2020年05月31日

クルードラゴン撮影ならず

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2020年5月31日21時45分(神戸市垂水区)
NikonD5500+miniBORG60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3)ISO1600 露出1/60秒
5枚撮影したものを位置を調整して比較明合成、一部をトリミング

 アメリカ・SpaceX社の新型有人宇宙船「クルードラゴン」の初の友人試験飛行が行われています。
 国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングする2時間ほど前にISSのパスがあったので狙ってみました。あわよくばISSと並走するクルードラゴンの姿を撮れるかもしれません。

 ほぼ直上コースでしたが、仰角32度付近で地球の影に入るため、条件はあまり良くありません。
 地平近くから20度ほどの高さまで雲が出ていて、見える時間もわずか。

 ISSとクルードラゴンの離隔も分からないのですが、以前に分離直後のISSとドラゴンを見たときは双眼鏡でないと別れて見えなかったので、天体望遠鏡での撮影とします。
 ISSだけなら速いシャッター速度で写るのですが、クルードラゴンの光度は不明。およそ1等程度と仮定して、レグルスを試写して1/60に設定。この露出ではISSがブレてしまう可能性が高いのですが、クルードラゴンの描写を優先します。

 というわけで、狙ったのはいいのですが、ISSしか写りませんでした。トーンカーブを調整して暗い部分まで出してみましたが、やはりISSしか確認できず。
 ISSは画像下から上への移動で、地球の影に入っていくために暗くなっていきます。400mm程度の焦点距離ならISSは面積を持って写るのですが、今回はブレの影響のほうが大きそう。
 架台はフリーストップで手動でISSを追い、撮影時は停めていたつもりですが、微妙に動いてしまいました。下の2コマ分はISSの航跡が直線になるよう、合成時に修正しています。もっと連写していたのですが、RAWデータ保存の設定だと5枚程度で撮影が中断してしまい、これしか写ったコマがありませんでした。連写などめったにしないので、この辺カメラの挙動は慣れていません。
 いっそバルブで航跡を残す写真にしたほうが可能性があったかもしれません。

 雲から出てきて数十秒は見えていたので、双眼鏡も向けてみましたが、やはりISSしか確認できませんでした。関東方面では撮影に成功された方もいらしていて、まだまだ私の腕と経験値が不足ということです。

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天体望遠鏡のガチャガチャ(タカラトミー) その2

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 天体望遠鏡ガチャ、色を塗りました。
 もともとモデルの望遠鏡が白く、成型色の白のままでも見栄えはするのですが、ちょこっとだけ部分塗装です。

 色が足りないのは、鏡筒は接眼部まわりとファインダーの対物フードと接眼部。いずれも本来は黒です。
 赤道儀は各種クランプが黒、ウエイトシャフトが銀色、あと赤緯体に銘板が付きます。

 素材がABS樹脂なので、ラッカー系の塗料は樹脂を劣化させる可能性があるため使えません。水性塗料はまず安心です。
 黒は最初、ペンタイプの塗料で塗り始めたのですが、細かいところが塗りきれず、結局は水性塗料を面相筆で塗りました(そちらのほうが圧倒的に早かった)。
 ウエイトシャフトの銀は、銀の油性ペン。速乾性なので問題ないでしょう。
 銘板はホイルシールを油性ペンで黒く塗ったものを切り抜いて貼り付けました。金属の質感が出るような気がします。

 鏡筒バンドはスミ入れ。最初はグレーの油性ペンを使いましたが、濃すぎたので一度拭き取って、グレーの筆ペンを使って再挑戦。それでもほとんど拭き取り切るくらいで丁度いいです。

 STARBOOK TENはボタンの部分をグレーのペンで塗って(塗るというよりペン先でインクを置く感じ)、モニタ部は宇宙柄のマスキングテープを切り抜いて貼っています。

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 ビフォー・アフター。
 ちょっとした塗りでもずいぶん雰囲気が出ました。出たでしょ。出たような気がする。出たんじゃないかなぁ。
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2020年05月30日

天体望遠鏡のガチャガチャ(タカラトミー)

20200530gacha002.jpg 最近のガチャガチャ(カプセルトイ)は何でも製品にするのですが、天体望遠鏡まで出るとなると、どういう層を狙っているのかと思います。

Vixen 宙ガチャ天体望遠鏡プロジェクター(タカラトミー)

 国内天体望遠鏡最大手のビクセンとのコラボで、モデルは口径20cm反射望遠鏡のR200SS。1990年代前半の発売のロングセラーです。というより、国内のアマチュア向け天体望遠鏡メーカーが作っているニュートン式反射、今や残っているのはこれだけではないでしょうか。
 屈折望遠鏡は鉛ガラスが使えなくなって軒並みモデルチェンジを余儀なくされましたし、反射系もシュミットカセグレンなどの複合光学系が主流になりました。

 R200SSのRは反射のReflector、Sは単焦点のShortで、SSは超短焦点とでもいった意味。焦点距離800mmで、口径比はF4。当時のアマチュア向けのニュートン反射はF6前後が標準だった中、F4は破格の明るさでした。短焦点の反射は主鏡の製造が難しく、光軸調整も難しいのですが、コマコレクターの補正光学系で写真撮影にも対応し、明るいのに何でもこなせる万能鏡筒となりました。
 カセグレン系は焦点距離が長いですし、写真用のεは眼視に不向きで、R200SSはちょうど間を埋める存在。ロングセラーには理由があるのです。

 架台はSXD2赤道儀。ビクセンの赤道儀の中では中堅機です。
 ビクセンの赤道儀のラインナップは名前で大きさが分かりにくいのですが、大きな順から、
 AXD2(約25kg)AXJ(約17.4kg)SXP2(約13.3kg)SXD2(約9.2kg)SX(約7kg)AP(約6kg)
となります(カッコ内は搭載可能重量)。うちのAPの可愛らしさよ。R200SSはSX赤道儀のセットからあるのですが、余裕を持って使うにはSXD2クラスのほうが安心ということでしょうか。この写真に入れ忘れましたがコントローラーの"STARBOOK TEN"も付いてきます。

20200530gacha001.jpg 鏡筒は白の成型色で鏡筒色と鏡筒バンドの白の塗り分け(たまたま白の鏡筒色ですが、他に赤と緑があります)、主鏡セルは黒塗装、筒の先端部が黒の成型色、ファインダーと接眼部は白の単色成形。

 赤道儀は白の成型色で、三脚のアルミ部分だけが銀塗装。これはアルミの質感がよく出ています。もともと白色ベースの製品なので、パッと見の雰囲気はこれで充分。
 ただ三脚と赤道儀のはめ込みが異常に固く、赤道儀側の突起を削るか三脚側の穴を広げないとはめ込むのが難しいでしょう。無理にはめ込もうとすると他の部分を壊す可能性があるので、私はカッターナイフで突起側を削りました(現物合わせで難しい作業ではありません)。

 全体的にスケールなりによく作り込まれていると思います。
 本体はABS樹脂(ガンプラで関節やフレームに使われる素材)で、塗装する際にラッカー塗料を使用すると樹脂が劣化する可能性があります。部分塗装や墨入れは水性塗料の使用を推奨です。

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 スケールは鏡筒部の実測で1/11.5。ざくっと1/12スケールとしてよいでしょう。1/12というスケールはオートバイの模型で使われます。人物のフィギュアもこのスケールが使われるので、絡めた遊びもできるでしょう。

 うちにはそういう子はいないので、赤い戦術汎用宇宙機器に出てきていただきます。
 「見えるぞ、私にも星が見える!」
 「ええい、ビクセンの天体望遠鏡は化け物か!」

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2020年05月29日

内合6日前の金星

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2020年5月29日19時23分(神戸市垂水区)
NikonD5500+miniBORG60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3)ISO800 露出1/80秒

 5月の初めは昼間に肉眼で見えるかどうかという話をしていた金星は、あっという間に西空低くなり、日没から一時間も経たないうちに沈むようになってしまいました。6月4日には内合(地球から見て太陽と同じ方向、地球と太陽の間に金星がくる)となり、以降は明け方の空に回ります。

 400mm程度の望遠レンズ級の小さな望遠鏡の直焦点でも金星の形が分かるので、日没間際に狙ってみました。
 この日は夕方、西空に雲がわき、赤く染まってきれいだったのですが、私が見たいのは金星ではありません。
 ええい雲はいい、金星を、金星を出せっ!

 ということで、西の尾根に沈む数分前に雲間から姿を見せてくれました。
 クリックすると拡大した写真が出ますが、三日月型に照らされた金星の姿がわかります。月の大きなクレーターくらいの見かけの大きさがあるので、双眼鏡があれば形がわかります。

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 こちらは同じ写真に説明をつけたもの。円内は縮小していない等倍の画像です。低空なので大気のゆらぎでいびつになっていますが、形はじゅうぶん分かります。

 惑星の写真はCMOSカメラで動画撮影したものから、気流のよい安定した画像を拾って合成処理するのが一般的な技法となりつつありますが、200〜300mmクラスの望遠レンズでも形が分かるくらいの写真は狙えますので、ぜひぜひ。
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星見行(5月28〜29日)

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 天気も良さそうだったので星見に出かけてきました。この日のほうがさらに天気がよさそうだったので、つい。
 恐ろしいほど透明度がよく、この場所では個人的に過去最高級の星空。珍しく南天低い空の条件もよかったです。

M8・M20(いて座)
NikonD5500(HKIR改造)+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3)
2020年5月28日23:45〜(兵庫県神河町砥峰高原)、ISO1600 露出6分×16枚、総露出時間96分
ビクセンAP赤道儀+M-GENにて追尾(ディザリング)
DDSにて合成(ダーク補正のみ、フラット補正なし)

 M-GENのディザリング(少しずつカメラを動かしてダークノイズを散らす方法)は今回はじめて試しましたが、ただでさえ微光星が多い領域で、ノイズ低減の効果はよくわからないのが正直なところです。

 過去に何度か撮影していますが、現在のシステムに落ち着いてからある程度長い時間をかけて撮るのははじめて。明るい天体なので、最初にスタックした段階である程度は星雲が見えていて、どの程度まで処理したものか悩みながら加工しました。個人的にはだいぶ強めに処理したつもりです。
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2020年05月28日

星見行(5月27-28日)

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2020年5月28日02:11〜(兵庫県神河町)
NikonD5500+トキナー11-20mm F2.8→11mm/F3.5、ISO800 露出179秒。ビクセン・ポラリエU赤道儀で追尾。

 GPV天気予報が晴天だったので、県内・中播磨に出かけました。昼間の予報はよかったのですが、出発間近に夕方の予報が更新され、夜半すぎまで雲が残ることに。今回はもともと機材を試したかったので、多少の雲でもいいやと割り切りました。

 @オートガイダーM-GENでのディザリング撮影
 AポラリエUの遠征先運用、あわよくば星座撮影開始
 B足元照明の実運用
 Cカメラケースの実運用

 後ろから行くと、Cカメラケースはあんな自作品でまったくもって問題なく使えました。使う本人があったら便利と思って作ったのだから、問題があるようならコンセプトおかしいです。

 B足元照明は、明るすぎました。ある程度周りに照明があるような住宅地ならあの明るさでよいと思うのですが、街灯皆無の場所だとちょっと眩しい。今回は適当にシートをかぶせて使いました。何にせよ三脚の足元を照らしておくのは便利なので、傘でも作ろうかと思います。

 AポラリエUは、暗いところでは北極星をのぞく極軸合わせ用ののぞき穴が分かりにくくて、極軸の精度を出せませんでした。塩屋で使うときは問題なかったので気が付かなかったのですけど。
 11mm3分露出なら本来は星が流れることはないのに、南北方向にわずかに流れました。これはぜんぜん合わせられていなかったことになります。極軸のぞき穴に白いマークでもつけようかな。
 雲がある程度切れたのが2時過ぎで、3時を回ると薄明が始まるので、本格的な撮影をするには時間がありません。とりあえず天の川や周りの風景と合わせて撮影です。

 ところがこの間に問題発生。途中で追尾が止まっていたのです。モーターが動く音はしているのに、カメラが星を追ってない。ポラリエからカメラのシャッターを制御していたのですが、こちらはアプリの指示通りに動作していて、また11mmの広角で撮っていたこともありカメラのモニタの撮影画像ではすぐには気付きませんでした。
 帰宅後に、設定をリセットしたり電源を変えて様子を見たりしたのですが直らず、ビクセンのカスタマーサポートとやり取りして、結局メーカー送りとなりました。梅雨明け前には戻ってこいよー。

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2020年5月28日02:11〜(兵庫県神河町)
NikonD5500+トキナー11-20mm F2.8→11mm/F3.5、ISO800 露出179秒。ビクセン・ポラリエU赤道儀で追尾。

 途中まではこんなにきれいな天の川が撮れていたのに。トキナーの明るい広角ズームをお迎えしたのは、こういう天の川の写真を撮りたかったからなのですよ。
 トーンカーブを少しだけ持ち上げて、縮小時に微恒星が埋もれないようごく僅かにアンシャープマスクをかけましたが、ディティールの強調処理などはしていません。
 一枚目の写真もこの写真も雲がかかっていますが、これはこれでその日の空の雰囲気が出て好きです。

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2020年05月27日

カメラケースと足元照明

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 星見のときはカメラ2台運用(通常のカメラと赤外改造カメラ)をするのですが、私カメラバッグは1つしか持っていません。そもそも赤外改造したカメラをふだん景色を撮るのに使うことがない。ただ星見のときはクッション素材の袋に入れたり、プチプチの緩衝材に巻いてリュックに入れたり、毎回違う手段で持ち運んで、準備や撤収が面倒でした。
 レンズも然りで、カメラバッグには旅行に行くときにつける軽量な標準ズームしか入らないのですが、2019年に購入したトキナー11-20mm/F2.8は大きいので、これも別に緩衝材を巻いたりしていました。

 ということで、星見時専用のカメラケースです。
 プラスチックの工具箱に段ボールで仕切りを付けて硬質スポンジとプチプチの緩衝材を貼り込みました。手作り感しかありません。人に見せるものでもなし(見せてますけど)、見栄えは気にしません。しまう場所が決まっていれば、準備も片付けも楽なのと、忘れ物の減少にもつながります。これは前に作った赤道儀周りの小物入れでも実証済み。

 レンズは手持ちの3本すべて入るようにしたかったのですが、フィルターと予備のバッテリーを収納するとと2本が限界。実は予備のバッテリーもあちこちに突っ込んでいたので、なんとかしたかったのです。
 もっともレンズ3本のうち2本は標準ズームで焦点距離が被っているので、これはどちらか1本で用が足ります。あとフィルターのスペースに予備のメモリーカードも突っ込んでおきました。これで「バッテリーを交換してください」「メモリーカードを挿入してください」の文字を現地で見ても青くならずに済みます。

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 もう一つは三脚の足元照明。
 遠征時は暗い場所へ行くのですが、よく三脚を蹴飛ばすのです。極軸を合わせた後の赤道儀の三脚を蹴飛ばすと、自分の足よりも極軸合わせをもう一度やり直す手間のほうが痛い。三脚には蓄光テープを巻いているのですが、一晩中持つわけではありません。
 どうにかしないとあかんと思いつつも、喉元過ぎれば熱さを忘れるで、帰ってくるとすっかり忘れてしまいます。たまたまあぷらなーとさんのブログで対策記事が載っていたので、思い立ったが吉日と発注しました。

天文用の小物レポートA(あぷらなーと)

 要は三脚の足元を照らしておけばいいということですが、明るくない照明、かつ点灯時に暗い方からスタートするというのが肝です。明るさの切り替えができる照明は多々あるのですが、たいてい最初に明るいほうが付いてしまい、星見時にこれをやるとせっかく暗いところに慣れた目がリセットされてしますのです。
 ちなみに私がお迎えしたのは「代用品」の方です。こういうのは先に試してくださった先人の方々に感謝です。

 面倒事を解消するための手間は惜しみません。ただ鶏頭な私は、面倒事があったのを忘れれてしまうのです。
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2020年05月24日

我が街に没む月

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 少し雲の切れ目が出てきたので、月と金星と水星、西空に消えるギリギリまで粘りました。
 なんとか雲から抜けてはくれたのですが、同時に見えることはなく、まず金星が団地の向こうに沈み、入れ替わるように雲から出た月も、まもなく沈みます。

 丘の上まで続く家並みの向こうにある月が面白くて、撮ってみました。
 眼視では細い明るい部分だけですが、写真ではうっすらと地球照も見えます。

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HGUC 1/144 RB-79ボール再塗装

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 「機動戦士ガンダム」に登場するRB-79ボール。
 前に素組みしたのをバラして、余っていたグレーのスプレー缶で塗装して、あとはお手軽ウェザリング(汚し塗装)をかけました。
 元の成型色は水色で、アニメに登場する色をうまく再現しているのですが、見かけがいかにも玩具っぽく(玩具ですけど)、SFメカっぽい雰囲気に仕上げました。

 ボールは作品終盤のソロモン攻略戦とア・バオア・クー攻略戦しか参戦していないのですが、こんなに汚れてるのは訓練が厳しかったのです、きっと。宇宙空間でしか運用してないのに錆が垂れてるのは、ルナツーの重力ブロックで整備したのです、きっと。設定だとチタン合金で出来てるんですけど、チタンでも赤錆をふくのです、宇宙空間なら(いろいろ待て)。
# ザクなんかはスチール合金の設定なので赤錆ふいてよし。

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 操縦席はあるのですが、パイロットはいなかったので、手元に余っていた食玩の飛行機模型のパイロットを乗せておきました。君も宇宙飛行士。
 でもロシアのSu-27フランカーとボールなら、フランカーに乗るほうが幸せかも。

 このボール、大砲と作業用のマニュピレーターだけで、近接戦の武器がないのです。基本的に自走砲みたいなもので、あちこちに展開して遠くから撃つ想定でつくったのだと思うのです。だから機動性が低くてもそんなに問題ない。
 GMとチーム組んで出撃した設定になってますが、MS戦の渦中に放り込んじゃいけない機体です。
 でもアニメの描写だとガシガシ前線に出てやられてしまうんです。うっかり艦上攻撃機の発想で運用しちゃったんでしょうね。こういう設定を考える遊びが終わらないのがガンダムファンです。

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 劇中ではザクに蹴り飛ばされて、GMに衝突して双方大破という場面があるのですが、設定上のボールはなかなかの大きさがあり、サッカーボールを蹴るようにはいきません。蹴った方の足が折れそうです。

 昭和のアニメは手書きでしたから、場面の面白さで絵を作って、それがOKだった時代。
 今だとロボットものの場面はCGになりますから、設定を大きく逸脱する描写はしにくいはずです。もっとも絵は格段にきれいになりましたけどね。
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彦根城 1/300 ペーパークラフト(ファセット)

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 彦根城は2018年6月に訪問しました。徳川四天王と称される井伊直政を祖とする井伊家35万石の居城です。
 関ヶ原の戦いの後、石田三成の旧領であるこの地には西国の押さえとして井伊直政が配されました。当初は佐和山城に入ったのですが、直政没後の1603年に彦根城の建設が始まり、1606年にひとまずの工事が完成しています。

 一見小ぶりに見える三層天守ですが、隙間なく破風が配され、華やかな印象です。現存十二天守の一つで、さらに国宝五城の一つ。まさに城の中の城。京都に近いのでかつては時代劇にもよく出てきました。

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 ペーパークラフトはファセットの製品。実は彦根城は同社の製品の中でも最難関との評。
 初層から三層まで12の破風があり、三層には高欄(外付けの回廊)があるのですが、これが人は外に出られない飾り高欄。つまり見かけより小さく、むちゃくちゃ細かい工作を強いられます。
 また初層も破風だらけで、通しで直線になる部分がありません。破風も微妙に外側が上に向かって反っていて、ちゃんと組み上がっているのか歪んでいるのかさっぱり分かりません。

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 それでも丁寧に組んでいくと、これらの部品がピタッと収まって、いきなり三層天守に化ける瞬間があります。紙のパーツでしかなかったものにいきなり表情が付くのですが、こういう瞬間がたまりません(そしてそういう瞬間の写真は撮ってない)。
 とにかく型紙の精度に関しては紙厚含めて信頼がおける製品です。

 天守には玄関の小さな張り出しと、付櫓、そして付櫓に続く細長い多聞櫓が連続します。天守は三層ではあるのですが、横幅が広く、どっしりとした構え。
 付櫓・多聞櫓も斜めだったり凹部があったり、素直な形ではないのですが、この辺りは経験値も上がってぴしっと組めました。
 これらを紙の土台に組み付けていきます。こちらは歪みが出ないよう、裏にスチレンボードを仕込んで補強しています(なくても強度は確保されているのですけど、念の為)。

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