2020年01月29日

姫路科学館企画展「はりまの星、日本の星」

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 シゴセンジャーを見て、午後は姫路科学館へ移動。
 目的は企画展「はりまの星、日本の星」。展示の内容については福原さんが詳しくまとめてくださっているのでこちらを。
企画展「はりまの星・日本の星」(姫路科学館)|この街の空にも星は輝く

 姫路科学館の企画展示室はそれほど広大というわけでもないのですが、いろんな方のお話を聞きながら見ていたら1時間くらいでは全然足りません。日本と西洋の天体観測の歴史を概観する導入部から日本の星の名前につなげていく構成が絶妙。図録がほしいくらい充実した内容でした。

 プラネタリウムは一般番組とCDコンサートの回を見学。
 「星空解説はないですよー」と言いながら、曲に合わせた天文ネタをいろんな趣向でドームスクリーンに織り込んで魅せるのはさすがの安田さん。とっても楽しい45分間でした。
posted by ふくだ at 23:46| Comment(2) | プラネ/天文台/科学館

2020年01月26日

麒麟がくる・第2話

 一話まるまる使っての合戦回。予算大丈夫かNHK。

 稲葉山城はなかなかの雰囲気。
 のっけから城門が破られてびっくりしましたが、城下に総構えがある設定とは気付きませんでした。織田勢が破ったのは総構えの門で、城下で市街戦が展開されます。

 大手門の脇の空堀にちゃんと畝があるのがよい。以前は後北条氏のものと思われていた畝堀や障子堀、近年の調査で各地で普通に使われていたことが分かっています。でも大手門の門扉に斎藤家の二頭波紋の彫刻を付けてるのは装飾過多(苦笑)

 道三や重臣たちが指揮を取っていた櫓、7〜8人くらいが机を囲んでなお余裕がある大きな建物なのに、屋根も壁もない吹きさらし。あれだと弓や投石を防げないのですが、屋根壁つけると中が暗くなってしまうし、外との一体感もないので大人の都合(演出)と理解。

 弓でどんどん人が倒れるのは最近の大河ドラマの合戦では標準になってきました。
 織田勢が城に迫るのに城方はなぜ弓を撃たないのだろうと思っていたら落とし穴。なるほどそう来たか(やられた)。

 城方が投石機を使っていましたが、これは応仁の乱で使用した記録があったはず。後世の大砲に匹敵する武器で、絶大な威力がありますが、日本国内で一般化した印象はありません。当時は、というより日本は近代に至るまで道路が未整備で遠征側が使うには無理があるのと、守城側が使うにしても運用に人手がかかり、また高温多湿の気候下ではメンテナンスが大変だったのかもしれません。京から流れてきた斎藤氏なら運用のノウハウを知っていてもおかしくなさそうです。
 人頭大の石が飛んできたら、盾は割られるでしょうし、人間も「痛てっ」で済むはずもないのですが、ドラマの撮影で危ないことは出来ないので致し方のないところ。

 織田勢、斎藤勢とも、兵たちの進退の際は掛け声を掛けながら動く描写が新鮮。ああでもして威勢付けないと怖くて逃げ出したくなるだろうと納得です。特に斎藤勢が城内に兵を引く場面は殿軍の駆け引きの難しさも上手く表現していたなと。

 陣太鼓はあれほど大人数で打つ必要はないのですけど(ほとんど和太鼓の演奏会)、やたらとカッコよかった。陣太鼓は軍勢の進退を知らせるものなので、指揮官の所在とともに移動できないといけません。城にこもっての戦いなので大人数でも「可」ですが、今年は忠実に時代背景を再現するのでなく、場面場面が見栄えのする画作りをする方向性なのでしょう。

 斎藤道三はもう少し老けていないかと思うのですが、この時期50代のはずで、本木雅弘の実年齢と比べると妥当なところ。折々に国衆から嫌われている描写が挟み込まれているのはいかにもで、親子二代とはいえ成り上がりのよそ者に上に立たれたら、いい気はしませんて。
 美濃守護の土岐頼純との対面は如何にも蝮の道三で、この茶は飲みたくないなと思いながら見ていたら案の定毒入りでした。こういう事する人は長生きできませんよ。
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明石市立文化博物館特別展「138億光年 宇宙の旅」

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 明石市立文化博物館の特別展『138億光年 宇宙の旅』見学。
  「NASAの写真ならネットで公開されているものを見てるし、今更」と舐めてかかっていたのですが、観賞用に大伸ばしされた作品群の迫力にうたれました。90分かけて2周してまだ見たりないくらいでしたが、脳のメモリがあふれました。市政100周年記念かつ天文科学館とのコラボ企画にふさわしい重厚さです。
 ふだんプラネタリウムに来られる方とはまた違う雰囲気のお客さんが多くて、それもよかったかなあと思います(^ ^)

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 床面展示に宇宙飛行士の足跡付き月面写真があるお茶目なところも。

20200126akashi006.jpg 明石市立天文科学館と文化博物館を両方まわるスタンプラリーもあり、クリアするとクリアファイルがもらえます。天文科学館では同じタイトルのプラネタリウム番組を上映中。

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2020年01月24日

麒麟がくる・第1話

 「麒麟がくる」 第一話録画視聴。
 吉田鋼太郎の松永久秀がよい。奸雄のイメージが強い人物ですが、迫力も貫禄も十分な現実主義者でちょっとコミカル風味。この久秀が実力主義の道三を評価して、美濃を好きだというのがいい。堺での別れ際も爽やかで好きになっちゃいそうです。

 三淵藤英は知らない人物ですが、幕府の奉公衆ですし、谷原章介をあてるからにはそれなりの重要人物になるはず。むしろ知らない人物にスポットが当たるのは面白い。

 光秀との関わりが深くなる斎藤道三(利正)。一代で美濃を乗っ取ったと人物とされてきましたが、近年の研究では美濃乗っ取りは父子二代に渡っての事業とされていて、それも劇中の台詞に反映されています。初回はがめついだけの人のように描かれていますが、元は京の油売りの家ですから、それもまたあり。戦国武将としての本領は次回以降じっくり描いていくのでしょう。

 斎藤義龍は織田信長視点からは悪役になりがちな人物ですが、伊藤英明を持ってきたからには小悪党には終わらないはず。実際、生前は美濃侵攻を企む信長の前に幾度となく立ちふさがって苦汁を飲ませ続けた実績があり、道三との確執をどう描くかも期待が持てそうです。

 織田信長は染谷将太。チラ見だと優男ぽいのですが、どうなるんだろう。光秀よりはずいぶん年下なので、化けていく過程を楽しむことになるのでしょうか。

 明智光秀は前半生が分からない人ですが、第一話はつかみとしては及第点。
 斎藤道三と織田信長のいわば「国盗り物語」に寄り添う話になるはずなので、安心感を持って見ていられそうです。

 一方、画面の派手さには目を疑いました。空の色も草の色も彩度を最大限に振り切ったような色の濃さ。そして登場人物の衣装の派手なこと。主要人物より民衆の衣装のほうが鮮やかなくらいで、あの時代の庶民の麻の服ってあれほど鮮やかに染まるのか。洗濯だってままならない時代に鮮やかさが保てるのか。もしや『平清盛』で「画面が汚い」といわれた反動なのでしょうか。
 大河ドラマも「劇」ですから、演出の意図でああしているなら、止めはしません。話が面白ければいいのです。でも彩度はもう少し調整してほしいなあ(ぼそ)
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2020年01月23日

シンカリオン E5はやぶさ プラモデル

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 新幹線変形ロボ・シンカリオンE5はやぶさ。中古で安く出ていたので、見た目のカッコよさで買ったのですが、そのまま積んであったプラモデル。新幹線が変形してロボットになるのですが、よくこんな設定を考えたと感心するばかりの複雑な過程です。プラモデルは変形機構が省略されたロボット形態のみですが、あの変形はCGだから変形できるもの。密着連結器で上半身と下半身をつないで可動するとか、プラ素材で再現無理です。

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 プラモデルは接着剤不要のスナップフィットモデル。多色成形の部分塗装済み、シール付きなので、組み上げるだけで劇中に近い雰囲気を再現できます。
 一方で多くのパーツがABS樹脂という弾性のある素材でできていて、通常のプラモデル(PS樹脂)用の接着剤が効きにくかったり、ABS樹脂は相性の悪い溶剤があるため塗装も注意が必要と、一手間加えようとすると手数が必要です。今回は装甲の裏側を水性塗料でグレーに塗装したほか、ちょこちょこ白と金色を足しています。

 ガンプラに慣れていると、はめ込みのきつさや部品の精度がたまに甘いことが気になりますが、これはバンダイがすごいので、このシンカリオンもプラモデルとしては十分な出来。合いの悪いパーツを修正するのも組み立てる楽しみというものです(あまり多いと辛いのですが、まあ許容範囲内)。

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posted by ふくだ at 23:46| Comment(0) | ペパクラ/工作/科学的遊具

神戸市立博物館 企画展「建築と社会の年代記 竹中工務店400年のあゆみ」

20200123kobecitymuseum01.jpg 神戸市立博物館の企画展「建築と社会の年代記 竹中工務店400年のあゆみ」を見てきました。
 神戸市内には「竹中大工道具館」があり、それなりに縁が深い会社なのだろうとは思っていたのですが、同社の創業地は名古屋。織田家の普請奉行を勤めていた祖先が武士を離れ、宮大工となったのが事始めとか。明治維新後に神戸に進出して、洋風技術を取り入れながら発展したそうです。現在の本社は大阪ですが、神戸は会社の転機の地だったわけです。

 展示の中では神戸にある竹中工務店が施工した建物が紹介されます。建築物は設計者の名前は残りますが、施工者の名まで記されることは少なく、旧居留地の名だたる建物の数々を竹中工務店が施工していたことは初めて知りました。

 展示の中盤では建築模型も沢山出ていて、模型好きとしてはそれだけでお腹いっぱい楽しめます。この辺りは建築に詳しい人に案内いただきながらもう一度見てみたいところ。

 展示されている建物の写真を見て重ね重ね残念なのが、多くの建物が阪神・淡路大震災で失われてしまったこと。当時は登録文化財の制度がなく、重要文化財の指定では近代の建物が十分にカバーできていなかったため、もしかしたら補修に耐えたかもしれない建物も、多くが文化財保護の網から漏れたまま、解体されてしまったのです。

 展示の終盤に街の記憶と再生を扱うコーナーがあって、震災25年に合わせてこの展示を企画したのはさすが神戸市博。一企業の歴史を縦軸にしながら、社会の変容も浮かび上がらせる企画展でした。
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花北観望会(2020年1月)

20200123hanakita.jpg 久しぶりに参加した花北観望会。
 残念ながら天気は曇り。天気予報どおりといえばそうですが、神戸を出るときには雲間から青空も見えていたので、少しばかり期待していました。世の中ままならぬもの。
 ということで、曇天プログラム。井上さんの2020年の天文現象とベテルギウスのお話。参加人数は少なめでしたが(そりゃ天気が天気ですし)、2月のタイの星空など多彩な話に花が咲きました。
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2020年01月19日

倉敷科学センター

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 友人たちと連れ立って倉敷科学センターへ行ってきました。目的はプラネタリウムです。3本続けて見ました。サザエさんか。

 倉敷のドームはパネルの継ぎ目が全く見えないもので、そこに映し出されるケイロンV投影機の星空も極めて自然な雰囲気。個人的には五藤光学研究所よりコニカミノルタの投影機のほうが馴染んでいるのですが、このケイロンVはほとんど非の打ち所がありません。
 また全天周映像を映し出すプロジェクタも鮮明で、階調を保ちながらもコントラストのメリハリもあり、軍を抜いたと言ってもいい高画質。五藤・ケイロンVの星空も全天周映像の画質も、現時点の最高峰の一つだと思います。
 癒やし系混じりの柔らかな語り口の三島さんと、方言も混じって飾らぬ雰囲気の石井さんの解説も、お二人のタイプが全く違って楽しい。

 最初に見たのは、「『はやぶさ2』小惑星リュウグウへ」。リュウグウパックが無茶苦茶鮮明で、上坂作品のファンならはHORIZONともども倉敷へ足を運んで損はありません。記者会見の場面など上手く折り込んだ構成で、地球帰還を前にはやぶさ2のミッションを振り返るのにちょうどよい内容です。

 次に見たのはLiVE作品「HORIZON」。映像が綺麗な上に、倉敷はドームの高さが低めで、スクリーンが近いので臨場感が半端ありません。ハッブルが天文台のドームで観測しているシーンなど、プラネのドームが天文台に化けたのではないかという雰囲気。これまで3回か4回見た作品ですが、全てのシーンが新鮮で改めて感動しました。

 3本目の「新しい宇宙」は2019年春のリニューアルのお披露目デモ的な内容で、投影機やシステムが好きな人にはどこが変わったのか、どこが新しいのか、どこが見どころなのか、美味しいところをつまみ食いできる内容。後半に星空案内が入るので、どの機能を使っているのか確かめながら投影を楽しむことができます。
 地上の景色を映し出す「デジタルスカイライン」が星空以上に気合が入っている勢いで、備讃瀬戸の船は動く、瀬戸大橋を渡る車も動く、そして橋を渡る電車の種類まで分かる(2階建てグリーン車をつないだ快速「マリンライナー」)。屋外の冷たい風が吹いてきそうな臨場感で、それがまた星空の臨場感を増す効果を醸し出しています。

20200119kurashiki006.jpg 私以外は倉敷初訪問のメンバーということで、常設展示も一通り見学。
 いろいろ見どころは多いのですが、H-Uロケットの第一段エンジンLE-7、新天体観測の大先達・本田實さんを紹介するコーナー、そして大正年間に倉敷に落下した富田隕石は天文ファンとして外せません。

 ただ企画展の中川達夫さんの写真展をじっくり見る時間が取れなかったのは残念。駆け足で見た中では劔岳と渡月橋の作品がお気に入りです。また機会があればゆっくり見てみたいです。
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2020年01月12日

軌道星隊シゴセンジャー冬場所

 だいたいこんな感じでした。本編ではシゴセンオーはメンテナンス中で、代わりに「しごまる」が出てきましたけど(だいぶ違うやん)。
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2020年01月11日

環天頂アーク

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 飛行機雲がたくさん出ているので空をよく見たら、きれいな筋状の雲がかかっていました。写真を撮ろうとして、環天頂アークが見えていることに気が付きました。
 上の写真で画面上方にうっすら虹のようなものが見えているのが環天頂アークです。
 画面下の太陽を取り囲むように出ているのは内暈。こちらも虹状に色がついていますが、内側が赤で通常の虹とは色の順番が逆。

20200111_arc01_s.jpg こちらは環天頂アークの拡大。肉眼ではもう少しくっきり見えていたのですが、iPhoneSEのカメラではこんなもの。彩度をこれ以上上げるとかえって嘘っぽい写真になってしまいます。一枚目の写真も空は本当は青空なのです。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 星空観望