2016年12月31日

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観測所雑記帳
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twitter/kazufukuda
 2009年9月から運用しているツイッターアカウント@kazufukudaのログです。twilogにリンクしています。
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塩屋天体観測所・掲示板
 2002年10月から2008年9月末まで運営していた塩屋天体観測所・掲示板の過去ログです(一部ログ録り忘れで欠損があります)。
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posted by ふくだ at 23:59| Comment(0) | 過去記事index

2016年12月29日

さらば国土地理院VLBI32mアンテナ

 つくば市の国土地理院にあるつくばVLBIアンテナ。32m径の電波望遠鏡です。
 VLBIは複数の場所から同じ恒星を観測するものです。天文では高解像度の星のデータを取ることが出来ますが、国土地理院では測量に応用して、観測地点の地上の座標を割り出します。
 数千キロメートルの距離をミリメートル単位で測位できるため、プレートテクトニクスで大陸が動いていることを直接観測できてしまうほど。

 つくばの32m鏡は1998年に完成。国土地理院の主のような存在感を示しているので、もっと昔からあった気がするのですが、18年ものなので一昔は経過しています。
# 野辺山45m鏡が1981年、臼田64m鏡が1984年。

 国土地理院では既に後継のVLBIアンテナを茨城県石岡市内に建設し、2014年10月に完成。2015年2月から私見観測を開始、2016年5月から本格稼働してつくば局と並行してデータを取ってきました。
 石岡局のアンテナ径は13mと小型ですが、より広く高い周波数までカバーし、記録速度も256Mbpsから16Gbpsと桁違いに強化。24時間連続運用も可能と何から何まで新世代です。

 つくば局は2016年末で役割を終え、年明けからの解体が決まっています。
 長らく親しんだアンテナの姿を見るのも、今回が最後となります。

追記)年が明けたら本当にチャッチャと解体が始まって、もはやディッシュの跡形もない状態です。中途半端に放置されるより潔くてよいですけど。
 http://www.spacegeodesy.go.jp/vlbi/ja/antscan/index.php
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 地図と地理と遠出

2016年12月28日

コスモプラネタリウム渋谷「BILLION SUNS」

 2016年のプラネタリウム納め。上映中の"BILLION SUNS"は欧州のピッパルコス計画と後継のガイア計画のお話。
 人工衛星からの観測で銀河系内の星の位置を正確に観測するミッションで、大気のゆらぎのない宇宙空間で観測したデータは、これまでの地上からの光学位置天文学を過去のものにしてしまいました。
 ヒッパルコス衛星のデータで作られたヒッパルコス星表は11万個、後に作られたティコ星表は100万個、さらに追加されたティコ2星表は250万個の星のデータを掲載しています。
# 確かメガスターはティコ星表を使っていたと記憶しています。

 位置天文学は地味な印象があるのですが、いうなれば銀河の国土地理院のような仕事で、地図にない新大陸を探すにはまずは高精度の地図がいるわけです。こういう計画を着実に代を重ねて進めるのがヨーロッパの強みです。

 なお最後の場面でソユーズロケットの打ち上げが出てきて、なぜにロシアのロケットが!? と驚いたのですが、よく見たら射場がバイコヌールではなくギアナでした。ESAのギアナソユーズでガイア衛星が打ち上げられたのです。全天周映像でソユーズが出てくるのは珍しいので、ちょっとお得な感じでした。
posted by ふくだ at 23:48| Comment(0) | プラネ/天文台/科学館

一等三角点「東京(大正)」

 日本経緯度原点のそばに一等三角点「東京(大正)」があります。
 一等三角点は全国に975点あり(2010年時点)、東京にはそのうち14点が置かれています。
# ちなみに兵庫県は21点、茨城県は22点。最多は北海道の223点。

 もともと明治時代(1884年)に一等三角点「東京」が設置され、日本経緯度原点が置かれた1892年に廃止。その後1923年の関東大震災の復旧に際して改めて設置されたものです。点名に(大正)が付いているのは明治時代のものと区別するため。
# 参考:東京都の三角点

 かつては合同庁舎の敷地だったので自由に見学できましたが、現在はアフガニスタン大使館の敷地内となり、立ち入ることが出来ません。もしかすると今後、一般人が見学できる機会はほとんどないのでは。

 実は2002年に訪問したことがあり、当時は50cm角ほどだったかのコンクリートの穴に入っていて、フタもされていました。フタを開けると大きなヒキガエルが冬眠中で、慌てて閉めたのを覚えています。

 当時の写真があれば紹介しようと思ったのですが、まだデジカメに切り替える以前で、本棚の何処かにあるはずのミニアルバムの何処かに……ちょっと出てきそうにもありません。
posted by ふくだ at 23:46| Comment(0) | 地図と地理と遠出

日本経緯度原点

 東京都港区麻布台二丁目十八番一地内。ロシア大使館の裏手、アフガニスタン大使館の脇に日本経緯度原点があります。
 三鷹に移転する前に国立天文台(当時は東京天文台)があった場所で、天文台の子午環の跡が日本経緯度原点になっています。

 経度:東経 139度44分28秒8869
 緯度:北緯 35度39分29秒1572
 原点方位角:32度20分46秒209
※茨城県つくば市北郷1番地内つくば超長基線電波干渉計観測点金属標の十字の交点の方位角

 2002年に世界測地系へ移行した時に数値が改定され、2011年の東日本大震災後にも測量が行われ、再改定されました。
# 震災後の測量はGNSS(Global Navigation Satellite System / 全球測位衛星システム)ですから時代の流れです。

 私は2002年に訪ねたのですが、それ以来14年ぶり。
 東日本大震災で27cm東に動いたそうなので、それを実感……出来るわけはないのですが、それが分かる測量制度がすごいと思うのです。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 地図と地理と遠出

2016年12月23日

冬至前後に影がつながる子午線標識

 明石市内の国道2号線沿い、明石子午線郵便局前に2015年12月に新しく子午線標識が出来ました。
 正式には歩道の花壇に立てられた「ボランティア・サポート・プログラム」のサインボード(看板)で、国交省が花壇の管理を行う市民グループと協定を結んだことを紹介するもの。この西側の支柱が東経135度子午線上にあります。

 冬至の前後は支柱の影が、北側にある明石子午線郵便局の駐車場に敷かれた子午線と一直線につながるように設計されています。
 2015年の冬至に除幕式が行われ、その日は晴天に恵まれたのですが、平日ゆえ私はお仕事。翌23日(天皇誕生日)に訪問したのですが、あいにく曇天。その週末には天文科学館が年末休館に入って、そのまま冬至前後を過ぎてしまいました。

 そして一度機会を逃すと一年待たねばならぬのが、この標識のおそろしいところ。

 ということで2016年12月に再挑戦しました。
 この年の冬至は12月21日でしたが平日。22日は代休でお休み取ってたのですが、雲が多くて断念(でも11時半頃から晴れた)。そして23日の天皇誕生日に出動です。

 11時50分。空の雲は少し多めですが、南中のときだけ晴れてくれたらいいので、なんとかなりそう。ていうか、なってくれ。

 南中時刻は正確には正午でなく、11時59分。明石では正午に太陽が南中するんでないかと言われそうですが、均時差があってこの日は1分弱早くなるのです(年間の平均を取るとぴったり正午になります)。

 そして、来ました!1年越しにミッション完遂。
 冬至前後の休日で正午の前後に晴れないと見ることが出来ないので、地味に難易度の高いミッションでした。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 日本標準時子午線

2016年12月18日

真田丸 その11(了)

 大河ドラマ「真田丸」終了。「軍師官兵衛」以来2年ぶりの完走です。
# 今世紀に入ってからは「新選組!」「功名が辻」「平清盛」「軍師官兵衛」そして「真田丸」で5作目の完走。

 三谷幸喜は「新選組!」に次いで2作目の大河ドラマでしたが、前作の経験は十分に活かした内容だったと思います。
 とにかく第1回から休む間のない展開。もちろん箸休め的なエピソードもあるのですが、全体的にノンストップで走りきりました。
 「新選組!」では前半の10話ほどは主要登場人物一人一人にスポットを宛てた人物紹介回で、それゆえその後の群像劇が盛り上がったのですが、なにせ新選組が誕生したのが第25回というスローペースで、展開の遅さに焦れて脱落した人もいたでしょう。

 「真田丸」も武田氏滅亡から天正壬午の乱(およそ半年ほど)で10話を使うスロースタートですが、この間の真田氏は武田・織田・徳川・北條・上杉の大大名に翻弄され、表裏比興ぶりを存分に発揮するめまぐるしい進行。
 また舞台が大阪に移ってからも、真田信繁(幸村)が豊臣秀吉の馬廻り(側近)に就いていたという近年の学説を取り入れて、豊臣政権の光と闇を側面から描きました。

 特に秀吉と家康の描き方が新鮮でした。
 サイコパス(他にうまい言い方が思い浮かばない)として描かれた秀吉。とにかくおっかない人物でした。寧々の「天下人になって変わったのではない、昔から恐ろしい人だった」という台詞が秀逸。最近の研究では意外に常識人だった信長と、規格外の秀吉、やっぱり常識人の家康ということになりつつあるようです。認知症と解釈した晩年の秀吉もよい描写でした。
 そして家康。とにかく生き延びることだけを考えていた人物が気がついたときには天下に手が届きそうな位置にいたという設定。敵役だしラスボスなのに、どこか嫌いになりきれない。関ヶ原の後は悪役的表現が増えましたが、最終回、覚悟を決めて幸村と対峙するシーン、創作と分かっていながらも良い場面でした(家康のほうがカッコいいと思った人もいたのでは)。

 主人公が話を引っ張らない大河でしたが、なにせ真田信繁が活躍するのは大阪の陣の半年間。それまで何をしていたのかよく分からない(史料が少ない)人で、そこをスーパースターに仕立て上げるのではなく、度胸も愛嬌もあるけど少なからず失敗もする人物として、歴史の傍観者の立場(視聴者目線に近い形)で描いたのが良かったのだと思います。

 時代考証に当たった学者が、それぞれネットで発信を続けていたのも面白い試み。平清盛でもありましたが今回は際立っていました。
 物語のどこまでが史実を反映した部分で、どこからがストーリーの事情でこのような描き方になったのか。あるいは通説ではこうだけど最近の研究で明らかになった事実を踏まえてこうしました。そうした発信がいちいち面白く、また三谷幸喜が歴史好きということもあって、物語と考証が上手く噛み合ったドラマになりました。

 現代言葉を多く用いた言い回しは評価の難しいところ。実は時代劇の言い回しは明治以降に作られたものが多く、戦国時代の言葉を再現すると、現代人がまともに聞き取れるものではなくなってしまいます。公の部分は時代劇調に、プライベートなシーンは現代言葉調に使い分けていましたが、慣れるまでは違和感が残ったのも正直なところです。
 そういえば方言は豊臣家の尾張方言くらいでしたか。播州弁の後藤又兵衛とか(違和感なさそう)、東北弁の伊達政宗とか(違和感なさそう)見てみたかったかも。

 あとは物語に勢いがありすぎて、しみじみできる余韻が少なかったかなぁ。これはほとんど言いがかりですが。

 真田ものには「真田太平記」という金字塔がありますが、「真田丸」はそれに伍する傑作となりました。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(2) | 読書録・映画録

2016年12月11日

高松城(香川県高松市)

 四国の玄関口、香川県高松市の高松城。瀬戸内海に面した平城で海水を濠に引き入れて軍船の出入りを可能にしている海城でもあります。城主の高松松平家は徳川光圀の兄、松平頼重が藩祖で水戸藩と縁があります。

 現在は周囲を埋め立てられて、主要部の一部が玉藻公園になっています。写真は三の丸南東隅の艮櫓。南東の隅なのに艮(丑寅=北西)とは如何に、ですが、元々は太鼓櫓が建っていた櫓台に別の場所にあった艮櫓を移築したもの。

 奥の一段高い石垣が本丸の天守台。三重四階の四国最大の天守が建っていました。本丸はかつて島のように独立した曲輪でしたが、現在は西側の堀が埋められて地続きになっています。パワーショベルがいるのは南側の濠で、元々は水濠ですが何かの工事が行われているようです。

 大きく写っている櫓台は本丸の地久櫓跡。手前は以前は濠でしたが、現在は鉄道の路線敷となっています。

 現在の高松城は、城の西側と南側を琴電琴平線に囲まれていて、市街側から写真を撮ると必ず架線が写り込んでしまいます。というか電車も写り込んできます。
posted by ふくだ at 23:46| Comment(0) | お城

高松市こども未来館

 11月23日にオープンした高松市こども未来館
 新設されたプラネタリウムにカール・ツァイス社の小型機ZKP-4 LEDが導入され、国内11機目のツァイス・プラネタリウム館となりました(現存10機、稼働5機)。

 これはいつか行かねばなるまいと思っていたら、明石市立天文科学館星の友の会の「遠足部」で遠征企画が浮上。遠慮なく乗っかりました。高松までの足はどうしようと3日前になって思案したのですが、18きっぷだと時間が掛かるし、フェリーは投影時間と合わないし、高速舞子から高速バスで往復と相成りました。
# 旅行趣味人としては全く安直な手段ですが、移動で体力使うと肝心のプラネタリウムで寝てしまうので……

 プラネタリウムの投影機は宗像と同機種ですが、光源がLED化されています。
 とはいえ正直なところ、光源による差は分かりませんでした。星像はツァイスらしくシャープな印象。全体的に星が明るめで、どことなく明石の投影機の空と雰囲気が似ています。
 全天周映像のミノルタ・ジェミニスターIIとの併設で、こちらは魚眼レンズを使ったプロジェクター1台で投影。最近はプロジェクター1台で17mドームまで行けちゃうのですね。

 最初に見たのは10時半の回の「銀河鉄道999 赤い星ペテルギウス」。全天周映像をフルに使って999やってるので大迫力、汽車は宙に浮き、灼熱のペテルギウスに焦がされそうな熱さを感じるよう。999は基本的に一話完結で毎回一つの星を訪ねて物語が進むので、プラネタリウム番組と相性がよい気がします。そもそも999を知ってる時点でそれなりに大人だと思うのですが、星好きが見ても設定も展開も上手く作り込んだ作品でした。

 そのあと一旦、館を離れてお昼ごはんに。せっかく香川に来たのだからうどんだうどん、ということで歩いているうちに遠くへ行ってしまい、競歩のような勢いで帰る羽目になりました。

 遠足部の皆さんと合流して見学したのは13時の回。「THE MOON」という全天周番組でしたが、まさかの星空解説なし。日没から星が出揃うまではサービスショット的に見せて頂いたのですが、ちょっと当てが外れた感。
# よーく案内を読めば書いてあったのですけど。

 なんとなくもっと星を見たい感にとらわれて、全員で14時の回を追加で見ていくことになります。高松まで来て3回も投影見ることになろうとは。とはいえ解説員の個性を強く出すのか、10時半の回とまったく違う内容の星空案内で、それはそれで楽しかったです。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | プラネ/天文台/科学館

2016年12月06日

花北観望会(2016年12月)

 久々に晴天に恵まれた花北観望会。20人を少し超える参加者がありました。
 みなさんも「珍しく晴れた」と言ってましたが、逆に完全に曇って何も見えなかった日も少なく、雲間から何か見える、くらいが多い観望会です。今回はすっきり晴れて、月や火星やすばるや二重星団を眺めました。
# 写真は撤収中の様子(観望会中は写真撮ってませんでした)と双眼鏡で撮影した月。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 花北観望会