2019年10月01日

開設18年

 「塩屋天体観測所」サイトはこの10月1日で開設18年となりました。
 最近はブログの更新のみとなっていますが、引き続きよろしくお願いいたします。
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2019年09月29日

手塚治虫記念館

 2019年4月にリニューアルオープンした手塚治虫記念館を訪問。
 特別展の「高田明美展」を見学。私にとっては「機動警察パトレイバー」のキャラクターデザインの人で、ほとんどそれだけ見に行きました。パトレイバーはゆうきまさみのコミック版と映画版の1・2は見ていますが、OVAとTV版は見ていません。実は映画版のキャラクターはOVA版より写実的に作画されているそうで、私にとってはあまり目にしたことのない特車二課の面々でした。線が全体的に柔らかくてとても新鮮。鉄道模型のKATOが1/150モデルのパトレイバーを出す企画を進めているのですが、そのイメージボードの原画が展示されていて、これがよかった。 
# 他に出展数が多かったのは「クリィミーマミ」と「きまぐれオレンジ・ロード」関連ですが、両方とも見てないんだよな。

 さて、手塚治虫記念館が恐ろしいのは、館内のライブラリーに手塚漫画のほとんどの作品が収まっていて読み放題になっていること。だいたい閉館時間まで抜け出せなくなりますし、今回もそうなりました。
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2019年09月27日

トキナーAT-X 11-20 F2.8 PRO DX

20190926tokina11-20_1.jpg
 検討していた広角レンズはトキナーAT-X 11-20 F2.8 PRO DXを選びました。
 天体メインなら明るいレンズが最有力と思いながらも値段で二の足を踏んでいたのですが、折よく中古の出物があったので思い切りました。

 F2.8とこのクラスでは随一の明るさですが、手ブレ補正はありません。
 例えば投影前後のプラネタリウムドームの中など光量が十分でないところは、F値が暗くても手ブレ補正のあるレンズと撮影時の歩留まりに大きな差はないように感じます。そもそも私、ボケを活かすような写真は撮れませんし。
 フィルター径は82m径。ニコンの大きなレンズは77mm径のものが多いので、これまで揃えたフィルターが使えません。とりあえずソフトフォーカスフィルターだけは買い足しました。
# 揃えたといっても、ソフトフォーカスと日食撮影用のNDフィルターだけです。

20190926_00003.jpg
冬のダイヤモンド。
2019年9月26日03:54(兵庫県洲本市)。
NikonD5500(HKIR改造)+トキナーAT-X 11-20 F2.8 PRO DX →13mm/F2.8開放、ISO3200 露出30秒。

 圧倒的に存在感を放つのが星空の撮影。
 評判通り像はシャープで、開放でも視野周辺まで極端な像の崩れはありません。
 最近の星野写真は星座をかたどる星が分かるようソフトフィルターをつけて輝星を大きく表現するのが流行りですが、むしろソフトフィルター無しで隅々までびっしり星で埋まったような写真を撮りたくなる描写です。

 ここ数年間で少しずつ機材を買い足してきましたが、決して勢いに任せているわけではなく、それなりに計画的なのです。
 手軽な機材で気軽に撮影、撮影中はたっぷり星空を眺め倒す。基本的にこの路線に合わせて装備を整えてきました。
 もちろん背中を押される勢いやタイミングはありますけどね。
 あとはポータブル赤道儀をお迎えすれば計画終了なのですが、ポラリエの新型も気になりますし、これはさていつになることやら。
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星見行(9月25-26日)

 今週末は新月ですが、週末の天気予報がよくないので思い立って出かけることにしました。
 いつもなら播磨の北端に行くのですが、GPV予報で内陸に雲が出そうだったので、思い立って淡路島へ向かいました。
 明石海峡大橋が1998年に開通して20年以上が経ちますが、自分の運転で渡るのは初めてでした(自分の足で歩いて渡ったことは2度あります)。

20190925_ngc7293.jpg
らせん星雲(NGC7293)。
2019年9月25日(兵庫県洲本市)
NikonD5500(HKIR改造)+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO1600 露出6分×16枚合成
ビクセンAP赤道儀+M-GENにて追尾。中央部のみトリミング。

 NGC7293はみずがめ座の惑星状星雲。南天にあるため、兵庫県の中ほどからだと瀬戸内地方の光害の影響を受けやすい天体です。とても淡い星雲ですが、神鍋高原での野外天体観測会の折、ニコン18×70双眼鏡で見せて頂いたことがあります。
 惑星状星雲は小さいものが多いのですが、これは見かけの大きさが全天でも最大級のもの。この写真では二重らせんの外側に更に広がるガスが淡く写っています。

20190926_m33_sd2.jpg
M33銀河。
2019年9月26日(兵庫県洲本市)
NikonD5500(HKIR改造)+ミニボーグ60ED+1.08倍フラットナー(f=378mm,F6.3) ISO1600 露出6分×16枚合成
ビクセンAP赤道儀+M-GENにて追尾。中央部のみトリミング。

 M33はさんかく座にある銀河で、M31アンドロメダ銀河や私たちの天の川銀河とともに局部銀河群を形成する仲間です。距離は250万光年。見かけの大きさがある割には淡く、空の暗い場所でないと双眼鏡でも見るのが難しい天体です。条件が良ければ肉眼でも見えるそうですが、私はまだ見たことありません。
 銀河の腕にHU領域が淡いピンク色で点々と写っています。これはIR改造したデジカメならでは。冷却CCDでLRGB合成した写真だと赤く描写されるようです。

 いつもの撮影ならAPS-Cの全面の写真も載せるのですが、今回はフラットナーのネジが緩んで焦点距離の設定がずれていて、周辺像が盛大に流れていました。中央1/2の範囲(面積なら1/4の範囲)は使える画像だったのでそこだけ切り出しています。
 ピント合わせの際の像がちょっと変かなとは思ったのですが、気のせいかと見過ごしてしまいました。起こりそうなトラブルは起きるものです。

20190926_00001.jpg
さよなら夏の大三角。
2019年9月26日01:07(兵庫県洲本市)。
NikonD5500+トキナーAT-X 11-20 F2.8 PRO DX →11mm/F5.6、ISO400 露出16分40秒。
 沈むゆく夏の大三角からカシオペア座までを収めてみました。比較明合成ではなく長時間露光の一発撮り。空の暗い場所でないと出来ませんが、以前はこれが一般的な固定撮影の技法でした。

20190926_00002.jpg
昇る冬の星座たち
2019年9月26日02:32(兵庫県洲本市)。
NikonD5500(HKIR改造)+トキナーAT-X 11-20 F2.8 PRO DX→11mm/F6.3、ISO3200 露出17分48秒。
 こちらも長時間露光の一発撮り。北東に大阪方面の明かりがあり、地平線近くが真っ白になっています。これは比較明合成にしたほうがよかったか。

20190926_sunrise.jpg
紀淡海峡の夜明け
2019年9月26日05:54(兵庫県洲本市)。
iPhone SE back camera 4.15mmf/2.2→4.15mm/F2.2 ISO25 露出1/523秒
 眼下に島が見えてどこかと思ったのですが、紀淡海峡の友ヶ島でした。灯台の光が明滅している様子まで見えていました。
 朝日を見たのは本当に久しぶりでした。
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2019年09月22日

明石市立文化博物館企画展「城と明石の400年」

 明石市立文化博物館の企画展「城と明石の400年」
 明石城の築城400年に合わせて、明石築城から山陽鉄道(現JR山陽本線)の開通まで、明石の城下町の成立・変遷とそこに生きる人々を追った、力の入った企画展です。

 文化博物館の美術系の企画展は割とメディアに載りやすのですが、歴史系だとちょっと地味な扱いを受けがちな印象。今回はもポスターか置きチラシで知ったのですが、1階と2階の企画展示室をまるまる使った結構なボリュームの展示です。

 1階は明石城建設前の明石から明石城の城下町まで、明石城をテーマに絞った展示。多数の絵図や微地形復元の立体地図まで用いた展示で、城好きにはたまらない内容です。明石城は台地の突端を利用して築かれていますが、総構えも砂丘や後背湿地の微地形を活かして築かれていることなどが分かります。

 ちなみに明石新城築城の折に、塩屋も候補地になってたことも触れてありました。展示ではジェームス山の尾根に候補地を比定していましたが、その占地は納得。たまたま一緒に見ていた方とは「塩屋は要害かもしれないけど、城下町つくる土地がないから、無理」の見解で一致。世が世なら、うちが明石になっていたかもしれないのに惜しいことでした(でも日本標準時子午線は通らない)。

 2階では藩士や城下町の人々の暮らし。砲術・鉄砲方の黒田家の資料を展示しながらの藩士の仕事や暮らしぶりを少斯うするコーナーが面白かったです。よくあれだけ一括した資料が残っていたなとそちらにも感心。

 明治以降、明石城下の武家地に鉄道が通る様子や、櫓の保存運動など、今の明石市街や明石公園の成立につながる話題も面白かったです。機会があればもう一回じっくり見に行きたいです。
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プラネタリウム「江戸時代の星空でござる」

 明石市立天文科学館9月のプラネタリウム「江戸時代の星空でござる」。
 明石築城400年にちなんで江戸時代の天文学の話題。

 「蛸壺やはかなき夢を夏の月」という芭蕉の句碑が天文科学館の北、人丸神社の前にあります。
 芭蕉は元禄時代の人で、同時代の人物に日本独自の暦を作った天文学者、渋川春海がいます。

 当時の日本は西洋の星座が入る前で、中国の星座の「星宿」を使っていました。解説の中でこの星宿を描いた星図を全天周映像で映すのですが、全天を隙間なく覆う星と漢字の情報量に酔いそうになりました。
 渋川春海は改暦事業の一方で、中国由来の星宿に定められていない星をつないで、日本独自の星宿を加えました。というのは知識としては知っていたのですが、この渋川春海が追加した星宿も紹介。なんとなく隙間を埋めるようなものばかりかと思っていたのですが、割と大きな星宿もあり、意外な思いで眺めていました。

 ときおり当時の江戸市中の再現映像が入るのですが、幕府天文方が拠点とした浅草天文台の様子も紹介。江戸時代の天文台は会津藩の日新館のものが現存していますが、高台をつくって観測機器を置いていました。天文「台」とはよく言ったものです。

 この浅草天文台の高橋至時に学んだのが伊能忠敬で、彼は幾度も測量で明石に足を運んでいます。
 伊能図には明石城と城下町が描かれていて、大蔵谷には天測をしたことを示す☆印が、そして現在の人丸神社・月照寺である人丸社にも測量の線が伸び、ここに足を伸ばしたことが示されています。
 伊能忠敬も後にここに天文科学館が建つとは思いもよらぬことだったでしょう。

 ということで人丸山に始まり天文科学館に戻る江戸時代の星空のお話。中身も濃くて楽しい投影でした。
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2019年09月20日

AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR

20190920lens.jpg
 諸般の事情で標準ズームレンズを買いました(中古)。
 これまで使っていた「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」(写真右)を数度の落下事故に合わせてしまいました。Webで修理見積もりを取ったのですが、中古屋さんを覗いたら、修理するより安く同等品の「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」(写真左)が並んでいて、即決でした。

 「AF-S」から世代が一つ新しくなって「AF-P」。主な変更点はAF駆動モータが超音波モーターからステッピングモーターに変更されたこと。AF音が静かになったことが売りですが、普通に使ったらAFが作動しているかどうか全く分からないくらいほど音がしません。故障かと思ってレンズに耳を近づけて確かめたほど。

 コストダウンも図られていて、「AF-S」にはレンズに付いているAF/MF切替スイッチや、VRのON/OFFスイッチが省略され、カメラのメニューから切り替えるようになっています。キットレンズなので普通はAFもVRもONにしっぱなしで使う人が多いのでしょうが、天体撮影はAFもVRも切るのが基本なので一手間増える印象。
# 手順を確認しておかないと、いざというとき困る。

 キットレンズの標準ズームは軽くてよく写るので、とりあえず旅行に持っていくのに良いのです。今後は大切に使います。
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2019年09月19日

広角レンズ検討 その2

 カメラ屋さんや中古屋さんを回って実機に触ってきました。

 ニコン10-20mm f/4.5-5.6Gはやっぱり軽い。旅行に持っていく際に荷物を軽くするならこれ一択。メインが天体用途じゃなければこれでよかった。
 ニコン12-24mm f/4G以降の製品はいずれも400〜500g台といきなり重くなります。12-24mm f/4Gは純正だけあってカメラに付けたときのバランスもよく、操作感も違和感ないのがさすが。もともとの造りの良さを感じます。
 シグマ10-20mm F3.5 EX DC HSM、操作感は可もなく不可もなく、無難な印象。
 タムロン 10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLDはスペック上は440gと他のレンズより若干軽いのですが、カメラに付けた上での差は特に感じません。操作感は可もなく不可もなく、AF/MFや手ブレ補正の切り替えスイッチは大きめで操作しやすい。
 トキナー AT-X 116 PRO DX IIのみ、カメラにつけてのテストはせず。AF/MFの切り替えはフォーカスリングを前後にスライドさせる方式で、少々慣れが必要そう。
 トキナー AT-X 11-20 PRO DX、フォーカスリングは上記と同様。いろいろ言われているAFの速度は風景撮影なら問題なし。
 サムヤンの2機種はニコンFマウントのものが置いていませんでした(Zマウントはあった)。手に持っただけですが、ずっしり感はあります。
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大阪市立科学館「星空歴史秘話」「天の川をさぐる」

 午後から大阪市立科学館へ出かけたのですが、油断しました。平日午後一の投影で満席。お子さんとご年配の方の団体が入っていたみたいですが、それにしても札止めとは。

 ということで、いちど外に出て昼ごはん……を食べたのがきっとよくなかったのです。投影でうっかり気持ちよくなってしまったのです。大阪はフカフカの椅子が自慢なのでよくあることなのです(ぉぃ)。

 続けてもう一投影。
 大阪のプラネタリウムの解説は、解説員の方の自由度に任されている部分が大きいのか、人が違うと同じ夜の星空の話とは思えぬくらい違う話題が出てきます。はくちょう座の星座絵のクチバシで夏の大三角の星を指し始めた日には眠気吹っ飛びました。
 なおその後、テーマのお話になったら、ちょっと記憶が飛んでしまった模様です。

 明石もそうですが、大阪もちょくちょく見に行くようになったので、ついつい気の緩みが……
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2019年09月16日

広角レンズ検討

ニコン シグマ タムロン トキナー サムヤン
名称 AF-P DX Nikkor 10-20mm f/4.5-5.6G VR AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED 10-20mm F3.5 EX DC HSM 10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLD AT-X 116 PRO DX II AT-X 11-20 PRO DX 10mm F2.8 ED AS NCS CS(APS-C MF) 14mm F2.8 ED AS IF UMC(フルサイズMF)
焦点距離 10-20mm 12-24mm 10-20mm 10-24mm 11-16mm 11-20mm 10mm 14mm
F値 F4.5-5.6 F4 F3.5 F3.5-4.5 F2.8 F2.8 F2.8 F2.8
画角 109°-70° 99°-61° 109.7°-70.7° 108.44°〜60.2 ° 104°- 82° 104.32°-72.42° 109.5°
最短合焦距離 0.22m 0.3m 0.24m 0.24m 0.3m 0.28m
手ブレ補正 3.5段分 (なし) (なし) 4段分 (なし) (なし) (なし) (なし)
フィルタサイズ 72mm 77mm 82mm 77mm 77mm 82mm (不可) (不可)
質量 約230g 約465g 520g 440g 550g 560g 580g 550g
発売年 2017 2003 2009 2017 2012 2015
新品価格
中古A品
中古AB品
中古B品
\29,775
\25,980
\24,980
\23,880
\110,983
\38,980
\34,980
\30,880
\45,128
\32,980
\30,980
 
\56,209
\41,980
\39,980
\37,880
\44,694
\38,800
\36,000
\33,000
\63,909
\48,980
\46,980
 
\53,100


 
\45,450


 

※新品価格はニコン・シグマ・トキナーはAmazon、タムロンはキタムラ、サムヤンはヨドバシ(ポイント還元未考慮)、中古価格はキタムラ(2019年9月中旬)。

 一眼デジカメ(APS-C)の広角レンズを検討中。主な用途は星野・星景写真の撮影で、昼間も撮るかもしれません。中古も視野に入れますが、古いものは外して現行機種に絞ります。フルサイズ機の超広角レンズもAPS-C機に使えますが、大きく重く高価になるので基本的には外します。ニコンFマウントは各メーカーからそれなりに出揃ってます。

 ニコン10-20mm f/4.5-5.6Gは2017年発売の新しいレンズ。Fは暗めですが、手ブレ補正を効かせて暗所での撮影に対応。プラ部品を多用してキットレンズ並みの230gの軽さと新品でも3万円前後の実売価格。手軽に広角の世界を楽しんでほしいというコンセプトが明確で、昼間の写真ならまずはこれで十分。一方で星の写真に開放F4.5はちょっと暗め。最近の一眼デジカメは高感度でもノイズが少ないのでISO6400程度に上げれば天の川が分かる程度にはきっと(推測)。

 ニコン12-24mm f/4Gは2003年発売の古めのレンズですが、当時から評判の良い製品。新品はともかく中古で価格がこなれているのが魅力。F4通しは上記の10-20mmより少しだけ星空に有利。一方、広角端が2mm長いのは画角で10°の差になります。

 シグマ10-20mm F3.5 EX DC HSMはF3.5通しで上記2つのニコン純正品より明るい。スペック上は突出した項目がない反面、全般的にバランスが取れている印象。

 タムロン 10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLDはズーム域が広く、手ブレ補正あり。望遠側が標準ズームと被りますが、ふだん広角側メインの撮影をしているなら、カメラにつけっぱなしの一本として使えそう。

 トキナー AT-X 116 PRO DX IIは通しF2.8の明るさだけで魅力的。周辺の画質も良好な一方で逆光に弱いとの評判。ニコン純正10-20mmが昼間の撮影向けなら、こちらは星空向けに特性が偏ってるレンズ。

 トキナー AT-X 11-20 PRO DXは上記11-16mmの後継。周辺像や逆光耐性も改良されたとのこと。一方でAFの速度や精度に課題との評判。やはり星空向けには申し分ないのですが、値段も高めで中古の出物も少ない。

 サムヤン10mm F2.8 ED AS NCS CSはAPS-C用の単焦点レンズ。MFなので実質星空専門。明るく安価で人気のサムヤンですが、ニコンFマウントは他マウントより高価な設定で、価格的な優位が薄いのが残念。あと出目金レンズでフィルターが使えない。

 サムヤン14mm F2.8 ED AS IF UMCはAPS-C用の単焦点レンズ。こちらもMF、フィルター不可。サムヤンレンズの定番で、実は最初に検討していたのはこれ。フルサイズ対応なのでAPS-Cだと画質のいい部分だけ使えるのですが、もう少し短いほうがありがたい。


 吉田隆行さんのサイトに星景写真におすすめのレンズというコーナーがあり、2009〜2017年途中までに天文雑誌のフォトコン掲載の星景写真に使われた上位のレンズを集計されています。
 星景写真は画質勝負のフルサイズ機が有利な分野で、APS-C機の登場機会は少なく、集計期間から最近のレンズはランクに上がらないのですが、トキナー AT-X 116 PRO DX IIが7回(2014-2015)、サムヤン14mm F2.8 ED AS IF UMCが6回(2016)、シグマ10-20mm F3.5 EX DC HSMが5回(2013年)の実績あり。天体写真には明るいレンズが有利という身も蓋もない結果です。

 ふだん使い(軽いほうがいい)と天体(明るいほうがいい)のバランスをどう考えるかだなぁ。

20190919_10mm.jpg
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 機材