍の場になっているようです。4ドアの車は元は常磐線を走っていた103系通勤型電車を改造したもので、50年近く走ってるのではないかという代物です。

 左側のステンレスにオレンジ帯の車両はJR東海のキハ25形。新宮駅はJR西日本とJR東海の境目の駅で、紀勢線も新宮以東は非電化なので、運転系統が分かれています。
 最新の電車と遜色ない車両で、パッと見た時は新宮から先も電車になったんだっけと思いました。

20200807kiha75_01.jpg 三重県内で乗ったJR東海キハ75系。こちらもパッと見は電車みたいな気動車で、中も転換クロスシート(神戸近辺で言えば新快速みたいな内装)。
 だいたい気動車が走る線区は運行本数が少なくて、古い車両が延々と生き残っていたりするのですが、JR東海は最新の電車と変わらない設備の気動車が投入されていて、すごく助かります。

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 関西本線と紀勢本線の分岐点となる亀山駅。どういうわけか駅で宇宙メダカを育てています。向井宇宙飛行士のフライトで飛んだメダカの子孫だそうです。
 紀勢本線は亀山駅が起点となるので、5番線に起点を示す0キロポストがあります。

20200807kiha120.jpg 亀山駅もJR東海とJR西日本の境界駅で、ここから西の関西本線がJR西日本になります。
 やってきたのはキハ120系。こちらはJR後に新製されたものですが、ローカル線用にとりあえず最小限の基準でつくりましたという雰囲気。加太越の山越え区間を運行しているのですが、意外に足取り軽く上り勾配を走っていくのでびっくりしました。

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赤福氷

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 お伊勢参りの名物土産といえば赤福餅ですが、実は神戸では三ノ宮駅や神戸阪急内の直営店で買うことが出来ます。赤福餅の取扱の西限が神戸なのです。

 ということで、夏季限定の「赤福氷」を食べてきました。抹茶のかき氷の中に赤福餅が入っているというものです。もともとサラサラのこし餡なので、抹茶との相性は抜群。
 この日はホテルで7時前に朝食を食べてから13時過ぎまで何も食べずに動き回っていたこともあり、夢を見ているのではと思うくらい美味しかったです。
# むちゃくちゃ暑かったんですよこの日。

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 門前町のおはらい町の中程にある赤福本店(左写真)。
 おはらい町は昔ながらの木造の町並みが続いていますが、1990年代から建物を木造風に修景して再現したもの(右写真)。宇治橋の手前までバスが乗り入れることが出来るので、一時は寂れた門前町でしたが、現在はすっかり賑わいを取り戻しています。
posted by ふくだ at 23:47| Comment(0) | 地図と地理と遠出