2017年04月30日

こうの史代作品展

 近鉄百貨店上本町店のこうの史代作品展を観てきました。
 カラー原画の淡く繊細な色使いがすてき。ぴっぴら帳が個人的なお気に入りです。コミック読みたいんだけど、古本でしか入手できないんよね。
 鉛筆やらポールペンやら筆やらいろんな画材を使われてるのも面白いです。この世界の片隅に「りんどうの秘密」は本当に口紅で描かれとりました。
posted by ふくだ at 23:47| Comment(0) | 博物館や美術館

AP赤道儀導入 その5 378mm2分ノータッチは大丈夫

 AP赤道儀導入 その1
 AP赤道儀導入 その2 極軸望遠鏡
 AP赤道儀導入 その3 実地テスト
 AP赤道儀導入 その4 星空デビュー
 AP赤道儀導入 その5 378mm2分ノータッチは大丈夫←ここ

 星見に出たのに合わせて、AP赤道儀の追い込みです。
 前回は振動でブレた写真を量産したので、今回は対策の効果を測るのも兼ねています。
 明らかに効果があったのはバランスウェイトの増量。ミニボーグ60EDならAP赤道儀付属の1kgのウェイトでも重すぎるくらいですが、さらに借り物の1.5kgのウェイトを追加。バランスは悪くなるのですが、シャッターブレは激減し、2分のノータッチガイドでは51枚中43枚が許容範囲の星像に収まりました。前回が成功率半分くらいでしたから、大きな進歩です。
# あとは前回は強風吹き荒れる天候でしたが、今回は風が弱かったのも利したと思います。



 ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(口径60mm,焦点距離378mm,F6.3)ISO 6400 WB晴天 露出120秒×8枚。
 下はうち1枚の中央部の原寸大切り出し。これなら問題なし。

 

 ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(口径60mm,焦点距離378mm,F6.3)ISO 6400 WB晴天 露出120秒×12枚。
 下はうち1枚の中央部の原寸大切り出し。こちらも問題なし。

 成功率84%ということは、10枚必要な場合は2枚多めに撮っておけばよいわけで、ずいぶん気が楽になります。次回は露光時間を3分以上に伸ばしてみたいと思います。

 あと極軸望遠鏡。自分で取り付けて芯出し作業を行ったので、どこまで精度が出ているか不安だったのですが、これなら問題なさそう。次回以降は安心していろいろ試すことができそうです。
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星見行(4月29-30日)

 珍しくも2週続けての遠征(珍しいというより初めてかも)。途中で友人をピックアップ、現地でもう一方合流。

 今回は風も弱く、ずいぶん楽に過ごせました(前回比)。朝まで雲ひとつ湧かず、低空に若干霞がかっていましたが、じゅうぶん綺麗な空でした。

 右写真は薄明に消え行く天の川。発色鮮やか目の補正をかけています。(写真はクリックで拡大します)

(共通データ)
2017年4月29日(兵庫県神崎郡神河町)ニコンD5500+ミニボーグ60ED+1.08倍マルチフラットナー(口径60mm,焦点距離378mm,F6.3) ビクセンAP赤道儀にて追尾(ノータッチガイド)、いずれもjpeg画像をリサイズ、トーンカーブ処理済。
# RAWも撮影したのですが、今ひとつ処理の方法が分かっていませんので、今回もjpeg画像にて。

 北アメリカ星雲。
 ISO 6400 WB晴天 25:14〜 露出120秒×12枚コンポジット(写真はクリックで拡大します)。
 先週はチャレンジしながら撮影できなかった対象です。デネブのそばにありますが、眼視では見えないので、星図とにらめっこしながら、視野に入っている星を目印に構図を決めます。
 120秒露出ならノータッチガイドの成功率高いので、次に機会があればもう少し露出を伸ばしてみるつもり。

 網状星雲。
 ISO 6400 WB晴天 27:25〜 露出120秒×12枚コンポジット(写真はクリックで拡大します)。
 先週は薄明の中で1枚しか撮れていなかった対象。やはり眼視では見えないので、試写を繰り返して構図を決めます。ISO25600設定でも30秒かけないと写らないほど淡いので、シャッター切って30秒待って、モニタを見て望遠鏡を動かし……の繰り返しで、視野を少し動かすにも1分弱かかるので、構図を決めるまで時間がかかります。

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2017年04月29日

ひよっこ 奥茨城編終了

 NHK朝ドラの「ひよっこ」を観てます。
 この土曜日で奥茨城編終了。期待しないで見始めたドラマでしたが、どっぷり浸かってしまいました。出勤前の貴重な時間に涙を乾かす時間を返せ。
 
 茨城が舞台、高度経済成長期の集団就職、ヒロインは有村架純という時点で、ぜんぜん期待していませんでした。
 私の田舎からは遠いし、それはともかくドラマのネタになるような名産品も伝統工芸もないところなので、ちゃんと話になるんかという心配がひとつ。茨城はただでさえ「魅力度ランキング47位」なのに、奥茨城は本当にただの農村。伝統芸能もなければ面白い祭りもない。谷田部家もただの稲作農家で父ちゃんも母ちゃんも地元の出身。これでどうやって話を作るんだ。

 NHKの朝ドラは新進の女優を起用することが多いので(例外も多々ありますが)、別作品とはいえ朝ドラで売れっ子になった有村架純を使うのは新鮮味がない。
 高度経済成長期を扱うのも今さらという感で、今回の主人公は何かになりたいわけでもなく、家庭の事情で稼ぎに行くための上京。先の展開の芯になるものがまったくない。

 と思っていたのですが、完全に裏をかかれました。
 奥茨城って本当ただの農村で、ウニもいないし琥珀も出ない。谷田部家に至ってはただのありふれた稲作農家。父ちゃんも母ちゃんも地元の出身。これほど普通な設定はちょっとめずらしい。みね子だって、何かなりたい職業も夢も持ってない子で、普通の朝ドラだと夢を持って上京して物語が進むものですが、今回は家庭の事情で稼ぎに行くために上京するわけで、先の展開の芯になるものがまったくない。

 基本的には普通の人々の普通のくらししか描いていないのですが、日常生活の中のちょっと嬉しかったり、ちょっと不安だったり、ちょっと素敵だったり、ちょっと悲しかったり、そんなエピソードを拾ってつなげて重ねて、奥茨城の人々の心根と人のつながりをふんだんに描き上げました (唯一ふつうでないとこは、出て来る人々がことごとく善人だらけってことだけど、そこはまあ、ドラマだから)。
 主人公と幼馴染とその家族にはすっかり思い入れを持ってしまったなあ。奥茨城編終盤はほとんど毎日、涙腺突っつかれてた気がします。

 みね子と時子と三男の3人を上手く掘り上げたよなあ。気がついたらいつの間にか3人の家族模様まで入ってるんだもんね。汽車の中で3人の弁当見ただけで家族の顔まで思い出しちゃうって、これは今までの演出の積み重ねだよな。
 特に三男。最初の週は女子高生2人の添え物だったのに、青年団で演説ぶちかましたところで見てる人の心を掴んで、今週はひたすらご飯お代りするだけで泣かせるやつにまでなりよった。柴田理恵もほんとに味のある田舎の母ちゃんで、今日の三男のお弁当のウサギのリンゴでとどめ刺されたわ。

 あと個人的にはテレビからお国言葉が聴こえてくるのが面白い経験。
 奥茨城村は茨城県北西部で細かい場所は絞らない設定ですが、方言は県央(水戸の辺り)を元にしたクセのない茨城弁になっています。どこの方言でも細かい地域差はあり、県北の言葉を完全再現すると県南の私でも聞きにくい言葉があるかもしれません。まして他地域の人には字幕のいるドラマになってしまうと思うので、雰囲気が分かる範囲にアレンジするのは理解できます。

 今作の出演陣の茨城弁は総じて雰囲気が出ていて、たまに「ああ、こういう言い回しするわ」とハッと懐かしくなることが多々あります。羽田美智子の茨城弁が抜群にこなれてて、何でだと思って調べたら私の田舎の隣町の出身でした。ネイティブなら仕方ない。
# とはいえ県央の言葉と違うので方言指導で直されることがあるそうです。

 父ちゃん役の沢村一樹の茨城弁もいい感じだなあと思っていたのですが、こちらは芸人の赤プルのネタを聴いて覚えたそうで、赤プルも私の田舎の隣町の人なのです。何ていうか、自分の耳でも細かい差を聞き分けているのがびっくりです。

 主人公と幼馴染の2人の関係が、家族模様も含めて丁寧に描写されてきただけに、舞台が東京に移って、奥茨城の出番が減るのがちょっと寂しくもあります。東京編も引き続き面白いドラマでありますように。
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ひよっこ 第4週「旅立ちのとき」

 朝ドラ「ひよっこ」第19回。父帰らずの正月。父ちゃんがいなくても餅をつき、年越しの準備をする。寂しいような気もするけど、父ちゃんが出稼ぎに出始めてからは毎年の光景で、ただ一つ違うのは大晦日のバスに父ちゃんの姿がなかったこと。

 最後まで事情を知らない弟の進に父ちゃんの話をするのはみね子になるんか。それは母ちゃんか爺ちゃんの役目じゃね、と思ったら、あとから母ちゃんみね子に詫び入れるのな(涙)
 あ、いや、直接にはみね子の上京の決意のことなんだけど、一家のことまで娘に背負わせる羽目になっちゃった母親と、状況を考えて当然自分の役目だって認識してる娘が、互いを思いやってるのがね。何気ない場面のはずなのにね。

 現金持ってきた君子ですが、当然母ちゃん受け取れるわけがなく。君子は単純に「谷田部家に今一番必要なもの」を考えた結果だけど、親友なだけに金のやり取りで人間関係が歪むことは考えてない。押し問答のあと怒った口調で「また来る」って言ったのはすぐに自分の間違いに気付いたから。たぶん自分に腹立てたんちゃうかな。
 自転車で20分かかる距離をカゴいっぱいに「お歳暮」担いでくるんだから見上げた根性である。さすがにお歳暮はつき返せないし、新巻鮭とか肉とかいちいち泣ける。
 冷凍冷蔵庫が普及する前は、内陸部で魚というと基本は干物やらの加工品で、現金収入のない農家が買うのはそれなりに大変です。肉もしかり(カレーに魚肉ソーセージ入れてるし。玉子は飼ってる鶏が産むから食べられるだけど、谷田部家ではごちそう扱い)。君子の正月くらい正月らしくという気遣いが伝わる。

 「お父ちゃん帰ってこなかったね」。もう覚悟はできてる子だと思ってたけど、心の奥底では父ちゃんの帰りを信じていて、そして叶わなかった。みね子も子どもの部分があるんだと、子どもの部分があっておかしくない年頃の子なんだと、見てるこっちも忘れてたよ。

 ねー。バス停で次郎さんに「あやまんなくていいよ」って言ったり、幼い妹弟を明るく家に連れ帰ったり、お年玉あげたりお父ちゃんのこと話したり、お母ちゃんのことを気遣ったり…ずっといいお姉ちゃんでいるみね子が、最後の最後で「お父ちゃん帰ってこなかったね」ですよ。月曜の朝からなんてラストを持ってくるんですか。

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2017年04月24日

AP赤道儀導入 その4 星空デビュー

 AP赤道儀導入 その1
 AP赤道儀導入 その2 極軸望遠鏡
 AP赤道儀導入 その3 実地テスト
 AP赤道儀導入 その4 星空デビュー←ここ
 AP赤道儀導入 その5 378mm2分ノータッチは大丈夫
 AP赤道儀、暗夜の下での初使用です。
 最初に戸惑ったのは極軸合わせ。神戸ではそれこそ天の北極付近に見える星は北極星しかないのですが、光害のない空だと、極軸望遠鏡の視野にも星がたくさん見えすぎて、どれが北極星だか分かりません。これは経験値を積むしかなさそうです。

 さて撮影結果。
(共通データ)
2017年4月22日(兵庫県神崎郡神河町)ニコンD5500 ビクセンAP赤道儀にて追尾(ノータッチガイド)、いずれもリサイズ、トーンカーブ処理済。
※写真はいずれもクリックで拡大します。

 ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(口径60mm,焦点距離378mm,F6.3) ISO 3200 WB晴天 26:38〜 露出120秒×4枚コンポジット
 M8干潟星雲+M20三裂星雲。
 カメラのファインダーであっさり見えたので撮影してみました。miniBORG60EDでの撮影。ノータッチ2分露出で6枚撮影して、星が流れていなかった3枚をコンポジット。

 ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(口径60mm,焦点距離378mm,F6.3) ISO 6400 WB晴天 26:10〜 露出120秒×2枚コンポジット 画像中央部をトリミング。
 M27亜鈴状星雲。街中でも見やすい惑星状星雲です。
 天の川の微光星の中でノータッチ2分露出で4枚撮影して、星が流れていなかった2枚をコンポジット。2分露出の場合、歩留まり1/2というところです。

 ボーグ77EDII+1.08倍フラットナー(口径77mm,焦点距離551mm,F7.1) ISO 6400 WBオート 24:30〜 露出30秒×2枚コンポジット 画像中央部をトリミング。
 M13球状星団。
 こちらはBORG77EDII+マルチフラットナー1.08×DG(f=551mm)。焦点距離550mmでも30秒なら星が止まってます。この日は強風でこれ以上は露出を伸ばす気になれませんでした。もう少し粘ってもよかったかもしれません。

 ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(口径60mm,焦点距離378mm,F6.3)ISO 6400 WB晴天 26:10〜 露出118秒×1枚。
 網状星雲。2分露出で3枚撮影したのですが、うち2枚はシャッターブレと思われるミスで、使える画像が一枚だけでした。薄明の中での撮影で、元画像は背景の空が青くなっており、かなり強めのトーンカーブ補正で背景をニュートラルグレーにしています。@yat_raさんにご指導頂きながら撮影したのですが、眼視で見ることの難しい天体を写したのは初めてで、デジカメの液晶モニタにうっすらベールが写ったのを確認した時はちょっと感動しました。
 
 自宅近くでテスト撮影した時は極軸が合っていないと思われるガイドミスが出て、極軸望遠鏡の調整を追い込めていなかったのかと思っていたのですが、今回の撮影ではその心配は無用だと分かりました。追尾に失敗したコマの多くはシャッターブレや振動を拾ったようなブレ(風の強い日でした)で、対策を取ればミニボーグ60EDでも3分くらいはいけるかもしれません。

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星見行(4月22-23日)

 明石市立天文科学館星の友の会のサークル、ほしとも天体写真部の星空撮影会に参加してきました。
 現地集合は18時でしたが、都合で21時に現地で合流。到着時には雲一つない透明度のよい星空でした。

 先月末に購入したAP赤道儀の実質的デビュー戦。今回は光害のない条件下でのテストも兼ねて、miniBORG60EDとBORG77EDIIも持ち込みました。
 また星座・星景写真用にソフトフィルターも購入したので、そちらも初使用です。

(共通データ)
2017年4月22日(兵庫県神崎郡神河町)ニコンD5500+ニッコール18mm F2.8D F2.8→3.5、ソフトフィルター(ケンコー PRO1D プロソフトンA(W))使用、いずれもリサイズ、トーンカーブ処理済。
※写真はいずれもクリックで拡大します。

 ISO1600 露出123秒 追尾撮影 22:03:47〜 WBオート
 西空に沈む冬の星座たち。
 フィルム時代はフィルムの樹脂層で光が反射してある程度は星が膨らんで写ったのですが、デジカメでは星はほとんど点にしか写りません。実際の星は点像なので正しい写り方ではあるのですが、星の光度差が分かりにくくなります。
 ソフトフィルターを使うと星が明るさに応じて大きく写るため、この弱点が改善します。ただ星の明るさを面積で示すのはプラネタリウム的な描写ともいえ、星が派手に大きくなると実感を損ねてしまいます。
 個人の好みもあり、何が正解かは難しいところ。ソフトフィルターを使うと星の色も分かりやすくなる効果もあります。私の知る範囲では藤井旭さんがフィルム時代からこの手の星座写真を先駆的に撮影されていたように記憶しています。
 ガイド撮影したので地上の景色が若干流れていますが、星空メインの写真なのでこの程度なら許容範囲かな。

 ISO6400 露出 15秒 固定撮影 25:29:46〜 WB晴天
 こちらは固定撮影。D5500はISO6400までならノイズが少ないので、それを利用して固定撮影で星を止めてみました。南天低くが明るいのは姫路方面の光害のため。さそり座の星の並びも分かりやすく、ソフトフィルターの効果がいい方に出たと思います。

 ISO6400 露出 15秒 固定撮影 25:32:41〜 WB晴天
 同じく固定撮影。手前にまだ葉の出る前の木を配して、狙ったような星景写真の夏の大三角。木の枝がぼやけているのはソフトフィルターのせい。強風の日でしたので、風の影響も多少はあるかも。

 ISO3200 露出 30秒 追尾撮影 27:32:06〜 WB晴天
 再びガイド撮影のさそり座と夏の天の川。ISO3200に落として30秒のガイドですが、ISO6400の15秒固定より全体的にノイズが少なくきれいです。地上の景色を優先するか星空を優先するかで使い分ける境界線といったところ。

 空の色は本来ニュートラルグレーですが、最近のはやりで青みがかった風に調整しています。地上の景色を入れた写真だと、この方が見栄えがするようです。鑑賞写真なのでこの辺りは雰囲気重視で。
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2017年04月22日

ひよっこ 第3週「明日に向かって走れ!」

 朝ドラ「ひよっこ」第13回。長子のみね子は見てるこちらがびっくりするくらいにいい子なんだけど、甘えられる友人がいてよかったなぁと、そんな所にホッとしてしまいました。

 バスの中で幼馴染2人に父ちゃん失踪の事実を伝えてますが、この2人も口軽いわけではないけど隠し事できなさそうなタイプだし、車掌さんも聞いてるわけで、奥茨城村の機密保持レベルを考えると今後が心配であります。(車掌さん気まずい顔してましたけど)
 頑張って元気にしてないとやってらんないというか、ふだん通りに過ごして待つことしか出来ないのに、みね子も母ちゃんもふだん通りそのものが大変ってのが、よく伝わってきまして……
 母ちゃんもみね子も家の中では弱音吐けなくなっちゃったので。

 「おしゃべりにきたよー」と現れる時子の母ちゃん(君子)。爺ちゃんがちょっと苦い顔して、君子が「違った、手伝いに来たよ―」と言い直すと、爺ちゃんがちょっと笑顔を見せる。今日に始まったことじゃないだろうけど、毎回こんなんなんだろうねこの人たち。

 幾度となく出てきた「大丈夫か? みね子」のセリフ。より茨城弁度を上げると「だいじか? みね子」になります。「だいじ」を「大丈夫」の意で使うのは茨城・栃木方言で、おそらく「大事ないか?」が縮まった表現。俺は大学生になるまで他地域で通じないのを知りませんでした。全国放送で再現されないのは仕方ない。

 「ひょっこりひょうたん島」の歌、先週月曜日、父ちゃんを見送る時に泣くなと子ども3人で確認してる時は「泣くのはいやだ笑っちゃおう」までなんだけど、土曜日にみね子が一人で歌ったときと、今日の放送で子ども3人が謳ったときは「進めー」まで歌うのね。「それでも前へ!」ってことなんだろうなあ。健気だなぁ。

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2017年04月16日

おんな城主直虎 第15回「おんな城主 対 おんな大名」

 女性が主人公の歴史もの大河ドラマは難しいのですが、今作は健闘しています。面白いです。

 それにしても井伊家。
 素直で単純で他人の裏を読むことは出来ない人たちばかりで、だからこそ地域では気のいい領主で、だからこそこうした小さな国衆が戦国の世で滅んでいったのだと分かりやすく示してくれます。知恵者兼憎まれ役担当の小野但馬も、井伊家だからこそ目立つ存在で、他家だと名もない一家臣レベルの人物です。
 昨年の「真田丸」の春日信達や室賀正武に当たるのが今回の井伊家なのでしょう。一族がみな優秀な人材だった真田家と違って、一族がみな普通の人だった井伊家。赤備えで名を馳せた両家ですが、2年続けての戦国もので、鮮やかな対比を見せています。

 直虎こと次郎法師はとにかく何の力もない主人公で、城主になるまで、いや、城主になってもしばらくの間は井伊家をめぐる重要局面で表立って活躍していません。それがまた現実に即した感じで面白い。
 長年お寺にいたおかげで、政治行政の経験値がゼロ。城主になってもミス連発トラブル続発で、そりゃ領主の娘ってだけで一族郎党を率いるのが無茶だというのが痛いほど分かるシナリオです。ていうか年末まで井伊家が生き延びることが出来るか毎週心配になるレベル。
 そんな中で子ども時代や出家時代のエピソードを拾いながら城主編の「直虎らしさ」を積み上げているのはシナリオの妙。

 井伊直虎はとにかく記録の少ない人ですが、今回はそれを上手く逆手に取っています。
 徳政令やら逃散やら、歴史の教科書に出てくるような庶民レベルの出来事を丁寧に描いて、中世社会を描き出しています。タイムスクープハンターを大河ドラマでやってる感。これ、歴史好きの人には面白いと思うのですけど、一般視聴者層はどうなんだろうと心配になります。

 第16回の予告編で寿桂尼さま倒れてたなあ。ていうことはそろそろ今川も。あぁ。
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2017年04月15日

ひよっこ 第2週「泣くのはいやだ、笑っちゃおう」

 朝ドラ「ひよっこ」第7回。ここまで出てきた地名とロケ地、関係先をおさらいしておきましょう(知らなくても大丈夫なつくりにはなってるドラマです)。
 「奥茨城村」は茨城の北の奥というくらいで、明確にここと絞れる設定になってません。谷田部家の外観や周囲の景色は高萩で撮ってるようです。まあ山の中に入るとあの辺みんなあんな感じ(適当)。

 父ちゃんの見送り、笑顔で頑張ったみね子と、結局泣いちゃう妹と弟。みんな健気でかわいい。お母ちゃんは、みね子が妹と弟に泣かないよう含んでいたのを聞いてたんだね。田舎の家の部屋はふすま一枚で仕切ってるだけなので、会話は割とバレバレですの(だから子どもたちも布団被って話ししてる)。

 それにしてもスリの話で締めるとは不穏な……

 あと「演じてる茨城弁」の聞きにくさはあるかも。一話だったか、弟が父ちゃんから貰った靴を破っちゃって、その理由を姉ちゃんに説明しているセリフは、なに言ってるか分かんなかった。泣きながらの長台詞だから、演じる方も聞く方も難しいよね。

 総じて方言は合格点だと思ってますが、じいちゃん役の古谷一行と、時子の母ちゃんの羽田美智子の茨城弁は全く違和感ないうえに聞きやすいです。その次は父ちゃん役の沢村一樹だな。上京した時の微妙な他人行儀感の茨城弁がすごくいい。方言指導の人すごいなと思う。

 おまんじゅうを重箱に入れるって感覚はなかったなぁ。福田家実家にも重箱あるけど、おせちの時に使うくらいで、後は棚に眠ったまま。すずふり亭のカツサンドは紙パックだったけど、この時代の奥茨城だとお店はともかく一般家庭はまだ使い捨てのパックが入ってきてないんだろうね。

 父ちゃんも後ですずふり亭に食べに来る気まんまんだから、重箱ごと置いていけるんだよね。お店の人たちも忙しいのに奥から顔出してお礼言うし、いい人たちすぎる。

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