2018年04月29日

観測ロケットMOMO2号機 1/100ペーパークラフト

 インターステラテクノロジズ(株)の観測ロケット「MOMO」のペーパークラフトです。手前が2号機、奥が初号機です。

 インターステラテクノロジズは北海道大樹町に拠点を置くベンチャー企業で、液体燃料ロケットの開発を行っています。
 「MOMO」は高度100kmの宇宙空間到達を目指した観測ロケットで、2017年7月に初号機が打ち上げられましたが予定高度に到達せず、現在2号機の準備が進められています。当初は4月末の打ち上げを予定しましたが、バルブ駆動用の窒素ガスが漏れるトラブルがあり、機体改修のために夏以降に延期されました。

 ロケットの全長は10m、JAXAの観測ロケットSS-520とほぼ同じ規模ですが、SS-520が固体燃料ロケットなのに対し、MOMOは液体燃料ロケットです。インターステラテクノロジズは安価な輸送手段としての小型ロケットの開発を進めていて、将来的には小型人工衛星の軌道投入を目指しています。
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2018年04月28日

HORIZON〜剣の山 上坂浩光監督作品上映&トークショー

 神戸アートビレッジセンターにて開催された「HORIZON〜剣の山 上坂浩光監督作品上映&トークショー」に行ってきました。
 「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」以来、質の高いフルドーム映像を送り出し続けている上坂さんの作品ですが、上映がドームスクリーンに限られることから、観る機会が限られてしまいます。今回、関西のファンを中心とした有志による平面版(つまりは映画館のスクリーンで映せるように再編集したバージョン)の上映会が企画され、これは見逃すわけにはいかぬと参加してきました。

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2018年04月22日

オートガイダー M-GEN その2

 自宅前でのテストはしましたが、暗夜での撮影は初めて。
 設定の方法をすっかり忘れていて、マニュアルを見ながら操作します。
 難しいことはないのですが、ディスプレイの表記が英語なので、いちおう一つ一つのステップを確認して進めます。慣れればマニュアルを見ずともこなせる程度。



 2018年4月22日(兵庫県神河町)。NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO1600 露出5分(M13)ISO800 露出5分(M57) ビクセンAP赤道儀+M-GENにて追尾。画像中央部をピクセル等倍で切り抜き。

 星がたくさんある場所なら精度の確認をしやすいだろうと選んだのが球状星団M13。
 5分露出でも問題なし。10分でも大丈夫。miniBORG60EDを使った撮影は、ガイドの精度に関しては、この日の撮影では一度もエラーがありませんでした。




 2018年4月22日(兵庫県神河町)。NikonD5500+ボーグ77EDII+1.4倍テレコンDG(f=714mm,F9.3)。 ISO3200 露出5分(上)露出10分(下) ビクセンAP赤道儀+M-GENにて追尾。画像中央部をピクセル等倍で切り抜き。

 続いて鏡筒をBORG77EDIIに載せ替えての撮影。こちらは1.4倍エクステンダーをつけて焦点距離714mmでの撮影。
 M13はうまく行ったのですけど、M57は下にブレたような突起があります。ガイドミスなのかシャッターブレなど他の振動などに起因するものかは分かりません。こちらの原因はもう少し詰める必要あり。
 実はオートガイダー導入前のminiBORG60EDもバランスウェイトの数まで調整して安定して撮影できるようになったので、重さの違うBORG77EDIIの場合も、どこに原因があるのか、いちいち切り分けて考える必要があります。とはいえF9.3の暗さで直焦点撮影することもまずないだろうなあ。

 M-GENは撮影対象を変えるたびにキャリブレーションをする必要があるのですが、それを忘れた際の挙動がこれ。miniBORG60EDとBORG77EDIIではM-GENの取り付け位置が90度近く回転していたので、いろいろおかしくなってしまったのだと思います。キャリブレーションさえきちんとすれば、こうはなりません。

 一方で、ガイドの精度が良すぎるゆえの課題もあります。
 これまでは複数枚の撮影では少しずつ視野がズレたために、撮像端子のホットピクセルに起因するノイズがコンポジット時にキャンセルされていたのですが、M-GENのガイドの精度が良いために、これらのノイズも残ってしまいます。基本的にはダークフレームを撮影して減算するしかなさそうです。
 M-GENには「ディザリング」と呼ばれる、あえて少しずつ視野をずらして撮影するモードも搭載されているのですが、K-ASTEC/協栄産業が用意しているカメラコントロースケーブルはD5500に対応していません。はてさてどうしたものか。
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オートガイダー M-GEN その1

 今回導入したのは協栄産業扱いのオートガイダーMGEN-75GSSセット。M-GENにコーワのCマウント75mmレンズを組み合わせたものです。

 M-GEN本体にレンズは付属せず、手持ちのレンズと組み合わせて使います。
 Cマウント75mmですばるの主要部が収まる程度の視野。
 元々自宅で余剰気味のミニボーグ50を使うつもりでしたが、75mmでそれだと、ミニボーグ50の250mmの焦点距離では視野が狭くなりすぎ、ガイド用の星を見つけるのが難しくなることが想定されます。若干、高価になりますが、ここはショップのセットを使うことにしました。

 M-GENの電源はDC12Vが必要ですが、消費電力は少ないので、USB接続のDC5VからDC12Vに昇圧するケーブルで給電します(協栄産業扱い)。スマホ用のモバイルバッテリーが使用でき、同じくモバイルバッテリーで動作するAP赤道儀と電源を共用できます。電源が軽量で済むのは地道にすばらしいところ。

 架台への取り付けはビクセンのファインダー台座互換のアリガタを使用(コスモ工房製)。プレートへのレンズの固定はM6ネジ一本になりますが、ビクセンのファインダー台座が付いている鏡筒なら簡単に脱着可能になります。
# 協栄産業ではアルカスイス規格のアリガタ/アリミゾを扱っています。

 マニュアルは日本語の取説が2冊。ただし完訳ではなく、必要最低限の部分を抜き出したもの。
 最初は「クイックスタート編」を読み始めたのですが、結局「実践編」も目を通す必要があり、分かりやすいとは言い難いのですが、起動して設定・可動させるくらいなら問題ありません(オートガイダーを使おうという時点でそこそこの知識はあるはず)。
 コストの都合もあるでしょうが、マニュアルは完訳版がほしいところです。

 2018年3月25日(兵庫県神河町)。NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO100 露出8分18秒 ビクセンAP赤道儀+M-GENにて追尾。画像中央部をピクセル等倍で切り抜き。

 届いた晩に自宅の玄関前で試験撮影してみましたが、極軸をコンパスであわせた程度でしっかり星が点になっていたのには感動しました(局軸合わせの精度が低い分、画像周辺は回転してましたけど)。
 後は実際に暗い空のもとでの撮影ということで、今回に至ります。
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星見行(4月21-22日)

 一ヶ月ぶりに星見遠征。
 週末の天気が良さそうとのことで、急遽、友人と誘い合わせて出発しました。月齢5の月が日付が変わる直前まで残っていましたが、月没後は透明度もまずまずの良い星空でした。
 一人の遠征だとコンビニで夜食買って済ませちゃうのですが、アウトドア好きの友人がコーヒーやカップ麺を用意してくれたり、お菓子を用意してくれる友人がいたり、天の川の下でお茶会・お食事会の楽しい一夜でした。

 はくちょう座の北アメリカ星雲。
 2018年4月22日(兵庫県神河町)。NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO2000 露出8分×4枚合成 ビクセンAP赤道儀+M-GENにて追尾。

 今回から撮影機材にオートガイダーM-GENを加えました。今回はそのテストも兼ねての撮影。
 これまでAP赤道儀は400mm弱の焦点距離でだとノータッチ2分の露出が限界でしたが、これを大幅に伸ばすことが出来るようになりました。
 北アメリカ星雲はHα光を出しているので赤く写るのですが、D5500はHαの感度が低いせいか、赤い散光星雲がマゼンタ色調で写ります。もう少し露出を伸ばせば星雲が濃く写るのかもしれませんが、Hαの星雲の写りはそもそも赤外カットの改造デジカメには敵いません。はてさてどのあたりの描写を目指したものか。帰宅して寝る前に処理しましたが、背景の空がマゼンタ寄りになってしまったかも。

 2018年4月22日(兵庫県神河町)。NikonD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO2000 露出8分×3枚合成 ビクセンAP赤道儀+M-GENにて追尾。

 こちらはM8・M20。南天は阪神〜姫路方面の光害が残り、コントラストが落ちますが、明るい星雲なのでまずます写ってくれます。
 北アメリカ星雲もM8・M20も、今回は処理の手数を少なくしていますが、もう少し追い込んでもよいかもしれません。
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2018年04月20日

テレビ東京「執事・西園寺の名推理 第2話」

 ふだんサスペンス物を見ることはないのですが、殺害されるのが天体望遠鏡メーカーの社長とあっては放っておけません。
 テレビ東京系(関西だとテレビ大阪)で放映中の「執事・西園寺の名推理」の第2話のこと。
 主人公の執事・西園寺が現実を突き抜けた完璧超人ぶりで、上川隆也の演技もほぼサイボーグ。これ主人が八千草薫だから成立するんだろうな。

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2018年04月15日

TOOGE 月のランプ

 TOOGE 月のランプをお迎え。
 橋本麻里さんのツイートで知っていたのですが、ポラリスで現物を見て、即、購入を決めました。

 大きさが直径20cm、18cm、15cm、9cmの4種類で、我が家にやってきたのはポラリスと同じ18cm。
 で、実物見て決めたはずなんだけど、届いてみると思ったより大きかった。シンプルな部屋だと18cm径で合うんだろうけど、我が家は割とゴチャゴチャしてるから、18cm径だと大きく感じてしまうのかも。これなら15cm径でよかったかもしれませんが(価格も半分くらいで済む)、まあ「思ったより小さかった」て思うよりはよいか。

 発光は白・黄の2種切り替えで、両色とも無段階調光可能。電源はUSB充電のバッテリーで、一度充電すると軽く一晩は持ちます。最も明るくするとライトの側なら本くらい読めそう(試してないけど)、月の形を楽しむだけなら暗くした状態で充分。

 点灯すると天文ファンの私が満足する程度に月なのですが、3Dプリントの樹脂の厚みで明暗を表現しているので、「月の海」の部分は厚く盛り上がり(実際の月の海は巨大クレーターなので標高が低い)、クレーターの形も明瞭ではなく(クレーターの縁を明るく見せるのにおそらく内側から薄くしているので、表面上は凹になっていない)、消灯時の造形は実際の地形とずいぶん違って教材的な月球儀としては使えません。
 あくまでライトとしての見栄えを追求した形状で、これはこれで面白いです。
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2018年04月14日

プラネタリウム「今はなき星座たち」

 明石市立天文科学館の2018年4月のプラネタリウム「今はなき星座たち」。
 星座の歴史を辿りながら、現代に受け継がれなかったユニークな星座たちを解説トークたっぷりで紹介しています。井上さんの投影を見ましたが、絶好調なお話ぶりでした。
 しかし、大好きな動物を残してもらえなかったラランドさん不憫…(苦笑)

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2018年04月12日

ポラリス「星×桜展」

 ポラリスプラネタリウムボックスで開催中の「星×桜展」を観てきました。
 「ポラリス」は大阪・難波の近くにあり、商業ビルの一室に大平技研のメガスタークラスを置いたスペースで、時間貸しで一人で楽しむも大勢でパーティーするもよしというフリーダムな場所。

 今回はここをギャラリーとして、星と桜をテーマにした作品展が行われました。
 ポラリスがどんな場所かも見たかったので、仕事帰りに足を伸ばしてきました。

 作品は写真、小物、絵画、立体造形と多彩。工作好きとしてはペーパーランプに心惹かれましたが、人気の品物らしく、販売分は完売とのこと。じっくり観察すればどうやってつくったか分かるのですが、でも、心に描いた景色を形にされるという一歩を踏み出すのが素晴らしい。天体写真にしても記録に残す写真はとっても記憶に残すような写真はなかなか撮らないもんな、私は。

 会場に詰めていたスタッフの方がたまたま以前にお会いした方で、色んなお話もできて、 仕事帰りのひと時、素敵な時間を過ごすことができました。
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2018年04月08日

記念講演会「ジブリイベントプロデューサーと飛行機のプロが語る『ジブリ作品の飛行機達』」

 ジブリの大博覧会の記念講演会。
 トークショー的な雰囲気で、青木貴之氏(スタジオジブリ)を進行役に、渡辺律氏(新明和工業)、矢部俊男氏(森ビル←建築家で大の飛行機好き/大叔父は川西飛行機のエンジニア)の2人が飛行機の話をする展開ですが、矢部さんが半分以上しゃべっていたような。

 新明和工業は川西飛行機の後進で、パッカー車や立体駐車場、飛行場の搭乗橋を手がけていますが、救難飛行艇US-2の製造元でもあります。
 「紅の豚」では飛行艇や水上機が大活躍することから、「兵庫展ではぜひ新明和さんを招いてなんかやりたい」と今回の企画に至ったそう。もっとも話の中身が極端にマニアックにならないようにバランスをとるのに苦慮されたそう。

 面白かったポイントをいくつか。
 「紅の豚」のポルコとカーチスの飛行機、空中戦で有利なのはカーチス。エンジンが胴体の軸線にあるカーチスのほうが、旋回性能は優れているはず。互角の戦いになったのは、腕の差と、ポルコの飛行機は直前にエンジンを換装したのと、翼を新設計のものに変えたのが功を奏したのではないか。小型の飛行機は飛行艇から水上機に移行する時代でもあり、ちょうど両者拮抗した性能だったのだろう。

 新明和の渡辺さん、ジブリ作品の中で一番好きな飛行機は「紅の豚」のダボハゼとのこと(マンマユート団の飛行機)。あれが一番現実の飛行艇に近くて飛びそうなんだそうです。「何回かは飛べると思います」とおっしゃってましたが、何回か飛んだら壊れるんかい(苦笑)。
# 海面とはいえ時速100kmで「胴体着水」だから、毎回相当な衝撃がかかるそうです。新明和の飛行艇の特徴である波除け装置をちゃんとPRされてました。

 質疑応答から。
 ラピュタの「フラップター」は実現可能なのか。
 →ラジコンなら作って飛ばしている人がいる。でもフラップターは「昆虫」の飛び方で、あれが通用するのは15cmくらいまで。それを越えると空気の振る舞いが変わって、「鳥」の飛び方が必要になる。だから人が乗れる大きさとなると大変。フラップターは加速時にロケット(ジェット?)エンジンの噴射をしているが、あの描写は現実的。

 ハウルの動く城に出てくる羽ばたき飛行機は飛ぶのか。
 →細かいことを気にしなければ飛ぶのは飛ぶと思う。でも、この場の話を正しいとは思わないで(笑)。
# あれは魔法が使える世界の乗り物なので、科学で説明できない動力源を使ってるでいいんじゃない?

 ラピュタの「ゴリアテ」は実際に飛べるのか。
 →飛行船であれば飛ぶはず。でも宮崎監督は内部構造まで描いてないから飛行船とは断言できない。撃沈場面のセル画では飛行船っぽいけど、粗い絵なのでなんとも。

 いやみなさん、そこはアニメなんだし、いいじゃないの、嘘が混じっていても(苦笑)。
 個人的には「紅の豚」に絞って飛行艇と水上機のマニアックな話に絞ってもらっても良かったのですが、たぶん付いてこない人がほとんどになちゃうから、このくらいの加減でよかったのかもしれぬ。
posted by ふくだ at 23:46| Comment(3) | 博物館や美術館