2019年06月13日

水星・火星

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 2019年6月13日19:56(神戸市垂水区)。
 NikonD5500+16-85mmF3.5-5.6→31mmF5.6,ISO400,露出2秒

 日曜日に天文科学館のプラネタリウムを見たときに、夕空で水星が見頃と紹介されていたので、狙ってみました。日没直後から待機していたのですが、水星が見え始めたのは日没後30分…いや40分くらいだったでしょうか。

 絞りと露出の設定をいろいろ変えながら撮影したのですが、絶えず雲が流れていたので、雲が切れたところに水星がいる一枚を選びました。

 今回の水星の東方最大離角(太陽の東側に見える=夕方太陽が沈んだあとに見える)は6月24日で、夏至の時期と重なるため、比較的遅い時間でも水星を見ることが出来ます。

 なお水星は肉眼でもじゅうぶん見えますが、まだ薄明の残る時間帯なので、双眼鏡がある方が探しやすいです。ふたご座のカストル・ポルックスがよい目印になります。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(3) | 星空観望

多摩六都科学館(2月23日)

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 多摩六都科学館は東京都西東京市にあります。六都は小平・東村山・田無・保谷・清瀬・東久留米の6つの市で、共同で科学館を運営しています。このうち田無市と保谷市が合併して西東京市となり、今に至ります(科学館は元の田無市側)。

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 プラネタリウム投影機は五藤光学のケイロンII。「最も先進的なプラネタリウム」としてギネス世界記録に認定されています。
 このカテゴリーでは、日本科学未来館の大平技研「MEGASTAR-Ucosmos」(2005年)に認定され、2012年に多摩六都科学館の「ケイロンII」が更新しています。「最も先進的」とは抽象的なものさしですが、投影できる恒星数は認定当時いずれも世界最大。ただ星の数だけに留めず、LED光源を採用するとかの新基軸を含めた評価にしたものと思われます。
 見下ろすような傾斜の27.5m径大ドームは国内3位、世界でも4位の大きさです。

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 展示室から。おそらく実物大のスペースシャトルの機首部。1994年の開館当時は宇宙開発の花形でした。有翼タイプの再利用宇宙船が、後継機もないまま引退して今に至るとは当時は思いもしませんでした。

 岩石・鉱物の展示が充実していて楽しいです。地元にスポット当てたコーナーもあるので、身近なところから興味を持ち、深めるきっかけになると思います。私の故郷は関東平野とはいえ、河原には砂しかなく、地面を掘っても関東ローム層の赤土しか出ないところだったので、身近にいろいろな種類の岩石を見ることがなかったのです。興味をもつ機会と深めるきっかけになる場所があるのは素敵です。
posted by ふくだ at 23:44| Comment(0) | プラネ/天文台/科学館

2019年06月02日

プラネタリウム「大活躍!小惑星探査機はやぶさ2」

20190602akashi.jpg 明石市立天文科学館、6月のプラネタリウムは「大活躍!小惑星探査機はやぶさ2」。

 前半の星空紹介+後半の今月のテーマ解説という構成はいつもどおりながら、後半部分で全天周映像をメインにしたのは明石では珍しいというより初めてかもしれません。
# 投影機の真北の席は「ちょっと見えにくい」と案内されます。これもまた明石では珍しい。

 上映されるのは、これまでの運用や取得したデータに基づいて描かれた全天周映像「リュウグウパック」。これは「HATYABUSA -BACK TO THE EARTH-」や「HAYABUSA2 -RETURN TO THE UNIVERSE-」を作成してきた上坂浩光さん率いるLiVEが、はやぶさ2のミッションを追うようにリリースしている短編作品です。
 全天周映画を一本作るとなると、相当の長い時間がかかってしまうので、なるべくリアルタイムに近い形ではやぶさ2のミッションを紹介できるよう、節目節目ごとに公開され、各地のプラネタリウムのはやぶさ2番組に取り入れられています。

 今回の明石では「リュウグウ到着」篇と「タッチダウン」篇が使われていているようです。
 はやぶさ2はリュウグウに1年半弱滞在する予定で、現在進行系で探査が進んでいるので、1ステップごとに情報が出てきます。リアルタイムの情報を知ることができる素晴らしさはあるのですが、全体をつかみにくい状況でもあります(贅沢な話ですが)。

 今回は「リュウグウパック」で、リュウグウ到着後にはやぶさ2がやってきたことを、一連の流れとして見ることができます。映像は上坂さんの手によるものですから、迫力満点で考証もばっちり。繰り返す降下運用、そして緊迫のタッチダウンの瞬間に震えろ!(震えた)。

 直近のインパクタによるクレーター形成実験以降は、リュウグウ到着前に作成されたミッション紹介動画になりますが、こちらはほぼ予定通りに成功したため、リュウグウ表面の描写以外は今見ても違和感はありません。

 ローバーの投下やクレーター形成実験の観測画像は、解説の中でJAXA公開の画像が紹介されます。この辺のフォローはさすが生解説。
 解説の担当者ごとに少しずつポイントが違うお話が消えるのはいつも通り。時間が許せば複数回、投影をご覧になられると面白いと思います。

 写真は2階のロビーに展示されているリュウグウの模型。スケールは1/10,000ですから、1cmが100m。それほど大きな天体でないのが分かります。実際のリュウグウは炭素質でほとんど真っ黒なので、塗りたい……
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 明石市立天文科学館